基礎代謝を上げるヨガは慣れると省エネ?長期実践者と未経験者の消費を読む

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休んでいる時と、動いた後の消費を混ぜない

経験者の基礎代謝が低かったという話を聞いて、「ヨガ中もほとんど消費しない」と受け取る人がいる。しかし、休息時の比較から、動作中の消費量を決めることはできない。長期実践者の研究は、初心者と同じポーズを行わせて運動中の効率を競わせた実験ではない。[7]

ヨガの後に注目した小規模な研究もある。健康でやせた18〜25歳の男性6人を調べ、食事条件とヨガ運動後の熱産生を測った研究では、運動後の観測区間の熱産生は21 kcalで、反応は90分を越えて続いたと報告された。これはその条件下での運動後の数字である。少数の若い男性の結果を18〜39歳の女性へそのまま当てはめることはできない。[8]

この21 kcalを、毎日の基礎代謝の増加分として計算し直すことはできない。また、女性の一般的なクラスの後にも同量が増えると約束する数字でもない。対象は少数の若い男性で、研究は通常の食事と過剰摂取の条件も扱っていた。数字の単位だけを見ず、いつ、誰を、何の条件で測ったかまで一緒に運ぶ必要がある。[8]

安静時の低い値と、運動後に消費が増える結果は、測っている場面が異なる。そこを分ければ、どちらかを取り消す必要はなくなる。朝に休んでいる体と、夕方に動いた後の体に、同じ札を付けないということである。[7][8]

一日の総消費量も別の指標だ。冠動脈疾患と身体活動の制約がある高齢女性51人を対象にした無作為化比較試験では、6か月の筋力トレーニングを、低強度のヨガと深呼吸を行う対照条件と比べた。完了者は42人で、筋力トレーニング群の総消費量は開始前から1日177 kcal増え、対照群との比較でも有意だった。疾患と活動制約のある高齢女性の結果であり、18〜39歳の女性に同じ増加量が当てはまるかは別に検証する必要がある。[2]

総消費量は、運動を実施しない10日間に測定された。トレーニングそのものの時間に使った消費だけを数えた結果ではない点も、この試験を読む際の条件である。[2]

その内訳には安静時代謝量の1日50 kcalの増加が含まれ、こちらも対照群との有意差があった。一方、活動に伴う消費量は筋力トレーニング群内では増えたが、群間差は有意ではなかった。総量が増えたという結論の中にも、比較の仕方によって確かさの異なる部分がある。[2]

低強度のヨガと深呼吸を行う対照群では、総消費量やその構成要素に変化はなかった。ただし、それを根拠に、すべてのヨガが消費量を変えないとするのは対象を広げ過ぎる。高齢で疾患のある女性の対照条件と、健康な成人の多様なヨガの練習は区別して読む必要がある。[2]

買い物帰りに歩く時間を増やすこと、クラスで体を動かすこと、休んでいる時の消費量を変えること。日常では同じ「運動の成果」にまとめがちだが、研究では別々の問いになる。基礎代謝の値が動かないから、その日の活動まで消えてしまうわけではない。総消費量と安静時代謝量を分けることは、成果を取りこぼさないためにも役立つ。[2]

医学生の試験が体組成分析装置を使ったのに対し、高齢女性の筋力トレーニング試験では、安静時代謝量は間接熱量測定で調べられた。総消費量には二重標識水法という方法が用いられた。ここで方法の名前を覚える必要はない。同じ「消費」という言葉でも、装置で評価する指標と日常を含めて調べる総量では、確かめている対象が違うことを押さえたい。[2][3]

高齢女性の試験では、筋力の増加が認められた一方、除脂肪量には変化がなかった。それでも安静時代謝量と総消費量には増加が報告された。この組み合わせも、筋肉の量という一つの欄だけから、すべての消費の変化を予想する難しさを示している。ヨガの経験年数という一つの欄だけで、代謝の値を予想することにも同様に慎重でありたい。[2][7]

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よくある誤解

「経験者は低いのだから、続けるほど損だ」という受け取り方は、比較を個人の経過に変えてしまっている。長期実践者の低い基礎代謝量は確認されたが、練習によって同じ人が下がったかどうかは別の問いだ。体の消費量だけで、練習を続ける意味を採点する結論にもつながらない。[7]

逆に「呼吸が整えば基礎代謝は上がる」も、ここで扱った比較から一律には言えない。長期実践者はポーズ、呼吸練習、瞑想を組み合わせており、若い成人の介入試験では安静時代謝量に有意差がなかった。呼吸の実感に、測定していない代謝の増加まで付け足さないことだ。[3][7]

「統計的に有意なら大きく変わった」という読み方にも注意が要る。過体重・肥満の女性の研究では安静時代謝量の上昇に統計的な有意性が報告されたが、それを長期実践者の約13%という群間差と同じ尺度の効果量として並べることはできない。有意性を表す値は、増加の大きさそのものではない。[6][7]

また、基礎代謝が高い人を健康、低い人を不健康と振り分けるための研究でもない。長期実践者の研究で比べたのは健康な成人であり、研究者は低い値と覚醒の低下との関連を考察した。低い数字を見つけて、すぐに体の故障と名付ける必要はない。[7]

もちろん、数字が低ければ必ず望ましいという逆向きの採点もしない。「省エネ」という便利な言葉には、安静時の消費が低いことと、同じ動作を少ない負担でできることが入り込みやすい。長期実践者の比較が確かめたのは前者であり、後者の証明として読むと話が変わる。[7]

ヨガの目的を代謝だけに絞らない見方もできる。救急医療の研修医81人をヨガ、誘導瞑想、対照の条件に無作為に分けた試験では、6週間後にヨガと瞑想の群で知覚されたストレスの低下が対照群より認められた。これはストレスや不安を評価した結果であり、基礎代謝の増加を示す結果ではない。救急医療の研修医という職業条件での結果を、18〜39歳の女性一般にそのまま広げることはできない。[10]

忙しい日の練習をどう評価するか迷ったとき、代謝の数字と気分を別の欄に置く考え方には意味がある。この試験も研修医という特定の対象での結果だが、何を測ればどの成果を語れるかを示している。帰宅時の心持ちに意味を見いだすことと、消費量の増加を断定することは分けられる。[10]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 研究の「経験者」という言葉を見たら、期間だけでなく練習の中身を確かめる。6か月以上のポーズ・瞑想・呼吸練習の組み合わせは、ポーズだけの練習と同じ条件ではない。[7]
  • 自分の目標を「基礎代謝」「動く時間」「気分」のように言葉で分けて記録する。6週間の医学生の試験では、体格の変化と安静時代謝量の結果は一致していなかった。[3]
  • 「上がった」という紹介では、開始前との比較か、対照群との差かを確認する。男子20人の試験の基礎代謝量の上昇は、ヨガ群の開始前との比較として読む。[4]
  • 運動後の21 kcalという数字を、一日の基礎代謝増加に置き換えない。対象が男性6人で、運動後の区間を測った数字だと書き添えるだけでも誤読を避けやすい。[8]
  • 練習を選ぶ理由を消費量の高さだけに置かない。研修医81人の試験はストレスなどを評価したものであり、自分も気分と代謝を別々に振り返るための手がかりになる。[10]

日々のメモは研究を自宅で再現する実験ではない。呼吸が楽だった、動作を覚えた、帰り道の気分が違ったという記録から、基礎代謝の増減を計算しないための置き場所である。実践者の群間差、介入前後の変化、運動後の反応をそれぞれ分ける読み方を、生活の言葉にも残したい。[3][7][8]

オンザショアで、練習を置く時間を選ぶ

数字の上下だけを目標にするより、生活のどこに練習を置けるかを考える。オンザショア立川店は8:00〜23:30の営業で、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。朝や仕事帰りなど、通える時間を考える際の条件にできる。

当店には溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、ピラティスやパーソナルトレーニングも扱う。選択肢は、同じ運動を義務にするためではなく、生活の中で続ける形を探す材料となる。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できるレッスンを確認したうえで、通う時間を選ぶ。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、体験の予約を選ぶ。まず予定表に、通う時間の置き場所を作るのである。

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参考文献

[2] Resistance training increases total daily energy expenditure in disabled older women with coronary heart disease — Ades PA, Savage PD, Brochu M, Tischler MD, Lee NM, Poehlman ET., 2005, Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). DOI: 10.1152/japplphysiol.00360.2004

[3] Exploring the Effects of Yoga on the Resting Metabolic Rate and Fat-to-Muscle Ratio of Medical Students: A Six-Week Interventional Study — Prajapati P, Kaliramana P, Jamil F, Agarwal R, Agarwal P, Bhandari B., 2025, Cureus. DOI: 10.7759/cureus.85314

[4] Yoga training improves metabolic parameters in obese boys — Seo DY, Lee S, Figueroa A, Kim HK, Baek YH, Kwak YS, Kim N, Choi TH, Rhee BD, Ko, 2012, The Korean journal of physiology & pharmacology : official journal of the Korean Physiological Society and the Korean Society of Pharmacology. DOI: 10.4196/kjpp.2012.16.3.175

[6] Comparing between the effect of energy-restricted diet and yoga on the resting metabolic rate, anthropometric indices, and serum adipokine levels in overweight and obese staff women — Yazdanparast F, Jafarirad S, Borazjani F, Haghighizadeh MH, Jahanshahi A., 2020, Journal of research in medical sciences : the official journal of Isfahan University of Medical Sciences. DOI: 10.4103/jrms.jrms_787_19

[7] The effect of long term combined yoga practice on the basal metabolic rate of healthy adults — Chaya MS, Kurpad AV, Nagendra HR, Nagarathna R., 2006, BMC complementary and alternative medicine. DOI: 10.1186/1472-6882-6-28

[8] Thermic responses to vegetarian meals and yoga exercise — Agte V, Chiplonkar S., 1992, Annals of nutrition & metabolism. DOI: 10.1159/000177709

[10] Yoga and guided meditation in emergency medicine: Impact on stress, anxiety, and well-being — Ograk OE, Eksioglu M, Ozturk TC, Kaymak BA., 2026, The National medical journal of India. DOI: 10.25259/nmji_107_2024

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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