体脂肪率が低い女性ほど骨は強い?脂肪量と除脂肪量を考慮した比較の読み方

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閉経後の結果をそのまま若い体へ移さない

閉経後女性58人、平均年齢62.1歳の横断研究では、脂肪量と大腿骨近位部の骨密度に正の関連があり、回帰係数は0.31だった。一方、除脂肪量、手足の除脂肪量、脚の筋力と骨密度との関連は見られなかった。若い運動女性で除脂肪量が有力だった結果とは異なる。18〜39歳の女性の関連の強さを、この閉経後女性の係数から見積もることはできない。[9][16]

食い違いを見て、どちらかを誤りと決める必要はない。対象者の年齢や生殖機能、測定部位、検討した変数が異なる研究である。少なくとも、この横断研究を根拠に「女性なら筋肉が多いほど必ず骨密度が高い」とは言えず、「脂肪が少ないほど骨に有利」という結論も導けない。人の条件と測った部位を残したまま読むべき結果である。[9][16]

関連と変化を区別するために、減量の介入試験も見ておきたい。閉経後の肥満女性101人を対象とした無作為化比較試験は、食事のエネルギー制限の強さが異なる群を12か月比べた。対象は45〜65歳であり、18〜39歳の女性に同じ減量効果や骨への影響が生じるかを確かめた試験ではない。[8]

強い制限を含む群では、穏やかな制限群より、体重の減少が6.6 kg、脂肪量の減少が5.5 kg大きかった。群間差の95%信頼区間はそれぞれ−8.2〜−5.1 kg、−7.1〜−3.9 kgである。同時に、全身の除脂肪量の減少も1.2 kg大きく、その信頼区間は−2.0〜−0.4 kgだった。[8]

骨の結果は、脂肪が多く減ったから良かった、とはならなかった。強い制限群では股関節全体の骨密度低下が大きく、群間差は−0.017 g/cm2、95%信頼区間は−0.029〜−0.005 g/cm2だった。一方、握力には群間差がなかった。脂肪、除脂肪量、筋力、骨密度の変化をひとまとめにしないことが、この試験の読みどころである。[8]

この比較が調べたのは食事介入全体の違いであり、脂肪だけを取り除いた影響ではない。除脂肪量や大腿部の筋面積の減少は体重減少に比例していたが、股関節の骨密度には別に注意が必要という結果だった。体重に対する量の保たれ方が悪くなければ、骨の指標も安心だという推論は成立しない。[8]

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運動で脂肪や筋肉が変わっても骨は別に確かめる

運動なら、体組成と骨の変化が必ず同じ方向に並ぶのだろうか。閉経後の乳がん女性を対象とした無作為化比較試験8件、計1,099人の系統的レビュー・メタ分析では、運動によって除脂肪量と体脂肪率は対照群より改善した。しかし腰椎、大腿骨頸部、股関節全体の骨密度には有意な群間差がなかった。18〜39歳の女性一般への効果は、この閉経後の乳がん女性の統合結果と分けて検討する必要がある。[2]

腰椎骨密度の統合された加重平均差は0.116で、95%信頼区間は−0.357〜0.589だった。大腿骨頸部と股関節全体の信頼区間もゼロをまたいでいる。差があると明確には判断できない範囲を含むため、体組成の改善を骨密度の改善の証拠に借りることはできない。対象が乳がんのある閉経後女性という条件も残る。[2]

筋力トレーニングの試験にも似た分離がある。平均68歳の高齢女性62人を対象にした12週間の無作為化比較試験では、種目当たりのセット数が異なる運動群と対照群を比べた。運動群は対照群より骨格筋量の増加が大きかったが、骨密度への効果は見られなかった。18〜39歳の女性の骨密度への効果を判断するには、対象年齢が異なる。[11]

この試験では、多いセット数の群のほうが筋力と体脂肪率の変化は大きかったが、運動群間で骨格筋量の変化に差はなかった。筋力がより改善すること、筋量がより増えること、骨密度がより高まることは、別々の問いである。運動の成果を体脂肪率の下降だけで判定しないのと同じく、筋力の向上だけで骨を評価し終えない。[11]

一方、骨密度に変化があった試験もある。運動習慣のない閉経後女性67人を割り付けた、レクリエーションとしてのハンドボールの無作為化比較試験では、16週間の運動群で腰椎骨密度が1.5%増加し、対照群に変化はなかった。運動は週2〜3回、各60分だった。18〜39歳の女性にも同じ増加率が得られるかは、この閉経後女性の試験だけでは判断できない。[7]

これは「運動研究では骨に変化がない」という決めつけを避けるためにも読むべき結果である。ただし、ハンドボールでの腰椎の結果を、散歩やヨガの効果量として使うことはできない。研究した活動、対象者、部位を保ったまま、先ほどの統合結果と並べる。異なる運動を、運動という大きな袋へ入れて同じ効果にしてはいけない。[2][7]

また、ハンドボールの試験では姿勢のバランスも改善したが、それを実際の骨折が減った結果として紹介しない。研究者が骨折リスクの低減に役立つ可能性を述べることと、骨折の発生を比べて確かめることには距離がある。骨の健康を考えるなら、良い結果ほど、測った項目の名前を丁寧に残しておきたい。[7]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「脂肪量が多い人の骨密度が高いなら、脂肪を増やせば骨が強くなる」という読み方は飛躍である。閉経後女性の横断研究は脂肪量と大腿骨近位部骨密度の正の関連を示したが、脂肪を増やす介入を試したものではない。別の人どうしの比較から、自分の体を変えた後の結果へ直行しない。[9]

「筋肉に関わる量を考慮すれば、残りは脂肪の効果だ」という理解も単純すぎる。若い運動女性では、除脂肪量に群間差がなくても、生殖機能と体脂肪率が異なっていた。腰椎と股関節の指標では有力な予測因子も違う。脂肪だけの判定を求める前に、月経や骨の部位を省いていないか見直したい。[16]

「筋肉が増えたのだから、骨密度も増えたはず」という推測も支持されない。高齢女性の筋力トレーニング試験では、運動群の骨格筋量に対照群を上回る増加があっても、骨密度への効果はなかった。これは運動の価値を消す結果ではなく、筋肉の測定で骨の測定を代用できないことを示す。[11]

体脂肪率を下げること、筋肉に関わる量を増やすこと、骨の状態を確認することを、同じチェック欄にしない。若い運動女性の比較でも、閉経後の食事介入でも、指標どうしの動きは一様ではなかった。体のどこかに良い変化があったとき、それだけで別の場所も良くなったと決めない姿勢が必要である。[8][16]

今日からできること

  • 体組成の研究を読むときは、脂肪量と体脂肪率のどちらが変わったかを書き分ける。8試験を統合した分析でも、体脂肪率と脂肪量で群間差の有無は異なった。[2]
  • 骨の話題には測った部位を添える。18〜30歳の運動女性の比較では、腰椎の密度と大腿骨頸部の形状指標で結果が違った。[16]
  • 月経が止まっている場合は、体脂肪率の記録と切り離して医師に相談する。37人と45人の比較では、除脂肪量に差がなくても無月経群の腰椎の密度指標が低かった。[16]
  • 食事を変える相談では、体重だけでなく骨の評価も話題にする。閉経後女性の12か月試験では、減量が大きい群で股関節骨密度の低下も大きかった。[8]
  • 運動の記録には活動の種類と続けた期間を残す。12週間の筋力トレーニングと16週間のハンドボールでは、骨密度について同じ結果ではなかった。回数だけを自分用の処方にしない。[7][11]
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オンザショア立川店で予定に置く運動の時間

体脂肪率の順位を追う予定ではなく、生活の中に運動の時間を置く。その場所の候補がオンザショア立川店である。営業時間は8:00〜23:30で、全曜日共通、年中無休である。朝に動くか、帰宅前に立ち寄るかを、普段の予定と照らして考えられる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。続ける場を選ぶ際には、時間と活動の種類を合わせて確認したい。

参加条件も先に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。活動の種類や予定を確かめる入口は、店のトップ、料金、体験の予約である。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。体験では通える時間や活動との相性を確かめ、骨の評価は研究や医療の話として分けて考えたい。

参考文献

[2] Effects of exercise interventions on bone health and body composition in postmenopausal women with breast cancer: a systematic review and meta-analysis — Yu S, Gao C, Yi C, Hei J., 2025, Frontiers in oncology. DOI: 10.3389/fonc.2025.1593165

[7] Effects of recreational team handball on bone health, postural balance and body composition in inactive postmenopausal women – A randomised controlled trial — Pereira R, Krustrup P, Castagna C, Coelho E, Santos R, Helge EW, Jørgensen NR, M, 2021, Bone. DOI: 10.1016/j.bone.2021.115847

[8] Effect of Weight Loss via Severe vs Moderate Energy Restriction on Lean Mass and Body Composition Among Postmenopausal Women With Obesity: The TEMPO Diet Randomized Clinical Trial — Seimon RV, Wild-Taylor AL, Keating SE, McClintock S, Harper C, Gibson AA, Johnso, 2019, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2019.13733

[9] Relationships between bone mineral density, body composition, and isokinetic strength in postmenopausal women — Kapuš O, Gába A, Lehnert M., 2020, Bone reports. DOI: 10.1016/j.bonr.2020.100255

[11] The effects of resistance training volume on osteosarcopenic obesity in older women — Cunha PM, Ribeiro AS, Tomeleri CM, Schoenfeld BJ, Silva AM, Souza MF, Nascimento, 2018, Journal of sports sciences. DOI: 10.1080/02640414.2017.1403413

[16] Body composition and reproductive function exert unique influences on indices of bone health in exercising women — Mallinson RJ, Williams NI, Hill BR, De Souza MJ., 2013, Bone. DOI: 10.1016/j.bone.2013.05.008

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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