体力をつける運動は短く感じたら続く?終了後の時間の記憶と実測を分けて読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

疲れ方や運動の種類まで変わると、結果の向きも違う

運動の時間感覚をひとつの法則にまとめにくい理由は、測定方法だけではない。どんな動作を、誰が、どのタイミングで行ったかも違う。時間知覚を扱うレビューも、運動強度に加え、注意や体力などが重なる領域として整理している。[1]

若い成人と高齢者を比べた無作為化クロスオーバー試験では、余暇に活動する33人が、膝を伸ばす筋肉に力を入れる課題を行った。等尺性収縮と呼ばれる、関節を動かさずに力を発揮する運動である。力を入れない条件と、最大の力の100%、60%、10%を出す条件を比べた。大学生の男女と60歳を超える男女を含むため、18〜39歳の女性へ全体の結果をそのまま移すには集団の違いを考える必要がある。[5]

運動中に推定した時間は、力を入れない条件と比べ、いずれの運動条件でも短くなった。条件の主効果の大きさは標準化指標のdで1.06と報告され、年齢群による有意な差はなかった。強度が高いほど必ず同じ向きにずれが大きくなる、と説明するには合わない結果である。[5]

ただし、これは膝に力を入れながら行った短い時間課題だ。走行全体を終了後にどれくらいだったと答えることや、レッスンを翌週も続けるかという判断を直接測った研究ではない。時間が短く見積もられたという言葉だけで、ランニング試験と同じ経験だったとまとめない。[4][5]

運動後にも違いがある。健康だが運動習慣のない26人を対象にした研究では、最大自転車運動の前後で、目標とする時間が過ぎたと思うまでストップウォッチを動かす課題を行った。参加者は男性17人、女性9人で、平均年齢は26.0歳だった。18〜39歳の女性と年齢が重なる集団だが、男女を合わせた結果が女性だけでも再現するかは、この比較からは判断できない。[14]

疲労後には、目標より約8.4%多く時間を作った。これは、終了した自転車運動の全体を8.4%長く思い出したという意味ではない。指定された時間を自分で作る課題で生じたずれである。著者らは、疲労の感覚へ注意が移ることを、考えられる説明のひとつとして挙げている。[14]

この説明も、原因が確定したという形に変えない。疲労後の時間課題でずれが出たことと、注意の移動がそのずれを起こしたと証明することは別だ。夕方の運動を振り返る際には、疲れた直後の感想と、時計で確認した長さを混ぜないための手がかりになる。[14]

つまり研究を比べるときは、「長い・短い」の前に、何を答えたのかを読む。運動中の区間、終わった運動の全体、これから自分で作る区間では、同じ時間という言葉でも質問が違う。その区別を飛ばすと、運動は時間を遅くするのか速くするのかという、答えにくい二択になってしまう。[4][5][14][17]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「短く感じた日は楽しく、次も必ず続く」という見方がある。時間が長く感じられることが継続を妨げる可能性はレビューで論じられているが、可能性の説明と継続行動の証明は違う。仮想空間のランニング試験で変わったのは時間の見積もりであり、それを長期の習慣の改善と読み替えることはできない。[1][4]

続けやすさを考えるなら、次も行きたいという感想をそのまま聞けばよい。短かったという答えから、行きたいはずだと推測しない。これは心理的な効果を保証する方法ではなく、別々の問いへの答えを取り違えないための記録の工夫である。

「女性は男性より運動時間を長く感じる」という決めつけにも注意したい。余暇ランナー22人、男女各11人を調べた研究では、女性のほうが時間の経過を遅く感じる傾向があり、選んだ運動強度も最大心拍数に対する割合で女性91.9%、男性86.5%と異なっていた。経験のある男女のランナーの比較なので、18〜39歳の女性全般にこの性差を当てはめることはできない。[2]

性別だけを変えて、ほかの条件を完全にそろえた比較としては読めない。さらに、膝に力を入れる33人の試験では、若い成人と高齢者に有意な差がなかった。性別や年齢を見ただけで、その人の時間感覚を先回りして決めるのは、個々の試験が示した範囲を越える。[2][5]

「カフェインで時間を短くすれば続けやすくなる」という近道も、この根拠からは勧められない。普段のカフェイン摂取を制限しない参加者で、カフェインと偽薬を比べた二重盲検無作為化クロスオーバー試験がある。二重盲検とは、参加者側も評価する側も条件を知らずに比べる方法だ。対象は低〜中程度の習慣的カフェイン摂取者であり、18〜39歳の女性全般でも同じ結果になるかは、摂取習慣などの条件をそろえて考える必要がある。[3]

それぞれ35人と21人を対象にした試験では、体重当たり2.5mgまたは6.0mgのカフェインを用いたが、限界までの自転車運動時間、疲労、時間知覚などで偽薬より優れていなかった。これらは試験条件を説明する数字であり、摂取量の提案ではない。[3]

カフェインのあらゆる効果を否定する結果ではなく、普段の摂取を制限しない、低〜中程度の習慣的摂取者という条件での結果である。時間の印象を操作する目的で飲む量を増やす理由にはならない。期待した工夫が効かなかった研究も、続け方を考える材料になる。[3]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 運動の記録では、開始・終了の時刻と、終わってから感じた長さを別の欄にする。終了後の見積もりが実測より短かった10人の走行試験のように、両者は一致するとは限らない。[4]
  • 「途中は長く感じた」と「終わると短かった」を分けて書く。成人33人の自転車試験で測ったのは運動中の30秒の推定であり、全体の思い出とは違う問いだった。[17]
  • 短く感じたことだけを理由に予定を延ばさず、疲労の感想も確かめる。景色の条件で時間の見積もりが0.68から0.75に変わっても、疲労感と限界までの走行時間は変わらなかった。[4]
  • 次も選びたいかは、時間の感想と別に言葉にする。時間感覚と継続の関係はレビューで検討されている段階であり、短かったという感想だけで習慣の成立まで判定しない。[1]
  • 前回と違う印象の日は、運動の種類と、感想を残したタイミングも添える。運動中、終了後、疲労後の時間課題では調べている場面が違うため、比べる前に記録の条件を確かめたい。[4][5][14][17]

実測と感想を並べる目的は、感覚を時計に合わせて矯正することではない。時計は予定の長さを確かめるために使い、感想はその日の経験を表す言葉として扱う。たとえば「途中は終わりを待ったが、帰りには短く思えた」と残せば、どちらかの感想を取り消さずに済む。

毎回ぴったり同じ印象にそろえる必要もない。体力づくりの予定表に書き込む前に、実際に何をしたか、どう感じたか、次も選びたいかを読み返せる状態にする。時間感覚を継続の保証にせず、自分が予定を選ぶための情報として置いておく。

食後から運動までの待ち方は、既存記事「体力をつける運動は食後何分で動きやすい?待ち時間と胃の不快感を分けて読む」に譲る。ここで分けたのは、運動前の待ち時間ではなく、動いた時間の実測と、終わってから残る長さの印象である。

なお、次も選びたいという感想を残す場合も、実際に次回の予定を実行したかとは別の記録になる。「行きたい」と書いたことを、そのまま継続できた回数に数えない。この区別は、終了後の時間推定を長期の継続へ広げないという、研究の読み方とつながっている。[1][4]

たとえば、前回は短く感じたのに、今回は予定が合わなかったという記録もあり得る。そこに時間感覚の失敗という名前を付ける必要はない。長さの印象、選びたい気持ち、実行した事実をそれぞれ残せば、少なくとも違う出来事をひとつの成功・失敗へ押し込めずに済む。感想を書く欄は、成績表よりも、その日の運動を後から読み違えないための余白に近い。

オンザショア立川店で、予定に置ける時間を確かめる

運動の長さを予定表に置くなら、まず移動とレッスンの時間を確認するところから始められる。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。住所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。仕事や用事のある日の動線に、通う場所を置けるか考えるための情報だ。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。参加できる運動を確認したうえで、店舗サイトからレッスンの選択肢を確かめられる。

体験で予定に入れる長さは60分である。ヨガの体験は税込1,980円で、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。費用は料金案内、日程は予約ページで確認できる。終わった後に短く感じるかを予想するより、まず確保する時間と持ち物を決める。時計で置いた予定と、参加して残った感想を別々に扱う出発点になる。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Effect of Exercise-Related Factors on the Perception of Time — Behm DG, Carter TB., 2020, Frontiers in physiology. DOI: 10.3389/fphys.2020.00770

[2] Sex Differences in Time Perception during Self-paced Running — Hanson NJ, Buckworth J., 2016, International journal of exercise science. DOI: 10.70252/xrjv6155

[3] No effects of caffeine on cycling to exhaustion and perceptual responses in non-caffeine-restricted subjects — Weippert M, Behrens M, Schlegel M, Schröder T, Tillmann M, Rühe N, Römer R, Mau-, 2025, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1080/15502783.2025.2534131

[4] Optic Flow Speed During Running in a Virtual Reality Affects Perceived Time but Not Perceived Fatigue in Male Endurance Athletes — Weippert M, Husmann F, Schlegel M, Bruhn S, Feldhege F, Mau-Moeller A, Behrens M, 2025, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005226

[5] Maximal and Submaximal Intensity Isometric Knee Extensions Induce an Underestimation of Time Estimates with Both Younger And Older Adults: A Randomized Crossover Trial — Graham AP, Gardner H, Chaabene H, Talpey S, Alizadeh S, Behm DG., 2023, Journal of sports science & medicine. DOI: 10.52082/jssm.2023.406

[14] Sense of time is slower following exhaustive cycling exercise — Moore AR, Olson M., 2024, Psychological research. DOI: 10.1007/s00426-023-01914-9

[17] The perception of time is slowed in response to exercise, an effect not further compounded by competitors: behavioral implications for exercise and health — Edwards AM, Menting SGP, Elferink-Gemser MT, Hettinga FJ., 2024, Brain and behavior. DOI: 10.1002/brb3.3471

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約