運動習慣のアンケートは紙とスマホで同じ?回答方法を変えた割合の読み方

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アプリが行動を促すなら、回答媒体だけの比較ではない

スマホには、答えを書く場所としての役目と、暮らしに働きかける役目がある。目標を示す、結果を返す、仲間と共有する。国内の高齢者試験では、こうした支援を含む側で歩数に差があった。ここから「電子アンケートの方が活動時間を正確に集計する」とは結論できない。試験で変えたのは、回答用紙だけではなかったからだ。[2]

職場の調査に置き換えて考えると、紙の質問票を画面に移す場合と、記録に応じて歩くよう促す仕組みを付ける場合は、別の変更である。後者を導入した後の数字には、測定の方法だけでなく行動への働きかけも関わり得る。支援を伴う試験の結果を、回答媒体の同等性、つまり同じ内容を同じように測れるかの証拠として扱わないことが大切だ。[2]

自己申告と機器の関係を考える手掛かりは、座る行動を調べた国内の無作為化試験にもある。医療機関の職員や調査会社の登録者から49人が参加し、対照には座る行動に関する情報を、介入側には情報に加えてスマホでの即時の振り返り機能を提供した。座る時間の自己申告には国際標準化身体活動質問票を使い、別にスマホでも座る行動を測定した。18〜39歳の女性だけを対象にした結果として読むことはできず、自分と対象集団の違いを踏まえる必要がある。[13]

短期では有意な結果は認められなかった。長期でも、機器で測った総座位時間、座り続ける時間、座位の中断回数に有意な効果は示されなかった。一方で、自己申告した総座位時間には群間の差が認められた。自己申告の結果だけで、実際に座る行動も同じように変わったと断定するのは避けたい。[13]

この試験は、紙に書くと過小になり、画面に書くと正しくなると示したものではない。介入と測定を含む条件の下で、本人が答えた時間と機器で捉えた時間が同じ結果を示さなかったということだ。座る時間は活動時間そのものでもない。それでも、電子機器を使った研究を読む際に、どの結果が自己申告なのかを区別する必要はよく分かる。[13]

さらに、スマホの支援が付けば必ず成果が上乗せされるわけでもない。胃がん手術後の257人を対象とした多施設無作為化試験では、運動と栄養の個別計画をアプリと装着型機器で支援し、標準的な支援と比較した。術後患者への介入結果は、健康な18〜39歳の女性にそのまま当てはめられない。期間は12か月で、体重変化に有意な群と時間の交互作用はなく、副次的な結果も臨床的な意味のない一部の尺度を除いて群間差がなかった。[6]

同試験では満足度や利用の継続は高かったが、標準的な教育に対する優越性は示されなかった。使いやすい、続けて入力できる、活動量が増える、測定が正確である。この評価をすべて同じ箱に入れるべきではない。術後患者への支援の結果を健康な社会人へそのまま当てはめることもできないが、「電子だから良い」という一語では試験結果を説明できない点は押さえたい。[6]

紙と電子の比較記事を読むときは、研究で何を入れ替えたのかを探したい。回答する場所だけなのか、質問そのものなのか、機器の測定なのか、支援の内容なのか。成人レビューの比較困難という結果と、国内試験の指標ごとの食い違いを合わせて読むと、単に電子化したという説明では足りないことが見えてくる。[2][12][13]

比較表を作るなら、行に対象者と調査時期、列に質問票、回答方法、計測した指標、追加の支援を置くと整理しやすい。空欄があれば、同じ条件だと推測して埋めるのではなく、調査の説明を確認する。これは研究で効果を検証した方法ではなく、異なる指標や介入を取り違えないための読み手側の整理である。[2][13]

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よくある誤解

「スマホで答えた数字は、自動で測った数字である」。この思い込みは分けて考えたい。国内の試験は、スマホでの計測と質問票での自己申告を別々の測定として使っている。画面に自分で入力する活動時間と、端末から得る歩数を同列に置くと、数字の出どころを見失う。電子という表現よりも、誰がどう数字を作ったかを見るのが先である。[2][13]

「割合が上がったから、紙から電子への変更が成功した」。割合の増加は、回答方法の正確さを直接証明しない。成人の系統的レビューでは、測定道具と活動ありの定義の違いが比較を難しくしていた。アプリに支援機能が加わる試験なら、実際の行動への働きかけもある。調査の役割と支援の役割を区別したうえで、何の成功を評価しているのかを決める必要がある。[2][12]

「同じ質問票の名前なら、測っている内容はいつでも保証される」。座る行動の測定を検討した系統的レビューでは、身体活動用に作られた質問票で座る行動を副次的に扱う研究が多く、測定特性には不十分または一貫しないものがあった。活動量を測ることと、座る行動を十分に捉えることを、自動的に同じと考えない方がよい。[1]

このレビューは、アラビア語圏の中東・北アフリカ地域で行われた10研究を対象としたものである。だから、日本語の質問票が使えないという主張にもならない。対象地域や言語、何を測るかを含めて検討する研究であり、端末の新しさを採点する研究ではない。研究の適用範囲を越えた悪評も、過剰な期待と同じように避けたい。[1]

読み手が欲しいのは、結局どちらを選べばよいかという答えかもしれない。しかし、今回扱った成人レビューや支援試験から言えるのは、紙と画面の勝敗ではない。割合を比較するためには定義を、変化を判断するためには測定指標を、アプリの効果を見るためには介入内容を確認する、という順序である。この順序なら、回答媒体の変化を実際の運動の変化と取り違えにくい。[2][12][13]

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今日からできること

  • 職場の新旧アンケートを比べるなら、質問文と活動ありの判定条件を照合する。成人50研究のレビューでも、道具や定義の違いが比較を妨げていたことを確認の出発点にする。[12]
  • 「スマホの記録」という表示を見たら、自分で答えた時間か、機器が測った値かを確かめる。国内の49人の試験では、自己申告と機器による座る行動の結果が一致しなかった。[13]
  • アプリを導入した前後を読むなら、回答画面以外の追加機能を確認する。156人の国内試験では、目標設定や仲間の支援を含む介入だった。[2]
  • 割合を自分の基準にする前に、地域、時期、対象者を読む。16,585人の統合分析の51.6%は、流行期の東地中海地域の成人についての推定値である。[10]
  • 個人の振り返りでは、歩数と回答した活動時間を別の欄として残す方法を考える。12週時点で歩数と質問票の結果が異なった国内試験を踏まえ、単位の違う値を無理に同じ点数にしないための工夫だ。[2]

個人で残すメモは、研究で使う検証済みの質問票の代わりではない。ここでの提案は、調査票を自己流に作り直すことではなく、自分がどの数字を見ているかを見失わないための整理である。正式なアンケートに答えるときは、まず設問の指示に沿いたい。異なる定義の数字を混ぜないことは、研究の比較でも課題になっている。[12]

立川駅へ歩いた日のメモと、レッスンに参加した日のメモを、最初から競わせる必要はない。知りたいのが参加できた日なのか、歩いた量なのかを決めてから、対応する記録を見るという使い方でよい。国内試験でも、歩数、総活動量、歩行時間の条件は別々の結果として評価されていた。自分の生活を振り返る際にも、見出しを省かず残しておきたい。[2]

オンザショアで、記録する前の予定を持つ

運動の記録を振り返るとき、通う場所の条件も予定表と並べて確かめたい。オンザショア立川店は、営業時間が8:00〜23:30、年中無休のスタジオである。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。出勤前や帰宅途中など、自分が通う場面を考えるための基本情報だ。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどを扱い、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。記録の数字を増やすことだけを目的にせず、続ける場所の候補として内容を確かめたい。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件を確認したうえで、体験を予定に組み込めるか考えたい。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。店舗の案内と料金、体験の予約から、予定に合う通い方を検討できる。

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参考文献

[1] Measurement tools for sedentary behavior in the Arabic-speaking countries in MENA region: a systematic review of validated instruments from the BRIDGE project — Bartal FZ, Bahra N, Hussien F, Aly M, Abdelkarim O, El Rhazi K., 2026, Frontiers in public health. DOI: 10.3389/fpubh.2026.1815050

[2] Digital Peer Support to Increase Walking Among Older Adults: Cluster Randomized Trial — Nakagomi A, Abe N, Ueno T, Izuka G, Kawasaki Y, Kondo K., 2026, Journal of medical Internet research. DOI: 10.2196/75708

[6] Effectiveness of a Personalized Digital Exercise and Nutrition Rehabilitation Program in Postoperative Patients With Gastric Cancer: Randomized Controlled Trial — Kim I, Lim JY, Kim SW, Lee JH, Sohn TS, Park S, Kang SH, Lee JY, Hwang JH., 2026, JMIR mHealth and uHealth. DOI: 10.2196/85795

[10] Prevalence of physical activity using validated tools among adults during the COVID-19 pandemic in the Eastern Mediterranean region: A systematic review and meta-analysis — Albelbeisi AH, Arab-Zozani M, Nemati MK, Shaqfa KM, Kakemam E., 2022, SAGE open medicine. DOI: 10.1177/20503121221118712

[12] Measurement and prevalence of adult physical activity levels in Arab countries — Murtagh E, Shalash A, Martin R, Abu Rmeileh N., 2021, Public health. DOI: 10.1016/j.puhe.2021.07.010

[13] Can self-monitoring mobile health apps reduce sedentary behavior? A randomized controlled trial — Yamamoto K, Ebara T, Matsuda F, Matsukawa T, Yamamoto N, Ishii K, Kurihara T, Ya, 2020, Journal of occupational health. DOI: 10.1002/1348-9585.12159

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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