ソイプロテインにヘキサンが残る?脱脂に使う溶媒と粉の残留検査を読み分ける

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抽出収率は、残留溶媒の少なさを示す数字ではない

抽出収率とは、出発した原料からどれだけ対象を取り出せたかを示す数字として読む。酵素を使う水系抽出の研究では、たんぱく質抽出収率は、酵素を使う条件で89〜96%になり、酵素を使わない条件の66%より高かった。比較対象のヘキサン脱脂原料からの抽出では85%であった。[3]

この比較が答えるのは、実験条件の下でたんぱく質を回収する工程の成績である。収率の高い素材に残留溶媒が少ない、あるいは収率の低い素材に多い、という順位には読み替えられない。比較表を見かけたときは、表の見出しが「たんぱく質の抽出収率」なのか「特定成分の濃度」なのかを確かめたい。

同じ実験では、酵素を使うことでボウマン・バーク阻害因子という大豆由来成分の含量が減り、ルナシンという別のペプチドは酵素分解や熱変性に対してより抵抗性があった。酵素を両方の抽出段階で使う条件は回収量で有利だったが、後の段階だけで使う方が、これらの成分をより保った。[3]

こうした結果は、「水で作る」「酵素で作る」という表現の内側にも加工条件の選択があることを示す。水系の方法だから成分がすべてそのまま、という意味にはならない。もっとも、特定の成分が多く残ることを、そのまま飲む人の健康上の優位性とするのも早い。ここで比べているのは食品素材を作る実験の結果だ。[3]

通販の説明で「高収率」と見たら、製造上の長所を説明している可能性がある。「高たんぱく」と見たら、完成した素材の組成の話かもしれない。「溶媒不使用」と見たら、どの原料と工程についての説明かを確認する。それぞれの言葉を別の欄に置けば、魅力的な表示を全部まとめて残留検査の代わりにすることは避けられる。

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研究室で取り出す溶媒と、食品を作る溶媒を分ける

さらに紛らわしいのが、食品を研究するために溶媒で成分を取り出す実験である。大豆粉、濃縮大豆たんぱく、分離大豆たんぱくなどを対象にした実験では、消化管を模した抽出と、有機溶媒による抽出を比較している。ここでの抽出は、食品中の成分を調べるための操作である。[4]

この試験管・細胞を使った研究では、消化管を模した抽出液の総フェノール量は、酸性メタノールの抽出液より多かったが、抗酸化の試験での働きは弱かった。また、ヘキサン抽出液は抗酸化活性が弱い一方、細胞のキノン還元酵素を誘導する働きが相対的に強かった。測る指標によって順位が変わったのである。[4]

この結果の「ヘキサン抽出液」は、研究者がその溶媒を使って取り出した試料を指す。消費者が飲む完成品に、製造由来のヘキサンが多く残っていたという意味ではない。食品名と溶媒名が同じ文にあっても、製造の操作なのか、分析用の前処理なのかを区別しないと、心配の向きが変わってしまう。[4]

また、抗酸化という言葉が付いていても、この実験の結果を、そのまま人の体での利益や害に置き換えることはできない。抽出法と測定指標で結果が変わったという知見は、試験の条件を読む大切さを教える。特定の抽出液で強かった働きだけを拾い、ソイプロテイン全体の健康評価に広げる読み方は避けたい。[4]

検索結果を読むときには、文章の主語を探すとよい。「ヘキサン抽出液が酵素を誘導した」の主語は、飲んだ人ではない。「大豆たんぱくと物質が結び付いた」なら、使った試料が何かを確かめる。言葉の強さより、実験台に何を置いたかを追う方が、目的の違う数字を取り違えにくい。

完成品の検査について知りたいなら、論文の件数を増やす前に、自分の問いを具体化しよう。購入候補の商品について、対象の溶媒を測った結果があるか。その結果は原料段階か、粉として完成した段階か。製法の一般論を尋ねるのか、手元の商品に対応する情報を尋ねるのかを決めるだけでも、問い合わせの文章は短くなる。

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よくある誤解

「ヘキサンを使う製法があるのだから、ソイプロテインは全部同じだ」という見方は適切でない。従来の脱脂原料から進む経路に加え、冷間圧搾した原料を水やエタノールで洗う方法や、酵素を使う水系抽出の方法も研究されている。同じ大豆を出発点にしても、製造の道筋は分かれる。[1][3][7]

購入する粉にどの代替法が使われているかは、商品ごとに確認する。研究で実行できた工程と、その商品の工程を結び付けるのはメーカーの商品情報である。「大豆由来」の共通点だけで製法までそろえず、購入候補について確認することが必要だ。

「変性しなかったから溶媒も残っていない」という解釈も、測った対象を混ぜている。加工工程を調べた研究が示したのは、ヘキサン脱脂によるたんぱく質変性が起こらなかったことだ。残留という問いに答えるには溶媒の量を、構造という問いに答えるにはたんぱく質の状態を、それぞれ測る必要がある。[2]

「ガスクロマトグラフィーと書いてあれば残留検査だ」という読み方にも注意したい。大豆たんぱくとの相互作用を見るため、ヘキサンを試験用物質として使った研究もある。装置の名称が共通でも、試験の目的と試料が違えば結果の意味も変わる。[9]

もうひとつ、「自然な作り方なら仕上がりも同じ」という期待がある。冷間圧搾原料を用いた洗浄研究でも、洗浄液の組成によって溶けやすさや粘度、ゲルの性質は異なった。代替法の評価は、使わない物質の名前だけで終わらず、どんな素材になったかまで見る方が正確である。[7]

朝のシェーカーを前に、製造工場のすべてを自分で検証する必要はない。代わりに、「製法の説明を読んでいる」「組成の数字を読んでいる」「残留検査の結果を読んでいる」のどこにいるかを見失わないようにする。気になる言葉を見つけた瞬間に、すべてを同じ結論へ押し込まないための区切りである。

今日からできること

  • 購入候補の商品説明で、原料の脱脂と、その後のたんぱく質の抽出を分けて読む。分離大豆たんぱくには、脱脂原料から抽出、繊維の除去、沈殿、乾燥へ進む経路がある。[1]
  • たんぱく質含有率の90%以上という数字を、溶媒が残らない割合として読まない。レビューの数字は分離大豆たんぱくの組成を示している。[1]
  • 残留が気になる場合は、「この商品の完成した粉について、対象溶媒の検査結果を確認したい」とメーカーへ尋ねる。原料の製法説明と完成品の結果を分けた質問にする。
  • 測定法の名前だけで判断せず、試料と測定対象も読む。湿度0%と30%で比べた逆ガスクロマトグラフィーの実験は、大豆たんぱくと揮発性物質の相互作用を調べたものだった。[9]
  • 水系抽出の89〜96%という数字を見たら、たんぱく質抽出収率とメモする。加工成績と残留量を別の欄に置き、数字の意味を保つ。[3]

問い合わせをするときは、見つけた検査表や商品説明の場所も添えると、何を確かめたいかを伝えやすい。「ソイは大丈夫か」という大きな問いより、「この結果は購入予定の粉に対応するか」という問いにする。回答を得た後も、別の商品へそのまま当てはめず、確認した対象を記録しておこう。

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オンザショア立川店を、予定に入る運動の場所へ

食事と運動を日々続けるために、食品の表示を確かめる時間と同じように、運動も暮らしの予定へ具体的に入れる場所があってよい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は8:00〜23:30、年中無休。東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。

スタジオには溶岩プレートを敷き、ホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどの選択肢がある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。食事の検索の続きをする日も、体を動かす日も、自分の生活に置ける予定として考えたい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。食品を選ぶときと同じく、参加できる条件も先に確認しておきたい。

店の案内でレッスンの選択肢を、料金で参加に必要な費用を確認できる。ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。準備する持ち物と空いている時間を照らし合わせ、体験の予約から生活に組み込める予定を選ぼう。

参考文献

[1] Soy protein products: processing and use — Lusas EW, Riaz MN., 1995, The Journal of nutrition. DOI: 10.1093/jn/125.3_suppl.573s

[2] A systematic study of the impact of the isoelectric precipitation process on the physical properties and protein composition of soy protein isolates — Verfaillie D, Janssen F, Van Royen G, Wouters AGB., 2023, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2022.112177

[3] Lunasin and Bowman-Birk protease inhibitor concentrations of protein extracts from enzyme-assisted aqueous extraction of soybeans — Leite Nobrega de Moura JM, Hernandez-Ledesma B, de Almeida NM, Hsieh CC, de Lume, 2011, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf200183m

[4] Extraction methods determine the antioxidant capacity and induction of quinone reductase by soy products in vitro — Bolling BW, Blumberg JB, Chen CY., 2009, Food chemistry. DOI: 10.1016/j.foodchem.2009.01.087

[7] Characteristics of Soy Protein Prepared Using an Aqueous Ethanol Washing Process — Peng Y, Kyriakopoulou K, Ndiaye M, Bianeis M, Keppler JK, van der Goot AJ., 2021, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods10092222

[9] Inverse gas chromatographic method for measurement of interactions between soy protein isolate and selected flavor compounds under controlled relative humidity — Zhou Q, Cadwallader KR., 2004, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf049273u

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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