脂肪燃焼でお腹は熱くなる?皮膚の温度で使った脂肪を判定できるか研究で読む

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温かさの差だけが現れる場合もある

逆向きの例も確認しよう。健康な成人10人を対象としたボイセンベリー飲料の予備研究では、毎日100mLを4週間飲む前後で、寒冷刺激への反応を調べた。無作為化や比較群のある試験ではなく、同じ参加者の摂取前後を見る、非盲検の単群試験である。[9]

測定では24°Cの環境に続き、18°Cで1時間の軽い寒冷刺激を与えた。鎖骨の上にある褐色脂肪組織領域と上胸部の皮膚温を赤外線カメラで測り、呼吸からエネルギー代謝も調べている。鎖骨上と胸の温度差について、寒冷刺激の前後の変化を比較すると、飲料摂取後に有意な違いが現れた。[9]

それに対し、寒冷刺激によるエネルギー消費、脂肪酸化、糖質酸化の変化には、摂取前後の有意差がなかった。皮膚温に関する指標で変化が見えても、全身の脂肪利用にも同じように有意な変化が出たとはいえない。この点は、先ほどの食後の無作為化試験と逆の方向から、指標を分ける大切さを示している。[1][9]

ただし、この小さな単群試験だけで飲料の作用を確定することはできない。比較群がない前後比較と、偽薬を設けたクロスオーバー試験では、結果を支える設計が違う。さらに、こちらは寒冷刺激、先ほどは食後という別の条件である。「同じ飲料なのに結論が矛盾する」と急がず、何への反応を測ったのかまで読む必要がある。[1][9]

赤外線カメラは、色のついた温度分布を見せてくれる。しかし、赤く表示された場所が、そのまま脂肪を多く使った場所を示すわけではない。この研究でも温度は部位を決めて調べ、全身の燃料利用は呼吸から別に測っている。お腹の一部分に手を置く行為は、この測定の組み合わせを代わりに行うものにはならない。[9]

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暑いほど、寒いほど、という一直線の関係ではない

環境の暑さも分けて考えたい。男性トライアスリート7人が、自転車運動とランニングを行った比較試験では、約22°Cの環境と約31°Cの環境を比べている。暑い条件では平均皮膚温が35.3°C、比較条件では33.3°Cであり、皮膚は実際に温かくなっていた。男性競技者の結果から、18〜39歳の女性でも同じ反応になるとは判断できない。[20]

それでも脂肪酸化と糖質酸化に条件間の有意差はなかった。全体の所要時間は暑い条件で127分、比較条件で119分で、特にランニングの成績が低下した。皮膚が温かいこと、使う燃料、運動の成績が、同じ方向へ並ぶ結果ではなかったのである。[20]

暑い部屋を選んだ日の肌の温かさを、運動で脂肪を多く使えた証拠として喜ぶ前に、このずれを思い出したい。暑さには暑さとしての情報がある。脂肪酸化については、別の測定が必要だ。この試験は鍛えた男性の複合運動であり、室内のレッスンの効果量を予測する数字として使うべきではない。[20]

では冷たいほど脂肪を使うのか。男性9人が同じ外的仕事量で90分間自転車をこいだ試験では、気温を−10°C、0°C、10°C、20°Cに変えている。平均皮膚温は条件間で異なったが、直腸温には差がなかった。さらに、脂肪酸化は−10°Cと0°Cで毎分0.15gと0.17g、10°Cと20°Cで毎分0.35gと0.40gだった。男性だけの試験なので、18〜39歳の女性に同じ差が出るかは別に検証する必要がある。[19]

この条件では、寒い側で脂肪の利用が少なかった。寒冷刺激で熱を生む組織の説明を聞いても、それをあらゆる運動に広げて「冷やせば燃える」とは結論できない。安静か運動か、どの温度か、何を同じにした比較かが必要になる。お腹を冷たく保つ方法を探す根拠にもならない。[1][19]

温度を操作する方法を増やすより、比較の条件を読むほうが役立つ。肌だけが温かい、肌は変わらないが脂肪酸化は増えた、寒い条件で脂肪酸化が少ない。研究にこうした組み合わせがある以上、自分の手の感触だけで運動の優劣を決める物差しは作れない。[3][19][20]

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よくある誤解

「お腹が熱いほど、その下の脂肪を使っている」という見方は、この研究群からは支持できない。体幹の皮膚温を調べた試験も、運動時の燃料利用は呼吸で評価している。温かい部位の面積や触った感触から、その直下の脂肪の使用量を割り出した結果ではない。体の表面に、脂肪の残量表示がついているわけではない。[4]

「熱くならなかった日は、運動に意味がなかった」という採点も不要だ。ランニングの比較試験では、皮膚温に条件間差がなくても脂肪酸化の増加が見られた。熱さが目立たないという理由で、使う燃料まで同じだったと決めつけることはできない。体感を記録することと、その体感に代謝の合否を付けることは別である。[3]

「熱を生む成分なら、運動中の脂肪利用も増える」という期待も、試験で確かめる必要がある。運動習慣が乏しく過体重または肥満の男性24人を対象とした無作為化三重盲検クロスオーバー試験では、ジヒドロカプシエイト12mgと偽薬を比較した。各人で脂肪酸化が最大になる強度を調べ、その強度で60分間自転車運動を行っている。[2]

結果は、エネルギー消費、脂肪酸化、皮膚温、温熱感覚のいずれにも有意差がなかった。この対象と運動条件における「摂取すれば脂肪利用が増える」という予測は否定された。熱さのイメージで成分を選ぶより、目的と同じ条件で何が確認されたかを見るほうが確かである。[2]

今日からできること

  • 運動後の記録は、肌の温かさと、行った運動を別々に書く。18人のランニング試験でも、温度と脂肪酸化の結果は一致しなかった。温かさだけを達成度の欄に入れない。[3]
  • 記事で「脂肪燃焼が増えた」と読んだら、エネルギー消費にも差があったかを確認する。19人の食後試験では、脂肪酸化の増加と食後の消費増加は同じ結果にならなかった。[1]
  • 暑い運動と涼しい運動を比べるときは、肌の温度だけで選ばない。男性7人の比較では、暑い条件の皮膚温は高かったが、脂肪酸化には差がなく、走る成績は低下した。[20]
  • 褐色脂肪組織の画像を見るときは、どこの温度か、寒冷刺激か食後かを確認する。10人の予備研究は鎖骨上と胸の比較であり、自分のお腹を触った結果とは測り方が違う。[9]
  • 成分の説明を読むときは、対象と運動の条件まで見る。男性24人の自転車試験で差がなかった結果も残し、熱を連想する言葉だけで追加の摂取を決めない。[2]

体の形や体重を変えることを、運動する人すべての宿題にする必要はない。今日の記録には、予定した動きを行えたことや、その時間をどう過ごしたかを書いてもよい。お腹の温かさには温かさの欄を用意し、脂肪の使用量という別の名前を付けずにおこう。

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オンザショア立川店で、温度以外の選び方を持つ

肌の熱さを採点にしないなら、通う場所には時間帯や種目という選び方が残る。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加えて、常温のヨガとピラティスがある。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも扱い、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。温かさだけを理由に種目を決めず、予定に組み込む時間と、取り組みたい動きから続ける場を考えられる。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。

時間や種目を確認する入口は店舗サイト、費用の確認は料金案内、実際のレッスンを確かめる入口は体験予約である。日々の生活のどこに運動を置くか、その予定を具体的にするために使える。

参考文献

[1] Effects of boysenberry on postprandial energy metabolism in healthy adults: A randomized controlled crossover trial. — Furuuchi R, Kato S, Maejima D, Amano T, Shimizu I, Minamino T., 2025, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0330683

[2] Dihydrocapsiate does not increase energy expenditure nor fat oxidation during aerobic exercise in men with overweight/obesity: a randomized, triple-blinded, placebo-controlled, crossover trial. — Osuna-Prieto FJ, Acosta FM, Perez de Arrilucea Le Floc’h UA, Riquelme-Gallego B, Merchan-Ramirez E, Xu H, De La Cruz-Márquez JC, Amaro-Gahete FJ, Llamas-Elvira JA, Triviño-Ibáñez EM, Segura-Carretero A, Ruiz JR., 2022, Journal of the International Society of Sports Nutrition. DOI: 10.1080/15502783.2022.2099757

[3] Dietary supplementation with New Zealand blackcurrant extract enhances fat oxidation during submaximal exercise in the heat. — Hiles AM, Flood TR, Lee BJ, Wheeler LEV, Costello R, Walker EF, Ashdown KM, Kuennen MR, Willems MET., 2020, Journal of science and medicine in sport. DOI: 10.1016/j.jsams.2020.02.017

[4] Enhancement of Fat Oxidation by Licorice Flavonoid Oil in Healthy Humans during Light Exercise. — Mori N, Nakanishi S, Shiomi S, Kiyokawa S, Kakimoto S, Nakagawa K, Hosoe K, Minami K, Nadamoto T., 2015, Journal of nutritional science and vitaminology. DOI: 10.3177/jnsv.61.406

[6] Cold fluid ingestion does not enhance exogenous carbohydrate oxidation during prolonged endurance exercise in the heat. — Mougin L, Will B, Bongers CCWG, James LJ, Mears SA., 2026, Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). DOI: 10.1152/japplphysiol.00617.2026

[9] Preliminary study on the effects of boysenberry juice intake on brown adipose tissue activity in healthy adults. — Furuuchi R, Kato S, Maejima D, Amano T, Fujiki S, Shimizu I, Minamino T., 2024, Scientific reports. DOI: 10.1038/s41598-024-76452-4

[19] Effects of reduced ambient temperature on fat utilization during submaximal exercise. — Layden JD, Patterson MJ, Nimmo MA., 2002, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1097/00005768-200205000-00008

[20] Effects of a hot environment on simulated cycling and running performance in triathletes. — Chan KO, Wong SH, Chen YJ., 2008, The Journal of sports medicine and physical fitness. DOI: なし

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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