食欲を抑えるために一度我慢したら次は?続けて出される間食の選び方を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

宗教的断食では、症状が軽くなった研究もある

我慢の後に量が増えた実験と並べて読みたいのが、米国で宗教的断食を予定していたイスラム教徒の女性56人を追跡した予備的な縦断研究である。断食の前、期間中、後に質問票を取り、食べる制御を失う症状や心理面の変化を調べている。[10]

この研究では、ラマダン期間中に、食べる制御を失う症状と摂食に関する病理的症状が、期間前より軽くなった。期間中に断食した日数は、同じ期間の制御を失う症状の強さを有意には予測しなかった。一方、期間前の症状と期間前の断食日数は、期間中の症状の強さを正に予測していた。[10]

つまり、食べない時間があるという外形だけで、次の食べ方を一律に予測することはできない。研究者らは、宗教的実践や社会的な支えが保護的に働く可能性を挙げている。ただし、その可能性と、支えが症状を軽くしたと確定することは異なる。追跡中に症状が変化したという観察結果として読む必要がある。[10]

この研究は参加者を断食する群としない群へ無作為に割り付けた試験ではない。また、好きな間食を自由に食べられるようにして実際の摂取を調べた試験とも、測定したものが違う。片方は対象食品の量、もう片方は質問票による症状だ。数値を横に置いて、どちらが反動を小さくするか順位を付ける比較にはならない。[4][10]

宗教的な断食の結果を、食欲を抑えるために断食を始める勧めへ変換するのも飛躍である。この研究が示すのは、特定の背景を持つ女性たちの期間中の変化だ。逆に、間食の禁止実験から、宗教的断食を含むすべての控え方を危険だと決めるのも範囲を超える。違う結果を消さず、食べないことを取り巻く条件まで見る姿勢が必要になる。[4][10]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

自制が上手な人は、毎回激しく我慢しているのか

自制という言葉には、誘惑と正面から争い続ける姿を重ねやすい。ところが、計2,274人を含む6つの研究では、有益な習慣が自制と良好な結果の関係を仲介するという考えが支持された。習慣には、健康的な間食、運動、一定した睡眠などが含まれている。研究群には10代の若者を追った研究も含まれるため、全体の結果を18〜39歳の女性の間食へそのまま当てはめることはできない。[17]

間食などを調べた研究では、習慣が、自制と行動の自動性の高さ、努力して衝動を抑えたという報告の少なさとの関係を仲介していた。自動性とは、そのたびに考えて決める負担が少なく、行動に移りやすい性質である。うまく続いている人を、単に強い我慢を何度も成功させた人とみなす説明では足りない。[17]

ただし、「習慣が関係を仲介した」という分析は、特定の間食ルールを導入すれば摂取量が必ず減るという意味ではない。研究群には学習など食事以外の場面も含まれる。全参加者が同じ間食の実験を受けたかのように、総人数を食欲対策の効果の大きさに使ってはいけない。[17]

生活で試すなら、「今後は絶対に菓子を食べない」より、「休憩に何を選ぶかを先に考えておく」といった形が候補になる。これは習慣の研究を日常へ下ろすための提案であり、その手順自体の効果が検証されたという説明ではない。食べない決意を増やす以外にも、自分の行動を組み立てる場所があると考えるのである。[17]

選択の途中を調べた別の4研究では、画面上の選択に伴うマウスの動きから、自制に関わる葛藤を追っている。自制がうまくいく人ほど、関連する選択での葛藤が小さく、長期的な目標を選ぶ動きも、急な切り替えより滑らかだった。成功とは、最後の瞬間に力ずくで方向転換することだけではないと示唆する結果だ。[16]

ここでも、滑らかなマウス操作を練習すれば間食が減るとは読めない。調べたのは選択中の過程である。食事量の直接の試験と、決め方を調べた研究を区別したうえで、毎回葛藤を大きくする設計だけが正解ではないと受け止めたい。菓子の前に立ってから、自分の一日すべてを審査する必要はない。[16][17]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「一度我慢したのだから、次も簡単に断れるはず」という見方は、少なくとも好きな間食に接しながら控えた試験の結果とは合わない。その後、自由に食べられると摂取が増えたのである。ただし、増えた量を自分にそのまま当てはめたり、次の食事全体も必ず増えると予測したりする結果ではない。対象食品、その前の指示、参加者の特徴をセットで読む必要がある。[4]

「自制できる人は、我慢の苦しさに耐える能力が高いだけ」という理解も狭い。習慣を扱った研究群は、行動が自動的に行われやすいことや、努力して抑える報告の少なさが関わることを示している。今日の我慢がつらかったからといって、続ける能力まで採点するのは早い。何を繰り返せる形にするかという別の検討が残っている。[17]

もうひとつは、「間食を断れなかったのは、人として弱いから」という評価だ。自制を道徳の問題とみなす傾向を調べた9研究では、集団の結びつきに関わる道徳的価値観と、その傾向の関連が示された。自制の失敗を善悪の言葉で扱う見方自体にも、社会的な背景がある。菓子を食べた行動と、人としての価値を同じ物差しで測る必要はない。[20]

この道徳観の研究は、罪悪感をなくせば摂取が減るという治療効果を示したものではない。役立つのは、間食の振り返りに人格の判決を混ぜずに済む視点だ。「食べた自分が悪い」で記録を閉じると、食品がずっと見えていたことも、禁止する決め方も調べられなくなる。禁止後の摂取を検討するなら、善悪より条件を言葉にしたい。[4][20]

今日からできること

  • 我慢した場面を振り返るなら、食べた量だけでなく、対象の間食が見える所にあったかを書き添える。女性68人の試験で問題になったのは、禁止と食品への接触が重なる条件である。記録は自己診断ではなく、場面を具体化するために使う。[4]
  • 好きな菓子を机に置き続けているなら、置き場所を変える案を試す。24時間の禁止後に摂取が増えた試験は、さらに長く我慢する目標ではない。置き場所の変更も、摂取が減る保証ではなく、接触の条件を変える工夫と考える。[4][5]
  • 次の休憩の選択を、菓子が出てくる前に考えておく。6研究の習慣に関する結果を参考に、断る決意ばかりでなく、繰り返せる選び方に目を向ける。特定の食品を誰にでも同じ量だけ勧める話ではない。[17]
  • 食べた後の記録から、人格を裁く言葉を外す。9研究で検討された自制の道徳化と、実際に何を食べたかは別の問いである。条件を確かめるための記録に「意志が弱い」という判定は要らない。[20]

ここで目指すのは、食べる機会を次々に削ることではない。研究を生活に使うときには、提案した工夫と確認済みの結果を混同しないことが大切だ。机の配置を変えたなら、間食を断れたかだけでなく、食品が気になる場面がどう変わったかを自分の言葉で振り返る。その振り返りは、研究の参加者と同じ反応を示すかの採点ではない。[4][5]

同僚が同じ箱から平然と菓子を取っていても、その人の選び方を自分の基準にする必要はない。食品の手掛かりに引かれる強さには個人差があり、控える傾向が似ていても、その後の反応は一様ではなかった。自分が調整できる条件を探すほうが、他人と我慢の回数を競うより、これらの研究の読み方に沿っている。[4][5]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、繰り返せる予定を組み立てる

続ける予定を生活のどこに置くか。その選択肢として、オンザショア立川店の時間と場所を確認できる。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fで、JR立川駅北口から徒歩1分である。通勤や帰宅の動線と照らして、通う時間を考えられる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。時間と種目を合わせて、続ける場所を選ぶための情報である。

参加できる種目も先に確かめたい。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。店の案内と料金を確認し、予定が合う場合は体験の予約へ進める。

参考文献

[4] Resisting temptation: effects of exposure to a forbidden food on eating behaviour — Soetens B, Braet C, Van Vlierberghe L, Roets A., 2008, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2008.01.007

[5] Individual variation in resisting temptation: implications for addiction — Saunders BT, Robinson TE., 2013, Neuroscience and biobehavioral reviews. DOI: 10.1016/j.neubiorev.2013.02.008

[10] Eating Disorder Symptom Severity Decreases in Fasting Muslim Women in the United States During Ramadan: A Preliminary Longitudinal Study — Ain HU, Christensen Pacella KA., 2026, The International journal of eating disorders. DOI: 10.1002/eat.70089

[16] Resisting Temptation: Tracking How Self-Control Conflicts Are Successfully Resolved in Real Time — Stillman PE, Medvedev D, Ferguson MJ., 2017, Psychological science. DOI: 10.1177/0956797617705386

[17] More than resisting temptation: Beneficial habits mediate the relationship between self-control and positive life outcomes — Galla BM, Duckworth AL., 2015, Journal of personality and social psychology. DOI: 10.1037/pspp0000026

[20] Resisting temptation for the good of the group: Binding moral values and the moralization of self-control — Mooijman M, Meindl P, Oyserman D, Monterosso J, Dehghani M, Doris JM, Graham J., 2018, Journal of personality and social psychology. DOI: 10.1037/pspp0000149

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約