
食事の質は、冬に悪くなるとは限らない
食べる量が増える季節を、そのまま食生活が悪くなる季節と呼ぶこともできない。オランダの地域住民を対象としたコホート研究では、中高年・高齢者9,701人の食事を質問票で調べ、食事指針への適合を点数にして季節差を検討した。これは空腹感の強さではなく、食事の組み合わせを評価した研究だ。中高年・高齢者の結果を18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[3]
食事の質の点数は0〜14点で表され、冬にピークがあり、季節変動は0.10点だった。ピークは12月である。性別、年齢、摂取エネルギー、身体活動、体格、併存疾患、教育などを調整した解析で、男性、肥満のある人、社会経済的水準の高い人で特にこの傾向が見られた。[3]
0.10点という動きを、冬には献立が劇的に良くなるという話に膨らませるべきではない。評価の尺度の幅と変動の大きさを一緒に見る必要がある。調べた人数の多さと、見つかった季節差の大きさは別々に読む。[3]
食品群の動きはそろわなかった。豆類やナッツ、糖を含む飲料、乳製品などが、それぞれ違う時期にピークを持ち、食事全体の点数へ互いに打ち消し合う形で寄与していた。季節の食生活を理解するには、総量だけでなく中身を見る必要があることを示す結果である。[3]
成人のメタ分析が示す冬の摂取量増加と、この研究の冬の食事の質のピークは、どちらかを取り消す関係ではない。対象や評価方法が違い、そもそも測っている問いも違う。多く食べたか、どんな食品の組み合わせだったか、食べたくなったか。それぞれを別に評価すれば、結果が違って見える理由が分かる。[2][3][8]
さらに、集団全体の平均的なピークと、個人の変化は分けたい。オランダの研究では背景によって傾向が異なり、食品群の動きにも違いがあった。集団の平均が冬に上がるからといって、目の前の人の食事も同じ月に同じ幅だけ変わると予測する材料には足りない。季節差の数字は自分を採点する基準ではなく、確認する対象を増やす情報として読むのが妥当である。[3]
夕飯のおかずはいつも通りで、季節の果物を楽しんだ日を想像してみる。その日の満足を、ただ「秋に負けた」と採点する必要はない。食事の量と質を混同しない見方は、食品ごとの季節差を調べた研究と整合する。体重を減らすことを全員の目標にせず、自分の暮らしで何を確認したいのかを先に決めたい。[3][8]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
運動を増やせば日照の影響を消せるのか
日が短いから食べたい、ならば運動を増やせば解決する。この筋道には、原因の特定と対策の効果という別の検証が必要である。季節の食事量を比較したメタ分析は、秋に運動を増やして食欲が抑えられるかを試した研究ではない。季節差の存在から、特定の運動量の処方へは進めない。[8]
光と運動を一緒に見た小規模な人の調査はある。定期的に運動している女性32人に、抑うつに関する質問票と、季節性や光を浴びる習慣を尋ねる尺度を用いた研究だ。屋外の光や明るい室内の光に多く接する習慣を報告した人は、少ない人より季節性の抑うつ症状を少なく報告していた。対象は運動習慣のある女性であり、18〜39歳の女性全体に同じ関連が当てはまるかは未確定だ。[5]
ただし、これは運動している人の中で光への接し方と症状を比べた観察である。光を浴びるよう割り付けて食事量を測る試験でも、運動時間を増やして秋の食欲を比べる試験でもない。光と運動が生活の中で一緒に動き得ることには注意を向けられるが、食欲抑制の効果へ読み替えることはできない。[5]
同じ「運動した日」でも、明るい屋外を歩いた日と、暗くなってから室内で動いた日では、光への接し方が違う。運動と光を別々の条件として考えるという発想は、この調査の論点に沿っている。歩けば食欲が必ず落ちると期待するより、自分がどの条件で動いているかを確かめる材料になる。[5]
この女性の調査で大切なのは、運動だけを取り出すと、同時に接している光を見落とす可能性があるという点だ。ある習慣と症状が関連していても、その習慣に付随する別の条件が関係していることがある。こうした条件を交絡要因と呼ぶ。この研究では光への接し方を考慮することが、運動と抑うつ症状の関係を整理する手がかりとして挙げられた。[5]
食欲の話でも、測ったものに名前を付けておくと読み違いを減らせる。女性の光の調査で比較した結果は季節性の抑うつ症状、アイスランドの追跡調査で季節変動を認めたのは食べ物への欲求と身体活動、成人のメタ分析が集計したのは食品やエネルギーの摂取である。それぞれの結果を、まとめて「秋の食欲に効く」と呼ぶと、何が確かめられたのかが消えてしまう。[2][5][8]
予定表には「夕方に体を動かす」、食事のメモには「夕飯前に甘い物が気になった」と書く。この分け方なら、運動を実行できたという出来事を、食欲が下がったかどうかだけで採点せずに済む。食べたい気持ちが残った日も、運動の予定を守れたことまで失敗にする必要はない。研究が別々に測っている行動と感覚を、自分の振り返りでも別々に扱うという提案である。[2][5]
秋の行動案としては、食べた物に対する追加運動をその場で決めるより、続けられる活動の予定を食事と別に考えるのがよい。これは季節性食欲への効果が確認された処方ではなく、観察研究から対策を飛躍させないための選び方である。食事の評価、欲求の記録、活動の予定が別にあれば、変わった場所を考えやすい。[2][8]

よくある誤解
「秋の食欲は、日照時間が減れば誰にでも起きる」。人の研究で確かめられている季節と摂取量の関連を、個人に必ず起こる光の作用へ置き換えている。成人のメタ分析で冬に摂取が多かったことと、季節性動物で長い明期に摂取が増えることは、対象を添えて両方扱う必要がある。[8][19]
「秋に甘い物が欲しければ、体重も同じだけ増えている」。アイスランドの調査では、食べ物への欲求や身体活動に季節変動があっても、調べた領域のすべてに変動があったわけではない。欲求の強さを体重変化の代わりの指標にすることはできない。食べたい感覚だけで、食事を減らす必要があると判断しないための区別だ。[2]
「冬は食べる量が多いから、食事の質も悪い」。摂取量をまとめたメタ分析と、オランダの食事の質の研究は別の側面を測っている。後者では冬に点数のピークがあり、食品群ごとの季節変動も異なった。季節の名前で献立全体を採点するより、実際の中身を見るほうが研究の結果に忠実である。[3][8]
今日からできること
- 「食べたい気持ち」と「実際に食べた物」を別にメモする。336人の季節追跡調査が扱った欲求と、食事研究が扱う摂取量を混同しないための記録であり、書けば食欲が下がるという約束ではない。[2][8]
- 秋の献立を見直すなら、総量の印象だけでなく食品群も見る。26研究のレビューでは、夏から秋にかけて果物や穀類と、野菜などで変動の方向が異なった。特定の食品を一律に避ける根拠にはしない。[8]
- 運動した場所や明るさを、運動したかどうかと分けて振り返る。女性32人の観察は光と季節性症状の関連を調べたもので、食欲を抑える屋外運動の時間を示した試験ではない。[5]
- 食事の量と質を別に振り返る。中高年・高齢者9,701人の調査では、冬に食事の質の点数が高かった。総量の印象に加えて、どんな食品を組み合わせたかも見るための視点になる。[3]
- 「毎年こうなる」という予想と、今の様子を分けて確かめる。336人の調査では夏の季節性評価からその後の変動を予測できなかった。気分や食事の変化で生活に支障がある場合は、季節のせいと決めず医師に相談する。[2]

オンザショアで、季節と別に予定を置く
食事の変化と運動の予定を分けて考えるとき、通う場所の営業時間や行き方は、続ける仕組みを選ぶ材料になる。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも扱っている。食べた量を取り返すという発想より、生活の予定に合う内容を検討する場として考えたい。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている場合は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、体験予約を日常の予定の中に置く。
参考文献
[2] Can Self-Reported Seasonality Predict Prospectively Assessed Seasonal Changes of Self-Reported Mood, Food Cravings, Body Weight, Insomnia, and Physical Activity? — Potthoff J, Ólafsson RP, Zelinski L, Höller Y., 2026, Scandinavian journal of psychology. DOI: 10.1111/sjop.70016
[3] Seasonal variation of diet quality in a large middle-aged and elderly Dutch population-based cohort — van der Toorn JE, Cepeda M, Kiefte-de Jong JC, Franco OH, Voortman T, Schoufour, 2020, European journal of nutrition. DOI: 10.1007/s00394-019-01918-5
[5] Relation of light and exercise to seasonal depressive symptoms: preliminary development of a scale — Groom KN, O’Connor ME., 1996, Perceptual and motor skills. DOI: 10.2466/pms.1996.83.2.379
[7] Seasonal food intake and energy balance: Neuronal and non-neuronal control mechanisms — Appenroth D, Cázarez-Márquez F., 2024, Neuropharmacology. DOI: 10.1016/j.neuropharm.2024.110050
[8] Seasonality of food groups and total energy intake: a systematic review and meta-analysis — Stelmach-Mardas M, Kleiser C, Uzhova I, Peñalvo JL, La Torre G, Palys W, Lojko D, 2016, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/ejcn.2015.224
[19] Appetite regulation and seasonality: implications for obesity — Adam CL, Mercer JG., 2004, The Proceedings of the Nutrition Society. DOI: 10.1079/pns2004367
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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