画面を見ない60分 ― 通知から離れる場所としてのスタジオ

この記事は2026年10月時点のお知らせです。
最新の体験料金は料金ページ、最新のスケジュールは体験予約ページでご確認ください。体験レッスンは、ヨガ・ピラティスが1,980円(税込/税抜1,800円)、キックボクササイズが4,980円(新規の方限定)です。

夕方6時52分。JR立川駅の改札を抜けて北口へ向かう人の流れの中に、うつむいて歩く人が少なくありません。手のひらの中で、画面が光っている。信号待ちで一度、歩きながらもう一度。さっき何を読んだのかと聞かれると、たぶん答えられません。ニュースの見出しだったか、誰かの写真だったか、買い物のお知らせだったか。読んだという感触だけが残って、中身は残っていない。

朝、目覚ましを止めるのも画面。寝床の中で天気を見て、ついでにメッセージを開き、ついでのついでに知らない人の投稿を三つ読む。電車で画面、昼休みに画面、トイレで画面、夜は湯船の縁に置いた画面。数えたことがある人は少ないと思いますが、多くのスマートフォンには、一日に画面を見ていた時間や、手に取った回数を表示する機能が入っています。一度だけ、その数字を見てみてください。予想を上回る数字に、少し黙る人が多いはずです。

この記事は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオ、オンザショア立川店が書いています。ヨガの店が、なぜスマートフォンの話をするのか。正直に言うと、私たちが売っているのはヨガと、もう一つ、画面が暗いままの60分だと思っているからです。

スタジオの規則の話ではありません。35〜40℃、湿度60〜70%の部屋で、溶岩プレートの床の上にマットを敷いて体を動かしていると、ヨガをしているあいだは、自然と画面を見ない時間になる。汗で濡れた手は画面にうまく触れられないし、触る気も起きない。その60分が、今の暮らしでは見つけにくい時間になっている、という話です。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

通知は、意志の弱さではなく、よくできた仕組み

まず、自分を責めるところから始めないでください。画面を何度も見てしまうのは、だらしないからではありません。通知は、見てしまうように、とてもよくできています。

赤い丸に白い数字。短い音。太ももに伝わる小さな震え。どれも、何かが来たことだけを知らせて、何が来たかは教えてくれません。中身が分からないから、確かめたくなる。開けてみると、半分はどうでもいいお知らせで、ときどき、うれしい連絡が混じっている。待っている連絡が一通あるだけで、関係のない通知まで開いてしまう。「今度こそ、あの人か」と指が伸びる。通知の箱は、ちょうどそういう形をしています。

もう一つ、メッセージには「既読」がつきます。読んだことが相手に伝わる仕組みは便利ですが、読んだ瞬間から、返事の時計が動き出したような気持ちになる人も多いはずです。相手はそんなに急いでいないかもしれない。それでも、自分の頭の中で時計が鳴る。だから、開く前から少し身構えて、開いたらすぐ返したくなる。

そして、通知は作業を細かく切ります。資料を読んでいる途中で一回、料理の途中で一回、子どもの話を聞いている途中で一回。そのたびに頭は別の話へ飛び、また戻ってくる。画面を閉じたあと、資料のどの行まで読んだか探し直す。料理なら、次に入れるはずだった材料を思い出す。一回は短くても、一日に何十回も重なれば、ずっと「戻りかけ」のまま過ごしていることになります。

鳴っていないのに、ポケットが震えた気がする。画面を見たら何も来ていなかった。そんな経験がある人は、もう体のほうが通知を待つ形になっているのかもしれません。それも意志の問題ではなく、毎日の繰り返しが体に残した癖のようなものです。

癖なら、意志で戦うより、環境で変えるほうが早い。手の届く場所に画面があれば、人は見ます。見られない場所に一時間いれば、見ません。単純な話です。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

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ヨガをしているあいだは、画面を見ない時間になる

では、その一時間の中身を、時間の順に書いてみます。スタジオに着く直前まで画面を見ていた人が、60分でどう変わっていくか、です。クラスによって流れは違いますが、おおまかにはこんな具合です。

最初の5分:手が、まだポケットを探している

マットの上に座ると、まず足の裏と尻から熱が上がってきます。床に敷かれているのは、イタリア産の天然溶岩石「バサルティーナ」のプレートです。じんわり温かい、というより、下から体を包まれる感じに近い。

この時間、手はまだ落ち着きません。太ももの横を何となく触る。いつもならそこにある四角いものを、指が探しています。ヨガのウェアにはポケットのないものも多いので、探しても何もない。最初の数分は、その「何もない」が少し心細いかもしれません。

10〜15分:額と首筋に汗がにじむ

呼吸に合わせて腕を上げ、体を前に倒し、また起こす。動きが始まると、額と首筋、それから鎖骨のくぼみに汗がにじんできます。インストラクターの声が「吸って」「吐いて」と時間を区切るので、頭の中にあった「さっきの返事、どうしよう」という声は、少しずつ小さくなる。消えるわけではありません。ただ、声の大きさの順番が入れ替わります。

20〜30分:濡れた指は、画面の上でよく滑る

体を下に向けるポーズが続くころには、汗が鼻の先から落ちて、マットに小さな丸い跡をつくります。手のひらはしっとり濡れ、マットの上で手の位置を直すたびに、汗の跡が増えていく。

この状態の指で画面に触れても、たいていうまく反応しません。親指が滑って、思ったところを押せない。もっと言えば、触ろうという気そのものが起きません。全身が汗で濡れていて、胸の真ん中が熱くて、呼吸を数えるのに忙しい。そこに四角い画面の入る場所はありません。

汗で濡れた親指が画面の上で滑るのは、故障ではありません。今日はもう触らなくていい、という合図だと思ってください。

40分前後:目を置く場所を、自分で決める

片足で立つポーズや、体をねじるポーズでは、視線の置き場所が大事になります。ヨガには、ポーズごとに目を置く一点を決める考え方があります。床の少し先の一点、伸ばした手の指先、天井。目が一点に落ち着くと、体のぐらつきも少し落ち着きます。

ここが、画面との大きな違いだと私たちは思っています。画面の上では、目は動くものに引っぱられます。新しい投稿、動く広告、次の動画。目を置く場所を決めているのは、画面のほうです。ヨガの40分目に、汗の流れる額の下で、目を置く場所を自分で決める。それだけのことですが、ふだんほとんどやっていないことでもあります。

終盤:仰向けで、何もしない

多くのクラスは、最後に仰向けになって手足を投げ出し、何もしない時間で終わります。溶岩の床の熱が背中に残り、汗が耳の後ろを伝っていく。このあたりで、ふと気づく人がいます。そういえば、この30分ほど、スマートフォンのことを一度も思い出さなかった、と。

全員がそうなるとは言いません。最後まで気になる日もあります。それでも、手が届かない場所に60分いたという事実は残ります。見なかった、のではなく、見られなかった。それで構いません。最初はそこからです。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

「連絡がつかない60分」が不安な人へ

それでも、60分も画面から離れるのは不安だ、という人はいると思います。仕事の連絡より、むしろ私生活の連絡が気になる人もいるでしょう。友人のグループの会話が進んでいく。家族から何か来るかもしれない。自分だけが話から取り残される気がする。

たとえば、レッスンに入る前に動いていたグループの会話が、出てきたら40件進んでいた、としましょう。それを一つずつ読むと、たいていは誰かの冗談と、それへの反応と、スタンプの往復です。大事なことがその60分で決まっていることは、あまりありません。決まっていたとしても、最後の数件を読めば追いつけます。会話の続きは、汗を拭いてからでも読めます。

不安を減らすために、入る前にやっておくといいことが三つあります。

一つ目は、家族や近しい人に「何時から何時までは連絡がつかない」と一言伝えておくこと。相手が知っていれば、返事が遅くても心配させずに済みます。

二つ目は、急ぎの返事を一つだけ済ませておくこと。気になっている返事を一通だけ片づけて入れば、頭の中の時計が一つ止まります。全部を片づけようとすると、結局レッスンに遅れます。

三つ目は、「出てから見る」と決めておくこと。見るのをやめるのではなく、見る時刻をずらすだけです。決めてしまえば、レッスン中に気になったときも「あとで見る」と自分に言い返せます。

それでも、今日だけはどうしても連絡を待たなければならない、という日もあるはずです。家族の体調が悪い、大事な知らせを待っている。そういう日は無理に画面から離れなくていいと思います。別の日にずらせばいい。スタジオは年中無休で、毎日8:00〜23:30まで開いています。画面を手放せる日に、来てください。

戻ってきたときの、通知の山の崩し方

60分たって、汗を拭いて、水を飲む。画面を開くと、通知がたまっています。ここで上から順に全部開いていくと、せっかくの60分が、最初の5分で元に戻ってしまいます。通知の山には、崩し方があります。

最初の数分は、まだ見ない

レッスンが終わってすぐは、まだ見ないでおくことをすすめます。汗を拭いて、水を飲んで、着替える。体の熱が少し引くまでの時間は、レッスンの続きだと思ってください。

スタジオからJR立川駅の北口までは徒歩1分です。改札に着くまでの1分くらいなら、画面を見ずに歩けます。夕方なら空の色を、夜なら駅前の明かりを、ただ見ながら歩く。汗をかいたあとの頬に当たる外の空気は、冷房の風とは違う冷たさがあります。画面を開くのは家に着いて座ってから。その間は前を見て歩きます。

上から崩さず、名前で拾う

画面を開いたら、通知を新しい順に読むのではなく、名前で拾います。

まず、家族や約束をしている相手など、人の名前がついた連絡。次に、今日中に返事の期限があるもの。それ以外の、お知らせやニュース、グループの会話は「あとで」に回します。グループの会話は最新の数件だけを読み、さかのぼるのは家に着いてからで十分です。

お店や配達のお知らせ、アプリからの「おすすめ」は、読まずにまとめて消してしまっても、困ることはほとんどありません。困ったことがあれば、そのとき開けばいいだけです。

60分で何が起きていたか、数えてみる

一度だけ、実験をしてみてください。レッスンのあいだに届いた通知のうち、60分以内に返事が必要だったものはいくつあったか。紙でもメモでもいいので、数字だけ書いておく。

数えてみると、赤い丸の数ほど急用はなかった、と気づくこともあります。ゼロだった日の記録は、次に画面から離れるときの心強い味方になります。「前もゼロだった」と知っていれば、60分の不安は少し軽くなる。あの赤い丸の数は、自分にとっての急ぎの数ではなかった、と分かるからです。

返事は短く、長い返事は落ち着いてから

汗をかいたあとの体は、軽くて、少しぼんやりしています。その状態で長い返事を書くと、あとで読み返して首をかしげることもある。急ぎのものだけ短く返し、込み入った返事は家に着いて、夕飯を食べてからにしましょう。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

汗をかいた日の夜は、指先より体を休める

スタジオを出たあとまで、ずっと画面を我慢する必要はありません。私たちがすすめたいのは、汗をかいた日の帰宅後だけ、順番を変えることです。かばんを置いたら、画面より先に濡れたウェアを取り出す。丸めたままのタオルを広げ、水を飲む。今日、自分の体が動いた跡を、自分の手で片づけます。

ウェアの背中だけ色が濃い。タオルの端まで湿っている。洗濯物としては面倒ですが、その面倒まで含めて60分の続きです。画面の履歴には残らない今日の仕事が、布には残っています。投稿する写真を選ぶより先に、その布を干す。汗をかいた日は、体の用事を先に済ませてしまいましょう。

食卓では、器を持つ手に戻す

帰宅して夕飯を食べるとき、片手に画面を置くと、食べ終わった感触まで薄くなります。今日は何を食べたかより、何を読んだかのほうが残る。せっかく体を動かして帰ってきたのに、それでは少し惜しい。

まず一口、水を飲む。箸を持ち、器を持つ。湯気があれば顔に当たる温かさを、冷たいものなら器の冷たさを感じる。立派な食事を用意する話ではありません。買ってきたおかずでも、残りものでもいい。食べるあいだだけ、両手を食卓に返してやります。

連絡が気になるなら、食べ始める前に急ぎの一通を返す。そのあと画面はかばんへ戻す。「今日は食べながら返さない」と決めるだけです。全アプリの設定を変えるより、今ある一皿を最後まで味わうほうが、汗をかいた夜には似合います。

タオルを干したら、手のひらを空にする

洗濯物の始末がついたら、椅子に座って、手のひらを太ももに置いてみてください。まだ温かいのか、もう冷めたのか。指は力んでいるか。肩は耳に寄っていないか。スタジオで呼吸に合わせて動かした体を、家の明かりの下でもう一度確かめます。

スマートフォンを探そうとしたら、まずその手を見ます。さっきまで床を押していた手です。体重を支え、タオルを絞り、水の入ったコップを持った手です。親指だけを働かせる前に、手のひら全体を休ませる。3分ほどでも、それは家でつくれる画面のない時間です。

何かを上手に感じようとしなくて構いません。呼吸がまだ速ければ、その速さに気づく。足が疲れていれば、今日は動いたと思う。通知の内容を確かめるのと同じくらい、自分の体の具合も確かめてほしいのです。

寝床へ持っていくのは、今日動いた体

横になったあとに動画を開くと、体は寝床にいるのに、目と指だけが残業を始めます。汗をかいた日の夜くらい、その残業は終わりにしたい。画面の充電場所を寝床から離し、横になる前に必要な連絡を終える。そこで一日を閉じてしまいます。

これを毎晩の義務にする必要はありません。まずはレッスンに来た日の夜だけ。「今日は汗をかいたから、もう体を寝かせる」という理由で十分です。眠りの改善を約束する方法ではありませんが、少なくとも画面を追う時間を、横になって休む時間に替えられます。

スタジオで画面を見なかった60分を、帰宅後の我慢大会にしない。食べる、洗う、干す、横になる。その一つずつに手を使っていたら、いつの間にか画面を開かずに夜が進んでいた。私たちは、そんな続き方をすすめます。

まとめ

画面を何度も見てしまうのは、意志が弱いからではありません。中身の分からない通知、既読の時計、細かく切られる作業。よくできた仕組みと、毎日の繰り返しが、手を画面へ向かわせています。だから、意志で戦うより、環境を変えるほうが早い。

ヨガをしているあいだは、画面を見ない時間になります。溶岩の床の熱、額の汗、濡れた手のひら、自分で決める目の置き場所。触れられない、触る気も起きない60分は、今の暮らしの中では、貴重な空白です。

戻ってきたら、通知の山は上から崩さず、名前で拾う。60分のあいだに急ぎの連絡がいくつあったかを数えておけば、次に離れるときの不安は小さくなります。家では、画面より先に濡れたウェアを広げる。食卓に両手を返し、タオルを干したら手のひらを休ませる。汗をかいた日の夜だけでも、体の用事を先にしてみてください。

始める前に知っておいてほしいこと

溶岩ホットヨガは、35〜40℃、湿度60〜70%の部屋で行います。初めての方は、次のことを覚えておいてください。

  • 飲み物は多めに用意し、レッスンの前後とあいだに、こまめに水分をとってください。
  • 食事は直前を避け、空腹すぎる状態でも来ないようにしましょう。
  • 暑さで気分が悪くなったら、ポーズの途中でも無理をせず休んでください。休むのも、レッスンの一部です。
  • 体調がすぐれない日は、思い切って休む日にしてください。
  • 妊娠中の方は、溶岩ホットヨガには参加できません。常温のマタニティヨガがあります。
  • 医師から運動を止められている方は、利用できません。

それから、もう一つ。スマートフォンが手放せずに眠れない夜が続く、気分の落ち込みや不安が強い、毎日の暮らしや仕事に支障が出ている。持病や怪我も含め、こうした困りごとは事前に医師に相談してください。ヨガは、医療の代わりにはなりません。

体験の案内

オンザショア立川店では、ヨガ・ピラティスの体験レッスンを、期間限定で1,980円(税込・税抜1,800円)で受けられます。体験は事前決済です。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれているので、着替えと飲み物を持ってくれば始められます。男性もヨガのクラスに通えます。

スタジオでは溶岩ホットヨガ、ヨガ、ピラティス、キックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを行っていて、ヨガだけで25種類以上あります。どれから始めればいいか迷ったら、公式LINEで気軽に聞いてください。

予約は24時間受け付けているWeb予約か、公式LINEから。ついでに打ち明けておくと、私たちもレッスン中は電話に出られないことが多いのです。その60分は、目の前の体と汗のほうを向いています。予約や質問は、LINEが確実です。

場所はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。年中無休、毎日8:00〜23:30。通知の数で一日を測るのをやめて、一度、汗の量で一日を測りに来てください。

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