
食事で減らした人の多くは、戻した人だけではなかった
2年間のカロリー制限試験CALERIE-2は、220人を25%のカロリー制限か対照の食事に無作為に割り付けた。最初の6〜12ヶ月で体重を減らし、続く12ヶ月を維持の局面にした設計である。この25%は試験の割り付けであり、家庭で同じ割合を削る目標ではない。戻りを見る解析では、割り付けにかかわらず体重の軌跡で層を分け、傾向スコアで群の違いを釣り合わせている。指標を比べられたのは190人だった。18〜39歳の女性だけの結果として、その維持割合を受け取ることはできない。[8]
12ヶ月時点の体重減少は、群の間で5.0〜5.8kgの範囲だった。12ヶ月から24ヶ月のあいだ、維持した人は112人、減り続けた人は58人、開始時体重の5%を超えて戻した人は20人である。戻した群は、最初のカロリーの削減がいちばん大きかった。並びは示されているが、この後付けの層別が原因を証明したわけではない。減量のあとはたいてい戻る、という言い方は、この人数では多数派にならない。急速な減量が必ず戻るかは「急速減量はリバウンドするのか ゆっくり痩せる安心感を比較試験から見直す」に譲る。[8]
戻した群では、インスリンの曲線下面積の改善と、インスリン様成長因子1(IGF-1)とそれを結ぶたんぱく(IGFBP-1)の比の改善が逆方向へ戻った。減量を保った群では代謝の利益が残り、生物学的年齢の指標の低下も大きかった。大幅な減少のあとの戻りは、この栄養感知の経路の利益を弱め、あるいは打ち消しうる。[8]
動物の系統的レビューとメタ分析でも、食事で減った利益は戻りとともに残りにくい。一生肥満の動物との比較では健康指標に差がなく、あとから肥満になった動物との比較では、サイクル後の空腹時血糖が高く、耐糖能の障害も大きかった。人の繰り返しが体を壊すかは「リバウンドを繰り返すと体は壊れるのか 体重サイクルの科学と再挑戦の考え方」に譲る。レビューは、人の観察では結果が食い違うことと、動物では食事の中身を揃えられることを書いている。対象は動物であり、18〜39歳の女性の数ヶ月の増減へ、血糖の結果を直接当てはめることはできない。[17]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
減った年と、その後の年で食事の点数が分かれた
Look AHEAD試験の二次解析は、2型糖尿病の成人552人を見ている。年齢は60±1.0歳、体格指数は33.8±0.4kg/m2。1年後に7%以上減り、4年後まで追跡され、134項目の食事頻度調査票を3回出した人たちである。戻りは、最初に減った分の50%以上を戻したことと定義された。中高年の糖尿病患者の結果であり、18〜39歳の女性全般の食事と戻り方へ、そのまま当てはめることはできない。[11]
減量のあいだ、つまり開始から1年後まで、食事パターンは戻した群と維持した群で似ていた。差が出るのは、その後である。DASHと呼ばれる食事の点数(0〜9で、高いほどその食事に沿う)は、戻した群で1年後5.66±0.14、4年後4.60±0.14。維持した群は1年後5.49±0.13、4年後4.92±0.13だった。戻した群の方が下がり方が大きい。[11]
点数は両方の群で4年後に下がっている。維持した群も、減量直後の点数を凍結したわけではない。差が開くのは減量の最中ではなく、その後の年だ。点数を1点上げれば何kg守れる、という換算はこの解析にない。性による違いもある、と論文は述べる。[11]
一次医療の無作為化試験は、維持の接触の型を3ヶ月の減量のあとに分けた。ロードアイランドの約60診療所から、18〜75歳、過体重または肥満の540人が、意図した通りの解析に入った。平均年齢52.8歳、標準偏差13.4、女性384人で71.1%である。中年を中心とする一次医療の患者の結果なので、18〜39歳の女性でも戻りの量が同じになるかは別に確かめる必要がある。最初の3ヶ月の推定減少は3.60kg、95%信頼区間は−4.32〜−2.88kgだった。[20]
続く9ヶ月は、毎月のニュースレター、毎月の動画と月に1週の自己モニタリング、7ヶ月目と10ヶ月目に4週ずつレッスンと自己モニタリングを戻すリフレッシャー、の3つに無作為化された。12ヶ月時点で戻った量は、毎月群0.37kg(区間−0.06〜0.81)、リフレッシャー群0.45kg(0.27〜0.87)、ニュースレター群1.28kg(0.85〜1.71)だった。前の二つはニュースレターより有意に少なく、Pは0.004。毎月群とリフレッシャー群の差は有意ではなかった。この形は24ヶ月でも残った。[20]
参加した人だけを扱う解析でも戻りはニュースレター群より少なかったが、全員を含めた推定とは集団が違う。ここでは、維持の支援を続ける型と戻った量の関係を読む。[20]

手術後の2年は、直線でも術前の一言でも割り切れない
減量手術のあとを2年追った研究では、過剰な体格指数の減り方は直線ではなかった。手術を受け、6ヶ月ごとに体格指数を測られた111人、測定は5時点である。術前の体型への懸念(BSQ)が少ない患者で、戻るリスクが高かった。観察研究で、著者らが求めるのは体への肯定的な態度を取り戻す道筋である。18〜39歳の女性でも、手術を受けていない人へこの関連をそのまま当てはめることはできない。[1]
再手術157人と初回手術216人を、術前と術後6、12、18、24ヶ月で比べた縦断研究では、総体重減少率の軌跡も戻りの軌跡も両群で似ていた。減少率の群差は係数1.46、Pは0.457。戻りは係数1.66、Pは0.622。術前の指標で減少や戻りを有意に予測したものは見つからなかった。対象は減量手術を受けた患者で、18〜39歳の女性全般にそのまま当てはめることはできない。係数は減ったkgそのものではない。[3]
術後は関連が出る。摂食の問題を尋ねる質問票(EDE-Q)が高いこと(カイ二乗6.88、Pは0.009)と、決まった食事の間に繰り返し少しずつ食べる行動(カイ二乗8.30、Pは0.004)は、両群で減少率が小さいことと関連した。術後の摂食の問題は戻りが大きいこととも関連した(カイ二乗4.66、Pは0.031)。初回手術群は減少が大きく(カイ二乗7.25、Pは0.007)、再手術群では術後の不安が減少率の小ささと関連した(カイ二乗3.89、Pは0.043)。関連であって、食べる行動を割り当てた試験ではない。手術を受けていない人の間食へ、このP値を貼らない。[3]
10年で増える線を、リバウンドの何ヶ月と呼ばない
スウェーデン北部と米国ニューヨーク州の女性を比べた研究は、減ったあとの維持ではなく、10年で増えていく経過を見ている。質問票の送付先はスウェーデン4021人、米国3199人。スウェーデンは実測、米国は自己申告で、女性全体の10年変化率は4.9%(標準偏差5.8)と9.1%(標準偏差13.7)、差は有意だった。差がいちばん大きかったのは、開始時に普通体重だった30歳の層である。送付数を、解析に残った人数と取り違えない。[6]
実測と自己申告を同じ精度で重ねない。10年で数%増える話と、中止8週後に対照より1.50kg重い話は、期間の単位が違う。8つの項目で健康的な選択肢が多かったのはスウェーデン側で、その選択肢によって変化率が大きく分かれたのは米国側だった。習慣の差を、どの集団にも共通するkgへ換算はできない。[6][10]

よくある誤解
戻ったkgだけでは期間は決まらない。50%が戻る時期にも、モデルによる推定の幅(約5〜11ヶ月)がある。[7]
薬をやめた4週後に戻りが確定する、という見方も合わない。有意な増加の差が出るのは8週後以降で、4週後の対照との差は有意ではなく、区間が広い。[10]
維持の連絡を入れれば体重は動かない、という見方も合わない。毎月型もリフレッシャーもニュースレターより戻りは少なかったが、12ヶ月の戻りはゼロではなく、二つの積極的な型の差は有意ではなかった。[20]
体型を強く気にすれば戻りが止まる、という見方も合わない。手術後のコホートでは懸念が少ない側で戻りのリスクが高く、著者らは体への肯定的な態度を助ける道筋を求めている。懸念を増やす練習にはしない。[1]
今日からできること
- 増えた量の横に、着地までの週数か月数を書く。中止後のモデルは、月あたりの速さと50%が戻る時期の区間を分けて推定している。[7]
- 薬の量の変更や中止は自分で決めない。急な中止と強度を落とした維持の比較はあり、計画的な漸減でやめられるかは未確定だとレビューは整理している。判断は医師に聞く。[9]
- 減量が一段落した月を、記録の終わりにしない。2型糖尿病の参加者では、食事パターンの差はその後から4年にかけて開いていた。[11]
- 維持の接触を、毎月型か年に2回のまとまった型かで置いてみる。一次医療の試験では、どちらもニュースレターより12ヶ月の戻りが少なく、互いの差は有意ではなかった。[20]
- 維持112人、減り続け58人、5%超の戻り20人、という層を自分に先取りしない。指標が得られた190人の、後付けの層別である。[8]
- 動物の血糖の差や手術後の摂食の関連を、今週の間食の診断にしない。気になる体調は医師に相談する。[3][17]
オンザショア立川店で、月をまたぐ枠を先に置く
戻りの形は、一度きりの計測より、月をまたいで同じ枠が残るかで見え方が変わる。オンザショア立川店の営業は全曜日8:00〜23:30、年中無休だ。講義が伸びた夜も、朝が早い日も、週の同じ位置へ置きやすい。
妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる運動を先に確かめてから、予定に合う枠を考える。
常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングもあり、ヨガだけで25種類以上ある。溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガを含め、店のトップ と 料金のページ で確認できる。場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fだ。
ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約 で日時を選び、月をまたいで続ける予定を考えるきっかけにする。
参考文献
[1] Pre-operative body shape concerns moderate excess weight loss trajectory in bariatric surgery patients: a 2-year longitudinal study — Moro O, Albert U, De Caro EF, Palmisano S, Mastronardi M, Di Blas L., 2024, Eating and weight disorders : EWD. DOI: 10.1007/s40519-024-01660-w
[3] Weight loss trajectories and psychobehavioral predictors of outcome of primary and reoperative bariatric surgery: a 2-year longitudinal study — Pinto-Bastos A, de Lourdes M, Brandão I, Machado PPP, Conceição EM., 2019, Surgery for obesity and related diseases : official journal of the American Society for Bariatric Surgery. DOI: 10.1016/j.soard.2019.04.018
[6] Comparisons of weight change, eating habits and physical activity between women in Northern Sweden and Rural New York State- results from a longitudinal study — Lindvall K, Jenkins P, Scribani M, Emmelin M, Larsson C, Norberg M, Weinehall L., 2015, Nutrition journal. DOI: 10.1186/s12937-015-0078-0
[7] Weight Regain Trajectories After Discontinuation of Semaglutide or Tirzepatide: A Reconstructed Aggregate-Data Bayesian Longitudinal Meta-Analysis — Kow CS, Thiruchelvam K, Ramachandram DS, Zaihan AF., 2026, Endocrinology, diabetes & metabolism. DOI: 10.1002/edm2.70325
[8] Weight Regain Reverses Caloric Restriction-Induced Benefits on the Insulin-IGF-1 Nutrient-Sensing Pathway: Post Hoc Analysis From the CALERIE-2 Randomized Controlled Trial — Warmbrunn MV, Yang L, Kishore Biswas R, Ryan CP, Harper A, Belsky DW, Fiorito G., 2026, Diabetes care. DOI: 10.2337/dc25-1911
[9] Early Weight Regain After GLP-1 Receptor Agonist Discontinuation: Mechanisms and Implications for Treatment De-Escalation Strategies — Damhof MA, van Bruggen FH, van Roon EN., 2026, Diabetes, obesity & metabolism. DOI: 10.1111/dom.71075
[10] Trajectory of the body weight after drug discontinuation in the treatment of anti-obesity medications — Wu H, Yang W, Guo T, Cai X, Ji L., 2025, BMC medicine. DOI: 10.1186/s12916-025-04200-0
[11] Dietary Patterns During Weight Loss Maintenance vs. Weight Regain: A Secondary Analysis of the Look AHEAD Trial — Prater MC, Greenway FL, White U., 2026, Nutrients. DOI: 10.3390/nu18020327
[17] The impact of weight cycling on health outcomes in animal models: A systematic review and meta-analysis — Thillainadesan S, Madsen S, James DE, Hocking SL., 2022, Obesity reviews : an official journal of the International Association for the Study of Obesity. DOI: 10.1111/obr.13416
[20] Pragmatic Implementation of Online Obesity Treatment and Maintenance Interventions in Primary Care: A Randomized Clinical Trial — Thomas JG, Panza E, Goldstein CM, Hayes JF, Benedict N, O’Leary K, Wing RR., 2024, JAMA internal medicine. DOI: 10.1001/jamainternmed.2023.8438
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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