
繊維を増やす助言と、増やしても困る人は両立する
指針で食物繊維を勧めているのに、増やせばよいとは限らない。この違いは矛盾というより、どの患者の、どの症状を見ているかの違いである。慢性便秘の誤解を検討したレビューは、繊維の少ない食事を一律に原因と見なすべきではなく、重い便秘の患者では増やすことで症状が悪化する場合があると指摘している。慢性便秘の患者についての整理なので、18〜39歳女性全員に繊維を増減する指示としては使えない。[10]
指針の系統的レビューにあった25〜30g/日という値も、すべての読者への一斉指示ではない。軽度から中等度の慢性便秘に関して、一部の合意文書が提示していた量である。自分の食事の確認に使う数字と、医療者が個人の状態を見て決める対応を混同しない。共通していたのは、徐々に増やすという助言だった。[1]
具体的な違いを示すのが、スペインの専門施設で行われた無作為化比較試験である。無作為化比較試験とは、参加者を偶然によって群に分け、対応の違いを比較する研究である。対象は、食後のつらさを伴う機能性ディスペプシアと便秘があり、排便の協調運動にも問題がある50人だった。機能性ディスペプシアは、ここでは食後のつらさを伴う胃の症状を指す。特定の患者の結果であり、18〜39歳女性の運動開始後の便秘全般へそのまま広げることはできない。[5]
排便の協調運動の問題とは、便を出すときの動作がうまくかみ合わない状態を指す。この試験では、排便動作を修正するバイオフィードバックなどを行う群と、食物繊維を補充する群を比較した。バイオフィードバックは、体の働きを確認しながら調整を学ぶ方法である。[5]
介入期間は4週間で、繊維群にはプランタゴ・オバタを1日3.5g補充した。主な評価項目は、食後の腹部の張りだった。動作の修正を行う群では25人中19人で協調運動の問題が修正され、その患者たちの食後の張りは22%低下した。一方、繊維補充では食後の張りの低下は見られなかった。[5]
この結果は、繊維が便秘全般に無効という意味ではない。特定の症状と排便の問題を併せ持つ患者について、食後の張りを主に調べた試験だからである。張り、便の硬さ、回数をひとまとめにしてしまうと、異なる研究が同じ質問に反対の答えを出しているように見える。[5][19]
買い物の例に戻ると、献立を見直しているのに張りがつらくなった場面では、「まだ足りない」と追加を重ねる前に立ち止まる必要がある。重い便秘で繊維を増やすと悪化する患者もいるというレビューと、症状によって反応が違った試験の結果が、その判断の背景になる。つらさが続くなら、医師に食事の変更と症状を一緒に伝える。[5][10]
この試験で注目したいのは、比較する相手の内容でもある。排便動作を修正する群では、バイオフィードバックに加えて日々の練習の指示が組み合わされていた。運動一般の効果や、腹筋を鍛える効果を比較した試験とは違う。ここに出てくる「練習」を、スタジオで行う運動に読み替えることもできない。[5]
また、張りが減ったという数字は、協調運動の問題が修正された患者についての結果である。試験に参加した人全員が同じ割合で改善したという読み方は避ける。誰についての値なのかを残して読むと、「便秘にはこの方法」という短い標語から、実際の患者の条件へ視線を戻せる。[5]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
よくある誤解
「運動しているなら便秘にはならない」という考えは、研究結果より強い。指針の系統的レビューでは、慢性便秘に対する運動の助言は一致していなかった。運動を続けていることと、便秘への対応が済んでいることは同義ではない。便秘を理由に運動の成果まで否定する必要もないが、運動量だけで説明を終えるのも早い。[1]
「たんぱく質の多い食事で調子が変わったなら、原因はたんぱく質だ」という断定にも飛躍がある。スペインの調査は、複数の消化器の問題をまとめて食事との関連を分析した横断研究である。便秘だけを起こした原因を調べた試験ではない。そこでの関連を、そのまま食品を避ける指示にはできない。[18]
「繊維と水を増やすほどよい」という言い方も修正したい。慢性便秘の誤解を検討したレビューでは、脱水がある場合を除き、水分を増やすことで便秘を治療できるという根拠は支持されていない。また、繊維を増やして症状が悪くなる患者もいるとされる。食事や水分を確認することと、際限なく増やすことは違う。[10]
とくに水分などの制限がある人は、一般向けの食事の話を自己判断で上書きしない。慢性腎臓病の患者を扱うレビューでは、薬、低繊維の食事、水分制限、活動不足など、複数の要因が便秘に関係すると整理されている。18〜39歳の女性でも腎臓病の有無や治療条件が違えば、そのまま同じ対応にはならない。こうした条件がある場合は、運動を始めた事情も含めて医師に相談する対象である。[3]
便秘への助言を読むときは、対象が成人全般なのか、特定の病気を持つ患者なのかも確かめたい。慢性腎臓病の患者の話を、健康な運動初心者にそのまま重ねることはできない。自分に制限や治療がある場合は、その条件を先に共有する。[3]

今日からできること
- 運動開始前後の献立を並べ、足したものと置き換えてやめたものを書く。13,518人が回答した調査でも食事と消化器症状の関連は見られたが、原因は確定していない。記録を自己診断に変えず、食事全体を確認する材料にする。[18]
- 食物繊維の量を見直す場合、いきなり大きく変える発想を避ける。8つの合意文書が共有したのは段階的に増やす助言であり、個別の症状を無視して目標値へ急ぐ指示ではない。[1]
- 排便回数に加え、便の硬さ、力み、出し切れない感じを短い言葉で残す。13,941人の分析では、繊維との関連が便の硬さと回数で違っていた。回数だけで良否を決めない。[2][19]
- 張りなどのつらさが増した場合、繊維の追加だけを重ねない。50人の特定の患者を対象とした試験でも、繊維補充で食後の張りは改善しなかった。症状が続くなら、食事の変更と困り方を医師に伝える。[5][10]
- 食事や水分について医師から指示がある場合は、それを踏まえて相談する。慢性腎臓病では水分制限や薬なども便秘に関係するため、一般的な助言をそのまま実行する条件とは異なる。[3]
買い物のメモも、栄養素の名前だけにしない。昼の主菜を変えたのか、食事そのものを補食に置き換えたのかでは、振り返る内容が異なる。ここで勧めているのは、便秘を治すための決まった献立ではなく、変更した食事を正確に説明する準備である。食事に関する推奨があっても、繊維を増やすことで困る患者もいる以上、症状を無視した一律の足し算にはしない。[1][10]
記録は細かい栄養計算から始めなくてもよい。例えば昼食を変えたなら、以前の料理名と今の料理名を書き、その日に困ったことを添える。「運動を始めてから」という大きな時間のくくりを、食事の変更と症状の経過にほどくためのメモである。医師と話すときには、原因を決めた説明より、実際に何が変わったかを示すほうが話の出発点を共有しやすい。
相談の内容も「便秘なので何を足せばよいか」だけに絞らなくてよい。硬さが変わったのか、出すときの力みなのか、食後の張りなのかを伝える。慢性便秘のレビューが挙げる症状は幅広く、排便の協調運動の問題を持つ患者の試験では、繊維補充とは異なる対応が評価されていた。食事以外の対応が必要かを判断するのは医師の役割である。[2][5]
オンザショアで、通う時間を生活に置く
食事を変えた日と運動した日を振り返るなら、通う時間も予定に置いて考えたい。オンザショア立川店には朝から夜までの営業時間がある。8:00〜23:30、年中無休で、全曜日同じ営業時間である。仕事の前後や休日の予定と照らして、通う時間を考えられる。
所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。
通う仕組みを具体的に考える際は、店のトップと料金で内容を確認できる。体験の予約も、生活の予定と合わせて検討する入口である。

参考文献
[1] An assessment of nutrition and physical activity guidelines for adult patients with chronic constipation: A systematic review — Kamareddine S, Bhurosy T. / 年: 2025 / 誌名: Clinical nutrition ESPEN / 被引用: 1. DOI: 10.1016/j.clnesp.2025.06.009
[2] Pharmacologic Treatment of Chronic Constipation — Wang H, Lee JW. / 年: 2024 / 誌名: The Korean journal of gastroenterology = Taehan Sohwagi Hakhoe chi / 被引用: 2. DOI: 10.4166/kjg.2024.045
[3] Constipation in Patients With Chronic Kidney Disease — Cha RR, Park SY, Camilleri M, Constipation Research Group of Korean Society of N / 年: 2023 / 誌名: Journal of neurogastroenterology and motility / 被引用: 18. DOI: 10.5056/jnm23133
[5] Correction of Dyssynergic Defecation, but Not Fiber Supplementation, Reduces Symptoms of Functional Dyspepsia in Patients With Constipation in a Randomized Trial — Huaman JW, Mego M, Bendezú A, Monrroy H, Samino S, Accarino A, Saperas E, Azpiro / 年: 2020 / 誌名: Clinical gastroenterology and hepatology : the official clinical practice journal of the American Gastroenterological Association / 被引用: 10. DOI: 10.1016/j.cgh.2019.11.048
[10] Myths and misconceptions about chronic constipation — Müller-Lissner SA, Kamm MA, Scarpignato C, Wald A. / 年: 2005 / 誌名: The American journal of gastroenterology / 被引用: 264. DOI: 10.1111/j.1572-0241.2005.40885.x
[18] Diet and Lifestyle Factors Associated with Gastrointestinal Symptoms in Spanish Adults: Cross-Sectional Analysis of the 2023 Spanish National Health Survey — López-Fernández-Roldán Á, Serrano-Fernández V, Laredo-Aguilera JA, Barroso-Corro / 年: 2026 / 誌名: Nutrients / 被引用: 2. DOI: 10.3390/nu18020299
[19] Effect of Physical Activity on the Association Between Dietary Fiber and Constipation: Evidence From the National Health and Nutrition Examination Survey 2005-2010 — Li Y, Tong WD, Qian Y. / 年: 2021 / 誌名: Journal of neurogastroenterology and motility / 被引用: 37. DOI: 10.5056/jnm20051
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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