心肺機能を水泳とランニングで比べる前に?水温と測る場面をそろえる理由

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

運動後に測る数字は、安静時と分ける

泳いだ後に呼吸が落ち着くと、運動前の状態へすべて戻ったように感じる。しかし心肺に関する測定は、何を、運動からどれだけ後に測ったかによって意味が変わる。訓練された泳者6人と走者6人を対象にした無作為の順序での比較試験では、中程度の水泳とランニングを別の日に30分間ずつ行い、運動前後に肺機能を測った。競技的な訓練を受けた人の結果であり、18〜39歳の一般女性にも同じ変化が起こるかは別に確かめる必要がある。[10]

運動の強さは最大心拍数のおよそ75%で、検査は運動の30分前と、終了から60〜90分後だった。動的肺気量や最大呼気流量には有意な変化がなかった一方、一酸化炭素を使って肺でのガスの移動を評価する指標は、水泳後に4.5%、ランニング後に4.7%低下した。標準偏差はそれぞれ4.8%、4.6%だった。肺の測定でも、どの指標を見るかで結果が分かれていたのである。[10]

この反応には泳者と走者の間の差がなく、肺の大きさとの関連もなかった。研究は、測定前の中程度の運動も肺機能の検査結果を読む際に考慮する必要があるとしている。ここで測ったのは最大酸素摂取量の伸びや練習の成果ではない。運動後の検査値の変化から、そのまま「水泳で心肺機能が落ちた」と判断すると、研究が答えた問いから離れてしまう。[10]

普段の記録でも、泳ぎ終えた直後の心拍と、走り終えて着替えた後の心拍を並べれば、種目に加えて経過時間まで違う。これは新しい検査を自分で始める提案ではなく、手元の記録に測った場面を書き添える提案である。運動後の測定を扱った試験が時刻を決めていたように、自分が比べたい記録の時点を言葉にしておきたい。[10]

水温は水に入っている間の環境、測定時点は数値を取り出す場面である。この二つを一つの「今日の調子」に畳んでしまうと、次に同じ練習をしたときに比較する手がかりが減る。心拍の記録には泳いでいる最中か、止まった後かを添え、肺機能の検査を受ける場合には直前の運動も医療者に伝える。研究の結果を、自分の能力の採点より比較条件の確認に使うのである。[7][10]

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温かい水で頑張れば、陸でも強くなるのか

温水なら脈を上げやすそうだ、暑さの練習にもなりそうだ。そう考える前に、温かい環境への適応である暑熱順化を検討した試験を見たい。男性泳者8人の無作為化クロスオーバー試験では、33℃または28℃の水で、1日60分の水泳を7日間行った。その前後に温水・通常温の水泳と、陸上の自転車運動で成績を調べた。男性泳者の短期試験なので、18〜39歳の女性が同じ反応を示すかは判断できない。[4]

33℃の練習では直腸温が約1℃上がり、発汗による水分喪失は平均1.4L/時だった。それでも対照条件を考慮すると、血漿量の増加や標準化した自転車運動中の心拍低下など、明確な適応は得られなかった。温かさや不快感の受け止めは改善する傾向があったが、温水でも通常温でも泳成績は明確には向上しなかった。[4]

陸上の自転車運動の成績への影響は不明瞭だった。これは走る能力を直接調べた結果ではない。少人数の男性泳者が行った短期の温水練習から、「ランニングに必要な心肺機能も効率よく伸びる」とは飛躍できない。熱を感じたこと、汗をかいたこと、別の環境で成績が伸びたことを分ける必要がある。[4]

温度を変える意味を考えるうえでは、運動前に冷やす試験も対照的だ。持久系のトライアスロン選手6人が、運動前に水中で直腸温を0.5℃下げる条件と、冷やさない条件を無作為の順序で実施した。水泳から自転車へ移る運動で、冷却後の体温上昇の抑制は一時的だった。心拍、酸素摂取量、主観的なきつさに有意差はなかった。持久系の競技者を対象にしており、18〜39歳の一般女性への効果はこの試験だけでは判断できない。[14]

この試験の水温は25.6℃で、陸上環境も統一されていた。冷やせば酸素消費が必ず下がる、運動が必ず楽になるという説明にはならない。温水練習と事前冷却は別の介入であり、一つの「温度の効果」にまとめられない。目的と条件を決めて調べた結果を、目的と条件ごとに読む姿勢が必要である。[4][14]

中央線で立川へ戻る夕方、今日は水泳にするか走るかを考える。その選択で、水温の数字を強度のつまみのように扱う必要はない。水温は測定値を解釈する条件であり、熱いほど、冷たいほど能力が伸びるという連続した目盛りではない。温水練習でも事前冷却でも期待した効果が明瞭でなかった試験は、その短絡に立ち止まる材料になる。[4][14]

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よくある誤解

「同じ時間、同じ心拍なら、水泳とランニングは同じ負荷」という考えには注意が要る。深水ランニングのレビューでは、同じ酸素摂取量でも血中乳酸の反応はトレッドミル走より高く、最大努力時の心拍と酸素摂取量は水中で低かった。ある指標をそろえても、別の生理反応まで等しくなるわけではない。時間と心拍を記録する意義はあるが、それだけで全身の負荷の一致を証明することはできない。[12]

「温水なら循環にやさしく、誰でも選べる」とも決められない。慢性心不全の系統的レビューは、水泳が安全に見える一方で、研究は小規模でばらつきが大きく、結論は確定的でないとしている。病気のある人が一般の運動記録を見て、自分にも同じ条件が合うと判断することはできない。心臓の病気がある場合の水中運動は医師に相談する対象である。[3]

比較の誤解を減らすには、数字の高低だけでなく「同じだった条件」と「変わった条件」を読む。水温を変えた試験、深さを変えた試験、運動後の肺機能を調べた試験は、互いの代わりにはならない。研究で実際に変えた条件を見失わなければ、プールの心拍をランニングの成績表にそのまま移す誘惑も小さくなる。[4][6][10]

日々の記録では、都合のよい指標だけを残さないことも大切だ。運動後の肺機能の比較では、変化した指標と変化しなかった指標があった。息が落ち着いたという体感と、測定した肺の働きは、それぞれ別の情報である。検査値を読む場面では直前の運動を含めて確認することで、ひとつの数字を万能な回復指標にする読み違いを避けやすくなる。[10]

心肺機能の比較でも、今日の低い値をすぐ能力低下と呼ぶ必要はない。水中と陸上では最大努力時の反応に差があり、水中のトレーニングの成果は水中の試験で明瞭になりやすいというレビューがある。改善を確かめる場面と、その場面で測った反応を結びつける。種目の壁を越える前に、記録の意味をそろえる作業である。[12]

今日からできること

  • 泳いだ記録に、水温が確認できればその値と、水深、泳法、装備を添える。26.5±1.0℃で温度をそろえた試験でも、装備で酸素摂取量は異なった。場所だけでは運動条件を表し切れない。[11]
  • 運動中の脈と回復後の脈を分けて記す。肺機能を調べた試験でも、運動前と終了60〜90分後を区別した。測る時点を決めてから記録を並べる。[10]
  • プールを変えた日は、以前より心拍が低くても距離を取り戻そうと急がない。16人の比較試験で深さによる差があったことを踏まえ、まず深さと運動内容の違いを確認する。[6]
  • 温度を変えることを練習の成果と取り違えない。33℃と28℃を比較した7日間の試験は、温水練習での明確な泳成績向上を示さなかった。続けた経過は、条件をそろえた運動記録で振り返る。[4]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、通う時間と環境を選ぶ

水泳と陸の運動をどう組み合わせるか考えるとき、生活の中で選べる時間帯と運動の種類も確認しておきたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分の場所にある。

当店は溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングを用意している。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがある。温熱環境以外の選択肢も含め、通う枠と種目を検討できる。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。

レッスンの案内は店舗トップ、費用は料金ページ、日程の検討は体験予約から行える。

参考文献

[3] Is Swimming Safe in Heart Failure? A Systematic Review — Shah P, Pellicori P, Macnamara A, Urbinati A, Clark AL., 2017, Cardiology in review. DOI: 10.1097/crd.0000000000000154

[4] Swimming in warm water is ineffective in heat acclimation and is non-ergogenic for swimmers — Bradford CD, Lucas SJ, Gerrard DF, Cotter JD., 2015, Scandinavian journal of medicine & science in sports. DOI: 10.1111/sms.12351

[6] Physiological adaptations to head-out aquatic exercises with different levels of body immersion — Barbosa TM, Barbosa TM, Garrido MF, Bragada J., 2007, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/r-20896.1

[7] Human Physiology in an Aquatic Environment — Pendergast DR, Moon RE, Krasney JJ, Held HE, Zamparo P., 2015, Comprehensive Physiology. DOI: 10.1002/cphy.c140018

[10] Post-exercise reduction in diffusing capacity of the lung after moderate intensity running and swimming — Thorsen E, Sandsmark H, Ulltang E., 2006, Undersea & hyperbaric medicine : journal of the Undersea and Hyperbaric Medical Society, Inc. DOI: なし

[11] Physiological responses to swimming while wearing a wet suit — Trappe TA, Pease DL, Trappe SW, Troup JP, Burke ER., 1996, International journal of sports medicine. DOI: 10.1055/s-2007-972817

[12] The physiology of deep-water running — Reilly T, Dowzer CN, Cable NT., 2003, Journal of sports sciences. DOI: 10.1080/02640410310001641368

[14] Effects of precooling on thermoregulation during subsequent exercise — Bolster DR, Trappe SW, Short KR, Scheffield-Moore M, Parcell AC, Schulze KM, Cos, 1999, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1097/00005768-199902000-00008

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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