ヨガの呼吸でハミングすると何が変わる?鼻の通気と一酸化窒素を分けて読む

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

鼻の通りを測る道具としては、結果がそろわない

ハミングの反応が副鼻腔の換気に関係するなら、鼻の状態を調べる検査に使えそうだ。この発想を検討したレビューは、測定方法の幅広さ、値に影響するさまざまな条件、対象集団の違いが臨床利用の課題になるとしている。研究で可能性が示されることと、どの人にも同じ判断基準が使えることは別である。[2]

たとえば、アレルギー性鼻炎のある人と、アレルギーのない対照を比べた予備的研究では、計33人が画像検査と一酸化窒素の測定を受けた。副鼻腔と鼻をつなぐ領域を画像から立体的に追い、最も狭い部分の面積を測った上で、ハミング時と静かなときの比率との関係を調べた。鼻炎患者と対照の比較なので、18〜39歳の女性の日常の呼吸にそのまま当てはめるには対象と条件の違いを考える必要がある。[7]

対象には女性22人が含まれ、全体の平均年齢は35.5歳だった。対照群では、静かに測った鼻の値は通り道の面積が大きいほど高く、画像上の炎症の程度を表す得点が高いほど低かった。一方、ハミングで何倍に増えたかという比率と、画像上の通り道の広さには比例関係が認められなかった。[7]

画像で確認する対象は、副鼻腔と鼻をつなぐ領域の最も狭い断面である。一方、呼気で見るのは、静かなときに対してハミング時に値が何倍になったかという比率だ。この研究は重い副鼻腔炎の人を除いた集団を扱い、構造と呼気の反応を別々の方法で捉えて比較している。[7]

慢性副鼻腔炎を扱った縦断的な予備研究でも、単純な対応は得られなかった。鼻ポリープのない慢性副鼻腔炎、症状はあるが画像上の副鼻腔は正常な人、健康な対照を、それぞれ12人ずつ比べた。吸引する方法とハミングする方法で測った鼻の一酸化窒素には、群間の有意差がなかった。患者を含む比較であり、18〜39歳の女性全般への適用は、この結果だけでは確定しない。[4]

副鼻腔炎の群では健康な対照などより低い傾向はあったが、統計的に有意ではない。症状の質問票では病気のある群や症状だけの群の状態が悪かったため、本人が困っている程度と一酸化窒素の測定結果が、同じように群を分けたわけではなかった。[4]

さらに治療後、副鼻腔の通りは改善したが、一酸化窒素の値には有意な変化が伴わなかった。この研究は、鼻ポリープのない慢性副鼻腔炎を診断する道具として、その測定を使えるとは結論していない。鼻の状態が改善したのなら数字も必ず上がる、という読み方には当てはまらない結果である。[4]

鼻症状と測定値の関係は、ここにまとめておく。ハミングによる一酸化窒素の増加は、鼻づまりの改善量や診断の目盛りにはならない。健康な人の気体交換、画像上の通り道、本人の症状は別々に評価する対象であり、治療への有用性はさらに検討が必要である。鼻の不調は響きで自己判定せず、医師に相談したい。[4][7][13]

測定方法自体も無視できない。健康な38人が複数の方法を試した比較では、静かに吐く方法、息を止める方法、ハミングする方法などで値が異なった。同じ人でも、測る動作が変われば数字の水準が変わる。検査は鼻の中をただのぞいているのではなく、決められた動作のもとで反応を採取しているのだ。[11]

この研究では、ハミングの音の高さも比較され、440 Hzの方が128 Hzより高い値を示した。これは高い音で健康効果が大きくなるという比較ではない。どちらも鼻の一酸化窒素を測る条件であり、測定をそろえるために音の条件が大事だと読む場面である。練習の目標を音域の競争に変える理由にはならない。[11]

健康な38人の測定法比較では、動作をその場で比べるだけでなく、1時間後と24時間後にも繰り返し測っている。再現性とは、繰り返したときに結果がどれくらいそろうかという性質である。この比較ではハミングの一致が最もよく、息止めが次いだ。研究者がハミングを検討する理由には、大きな数字が出ることだけでなく、測定を繰り返しやすいこともある。[11]

ただし、再現性のよい検査でも、何を識別できるかは別途調べる必要がある。同じ方法で安定して測れることと、鼻の病気や症状を正しく見分けることは違う。測定法の比較と、患者を対象とした予備研究を並べて読むと、ハミングへの期待を一つの言葉で済ませずに考えられる。練習の場へ持ち帰るのは、数値の大小だけで判断しない視点である。[4][7][11]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

よくある誤解

「一酸化窒素が15倍なら、呼吸の効果も15倍」という理解は成立しない。健康な10人の実験で比較されたのは、流量を固定した呼気中の一酸化窒素である。鼻の症状、暮らしやすさ、ヨガの上達を一緒に測った倍率ではない。数字のあとに、何の数字かを補うだけで、受け取り方は変わる。[13]

「ハミングの実験なら測り方は同じ」と読むと、結果を取り違える。画像と比較した研究はハミング時と静かなときの比率を使い、繰り返しの研究はハミング直後の静かな呼気を使った。見出しに同じ技法名があっても、比較する値の定義まで確かめる必要がある。[7][16]

「何度も鳴らして反応を保つほどよい」という考え方も、測定結果とは合わない。連続して行えばピークが下がり、静かな時間のあとに戻る反応が観察されている。下がることを避けるために大きな音や長い呼気を追いかけるのではなく、研究の測定手順と、自分が練習する理由を分けておく。[14]

音の高さを扱った結果も、技法の優劣ランキングにはならない。高い測定値を出す条件と、本人に合う呼吸の条件は同じ問いではないからだ。研究で標準化したいのは比較の条件であって、全員の声を同じ音にそろえることが暮らしの目的ではない。鼻の中の数字は、歌唱試験の点数ではないのである。[11]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

今日からできること

  • 呼吸法一覧を見るときは、腹部の動きに注目する呼吸と、音を加えるハミングを分けて読む。健康な10人で調べた研究は後者の測定であり、すべてのヨガ呼吸に同じ倍率を当てはめない。[13]
  • 練習のメモには「鳴らしている間」と「終わったあと」を分けて書く。38人の研究では、5回連続したハミング後の静かな呼気を測っており、最中と直後を区別することに意味がある。[16]
  • 反応を上乗せする回数の目標を作らない。連続するとピークが下がり、3分間静かにしたあとに回復した実験は、量を増やす処方ではなく、時間とともに変わる反応を示している。[14]
  • 高い音が出るかを上達の基準にしない。440 Hzと128 Hzで差があったのは測定値であり、練習では自分の声を研究機器の条件に合わせる課題を背負わない。[11]
  • 鼻の困りごとを相談するときは、響きの強さより、実際にどんな不便があるかを言葉にする。各12人の比較では、症状の違いがあっても鼻の一酸化窒素に有意差が出たわけではなかった。[4]

呼吸を振り返るなら、たとえば「鳴らし始めは響きを強く感じた」「終わってからは静かに吐いた」と、出来事の順序を残せばよい。研究を読むときにも、そのメモと同じ順序で測定の場面を確認できる。音を出す操作、気体を採る時点、休んでからの再測定を区別すると、増加と低下が同じ記事に並ぶ理由を自分の言葉で説明しやすくなる。[14][16]

オンザショアで、呼吸を含めた練習の時間を持つ

呼吸の数字を読む時間と、実際にヨガを続ける時間を、暮らしの中に置く。その練習の場所として、オンザショア立川店を紹介したい。営業時間は8:00〜23:30で、全曜日共通、年中無休である。朝や仕事帰りなど、自分の生活のどこに通う時間を置くかを考えられる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガもある。研究のハミング中の数値と、当店のレッスンの内容や効果を結び付ける案内ではなく、続ける場所を選ぶための情報である。

妊娠中の方には常温のマタニティヨガがあり、溶岩ホットヨガには参加できない。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できるレッスンを確認することも、練習の予定を立てる一部である。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金ページで費用、店舗トップで内容を確かめ、日程が合えば予約ページへ進める。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

  1. Exhaled nasal nitric oxide during humming: potential clinical tool in sinonasal disease? — Maniscalco M, Pelaia G, Sofia M., 2013, Biomarkers in medicine. DOI: 10.2217/bmm.13.11
  2. Measurement of Nasal Nitric Oxide in Chronic Rhinosinusitis and Its Relationship to Patient-Reported Outcome: A Longitudinal Pilot Study — Alexandersson C, Tuomi L, Olin AC., 2021, Ear, nose, & throat journal. DOI: 10.1177/0145561319880624
  3. Pilot evaluation of the nasal nitric oxide response to humming as an index of osteomeatal patency — Shusterman DJ, Weaver EM, Goldberg AN, Schick SF, Wong HH, Balmes JR., 2012, American journal of rhinology & allergy. DOI: 10.2500/ajra.2012.26.3745
  4. Measurement of nasal nitric oxide: evaluation of six different sampling methods — de Winter-de Groot KM, van der Ent CK., 2009, European journal of clinical investigation. DOI: 10.1111/j.1365-2362.2008.02064.x
  5. Humming greatly increases nasal nitric oxide — Weitzberg E, Lundberg JO., 2002, American journal of respiratory and critical care medicine. DOI: 10.1164/rccm.200202-138bc
  6. Assessment of nasal and sinus nitric oxide output using single-breath humming exhalations — Maniscalco M, Weitzberg E, Sundberg J, Sofia M, Lundberg JO., 2003, The European respiratory journal. DOI: 10.1183/09031936.03.00017903
  7. Nasal nitric oxide measurements before and after repeated humming maneuvers — Maniscalco M, Sofia M, Weitzberg E, Carratu L, Lundberg JO., 2003, European journal of clinical investigation. DOI: 10.1111/j.1365-2362.2003.01277.x
  8. Paranasal sinus ventilation by humming — Granqvist S, Sundberg J, Lundberg JO, Weitzberg E., 2006, The Journal of the Acoustical Society of America. DOI: 10.1121/1.2188887

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約