最新の体験料金は料金ページ、最新のスケジュールは体験予約ページでご確認ください。体験レッスンは、ヨガ・ピラティスが1,980円(税込/税抜1,800円)、キックボクササイズが4,980円(新規の方限定)です。
空手の道場で教わることは、突きと蹴りだけではありません。むしろ、長く続けた人ほど「技より先に、言葉が残った」と言います。
立川駅北口から徒歩1分。オンザショア立川店と同じ場所で、ワールド極真会空手連盟東京支部として極真空手を教えています。教えるのは、極真空手三段・師範代で、ワールド極真会空手連盟東京支部長の代表。稽古は代表との1対1のパーソナルで、対象は女性と、小中学生の子どもです。
この道場が大事にしているのが、極真空手の創始者である大山倍達総裁の言葉です。
頭を低くして(謙虚)、目を高くして(野心)、口を閉じて(静寂)、親孝行を基本とし、他を利する。
短い言葉です。道場の中で唱えるだけなら、三秒で終わります。けれど、この言葉を道場の外に持ち出して、会社の会議室や、台所や、子どもの寝顔の横に置いてみると、急に重くなります。この記事では、その重さをできるだけそのまま書いてみます。

頭を低くして——謙虚とは、自分が間違う前提で立つこと
「謙虚」という言葉は、ふだん少し安く使われています。控えめにしていること、目立たないこと、自分の手柄を口にしないこと。もちろんそれも謙虚の一つです。
けれど、稽古の中で「頭を低くする」ことは、もう少し具体的です。それは、自分の体と技が、まだ間違っている前提で立つということです。
突きを百本打てば、百本のうち何本かは必ず崩れています。肘が開く、肩が上がる、引き手がおろそかになる、足が床をつかんでいない。自分では「できている」と思った一本が、指導者の目には崩れて見える。そこで「いや、今のはできていた」と思った瞬間に、上達は止まります。頭を低くするとは、その一言を飲み込んで、もう一度打つことです。
これは、仕事でもまったく同じです。会議で自分の案に反対されたとき。部下に間違いを指摘されたとき。子どもに「ママ、それ前と言ってること違う」と言われたとき。頭を低くできる人は、そこで一度立ち止まり、「もしかしたら、自分が間違っているのかもしれない」と考えられます。間違いを認めることは負けではなく、次の一本をまっすぐ打つための準備です。
1対1の稽古では、この謙虚さがごまかせません。大勢の中なら、自分の崩れた突きは誰にも見られずに済むかもしれない。けれど、目の前にいるのは三段・師範代の代表一人です。崩れは全部見えています。逃げ場がない。だからこそ、頭を低くする練習になります。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
目を高くして——野心とは、昨日の自分より一つ上を見ること
謙虚の次に、すぐ「野心」が来る。この順番がおもしろいところです。頭は低く、けれど目は高く。下を向いて縮こまれ、という話ではありません。
ここでいう野心は、誰かを押しのけて上に行くことではなく、昨日の自分より一つ上を見続けることだと読んでいます。今日は前蹴りが腰の高さまで上がった。来月は、もう少し上へ。今日は突きの最後で拳が止まった。次は、止まった拳の先にまだ力が残っている感じを探す。
大人になると、「一つ上を見る」機会がめっきり減ります。仕事はこなせるようになり、家事も回るようになり、昨日と同じ今日を無事に終えることが目標になる。それは悪いことではありません。ただ、体と心のどこかに「まだ伸びられる場所」を一つ持っておくと、毎日の手ざわりが変わります。空手は、その場所として、ちょうどいい大きさをしています。
三十代、四十代、五十代から空手を始める女性が、最初に驚くのはここかもしれません。「この年になって、まだ上達できることがあるんだ」と。目を高くするのに、年齢の上限はありません。

口を閉じて——静寂とは、言い訳をしない稽古
三つ目は「口を閉じて」。静寂です。
稽古中に口を閉じる。これは文字どおりの意味でもあります。黙って動く、黙って聞く、黙って礼をする。けれど、もう一つの意味のほうが、たぶん大事です。それは、言い訳を口にしないということです。
「今日は疲れているから」「昨日寝不足で」「最近肩が上がらなくて」。言い訳は、口に出すと自分の中で本当になります。口を閉じたまま、今日の体でできる最善の一本を打つ。疲れていれば疲れている体の、肩が上がらなければ上がらない肩の、その日なりの一本があります。
ただし、ここは誤解しないでください。体の痛みや不調を黙って我慢しろ、という意味ではありません。ケガや痛みは、稽古の前に必ず伝えてください。1対1の稽古の良さは、その日の体に合わせて内容を変えられることです。伝えるべきことは伝え、そのうえで、言い訳はしない。この線引きが、静寂の稽古です。
会社でも家でも、私たちは一日に驚くほどたくさんしゃべっています。会議、メール、チャット、子どもへの声かけ、家族への連絡。言葉に追われる毎日の中で、稽古のあいだだけ口を閉じて、体の声だけを聞く。空手の稽古の静けさは、それ自体が一つの休息になります。
親孝行を基本とし——強さの始まりは、いちばん近い人を大切にすること
四つ目で、言葉の調子が少し変わります。「親孝行を基本とし」。武道の言葉としては、意外に感じる人もいるかもしれません。
けれど、これは強さの話の根っこです。いくら技が強くても、いちばん近い人を大切にできない人は、強いとは言えない。強さは、まず自分を育ててくれた人、自分のそばにいる人に向かって、やさしさとして現れる。そういう順番を、この言葉は教えています。
大人の女性にとって、親孝行はもう少し複雑な言葉かもしれません。親が遠くに住んでいる人もいれば、親の介護をしている人も、親との関係に悩んでいる人もいます。ここでは「親孝行」を、もう少し広く、自分を支えてくれた人に、感謝を形にして返すことと読んでおきます。親かもしれないし、家族かもしれないし、自分の子どもかもしれない。
子どもにとっては、もっと単純です。稽古が終わったら、迎えに来てくれた親に「ありがとう」と言う。送り迎えをしてくれる人、稽古の費用を出してくれる人、応援してくれる人がいるから、稽古ができる。その当たり前を、毎回の稽古の終わりに思い出すこと。それが子どもにとっての「親孝行を基本とする」です。

他を利する——強くなった分だけ、誰かの役に立つ
最後が「他を利する」。強くなった自分を、自分のためだけに使わないということです。
空手で強くなることには、たしかに「自分を守る」という意味があります。この道場では、護身術の専用クラスはありませんが、極真空手やキックボクササイズのレッスンの中で、自分の身を守るための体の使い方も教えています。自分を守れることは、それだけで大きな安心です。
けれど、極真の言葉は、そこで止まりません。自分を守れるようになったら、次は誰かの役に立つ。後から入ってきた人に、自分が教わったことを伝える。困っている人がいたら、声をかける。家族の誰かが疲れていたら、自分が少し多く引き受ける。強さは、他の人のために使われたときに、いちばん強くなる。
この道場は、総合格闘技・柔術・古武術の技も積極的に取り入れながら、「強さとは何か」を追い続けてきました。その答えの一つが、この「他を利する」にあると考えています。強さとは、相手を倒す力のことだけではなく、誰かの役に立てる余力のことでもある。
大人の女性にとって、この「余力」は切実な言葉かもしれません。仕事でも家庭でも、自分のことで手いっぱいの毎日が続くと、誰かのために使える力はほとんど残りません。稽古で体と心に少しずつ余力をためていくことは、自分を守るためでもあり、まわりの人を支えるためでもあります。子どもにとっては、自分より小さい子や、まだ上手にできない友だちに、自分が教わったことをそっと手伝える力です。
1対1の稽古で、この言葉はどう現れるか
五つの言葉は、道場の壁に貼っておくだけでは意味がありません。稽古の一回一回の中で、体を通して確かめていくものです。
1対1の稽古では、それが特にはっきり出ます。
- 頭を低くして:代表に崩れを指摘されたとき、言い返さずにもう一度やる。
- 目を高くして:「今日はここまでできた」で終わらず、次の稽古で目指すことを一つ決めて帰る。
- 口を閉じて:稽古中は黙って動く。ただし体の不調は必ず先に伝える。
- 親孝行を基本とし:稽古ができる環境を支えてくれる人に、感謝を言葉にする。
- 他を利する:覚えたことを、家族や仲間や後から来る人に、少しずつ分けていく。
大勢の道場では、こうしたことは先輩の背中を見て学ぶものかもしれません。1対1の稽古では、代表が一人ひとりの性格や体力に合わせて、その人に届く言葉で伝えます。人前が苦手な子どもにも、運動経験のない大人の女性にも、それぞれの入り口があります。
言葉を毎日に持ち帰る、小さな稽古
稽古は、道場を出たあとも続きます。五つの言葉を毎日の中に置いておくための、小さな習慣をいくつか挙げておきます。どれも、道場で教わった体の使い方の、ほんの延長です。
- 朝、玄関で一度だけ背すじを伸ばす。 頭を低くする前に、まず自分の軸をまっすぐにする。稽古の始めの姿勢を、一日の始めにも一回だけ。
- 会議や大事な話の前に、口を閉じて一呼吸。 鼻から吸って、ゆっくり吐く。言いたいことがいちばんたくさんある瞬間ほど、一拍おく。
- 間違いを指摘されたら、まず「なるほど」と言ってみる。 反論はそのあとでいい。頭を低くするのは、相手の言葉を一度体の中に入れる時間をつくるためです。
- 一日の終わりに、「今日の一つ上」を一つだけ思い出す。 大きなことでなくてかまいません。昨日より少し早く起きた、昨日より一回多く人の話を最後まで聞いた。目を高くするのは、そういう一段ずつの積み重ねです。
- 身近な人に、ひとつだけ礼を言う。 家族でも、同僚でも、駅で道をゆずってくれた人でもいい。親孝行を基本とし、他を利するの、いちばん小さな形です。
道場の言葉は、道場の中で唱えているうちはまだ半分です。残りの半分は、こうして毎日の暮らしの中で、少しずつ体に染みこませていきます。1対1の稽古で代表と向き合う時間は、その染みこみ具合を確かめる時間でもあります。先週より少しだけ頭が低くなったか、目が高くなったか、口が静かになったか。突きや蹴りと同じように、言葉も稽古で上達していきます。
まとめ
頭を低くして(謙虚)、目を高くして(野心)、口を閉じて(静寂)、親孝行を基本とし、他を利する。
大山倍達総裁のこの言葉は、道場の中だけの教えではありません。自分が間違う前提で立つこと。昨日の自分より一つ上を見ること。言い訳をせず、その日の体で最善を尽くすこと。いちばん近い人を大切にすること。強くなった分だけ、誰かの役に立つこと。会社の会議室でも、台所でも、子どもの寝顔の横でも、そのまま使える言葉です。
空手を始めることは、この五つの言葉を、体で覚え直すことでもあります。突きと蹴りは、そのための道具です。
なお、空手の稽古は体に負担がかかることもあります。ケガや持病のある方は、事前に医師に相談してください。医師から運動を止められている方は利用できません。
立川で空手の相談をする
極真空手の稽古は、極真空手三段・師範代で、ワールド極真会空手連盟東京支部長の代表との1対1のパーソナルです。対象は女性と、小中学生の子ども(男の子も女の子も)です。大人の男性は対象外です。
稽古の内容や時間、始め方の相談は、公式LINEからどうぞ。お子さんの場合は、保護者の方からご連絡ください。レッスン中は電話に出られないことが多いので、LINEで送ってもらえると確実です。
場所は、JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。オンザショア立川店と同じ場所です。同じ場所では、溶岩ホットヨガやピラティスのレッスンも行っていて、ヨガ・ピラティスの体験レッスンは期間限定で税抜1,800円(税込1,980円)、事前決済で受けられます(こちらはヨガの体験の料金です)。
頭を低くして、目を高くして、口を閉じて。最初の一礼は、立川の駅から一分の場所で待っています。押忍。
同じ分野のほかの記事
- 30代・40代・50代から極真空手を始める女性へ|「子どものもの」「痛そう」「体が固い」を三段・師範代と1対1でほどく
- うちの道場には「後ろの列」がない|子どもに極真空手を習わせたい保護者へ、立川で三段・師範代と1対1の稽古
- 後ろの列がない空手の稽古|三段・師範代と1対1で極真空手を習うということ(立川)
- 「礼に始まり礼に終わる」は何を守っているのか|空手の礼法と「押忍」、立川の道場で1対1で学ぶ礼
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。





