内転筋の筋トレの力は脚の重さも含む?測る向きと重力補正から数値を読み解く

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

前回より増えた値は、誤差より大きいか

固定式の筋力計でも、繰り返したときのずれを見積もる研究が行われている。エリート男子オーストラリアンフットボール選手41人の症例集積では、標準的なプレシーズンの同じ曜日に、間隔を置いて股関節と膝の等尺性筋力を測定した。[19] 内転だけでなく外転と膝を曲げる力も含む測定である。男性のエリート競技者を対象とするため、18〜39歳の女性に同じ誤差の範囲を当てはめるには別の検証が必要になる。[19]

内転の級内相関係数は左0.958、右0.955と高かった。一方、測定項目全体の標準誤差は3.21〜5.03%、最小検出可能変化は3.93〜6.65kgだった。[19] 最小検出可能変化とは、測定誤差を超える変化を判断するための目安である。同研究の範囲内でも、信頼性の高さと、変化と認めるために必要な大きさは別の情報になっている。[19]

この範囲の数字を、自分のレッグアダクションマシンの合格ラインには使わない。研究の対象は競技選手であり、測ったのは固定式装置での等尺性筋力である。[19] 「重りを増やせたら研究上も改善」という判定に置き換えると、測定そのものが変わってしまう。練習の記録は練習の記録として、検査の記録は検査の条件と一緒に置いておきたい。

また、級内相関係数の0.90を見て「誤差は残りの割合」と計算する読み方もしない。サッカー選手の機器比較では、信頼性の係数と機器間の一致を別の方法で評価していた。[5] 固定式の研究でも、級内相関係数とは別に標準誤差と最小検出可能変化を報告している。[19] 指標を分けて読むことが、細かな増減に振り回されない入口になる。

ジムの記録表には、昨日より軽かったという日も残る。その欄を埋めるたびに内ももの成績表をつける必要はない。評価として知りたいなら、まず同じ測定が再現されているか、その検査ではどれほどの変化を誤差と区別するのかを尋ねる。競技選手の研究が誤差まで報告するのは、測定値が大きいか小さいかだけで判断を終えないための手がかりになる。[19]

脚の重さが気になる場合も、比較する両日の重力補正の扱いを測定者に確認し、説明を記録へ足す。補正の有無が不明なまま、自分で引き算して見かけの精密さを作る必要はない。体重、脚の重さ、装置の表示を同じ欄に書き込まず、分からない項目は確認事項として残してよい。記録を保留することも、次の比較を整える作業である。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

測定値の改善と、暮らしの変化を分けて見る

力を測る理由は、数字を眺めるためだけではない。ただし内転筋の最大値が上がれば、あらゆる動作が同じように変わるとは限らない。エリート育成年代男子サッカー選手25人をシーズン内で繰り返し測った観察研究では、等尺性の股関節内転筋力の変化と、動的な成績との間に有意な関連は認められなかった。18〜39歳の女性の日常動作にも同じ関係が成立するかは、この男子競技者の結果だけでは判断できない。[7]

この研究で評価された動的な成績には、ジャンプ、短距離走、方向転換などが含まれていた。他方、股関節外転筋力の変化には、一部のジャンプや方向転換成績との関連があった。[7] 同じ股関節の検査だから何でも代用できるのではなく、測る課題と知りたい動作を対応させて考える必要がある。

これは内転筋を鍛える意味がないという結果ではない。34人の健康な競技サッカー選手を無作為に分けた試験では、ゴムバンドを使う内転筋トレーニングを8週間実施した群で、伸ばされながら力を出す遠心性の内転筋力が30%増加した。[1] その結果が指しているのは、競技選手の特定の筋力の変化であり、18〜39歳の女性の歩きやすさや体型の変化率にそのまま当てはめることはできない。[1]

測定の研究とトレーニングの試験は、それぞれ別の問いに答えている。前者は値を繰り返して測れるか、後者は介入後に狙った能力が変わるかである。[1][5][19] 測定器の信頼性が高かったことを、その器具で運動すればよく伸びる証拠として使わない。反対に、筋力が改善した試験を、姿勢の異なる測定値を交換できる証拠にもしない。

立川駅の階段を上った日の感覚や、レッスン中の動きやすさを記録したくなったら、筋力値とは別の欄を作ればよい。「表示された力」と「自分が困っていた場面」を分けて書く。競技選手で内転筋力と動的成績の変化が一律に結び付かなかったことは、測定値だけで生活全体を採点しないための参考になる。[7]

内ももの見た目も、筋力検査の数字に背負わせない。ここで取り上げたゴムバンドの試験の成果は遠心性の内転筋力であり、測定の信頼性を調べた研究の成果は検査の一貫性である。[1][15] 自分の目標が運動の続けやすさなのか、特定の動作なのかを言葉にしておくと、測った数字を何のために使うかが見えやすくなる。

筋トレ美女 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「体重で割った数字なら、脚の重さも補正済み」という理解は避けたい。育成年代と成人の比較研究は、力、トルク、体重で調整したトルクを区別して報告していた。[10] 自分の検査で重力補正が行われたかは、その検査の説明として別に確かめることになる。「体格をそろえた値」と聞いて、測定条件まで全部そろったと受け取らない。

「同じ筋力計なら、座っても仰向けでも記録をつなげられる」とも決めない。若年者の携帯型筋力計の研究では、最大筋力と力の立ち上がりを区別し、立ち上がりの測定誤差は内転で座位のほうが小さかった。[15] 姿勢を変えた日には、その変更を残す。姿勢の研究を、好きな姿勢の値を都合よく採用する口実にしないことが大切である。

「手持ち式は簡易だから数字に意味がない」という見方も粗い。男子サッカー選手では良好な結果が得られ、子どもの別装置との比較では慎重さを要する結果が出ていた。[5][18] 両者は対象も比較方法も異なる。機器に一枚の合否札を貼るより、誰に、どんな課題で使った検査かを読むほうが、数字の使い道を選びやすい。

今日からできること

  • 記録の表題を具体化する。練習の負荷設定と、最大筋力を評価した値を分け、力・トルク・体重で調整した値のどれかを確認する。125人の比較では、指標によって年齢群間の差の大きさが異なっていた。[10]
  • 検査時の姿勢と測定器を残す。25人の研究で比較された座位と仰向けを、自分の記録でも区別し、脚の支え方や測定の指示も確認事項に含める。[15][18]
  • 重力補正の扱いを測定者に尋ねる。表示が何を表すかを聞いたうえで、補正の説明を記録に添える。体重で調整したトルクを報告した研究の数字だけから、自分の脚の重さを引く手順は作らない。[10]
  • 小さな増減を即座に成果と決めない。41人の固定式測定研究でも、信頼性の係数とは別に標準誤差と最小検出可能変化が評価されている。自分の検査での判断方法を確認する。[19]
  • 運動の記録には、気になっている生活の場面も別に書く。25人を追った競技選手の観察研究では、内転筋力の変化と動的成績に有意な関連はなく、筋力値だけで動作の変化を代用しない視点が役立つ。[7]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う条件を具体的にする

内転筋の数字を読むときは、運動を続ける目的も言葉にしておきたい。検査の記録と、通う場所を選ぶ条件を分けると、自分が何を確かめたいか整理しやすい。オンザショア立川店には、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。研究の測定値を当店のレッスンの成果へ置き換えず、続ける場所として検討してほしい。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。内容は店のトップ、利用条件は料金で確認できる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。通える時間と場所を確かめてから、予定を考えるとよい。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにヨガマット、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚のレンタルが含まれる。体験の予約では、自分の予定と持ち物を照らし合わせ、運動する時間を具体的に置いておきたい。

参考文献

[1] Eccentric strengthening effect of hip-adductor training with elastic bands in soccer players: a randomised controlled trial — Jensen J, Hölmich P, Bandholm T, Zebis MK, Andersen LL, Thorborg K., 2014, British journal of sports medicine. DOI: 10.1136/bjsports-2012-091095

[4] Hip adductors’ strength, flexibility, and injury risk — Hrysomallis C., 2009, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0b013e3181a3c6c4

[5] Intra-Rater Reliability and Construct Validity of Hand-Held Dynamometry to Evaluate the Hip Adductor Squeeze Test in Elite Youth Football Players — Stefanakis A, Gore S, Hicks C, Mansfield M, Willett M., 2026, Sports (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/sports14020053

[7] Seasonal Associations Between Isometric Strength and Dynamic Performance in Elite Youth Soccer Players — Asimakidis ND, Beato M, Bishop C, Turner AN., 2026, International journal of sports physiology and performance. DOI: 10.1123/ijspp.2025-0673

[10] Rapid Spike in Hip Adduction Strength in Early Adolescent Footballers: A Study of 125 Elite Male Players From Youth to Senior — Light N, Thorborg K, Krommes K, Nielsen MF, Thornton KB, Hölmich P, Penalver JJJ, 2022, International journal of sports physiology and performance. DOI: 10.1123/ijspp.2022-0025

[15] A New Portable Device to Reliably Measure Maximal Strength and Rate of Force Development of Hip Adduction and Abduction — Gonçalves BAM, Mesquita RNO, Tavares F, Brito J, Correia P, Santos P, Mil-Homens, 2022, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000003872

[18] Concurrent Validity of Lower Limb Muscle Strength by Handheld Dynamometry in Children 7 to 11 Years Old — Mahaffey R, Le Warne M, Morrison SC, Drechsler WI, Theis N., 2022, Journal of sport rehabilitation. DOI: 10.1123/jsr.2021-0273

[19] Reliability of a portable fixed frame dynamometry system used to test lower limb strength in elite Australian Football League players — Ransom M, Saunders S, Gallo T, Segal J, Jones D, Jones M, Milanese S., 2020, Journal of science and medicine in sport. DOI: 10.1016/j.jsams.2020.03.006

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約