HIITは移動時間も休憩に含める?切り替えの秒数と負荷を研究で読み分ける

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

自分で再開を決めるときも、目的をそろえる

固定のタイマーに従うか、自分で回復の長さを選ぶかという比較もある。活動的な男性14人が参加したランダム化比較試験では、30秒のランニングを12本行い、回復を30秒に固定する条件と本人が選ぶ条件を比べた。走る目標は、最大有酸素速度の105%であった。最大有酸素速度とは、最大酸素摂取量に対応する走速度という目安である。男性の走行試験であり、18〜39歳の女性の休憩時間をそのまま決める根拠にはならない。[3]

自分で選ぶ条件では、目標強度で全区間を終えられるよう、十分な回復を取るよう求められた。平均の回復は51±15秒となり、固定した30秒より長かった。目標速度以上で走った時間の割合は、自己選択条件で90±6%、固定条件で74±20%だった。休憩を自分に合わせることで、指定された速さを保つ側の結果が変わった試験である。[3]

ただし、ここで「自分に合わせる」とは、好きなだけ休むことを無条件に勧めた意味ではない。目標の強度で予定した運動を終えるという課題に合わせて選んでいる。参加者ごとの差も大きかった。誰かの平均値を、自分に最適な再開時刻として借りることはできない。[3]

移動に手間取って次の開始に間に合わなかった日も、「自分に合う休憩を選んだ」と自動的に読み替えないほうがよい。次の運動を続けるために意図して待ったのか、準備の事情で待つことになったのかは、記録の意味が違う。前者を検討した研究を、後者の効果の証明として使わないための区別である。[3]

一方で、休憩の個別化が優位にならなかった結果も押さえたい。よく訓練された自転車選手16人を対象とした比較試験では、筋肉の酸素消費が元に戻る時間に合わせる方法と、運動と回復の時間比を2対1に固定する方法が比較された。運動は4分を6本、または8分を3本という構成だった。訓練された自転車選手の反応であり、18〜39歳の女性の一般的な運動にそのまま当てはめることはできない。[4]

個別化しても、平均の出力、心拍、酸素摂取、血中乳酸、きつさの評価に差は認められなかった。最大酸素摂取量の90%超や95%超に達した時間割合にも差がなかった。体の状態を測って精密に休憩を決めれば必ずよい結果になる、という期待を支える結果ではない。[4]

走る速さを目標にした試験と、筋肉の酸素消費を手掛かりにした自転車の試験は、再開を決める方法も運動の型も違う。結果が違うことは、どちらかを無視してよい理由にはならない。休憩を調整する目的と、よくなったかどうかを判定する指標を、先にそろえて読む必要がある。[3][4]

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短い移動の話から、長期の効果へ飛ばない

レッスンの切り替えを考えていたはずが、いつの間にか「この休み方なら体力がつく」という話へ広がることがある。しかし、運動したその日の出力を比べることと、続けたあとの変化を比べることは、別の問いである。回復区間を扱うレビューも、回復の長さだけを変えて長期の適応を調べた研究は限られるとしている。[2]

長期の例として、過体重または肥満のある成人60人、うち女性19人を対象としたランダム化試験がある。監督下で週3回、2か月間運動し、中強度の持続運動、固定の回復を挟むHIIT、本人が回復を調整するHIITが比較された。HIITは1分の自転車運動を22本行う構成であった。過体重・肥満のある男女を合わせた結果なので、18〜39歳の女性全般に同じ改善を見込むことはできない。[5]

固定条件では1分の受動的回復を取り、調整条件では30秒から2分の範囲で回復を変えた。受動的回復とは、運動を続けながら回復する形式と区別した休息の設定である。HIITの両条件では、中強度の持続運動と比べ、最高酸素摂取量の改善が14〜17%と報告された。[5]

この結果は、回復を調整する構成を含むHIITが、監督下の継続プログラムとして調べられた例である。ただし、固定の回復と調整する回復のどちらが優れているかを、この数値だけで決めることはできない。まして、マットを移る時間を足すほうがよいという結論にはならない。対象者、運動の量、監督のある環境を含む結果だからである。[5]

体力を目標にする人も、運動する時間を生活に置きたい人も、初めから体重の変化を採点項目にする必要はない。この話題でまず確かめたいのは、予定した運動をどの条件で行ったかという足元の記録である。研究で改善した指標を全部、自分の目的として引き受けなくてよい。

仕事帰りに受けたレッスンと、休日に部屋で行った運動を比べるときも、同じタイトルだったかだけでは足りない。説明を聞く時間、場所を移す手順、開始の合図に対する自分の動きはどうだったか。細かな事情を全部数式にする必要はないが、違いを消してから「前より楽だった」と判断しないようにしたい。

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よくある誤解

「移動を休憩に含めれば、座って休んだのと同じ」という理解は避けたい。前の運動から次までの経過時間に含めることは、記録の区切り方の話である。その時間の行動まで同じになるわけではない。回復の長さを扱った研究から、移動と静かな休息の同等性を導くことはできない。[1][2][4]

「長く休んだら、HIITとして失敗した」という見方も単純すぎる。訓練されたランナーの比較では、長い回復で平均走速度が上がりながら、心拍や酸素摂取の高い領域にいた時間は変わらなかった。休憩を延ばすことは、状況によって次の仕事を変える調整にもなる。短くすることだけが負荷の作り方ではない。[1]

「同じ比率、同じきつさなら、同じ内容」という理解にも注意が要る。同じ運動と回復の比でも区間の長さが違えば、本数などの結果は変わりうる。また、同程度の努力感でも走る速さが異なった研究がある。比率や感覚は大切な記録だが、それだけで実際に行った仕事を代表させない。[1][6]

このように読むと、タイマーの小さなずれに怯える必要も、すべて誤差として片づける必要もない。ずれがあったことを残し、何を比べたいのかに応じて扱えばよい。自分の運動を評価する際の約束事として、「表示された予定」と「実際の進み方」を別々に見ておくのである。

今日からできること

  • タイマーを始める前に、休憩を「運動終了から次の開始まで」と呼ぶのか、準備が済んでからの待ち時間と呼ぶのかを決めておく。4分の運動を繰り返す研究でも、回復の設定は比較条件として区別されている。[1]
  • 記録には休憩の設定とともに、移動や器具の準備があったかを添える。1分・2分・3分の回復で走速度が違った結果を、単なるタイマーの誤差として読み落とさないためである。[1]
  • 自分の判断で再開を遅らせた場合は、その目的を言葉にする。30秒固定と自己選択を比べた試験は、目標の走速度を保って終える課題であった。[3]
  • 比率だけを写さず、運動区間と回復区間の実際の長さを記録する。15秒ずつと30秒ずつの条件は、同じ比であっても区別して検討されている。[6]
  • 次の種目の場所と姿勢を確保してから、呼吸の乱れと動作を始められる状態かを確認する。移動で休憩が終わってしまったら、自宅では動画を止めて落ち着いて待ち、レッスンでは再開を急がず指導者に休憩の延長を相談する。これは切り替えのための実践上の工夫である。男性の走行試験で自己選択の回復は平均51±15秒だったが、女性のレッスンに共通する推奨秒数として転用はできない。自分で待つ場合も、次の運動を行える状態に整える目的を持つ。[3]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、次の開始まで含めて予定を立てる

切り替えを含めた運動の時間を、通う時間と一緒に生活へ置く。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。仕事や用事の前後に通う場所を考えるときは、運動の内容とともに、この時間帯と距離を確認できる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。

通うための条件を確かめる入口は、店のトップ、料金、体験の予約である。運動を続ける場所の候補として、予定に入る時間と選べる内容を照らし合わせたい。

参考文献

[1] The effects of recovery duration on physiological and perceptual responses of trained runners during four self-paced HIIT sessions — Schoenmakers PPJM, Reed KE. / 年: 2019 / 誌名: Journal of science and medicine in sport / 被引用: 31. DOI: 10.1016/j.jsams.2018.09.230

[2] The Moderating Role of Recovery Durations in High-Intensity Interval-Training Protocols — Schoenmakers PPJM, Hettinga FJ, Reed KE. / 年: 2019 / 誌名: International journal of sports physiology and performance / 被引用: 21. DOI: 10.1123/ijspp.2018-0876

[3] Interval running with self-selected recovery: Physiology, performance, and perception — McEwan G, Arthur R, Phillips SM, Gibson NV, Easton C. / 年: 2018 / 誌名: European journal of sport science / 被引用: 17. DOI: 10.1080/17461391.2018.1472811

[4] The Acute Physiological and Perceptual Effects of Individualizing the Recovery Interval Duration Based Upon the Resolution of Muscle Oxygen Consumption During Cycling Exercise — Fennell CRJ, Hopker JG. / 年: 2021 / 誌名: International journal of sports physiology and performance / 被引用: 3. DOI: 10.1123/ijspp.2020-0295

[5] Effects of high intensity interval training on sustained reduction in cardiometabolic risk associated with overweight/obesity. A randomized trial — Mendelson M, Chacaroun S, Baillieul S, Doutreleau S, Guinot M, Wuyam B, Tamisier / 年: 2022 / 誌名: Journal of exercise science and fitness / 被引用: 19. DOI: 10.1016/j.jesf.2022.03.001

[6] Physiological and Performance Impacts After Field Supramaximal High-Intensity Interval Training With Different Work-Recovery Duration — Brandão LHA, Chagas TPN, Vasconcelos ABS, de Oliveira VC, Fortes LS, de Almeida / 年: 2020 / 誌名: Frontiers in physiology / 被引用: 7. DOI: 10.3389/fphys.2020.01075

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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