ストレス解消の室内運動は通話しながらでも同じ?話す用事と休む時間を分けて読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

スマホを使った時間は、会話した時間とは違う

運動とスマホとストレスが同じ研究に登場すると、通話しながら動く問いにも答えていそうに見える。しかし、何を記録したかを確かめる必要がある。医学生の生活習慣を学校年度中の10時点で調べた前向きコホート研究では、身体活動、歩数、食事、睡眠、知覚されたストレス、スマホの画面使用時間を追っている。前向きコホートとは、対象者の経過を時間に沿って観察する研究である。医学生という特定の集団の結果であり、18〜39歳の女性全体に同じ傾向があるかは別の問いになる。[18]

全時点を合わせた平均は、身体活動が週112分、スマホの画面使用が日328.5分だった。それぞれの標準偏差は100分、147分で、参加者の値には幅がある。標準偏差は値のばらつきを表す指標であり、平均の周りにも幅広い値が分布している。これは医学生の調査で得られた数字であって、読者に目指してほしい運動量やスマホの上限ではない。[18]

また、この研究の回答率は7〜13%と低く、著者も低い参加率を主要な限界に挙げている。調査に答えた人の生活が、答えなかった人を含む全員の生活を代表しているかには不確かさが残る。複数の時点で測ったことには意味があるが、それだけで運動とスマホの因果関係が確定するわけでもない。数字が細かいことと、答えが確実であることは別である。[18]

画面使用時間は、誰と何を話したかを示す名前ではない。運動の動画を見た場合、連絡を待ちながら画面を見た場合、家族の声だけを聞いた場合では、読者が知りたい場面が違う。この研究が追った画面使用時間から、通話中の運動による気分転換の成否は判断できない。反対に、身体活動も測っているからといって、通話との組み合わせが有効だという証拠にもならない。[18]

自分の記録では、端末の表示する時間に加え、使い方を短く添えるとよい。「動きの見本を見た」「友人と近況を話した」「仕事の連絡を受けた」と書く。これは論文で効果が確認された改善法ではなく、自分が何をしたかを確かめる整理法だ。スマホという大きな箱のまま扱うと、見たい違いが箱の中に隠れてしまう。

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気分転換のつもりだったか、あとで振り返る

睡眠について人々がどう考えているかを尋ねた質的研究も、生活の振り返りに手がかりを与える。米国の黒人成人36人がオンラインの集団討議に参加し、睡眠の捉え方、眠りを助けるものと妨げるものなどを話した。平均年齢は34歳で、64%が女性と回答した。質的研究は、発言から経験や考え方の特徴を読み取る研究である。男女を含む米国の黒人成人の経験を、18〜39歳の女性全体にそのまま広げることはできない。[19]

参加者は、運動や画面使用を控えること、適した睡眠環境を、健康的な睡眠を助けるものとして挙げた。一方、電子機器の使用を、ストレスに対処するための助けとして捉える誤認も見られた。ストレス、責任、電子機器の使用、適さない環境は、睡眠の妨げとしても語られている。何のためにする行動かという本人の理解と、生活の中の困り事が、単純には一致していなかった。[19]

ただし、発言を分析した研究から、通話が睡眠を悪くする確率や、運動中に電話を切ると眠れるようになる効果は計算できない。米国の特定の集団の経験を、日本の自宅で運動する人の全員に広げることも避けたい。持ち帰れる問いは、気分転換のつもりで始めた行動を、その名前だけで評価していないか、という点である。[19]

たとえば、運動を始める前は友人の声を聞きたかったのに、実際には明日の段取りを延々と決めていた、という夜を想像してみる。運動も電話も予定どおり実施できた。それでも自分が欲しかった時間だったかは、別に振り返ってよい。運動した事実を消す必要も、話した時間を無駄にする必要もない。次は何を先にしたいかを決める材料にするだけだ。

記録するなら、その場の気分と、あとで残った印象を混ぜずに短い言葉で残す方法がある。「話せて安心した」「用事は終わったが休んだ感じはしない」「今日は静かに動きたかった」といった言葉で十分だ。医学的な尺度の代わりに診断するためではなく、自分が電話に期待した役割を振り返るためである。研究の気分尺度と、日記の言葉は別のものとして扱いたい。[9][19]

集団討議で語られたのは、睡眠を生活の責任やストレスから切り離せないという経験でもある。参加者の多くは、健康的な睡眠を長さより質で捉えていた。研究者が拾ったこうした受け止め方は、人が生活をどう説明するかを知る手がかりになる。数値の上下だけを追う調査とは役割が違い、本人が求める休息の中身を尋ねる理由になる。[19]

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よくある誤解

「運動も会話もよいなら、一緒にすれば効果が増える」は飛躍である。認知症の施設入居者の試験は、運動と歩行と会話を別々に比較している。同時に行う群がない比較から、足し算や相殺の大きさを取り出すことはできない。若い大人の仕事の電話、友人との電話にも、同じ方向の変化を保証できない。[9]

「電話の研究で行動が良くなったのだから、動きながら話す方がよい」も違う。看護師の個別支援では、相手の必要に応じて複数の生活行動に働きかけている。自己申告の服薬遵守の変化を、通話中の運動の楽しさやストレス軽減に読み替えることはできない。電話という道具が共通でも、介入の中身と測る結果が異なる。[13]

「スマホを使った時間さえ分かれば、会話の良し悪しも分かる」ともいえない。医学生の研究は画面使用時間を測っているが、画面時間という指標だけでは、支えになる相手とのやり取りの内容までは表せない。医師と患者の会話のレビューが扱ったのも、時間の合計より具体的な質問や応答のあり方だった。[11][18]

もう一つ、気分が変わらなかった日は運動に意味がなかった、と急いで判定しなくてよい。16週間の試験で評価した変化と、今日の短い電話の後の感覚は、対象も期間も異なる。研究を自分の採点表にするときは、そもそも同じものを測っているかを確かめたい。今回の論文は、通話の有無だけでその日の運動を合格や不合格に分ける根拠にはならない。[9]

今日からできること

  • 電話の目的を先に言葉にする。近況を聞きたいのか、相談したいのか、連絡事項を終えたいのかを分ける。会話の質を考える材料は、医師と患者の関係を扱ったレビューにあるが、友人との運動中の通話の効果を保証するものではない。[11]
  • 同時にすることが目的になっていたら、運動と電話を別の時間にする選択も残す。45人を16週間追った試験は、運動と会話を別々に行う比較である。同時実施の優劣を決める数字としては使わない。[9]
  • 運動の相談を電話でする場合には、続ける上の困り事を具体的に伝える。個別支援の試験では平均18分の電話で多様な生活課題を扱ったが、その長さを自分の目標にする必要はない。[13]
  • スマホの使用を振り返るときは、画面の合計時間と使い道を分けて書く。10時点の生活習慣調査のような測定値にも対象や回答率の制約がある。時間だけで自分のストレスの原因を決めつけない。[18]
  • 夜の運動と通話を終えたら、休息に求めていたことに近づいたかを言葉で確かめる。睡眠に関する36人の集団討議は、気分転換のつもりの電子機器利用を見直す問いになるが、睡眠改善の効果量を示す試験ではない。[19]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、連絡とは別の運動の予定を置く

室内運動を、連絡を済ませる時間とは別の予定として置きたい場合には、通える場所と時間を確かめるところから始められる。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。朝に動く予定を置くか、帰宅前に立ち寄る予定を置くか、所在地と営業時間を自分の生活と照らして選ぶことになる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズなどを扱う。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、生活の中で続ける運動の候補を検討できる。レッスン内容は店のトップで、費用は料金で確かめられる。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスン、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。体験の予約から予定を選べる。自分の予定に運動の時間を組み込む場所として、利用条件まで含めて検討する形である。

参考文献

[9] Exercise training for depressed older adults with Alzheimer’s disease — Williams CL, Tappen RM., 2008, Aging & mental health. DOI: 10.1080/13607860701529932

[11] Medicinal relationships: caring conversation — Mikesell L., 2013, Medical education. DOI: 10.1111/medu.12104

[13] Take Control of Your Blood Pressure (TCYB) study: a multifactorial tailored behavioral and educational intervention for achieving blood pressure control — Bosworth HB, Olsen MK, Neary A, Orr M, Grubber J, Svetkey L, Adams M, Oddone EZ., 2008, Patient education and counseling. DOI: 10.1016/j.pec.2007.11.014

[18] The WELLMESS Project (Move Well, Eat Well, Sleep Well, Stress Well) — Machireddy DR, Reid CG, Hollingsworth JC, Redden D., 2024, Cureus. DOI: 10.7759/cureus.68194

[19] Understanding sleep health in Black American adults: A qualitative analysis of barriers, facilitators, and perspectives on sleep interventions — Barber LE, Smith-Ireland D, Enun B, Johnson DA., 2025, Sleep health. DOI: 10.1016/j.sleh.2025.02.007

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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