
分かりやすい表示と、実際に選ぶ料理は別の結果である
表示を選ぶ仕組みを考えるには、別のオンライン実験も役に立つ。米国の成人2,169人を、文字と図の組み合わせ、文字だけ、図だけ、数値による表示、対照となる表示の条件へ無作為に分けた研究である。参加者は割り当てられた形式の表示を見て、環境に配慮した食品選びを促しそうか、などを評価した。米国成人全体を対象とするため、18〜39歳の女性にも同じ評価の傾向が当てはまるかは別に確かめる必要がある。[2]
文字と図を組み合わせた表示の評価は、5段階で平均3.17だった。図だけは2.95、文字だけは2.93、数値は2.62である。環境表示はいずれも対照より高く評価されたが、環境に配慮した食品を選ばせそうだと受け取られた形式の中では、文字と図の組み合わせが最も高かった。[2]
ただし、これは実際の注文量や食事の栄養が、その順番で改善したという結果ではない。研究が測った中心の項目は、表示に対する「効果がありそうだ」という評価である。研究者も、行動への効果を確かめるには追加の検証が必要だとしている。見やすい案内板を好むことと、その先へ歩いたことは別の出来事なのである。[2]
食事に関する情報を読むときも、「好意的に受け取られた」「料理を選んだ」「注文の栄養が変わった」を区別したい。環境を考えようと思ったという回答だけでは、カロリーが少ない注文になった証拠にはならない。形式への評価を調べた実験と、注文内容を比べた試験を並べると、この違いが見えやすくなる。[2][4]
英国の人口から集めた2,646人を対象にした別の無作為化試験では、仮想の食事選択場面で環境表示の幅を変えている。18〜39歳の女性に絞った試験ではなく、この読者層に同じ選択の差が生じるかは別の問いである。参加者はテーマの異なる場面で、現実的な料理の候補から好みを選んだ。環境表示は環境負荷の最も高い料理の選択を抑えたが、表示の評価幅を変えることによる影響は全体として限られていた。[1]
例外は、候補すべてに同じ中間評価が付いた場合と、最も広い評価幅が示された場合の比較だった。前者では環境負荷の最も低い料理を選ぶオッズ比が0.71、信頼区間は0.58〜0.88だった。オッズ比は、選ぶ確率そのものの比ではなく、選ぶ確率と選ばない確率の比を比較した値である。「選ぶ人が29%減った」とそのまま言い換えることはできない。[1]
この試験は、同じマークを付ければ、どの候補の並べ方でも同じ選択になるわけではないことを考える材料になる。ただし、中間的な評価幅の違いについての証拠は限られていた。買い物の棚で文字の評価を見かけたときにも、隣の品との比較ができるのか、それとも全部に似た評価が付いているのかを眺める視点は持てる。[1]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
食材売り場に持ち帰るときは、何を比べた研究かを確かめる
ダイエットに適した食材を探して読む人にとって、外食の注文試験は少し遠回りに見えるかもしれない。だが、この遠回りには意味がある。中心の試験が対象にしたのは、単独の食材の栄養分析ではなく、料理を選ぶ人の行動だった。特定の食材に環境表示があれば、その成分が多い、少ないという対応表を作った研究ではない。[4]
食材を買う場面に置き換えるなら、環境表示を候補を比べる情報として使いつつ、栄養の評価は成分や食事の組み合わせから別に考える、という読み方になる。これは研究結果からの実用上の整理であり、特定の食品を買うよう検証した献立ではない。外食で起きた選択の差を、家庭の食材選びへそのまま保証するものでもない。[4]
また、主菜に印が付いていることと、食事全体にどのような違いが生まれるかも別である。中心の試験が飲み物やデザートまで含めた注文全体を調べたのは、この違いを見るうえで重要だ。主菜と前菜では排出量が低くなり、注文全体でも低くなった。一方で、カロリーなどに有意差がないという結果は、注文全体でも変わらなかった。[4]
たとえば環境表示の主菜を選んだ後に、飲み物も付ける場面を思い浮かべる。主菜を選んだ理由はそのまま大切にしてよい。ただ、飲み物まで栄養の評価が済んだことにはしない。注文確認の画面を見直すときは、印のついた品だけに目を固定せず、注文に並んだ料理全体を確かめる。そのための研究の読み方である。[4]
水産物のレビューが挙げる、評価範囲や伝え方の課題も忘れたくない。炭素排出量だけの表示と、より広い環境や社会への配慮を扱う表示では、答えようとする問いが違う。印の形や色が似ていても、同じ内容を採点していると決めない。まして、環境面の評価から個人の栄養状態まで読み取ろうとしない。[5]
研究の場所と対象にも境界がある。米国成人が画面で外食を選んだ結果は、日本の店頭で若い女性が食材を購入する場面と同じではない。英国の試験も仮想の料理選択だった。だからこそ、特定の人の正解を決める材料にするより、「環境と栄養を別の欄で読む」という判断の手順として使うのが慎重である。[1][4]

よくある誤解
「環境によい料理なら、カロリーも低いはず」は、この無作為化試験では支持されなかった。環境表示で注文の排出量は低下したが、カロリーには有意な差がなかった。違う目的の表示を、減量向けの印として使わないほうがよい。低炭素の注文ができたという成果だけでも、研究が示した意味はある。[4]
「食物繊維が増えたなら、栄養全体が改善したはず」も飛躍である。食物繊維には差があった一方、総合得点には有意差がなかった。成分の結果と総合評価が同じ向きにそろわないことはある。食物繊維の差を認めながら、栄養のすべてに好ましい違いがあったとは扱わない読み方が必要だ。[4]
「一番分かりやすい表示なら、一番健康な食事になる」も、表示への評価だけでは確かめられない。文字と図の組み合わせが高く評価された実験は、料理を食べた量や長期の健康状態を評価したものではない。好感や期待、料理の選択、注文の成分を順番に分けて読むと、表示に期待してよいことが整理できる。[2]
今日からできること
- 環境表示を見つけたら、炭素排出量を比べる印なのか、別の環境面を扱う印なのかを確かめる。水産物のレビューも、評価範囲と伝え方の課題を挙げている。[5]
- 主菜を選んだ後、飲み物なども含めて注文を見直す。3,147人の試験では、主菜と前菜、注文全体を分けて調べていた。[4]
- 「環境表示があるから低カロリー」と判断せず、栄養情報は別に見る。試験ではカロリーの有意差は確認されなかった。[4]
- 食物繊維が平均0.82 g多かったという結果と、栄養全体の得点には有意差がなかった結果を、組にして受け取る。[4]
- 表示の紹介記事では、何を測った研究かを読む。2,169人の実験で比べたのは、表示が選択を促しそうだという評価であり、実際の摂取量ではなかった。[2]

オンザショアで、食事とは別に動く予定を持つ
食材を選ぶ予定と、体を動かす予定を、それぞれ暮らしの中に置く。オンザショア立川店は、動く時間を決めて通う場所として選択肢になる。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。朝から夜までの営業時間の中で、自分の生活と照らし合わせて通い方を考えられる。
常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングのほか、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITを扱う。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。食事の選び方と同じく、続ける予定を考える際には、どの内容を選ぶかも確かめたい。
参加できる内容も先に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。
通う前に店舗の案内と料金を確認できる。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。体験予約から、動く予定を具体的に考えられる。
参考文献
[1] Does the range of ecolabels on offer alter their impact on meal selection? An online randomised control trial — Biggs E, Garnett EE, Pechey R., 2025, BMC public health. DOI: 10.1186/s12889-025-25870-8
[2] Developing ecolabels to encourage sustainable eating in restaurants: A randomized experiment — Lee CJY, Petimar J, Zeitlin AB, Collis C, Cleveland L, Musicus AA, Grummon AH., 2025, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0335724
[3] Eco-Focused Menu Labels on Full Meal Orders From Fast-Food Restaurants: A Randomized Clinical Trial — Wolfson JA, Tucker AC, Reimold AE, Musicus A, Carr N, Kim BF, Santo R, Cho C, Ba, 2026, JAMA health forum. DOI: 10.1001/jamahealthforum.2026.2108
[4] Ecolabels and the Healthfulness and Carbon Footprint of Restaurant Meal Selections: A Randomized Clinical Trial — Grummon AH, Zeitlin AB, Lee CJY, Collis C, Cleveland LP, Musicus AA, Petimar J., 2025, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2025.24773
[5] Ecolabels and Sustainability in the Seafood Sector: Key Elements of the Debate and Shortcomings — Ceballos-Santos S, Martínez-Ibáñez E, Laso J, Bala A, Fullana-I-Palmer P, Margal, 2025, ACS environmental Au. DOI: 10.1021/acsenvironau.5c00019
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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