プロテインにキウイを混ぜると消化も違う?胃と小腸で変わる酵素の働きを読む

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溶けやすさの数字を吸収率にしない

プロテインを飲む側から見ると、粉がよく溶けることは分かりやすい長所だ。ところが食品研究で使う溶解性の数字は、飲んだ後に体へ入る割合とは違う。アクチニジンで濃縮乳たんぱく質と濃縮ホエイを処理した実験では、分解度を変えて食品としての性質を比較している。[1]

この実験では分解度の上昇に伴って溶解性が高まり、分解度15%の濃縮ホエイでは溶解性が約97%となった。ここには「どこまで分解して作った試料か」という条件が付く。果肉を混ぜただけの飲み物はこの加工試料と異なり、約97%を人が利用できる量の説明に使うこともできない。[1]

ほかの性質を見ると、分解によって乳化性は低下した。一方、分解していない材料と比べて、濃縮ホエイと濃縮乳たんぱく質の泡立ちに関する性質は改善した。ホエイでは熱への安定性も改善している。加工による変化は、良し悪しをひとまとめにできない組み合わせだった。[1]

この点は台所でも考え方の助けになる。飲み物が均一に見える、泡が多い、口当たりが変わるという観察をしたら、まず飲み物の性質についての感想として置いておく。そこへ「だから胃も楽になる」という健康上の結論を足すには、別の種類の確認が必要になる。食品としての測定と消化モデルの測定は、扱う結果が異なるからだ。[1][3]

分解度15%という数字と、溶解性約97%という数字も、同じ割合を別の表現で言ったものではない。前者は加工で変えた分解の程度、後者はその条件の試料について調べた溶けやすさだ。検索結果の短い見出しではどちらも「効率」のような言葉にまとめられやすいが、元の測定名を残す方が判断を誤りにくい。[1]

また、乳たんぱく質の加工研究では、酵素ごとに材料への反応のしやすさが違った。濃縮ホエイと濃縮乳たんぱく質でも反応の特性に差があり、酵素による処理条件も材料に合わせて考える必要がある。プロテインの袋に乳由来と書かれていても、それだけでキウイと混ぜたときの変化まで決めつけない方がよい。[5]

朝の選択に必要なのは、研究室の配合を再現することではない。自分が選んでいる飲み物に何を期待しているかを明らかにすることだ。味や飲みやすさを楽しみたいのか、胃の不快感を変えたいのか。この問いを分けておけば、溶解性の研究を後者の保証として使わずに済む。[1]

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よくある誤解

「酵素がある果物なら、どれを混ぜても同じ」は早合点だ。乳たんぱく質を使った比較では、アクチニジン、パパイン、ブロメラインで分解の特性が異なった。ホエイに対してパパインの方がブロメラインより大きい分解度を示した結果もあり、植物由来という共通点だけでは同じ働きにできない。[5]

果物の売り場ではキウイとパイナップルが隣に並んでいても、酵素の実験では作用の違いが問われる。また、この比較は酵素による乳たんぱく質の処理を調べたものだ。果物としてどちらが人の消化に優れるかを、その順位から選ぶことはできない。[5]

「グリーンとゴールドは色が違うだけ」も、この話では注意したい。ラット研究で使ったグリーンの品種ヘイワードとゴールドの品種ホート16Aでは、食餌中のアクチニジン活性が大きく違っていた。その差を利用して比較しているため、研究のキウイを色も品種も区別せずに説明すると、比較の土台が消えてしまう。[2]

ただし、研究で使った品種の結果を、店頭にあるあらゆるキウイへ広げる必要もない。果実の名前だけで選ぶより、グリーンキウイの抽出物を使った消化モデルなのか、特定の品種を使った動物実験なのか、結果を紹介する際の主語を丁寧に残すことが大事だ。[2][3]

ラット研究の食餌では、それぞれのたんぱく質を唯一の窒素源として使っている。普段の朝食のように、飲み物のほかにさまざまな食品を組み合わせた食事全体を比べたものではない。材料を絞ることでたんぱく質源の違いを調べやすくした設計だが、その設計ごと結果を受け取る必要がある。[2]

胃排出は、食餌を投与した後の変化を磁気共鳴を利用して追跡している。一方、胃での分解は、採取した胃内容物にある遊離アミノ基をもとに評価した。遊離アミノ基は、たんぱく質が切り分けられた程度を調べる手がかりだ。別々の指標を測ったからこそ、分解が変わる材料と排出が変わる材料の違いが見える。単に「消化がよい」と表現すれば、この研究が区別した結果を取り落とす。[2]

「胃から早く出れば、その分だけ吸収も増える」という理解も飛躍する。胃排出は内容物が胃を出る過程の測定であり、ラット研究では胃での分解が変わったたんぱく質と、排出が変わったたんぱく質が同じではなかった。速さと分解を別々に読むだけでも、単純な効率の話から離れられる。[2]

胃が重い日に検索すると、「消化促進」という短い言葉に期待を集めたくなる。しかし、試験管内で元のたんぱく質が減ったこと、ラットの胃排出が変わったこと、自分の胃の感じ方が変わることは、確認する対象が異なる。キウイを足す価値を否定する必要はないが、実験の結果を体感の約束に変える必要もない。[2][3]

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今日からできること

  • 混ぜる前にプロテインの原材料表示を読み、ホエイかカゼインかを確かめる。材料を選んでからキウイを合わせる。乳由来でも酵素への反応は異なるためだ。[5][6]
  • グラスと果肉を用意し、その場で飲む分を混ぜる。これは家庭での調製の提案であり、消化を促す配合の処方ではない。ラット食餌の乾燥重量20%を、果肉と飲料の配合割合へ換算しない。[2]
  • 酵素を働かせようとして混ぜた飲料を長く置かず、飲むときに調製する。カゼインナトリウムと抽出物を反応させた2.5時間は、家庭での待ち時間や保存時間の目安には使えない。[3]
  • 分解を増やすために飲料を60℃へ温める操作はせず、飲みやすさを基準に用意する。この温度は乳たんぱく質の加工実験の条件で、家庭用レシピの推奨温度ではない。[5]
  • 飲んだ後の胃の不快感が気になる場合は、キウイの量や待ち時間で解決しようとせず、医師に相談する。動物実験で測る胃排出と、個人の症状の判断は役割が異なる。[2]

オンザショア立川店で、予定に合う通い方を考える

朝の一杯を選ぶように、運動も暮らしの予定と合わせて場所を選びたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。出勤前や帰宅の途中など、自分の生活に合う時間帯から通う予定を考えられる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。場所、時間、種目を照らし合わせ、続けるための条件を選ぶ場として利用したい。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加条件を確認した上で、予定に合う種目を考えたい。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金と体験の予約で具体的な予定を確認できる。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Influence of Actinidin-Induced Hydrolysis on the Functional Properties of Milk Protein and Whey Protein Concentrates. — Kaur S, Vasiljevic T, Huppertz T., 2023, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods12203806

[2] Dietary actinidin from kiwifruit (Actinidia deliciosa cv. Hayward) increases gastric digestion and the gastric emptying rate of several dietary proteins in growing rats. — Montoya CA, Hindmarsh JP, Gonzalez L, Boland MJ, Moughan PJ, Rutherfurd SM., 2014, The Journal of nutrition. DOI: 10.3945/jn.113.185744

[3] Actinidin enhances protein digestion in the small intestine as assessed using an in vitro digestion model. — Kaur L, Rutherfurd SM, Moughan PJ, Drummond L, Boland MJ., 2010, Journal of agricultural and food chemistry. DOI: 10.1021/jf903835g

[5] Milk Protein Hydrolysis by Actinidin-Kinetic and Thermodynamic Characterisation and Comparison to Bromelain and Papain. — Kaur S, Vasiljevic T, Huppertz T., 2023, Foods (Basel, Switzerland). DOI: 10.3390/foods12234248

[6] Proteolytic activities of kiwifruit actinidin (Actinidia deliciosa cv. Hayward) on different fibrous and globular proteins: a comparative study of actinidin with papain. — Chalabi M, Khademi F, Yarani R, Mostafaie A., 2014, Applied biochemistry and biotechnology. DOI: 10.1007/s12010-014-0812-7

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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