
飲みやすさは量に関わるが、運動成績とは別である
男性10人を対象にしたランダム化試験では、ココナツ水と水を比較した。男性だけの小規模な試験であり、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは判断できない。参加者は60分の自転車運動の後に10 kmのタイムトライアルを行った。タイムトライアルとは、定められた距離をどれだけ速く終えられるかを比べる課題である。水分状態や血液の指標だけでなく、甘さ、渇き、胃の不快感なども記録された。[7]
ココナツ水を飲んだ条件と、水を飲んだ条件で、運動成績や測定された生理学的な指標に有意差はなかった。しかし味の主観評価には違いがあり、自発的に飲んだ量はココナツ水で平均115 mL、水で208.7 mLだった。飲料を用意したことと、本人が進んで飲むことは同じではなかった。[7]
この結果は「甘い飲み物は必ず飲む量を減らす」という意味ではない。比較したのは特定の飲料同士であり、味以外の条件も含む。ソイプロテインの飲用量が同じ割合で減るという話でもない。ここでは、成分に期待があっても、飲みにくいと感じるかどうかを無視できない例として読める。[7]
好みと成績を分けた研究は、活動的な女性を対象にした短時間の運動でも行われている。参加者は甘味、酸味、苦味の好みを申告し、好みの味と好みでない味の条件をそれぞれ経験した。飲んだ後に短い全力の自転車運動を行い、出力だけでなく、きつさや楽しさも評価した試験である。[16]
平均出力、最大出力、心拍数には味の条件による有意差がなかった。一方、好みの味の条件では、主観的なきつさは低く、楽しさは高かった。好みでない味では運動前より意欲が低下したが、好みの味では意欲の有意な変化は認められなかった。好きな味であることは、その場の心理的な体験に関わっていた。[16]
ここから「おいしいプロテインなら筋力が伸びる」と進むことはできない。測ったのは短時間の出力と心理的な反応であり、長期の筋力や体重の変化ではない。ただ、成績が変わらなかったから味を考える意味がない、と切り捨てるのも違う。運動の楽しさと記録は、どちらも経験の一部だが、別々の評価項目なのである。[16]
味を変えれば成績が上がる、という期待には、持久運動の試験も歯止めをかける。訓練された男性8人が参加したランダム化試験では、自転車運動の途中で飲料の味を変える条件と、同じ味を続ける条件を比較した。飲料の炭水化物と量はそろえられていた。味を変えても、その後のタイムトライアルの時間に有意差はなかった。訓練された男性の結果を18〜39歳の女性の日常的な運動にそのまま当てはめるには、対象と運動条件の違いがある。[9]
味の違いで心理的な反応が変わった女性の試験と、味を切り替えても運動成績が変わらなかった男性の試験は、異なる問いに答えている。対象、運動、味の選び方、評価項目が異なるからだ。運動後のソイプロテインを選ぶ際にも、飲みやすい味を探す目的と、運動能力を上げる目的を同じ問いにしないほうが、期待を過剰にせずに済む。[9][16]
飲む量に注目するなら、試飲の評価と実際の飲用も分けたい。暑熱環境の試験は少量を口にして好ましさを測り、ココナツ水の試験は自発的に飲む量も調べている。味を好きだと答えることと、運動中にどれだけ飲めるかは、測り方から異なる問いである。[7][20]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
よくある誤解
「甘く感じたら、運動後に糖が必要になった証拠」という見方がある。しかし、運動前後で味を評価した試験では、飲料によって平均値の動きが異なっていた。甘さの感想だけから、体が必要とする糖の量を決めることはできない。味の評価を身体からの正確な注文票に見立てるには、飛躍がある。[18]
「好きな味なら、運動の効果も高い」という理解も分けたい。好みの味で楽しさや主観的なきつさが改善した試験でも、平均出力や最大出力には有意差がなかった。また、途中で味を変えても持久運動の成績が改善しなかった試験がある。味を楽しむことと、測定された成績が上がることは同義ではない。[9][16]
「喉が渇いたらソイプロテインを飲めば、補給の問題をまとめて解決できる」と考えるのも早い。競技者の水分戦略を扱ったレビューでは、運動、環境、本人の必要性を踏まえて、水分、電解質、エネルギー源を考えるとしている。水分不足だけでなく、飲みすぎの問題も扱われている。競技者向けのレビューであり、18〜39歳の女性の普段の運動へそのまま当てはめるには、運動量や環境の違いを考える必要がある。甘さが好みかどうかだけで、その日の水分の取り方全体を決めることはできない。[14]
このレビューが勧める個別化は、「自分は甘い味が好きだから、いつでも同じ飲料でよい」という意味ではない。運動前の水分状態、運動中の変化、環境などを合わせて考えるということだ。ソイプロテインの味を確認する作業と、喉の渇きにどう対応するかという作業は、必要に応じて別々に扱いたい。[14]
また、暑い環境の試験で経口補水液が相対的に好まれにくかったからといって、その飲料の用途全体を否定したことにもならない。好ましさは研究の評価項目であり、あらゆる場面での適否を決める判定ではない。反対に、好みの味だったというだけで、水分状態や運動成績が優れているとも言えない。どの問いへの答えなのかを戻して読む必要がある。[7][20]

今日からできること
- 味を振り返るときは、「甘さの強さ」と「その甘さを好きか」を別の言葉で残す。76人の比較試験でも、この両者は別々に評価されていた。[18]
- 運動前後を比べたいなら、同じ飲料を対象にして、粉や割る液体を変えた比較と区別する。60 g/Lにそろえた試験でも飲料間で味の評価は異なり、別の味同士では時点の影響だけを取り出せない。[18]
- 「甘いから糖が多い」と推測して量を決める前に、飲む製品の表示を確認する。同じ炭水化物濃度でも甘さの評価が異なったという結果を、感覚と成分を分けるきっかけにする。[18]
- 好きな味を探す目標は、まず飲みやすさや運動体験に置く。短時間の女性の試験では楽しさときつさに差があったが、出力の向上は認められていない。[16]
- 喉の渇きと味の好みを同じ記録に押し込めず、暑さや運動内容も振り返る。水分戦略は環境と個人の必要性によって変わるというレビューの考え方を使う。[14]
こうした比較は、家庭で研究と同じ結論を出すための試験ではない。自分が困っているのが甘さなのか、飲む場面なのかを整理するための工夫だ。研究の平均値と自分の感想が違っても、感覚を平均に合わせる必要はない。飲料による評価の違いや、個々の値のばらつきがあることを前提に、その日の感想を具体的に扱えばよい。[18]
運動後の一杯が甘すぎた日には、体重や筋力の成果までその味に背負わせなくてよい。好みの味と運動成績が別々に動くことは、比較試験でも示されている。次に確かめるのは「この味は今の自分に飲みやすいか」であり、その答えと成分表の情報を並べて選べばよい。シェーカーの中身に、運動の採点まで任せる必要はない。[9][16][18]
オンザショア立川店で、通う時間を先に選ぶ
運動後の一杯を考えるなら、その前にある運動の時間も生活の中に置いておきたい。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30で、全曜日同じ、年中無休である。朝の予定に合わせるか、仕事や用事の後に通うか。飲み物の味の評価とは別に、通う時刻を決めるための具体的な情報になる。
場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを設けている。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、予定に合う時間は体験の予約で探せる。食事や飲料を選ぶことと並べて、運動を続ける場所を考えるための選択肢である。

参考文献
[7] Coconut Water Does Not Improve Markers of Hydration During Sub-maximal Exercise and Performance in a Subsequent Time Trial Compared with Water Alone — Peart DJ, Hensby A, Shaw MP., 2017, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.2016-0121
[9] Drink-flavor change’s lack of effect on endurance cycling performance in trained athletes — Desbrow B, Minahan C, Leveritt M., 2007, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.17.4.315
[14] Development of individual hydration strategies for athletes — Maughan RJ, Shirreffs SM., 2008, International journal of sport nutrition and exercise metabolism. DOI: 10.1123/ijsnem.18.5.457
[16] A Matter of Taste: Roles of Taste Preference on Performance and Psychological Responses during Anaerobic Exercise — Henry DB, Pemberton AL, Rogers RR, Ballmann CG., 2023, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph20043730
[18] Ingestion of maple-based and other carbohydrate sports drinks: effect on sensory perceptions during prolonged exercise — Lavoie L, Tremblay J., 2020, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1186/s12970-020-00384-3
[20] Sensory Perception of an Oral Rehydration Solution during Exercise in the Heat — Kitson O, Rutherfurd-Markwick K, Foskett A, Lee JKW, Diako C, Wong M, Ali A., 2021, Nutrients. DOI: 10.3390/nu13103313
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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