
励ましているのに、保持時間が短くなることもある
運動中の「頑張れ」は、長く続けるための当然の味方に見える。ところが、相手がいることの効果と、相手が声をかけることの効果は同じではなかった。大学のキャンパスで募集された115人を対象とした無作為割付試験では、一人、声かけのないオンラインパートナー、声かけのあるオンラインパートナーを比較している。男女を含むキャンパスでの募集による結果であり、18〜39歳の女性の日常の運動にそのまま当てはめられるかは別に検討する必要がある。[4]
参加者は実験室で腹部のプランク課題を最初に一人で行い、その後、割り付けられた条件で再び行った。分析したのは前後の変化である。オンラインでチームを組んだ人は、一人で行った人より有意に長く運動した。しかし、より能力の高い相手が言葉で励ます条件は、励まさない条件より運動時間が平均31.14秒短かった。[4]
だからといって「励ましはすべて逆効果」とはならない。研究では、相手の発言が自分以外に向けられたと受け取られる場合など、言葉の意味や受け手との関係が問題になっている。著者らは、相対的な能力を分かるようにし、コミュニケーションを明確にすることを重視している。[4]
画面越しの「まだいける」が、自分への励ましなのか、相手が自分自身を鼓舞しているのか。受け手にとって曖昧なら、同じ短い言葉でも意味は変わる。研究の結果を日常で考えるなら、声の大きさを増すより、誰に何を伝えているのかを確かめるほうが、検討すべき点に近い。[4]
もう一つ見逃せないのが、時間が延びても、課題への自己効力感、楽しさ、今後運動しようとする意図には変化が伴わなかった点だ。自己効力感とは、その課題を自分ができるという見込みである。長く頑張れたことが、そのまま「楽しかった」「次もやりたい」を意味していない。[4]
友人が黙っていると、応援が足りないと感じる日もあるだろう。それでも、相手が何も言わず一緒に取り組む条件で保持が長かったという結果は、声を出し続けることだけが支援ではないと考える材料になる。[4] 家の壁越しの家族に聞こえるほど、励ましの音量を上げる必要はなさそうだ。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
画面の人影より、何を測った実験かを見る
人間だと思う相手と、ソフトウェアが生成した相手ではどう違うのか。男女の大学生120人、平均年齢19.41歳を対象にした実験では、最初のプランク課題後、人間の相手を仮想的に提示する条件、人間に近い見た目の生成パートナー、人間らしさの低い生成パートナー、一人の条件に無作為に分けた。若い男女の大学生の結果であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには、性別や年齢の幅、運動する環境の違いを考える必要がある。[6]
相手がいる条件はすべて、一人の条件より有意に持続が改善した。ただし、人間だと考えられる相手の条件は、生成パートナーの条件より持続が有意に長かった。一方、実験終了時の主観的なきつさ、自己効力感、楽しさ、今後の運動意図には、相手のいる条件同士で有意な違いがなかった。[6]
画面内の相手が運動のきっかけになることと、人間と同じ働きをすることは区別されている。さらに、この実験では持続時間に差があっても、楽しさなどの指標には条件間の有意差がなかった。[6] アプリのキャラクターと一緒に記録を伸ばせた日も、その体験をどう感じたかは別に書き留めてよい。
見た目が似ている相手ならよいのか、という問いも調べられている。男女の大学生153人が参加したプランク実験では、相手の年齢や体重の見た目の違いを検討した。男女を含む大学生の結果なので、18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、女性だけの反応や日常の組み合わせでも確かめる必要がある。相手のいる条件では、一人の対照条件より保持時間と主観的な努力が有意に高かったが、年齢や体重の違いでその効果が弱まる結果ではなかった。[5]
この結果から、体型の似た人を探さなければ協力できない、と考える理由は乏しい。ただし、ここで比べたのは実験で用意された相手の特徴であって、人間関係のすべてではない。[5] 外見が同じかどうかで自分たちの組み合わせを採点するより、どんな課題とルールに取り組んだ結果なのかへ目を戻したい。
サイドプランクに関しても同様である。ここで選んだ研究は腹部のプランクを含む一連の課題を扱っており、横向きの姿勢だけを独立させて、毎日の最適な量を決定した結果としては読めない。[1][3][4] 検索語がサイドプランクでも、研究の答えをその種目専用の処方へ縮めないことが大切だ。

よくある誤解
「自分がやめたら二人とも終了、にすれば最も頑張れる」。これは条件を比べた結果と合わない。相手のいる条件はいずれも一人より長く続いたが、能力の低い側で成績が決まる条件は、加算や並行実施より優れていなかった。[1] 協力の効果を知ることと、責任の重いルールを勧めることは別である。
「声をかければ保持時間も楽しさも増える」。声かけの試験では、励ましのある条件の時間は、ない条件より短かった。また、努力の増加に自己効力感や楽しさ、今後の意図の変化が伴っていなかった。[4] 頑張った顔を見て「これなら毎日続く」と先回りして判断することはできない。
「長くできたら、毎日のセット数も増やせる」。持続時間を比べる実験から、日々の量の適否まで決めることはできない。研究では、最初の課題と休憩後の課題を比べ、相手の条件を変えている。[1][3][6] その場で出た記録は、その条件での記録として扱いたい。脇腹の見た目や長期的な筋力の変化に、秒数の差をそのまま置き換えない。
記録用のノートにも、この区別が生きる。保持時間の横に「今日は友人と通話」「先に終えた側を二人の記録にした」と残せば、次に一人で行った記録と条件が違うことを思い出せる。これは新しい効果を約束する方法ではなく、実験で分けられていた要素を、日常の記録でも混ぜないための工夫である。[1][4]
今日からできること
- セット数を増やす前に、一人で行う日と相手がいる日の条件を区別して記録する。研究でも最初の個人課題を基準に、その後の保持の変化を比較している。[1][6]
- 共同の記録にするなら、加算なのか先に終えた側の記録なのかを言葉にする。4条件を比べた試験では、相手がいる中で特定の採点方法だけが優れてはいなかった。[1]
- 相手を選ぶときは、最も長くできる人が最適だと決めつけない。176人の実験で有意だったのは、中程度の能力差と一人の条件の比較である。[3]
- 声かけは、誰に何を伝えているかを確認する。115人の試験では、励ます条件が励まさない条件を上回らず、明確な意思疎通が課題とされた。[4]
- 秒数とは別に、楽しさや次も取り組みたいかを振り返る。120人の実験でも、相手の種類による持続の違いが、楽しさや今後の意図の違いに直結していなかった。[6]
これらは実験から考えた記録と相談の工夫であり、日々の運動量の基準ではない。相手との成績を決める前に、自分は何を確かめたいのかを決める。今日は一緒に始められればよいのか、同じ条件で前の記録と比べたいのか。その目的を書いてからマットを敷けば、友人の長い保持時間を、自分への宿題と取り違えずに済む。

オンザショア立川店を、予定に置ける運動の場所に
二人の記録を競うかどうかより先に、運動を予定のどこへ置くかを考える入口がある。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。
溶岩プレートを敷いたスタジオのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがあるため、場所だけでなく、取り組む種目から予定を考えることもできる。
予定を決める際には参加条件も確かめたい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。
予定を組む際の情報は店のトップと料金で確認でき、体験の予約も用意されている。通える時間、選ぶ種目、持ち物を順に確かめることが、続ける場所を決めるための具体的な準備になる。
参考文献
[1] Buddy up: the Köhler effect applied to health games — Feltz DL, Kerr NL, Irwin BC., 2011, Journal of sport & exercise psychology. DOI: 10.1123/jsep.33.4.506
[3] Motivation in Team Exergames: Testing the Köhler Discrepancy Effect with a Software-Generated Partner During Plank Exercise — Samendinger S, Bruneau M, Hill CR, Rowe TA., 2021, Games for health journal. DOI: 10.1089/g4h.2020.0029
[4] Silence is golden: effect of encouragement in motivating the weak link in an online exercise video game — Irwin BC, Feltz DL, Kerr NL., 2013, Journal of medical Internet research. DOI: 10.2196/jmir.2551
[5] Is My Exercise Partner Similar Enough? Partner Characteristics as a Moderator of the Köhler Effect in Exergames — Forlenza ST, Kerr NL, Irwin BC, Feltz DL., 2012, Games for health journal. DOI: 10.1089/g4h.2012.0047
[6] Cyber Buddy Is Better than No Buddy: A Test of the Köhler Motivation Effect in Exergames — Feltz DL, Forlenza ST, Winn B, Kerr NL., 2014, Games for health journal. DOI: 10.1089/g4h.2013.0088
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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