ダイエットのプロテインはラテ味もカフェイン入り?夜の一杯で分けたい味と配合

ダイエット中に選ぶラテ味やミルクティー味のプロテインは、風味だけでカフェインの有無を判断できない。乳入りコーヒーの成分分析と就寝前のたんぱく質試験を手がかりに、原材料、含有量、飲む量を確認する順序を考える。おいしさ、満腹感、運動後の回復を同じ効果として扱わないための読み物。

夕食の片付けを終え、洗ったシェーカーの横でプロテインの袋を開ける。今日はラテ味、明日はミルクティー味。甘い香りがすると、飲み物の名前までカフェのメニューに見えてくる。夜に飲むならカフェイン入りなのか。そこで確かめたいのは、味の名前と、中に入っている成分を分けることである。

ラテ味という呼び名だけで、カフェイン入りとも、入っていないとも決めない。乳とコーヒーを組み合わせた飲料ではカフェインが実際に分析されている一方、別の素材から焙煎コーヒーに似た風味を持つ乳飲料も作られている。香りは配合量を測る道具にはならない。[3][11]

飲む回数の話は、既存記事「ダイエットのプロテインは1日何回?一杯の表示量から補食を決める読み方」に譲る。ここで扱うのは、夜に手に取った袋のどこを確かめるかである。就寝前にたんぱく質を飲む研究と、ラテ味の製品を夜に飲んでよいかという判断も、そのまま重ねることはできない。[20]

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ラテの香りは成分表の代わりになるか

食品の風味を比べる研究では、香りや苦味、おいしさの評価と、化学成分の分析が別々に行われる。これは細かな研究上の区別だけではない。鼻や舌で分かることと、成分を測って分かることが違うからだ。キャロブという植物の莢を使った乳飲料の比較研究は、その違いを考える手がかりになる。[11]

この研究ではキャロブの6品種を用い、焙煎した粉末と焙煎しない粉末から12種類の試作品を作った。焙煎した粉末を用いた飲料では、モカや焙煎コーヒーの香り・風味、キャラメルの香り、苦い後味などの評価が高くなり、受け入れられやすさも上がった。実験したのはキャロブ入り乳飲料であり、市販のプロテイン全体ではない。[11]

ここから持ち帰れるのは、コーヒーらしく感じるという感覚と、どの素材を使ったかという情報を分ける視点だ。この試作結果をもとに、キャロブなら何でも夜向きだとか、ラテ味の粉末にはコーヒーが使われていないと決めるのは飛躍である。風味の評価をカフェイン含有量へ読み替えることもできない。[11]

売り場では袋の正面に大きな味名があり、裏面に原材料や栄養に関する情報が並ぶ。選ぶときには正面を見るとしても、夜の飲み方を決めるときは裏面にも目を移したい。ラテやミルクティーという言葉を、含有成分についての回答として受け取らないためである。名前から配合を想像する段階と、製品の情報で確認する段階を分けておく。

ミルクティー味についても、ラテ味の実験結果をそのまま移すのではなく、その袋の情報に戻る。茶やコーヒーを思わせる名前があるか、原材料として何が書かれているか、カフェインに関する説明があるかを順に探す。確認できない場合は、味から空欄を埋めず、製造元への問い合わせに回す。この手順は特定の味を避ける規則ではなく、分からないものを分からないまま飲み方の判断に使わない工夫だ。

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乳を足すと味は変わるが、量の確認は残る

乳を加えるとコーヒーの感じ方が変わることは、食品の実験でも示されている。乳入りコーヒーを加熱条件のもとで調べた研究では、乳たんぱく質とコーヒーの成分との結び付き、粒子の状態、泡、苦味や渋味などが分析された。たんぱく質の濃度を変えると、飲料の性質と官能評価も変わったのである。[1]

たんぱく質濃度が90 mg/mLになった条件では、総合的な好ましさの評価が10点中7.40で、ブラックコーヒーの3.88より高かった。ただし、これは実験用の乳入りコーヒーで得られた評価である。家庭で粉末を同じ濃度にすべきという推奨でも、全員がその味を好むという意味でもない。[1]

同じ実験では、試験管内で物質の反応を調べる抗酸化活性の指標も測られた。特定のラジカルを除去する能力は33.55%から49.37%へ上がった。しかし、この数字の測定対象は飲料中の化学的な反応である。人が飲んだ後の体脂肪や睡眠の変化へ、そのまま置き換えられる数字ではない。[1]

おいしくなった、化学的な指標が変わった、体に望ましい変化が起きた。この3つを同じ話としてつなぐと、途中で測っているものが入れ替わる。夜のラテ味を選ぶ場面でも同様だ。乳のまろやかさがあることは、カフェイン量を確認済みであることを意味しない。研究で味や成分の相互作用が調べられたという事実と、自分の製品の量は分けて読む。[1][3]

例えば、水で溶かす予定を乳に替えたとき、まず書き留めるのは、何で溶かしたかという事実だ。「苦くなくなったから成分も少なくなった」とは扱わない。乳とコーヒーの組み合わせによって感覚的な特徴が変わる以上、味の弱さだけを頼りに中身を推測しないほうが、確認する目的に合っている。[1]

保存したらカフェインは減ると考えてよいか

飲料の保存研究には、似た題名でも結果が異なるものがある。コーヒー抽出物を加えた乳飲料を調べた2017年の実験では、10、20、30℃で保存し、成分や官能評価などを追跡した。カフェイン量の変化は保存中にほとんど認められなかった。[3]

これに対し、2019年の別の実験では、カカオニブの抽出物を加えたものを含むコーヒー入り乳飲料について、同じく保存中の品質を調べている。こちらではカフェイン量が減少する傾向を示し、高い保存温度でその傾向が強かった。乳入りコーヒーという大きなくくりが同じでも、保存中の変化まで同じではなかったのである。[2]

結果が食い違うときは、どちらかを自分に都合よく選ばない。前者はコーヒー抽出物入りの乳飲料、後者はカカオニブ抽出物の添加も扱う乳飲料の実験だ。試した配合と条件が違う。片方の傾向だけを使い、買ってから日がたったラテ味の粉末ならカフェインが減っている、と判断することはできない。[2][3]

また、保存研究で扱われる品質の期限と、夜に飲むための含有量の確認は別の問いである。これらの実験では脂質の酸化を表す指標や官能評価も調べられた。カフェインについての結果だけを抜き出して、家庭で長く置く手順や、温めて量を減らす方法へと変えるのは、実験の目的から外れる。[2][3]

日常では、棚に置いた期間を数えるより、手元の製品が指定する保存方法を確認するほうが話が早い。カフェインについて知りたいなら、調べる先も製品ごとの説明にする。古くなったから夜向き、新しく買ったから強い、という推測は置かない。保存中の変化に一定の方向を期待する読み方は、この比較からは支持できない。[2][3]

表示を見る場面では、粉末そのものと、出来上がった飲料も区別しておきたい。袋に書かれた単位と、実際に使う粉末の量、溶かすための飲み物を同じメモに残すのである。水で溶かした日と、別に用意したコーヒーで溶かした日を、ただ「ラテ味を飲んだ日」として一緒にしない。研究でも、コーヒーと乳たんぱく質の配合を変えながら飲料の性質を調べている。何を混ぜたかを省くと、比較する条件まで見えなくなる。[1]

問い合わせるときも、「夜に飲めるか」だけでは質問が広い。自分が知りたいのは、製品にカフェインが含まれるか、含まれるならどの単位でどれだけか、と分けて伝えるとよい。返ってきた製品の情報と、自分の睡眠や体調についての相談は別々に扱う。カフェインの成分分析と味の評価を分けた乳飲料の研究にならい、確認する対象をはっきりさせるための手順である。[3]

乳飲料の実験に登場する濃度や保存温度を、自分の飲み方の目標として書き写す必要はない。数字を読む際には、それが配合の条件なのか、保存の条件なのか、評価の結果なのかを先に見たい。同じ数字でも役割が違う。袋の情報を確かめるための研究が、いつの間にか飲む量を増やす理由にならないようにする。[1][2][3]

数字で読む乳飲料と夜のたんぱく質

90 mg/mL:乳入りコーヒーの実験で、好ましさなどの変化を調べたたんぱく質濃度である。摂取の推奨値ではない。[1]

7.40対3.88:その条件の乳入りコーヒーとブラックコーヒーの総合的な好ましさ。10点満点の評価である。[1]

12種類:キャロブの品種と焙煎の組み合わせで作られた乳飲料の試作品数だ。[11]

20人・2週間:就寝前の飲料を比べた試験の、訓練された水泳選手の人数と介入期間である。[20]

20分後:乳たんぱく質飲料の口内への残り方を比べた試験で、満腹感の差が現れた時点。持続的な効果とは異なる。[16]

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宮川涼 Founder

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