
高温なら油が減る、で話を止めない
じゃがいもを対象としたモデル研究では、油と食品の間の熱の移動、水分の減少、吸油を同時に扱っている。形や寸法をそろえた細長いじゃがいもについて温度を変え、予測結果を実験データと照合した。内部と油側で起こる現象を結び付けた研究であり、18〜39歳の女性の摂取カロリーや体重変化にそのまま当てはめることはできない。[18]
この条件では、高い油温ほど表面の加熱と水分の蒸発が進み、特に190°Cで吸油が大きく減った。ここから読めるのは、吸油が温度の影響を受けるという食品加工上の結果である。どの材料も高温にすればよい、という調理の指示にはならない。[18]
別の、植物油の組成と劣化を扱うレビューでは、油は揚げ調理中に熱による酸化や重合などの反応で変化すると整理されている。劣化には油の成分だけでなく、揚げ条件と食品の特徴も関わる。吸油の少なさという評価だけで、調理の良し悪し全体を決めることはできない。[9]
この両者は反対の結論ではない。じゃがいものモデル研究は条件を変えたときの吸油や熱の移動を扱い、植物油のレビューは油の劣化や食品の品質を広く扱っている。見ている結果が異なるのである。吸油を抑えるという目的と、油や料理の状態を考える目的を同時に持つ必要がある。[9][18]
夜の台所で食事記録を見直すとき、高温で作った日は数字を小さくしてよい、という使い方は避けたい。食品と条件を限定した結果を、自分の献立の差し引き係数にはしない。温度を記録するなら、油の実量が確定した印ではなく、調理条件を説明する情報として扱うのがよい。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
食事記録では材料と完成品を混ぜない
油の研究から日常へ持ち帰れるのは、家庭で吸油量を厳密に算出できる万能式ではない。表面、構造、油、加熱と冷却が組み合わさるという見取り図である。[1][2][5] その見取り図を使い、何を記録した数字なのかが後から分かるようにする。
自炊の記録なら、材料として入れた油の量を残す欄と、調理後に油が目立って残ったなどの工程メモを分けられる。材料の量は材料の量として保存し、「残ったように見えた」ことを測定値に変換しない。後から見直した自分が、実際に量った部分と推定した部分を取り違えない書き方を選ぶ。
出来上がった揚げ物の情報を使うときは、それが完成品を表す数字かを先に確認する。材料から組み立てた記録へ、同じ料理の完成品の情報を重ねていないかも見る。これは研究で効果を検証した記録法という位置付けではなく、同じ対象を重ねて扱わないための帳簿の整理である。
たとえば帰宅が遅く、買った揚げ物を皿へ移した夕食では、調理前の油の投入量を自分で見ていない。そのときに、家庭で作った別の料理の油の使い方を思い出して穴埋めする必要はない。分かる情報から記録し、分からない工程まで精密な数字に仕立てないという選択ができる。
家庭で同じ料理を作り比べる場合は、衣、形、調理法、調理後の扱いが同じかを確認する。食品構造や表面、加熱条件が油の取り込みに関わるため、レシピ名だけが同じでも比較条件は同じとは限らない。[1][2][5] 「今日は衣を替えた」という一言には、小数点を増やすのとは別の役割がある。
また、食品に取り込まれる油と、調理機器が使うエネルギーを区別することも大切だ。試作装置の研究では、吸油とともに機器のエネルギー消費も評価している。[17] 料理の説明で「省エネルギー」と書かれていても、それが人の食べるカロリーのことか、調理時の消費電力などのことかを確かめたい。
食事の記録欄は、料理を裁く法廷ではない。条件が違ったことが読めれば、それだけでも比較の意味は変わる。吸油をめぐる研究を使う目的は、食べた後で不確かな油を探して数字を際限なく増減させることではなく、同じ言葉で別の量を扱わないようにすることだ。
作り置きを取り分ける場面なら、鍋全体についての記録と、食卓に出した分についての記録に名前を付ける方法もある。「調理全体」「今回の取り分」というように対象が読めればよい。残った油を厳密に量れなかった日も、記録そのものを失敗とする理由にはならない。量っていない部分を量ったふりで埋めるより、どこまでが材料情報かを明らかにする。
外食と自炊を並べるときも、同じ料理名の欄に入っているから条件まで同じとは考えない。油の組成、食品の特徴、揚げ方が品質や吸油に関係するというレビューの整理が、この区別の背景になる。[5][9] 店で見えなかった工程を家庭のレシピで再現したことにせず、外食の料理として記録するほうが、情報の出どころを追いやすい。
家族が作った料理を食べる日は、聞ける範囲で調理法を確かめるだけでもよい。油の吸収は、食品の周囲の油の量や熱の伝わり方にも左右されるため、深い油で揚げたのか、熱風で仕上げたのかは別の条件である。[1] ただし、作り手にすべての工程を計測してもらうことまで求めなくてよい。生活の記録として使う情報の粒度を決めておく。

よくある誤解
「鍋に残った分を見れば、食品の油が正確に分かる」という考えには注意が要る。揚げ物の吸油は食品の表面と内部の構造、油や工程の相互作用で決まる。[2][5] 鍋の見た目は調理後の観察にはなるが、そのまま食品内の量を測ったことにはならない。観察のメモと実測値を区別したい。
「吸油が減った割合だけ、一食のカロリーも減る」という読み方も違う。空気噴流式の試作装置で報告された36.2%と38.8%は、特定のじゃがいも製品の吸油を、深い油で揚げる方法と比較した値である。[17] 何の割合かを落とすと、研究の結果よりも大きな話になってしまう。
「衣は必ず油を増やすだけ」という理解では、材料による違いを拾えない。小麦粉中のたんぱく質、でんぷん、食物繊維を扱ったレビューや、代替の粉を衣に使った肉製品のレビューでは、構造や水分保持を通じて吸油を抑える方向の結果が整理されている。[7][11] 衣の材料と対象食品を一緒に読むことが、比較の出発点になる。
今日からできること
- 自炊の記録では「投入した油」と「完成した料理」を別の対象として書く。調理法で吸油の仕組みが違うため、使用量を食品側の量と無条件に同一視しない。[1][16]
- 同じ献立を見比べる日は、衣の材料と食品の形が同じかを確認する。内部構造や成分の違いも吸油に関わる。[2][7]
- 油を切ったか、冷ましてから盛り付けたかを工程メモにする。通常の深い油での揚げ調理では冷却段階も重要だが、メモから独自の除去率は作らない。[1]
- 吸油が36.2%減ったという説明を見たら、対象食品と比較相手を一緒に読む。試作装置のフライドポテトの値を、自分の一食全体へ掛けない。[17]
- 油を減らす目的だけで温度を上げる判断は避ける。温度と吸油の結果に加え、油の劣化や食品の品質も別の評価対象である。[9][18]

オンザショア立川店で続ける時間を選ぶ
食事を記録する時間と、体を動かす予定は、それぞれ生活の中に置ける。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30で、全曜日同じ時間帯に営業する年中無休のスタジオである。勤務や通学の予定と照らし合わせ、通う時間を考えるための情報になる。
場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。レッスンを日常の予定に組み込むときは、種目とともに、駅からの距離や営業時間も確認できる。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件を確認したうえで、予定に合うレッスンを選びたい。
ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金で内容を確認し、体験の予約へ進むことができる。
参考文献
[1] From Deep-Fat Frying to G-Frying: Exploring Absorption Dynamics of Oil Fractions in Fried Foods. — Ghaitaranpour A, Esmaiili M, Vajargahi ZF, Ngadi MO., 2026, Food science & nutrition. DOI: 10.1002/fsn3.72391
[2] Starch functionality and its role in microstructure development and oil absorption dynamics during deep-frying: A review. — Riley IM, Delcour JA., 2025, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2025.117800
[5] Comprehensive insights into oil absorption in fried foods: The role of surface characteristics. — Zhang S, Gong Z, Wang S, Zhao S, Mao W, Liu B, Liu Y., 2025, Food chemistry. DOI: 10.1016/j.foodchem.2025.144341
[7] A review of reducing oil absorption in flour-based fried foods using wheat protein, starch, and dietary fiber: mechanisms and applications. — Yang S, Zhang L, Wang X, Sun B., 2025, International journal of biological macromolecules. DOI: 10.1016/j.ijbiomac.2025.144992
[9] Vegetable Oils and Their Use for Frying: A Review of Their Compositional Differences and Degradation. — Abrante-Pascual S, Nieva-Echevarría B, Goicoechea-Oses E., 2024, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods13244186
[11] Oil Frying Processes and Alternative Flour Coatings: Physicochemical, Nutritional, and Sensory Parameters of Meat Products. — Lima LEM, Maciel BLL, Passos TS., 2024, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods13040512
[16] Understanding oil absorption during deep-fat frying. — Bouchon P., 2009, Advances in food and nutrition research. DOI: 10.1016/s1043-4526(09)57005-2
[17] Air Jet Impingement-Assisted Air Frying of Potatoes: Oil Absorption, Lipid Oxidation and Acrylamide Formation for Improved Nutritional Quality. — Can AT, Demirkan S, Altay Ö, Filiz Ö, Çavuşoğlu-Kaplan G, Kaymak-Ertekin F., 2026, Food science & nutrition. DOI: 10.1002/fsn3.72017
[18] Three-dimensional conjugate fluid-solid modeling of joint transport phenomena during frying of potato at variable oil temperatures. — Dehghannya J, Safari A, Ghanbarzadeh B., 2026, Current research in food science. DOI: 10.1016/j.crfs.2026.101545
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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