女性の筋トレは生理中だと弱く感じる?予想する不調と測った力を分けて読む

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大きな調査の「力が落ちた」を、測定値に読み替えない

57競技の女性アスリート1,086人を対象にしたウェブ調査では、ホルモン避妊薬を使わない407人のうち、月経痛は74%、月経前の症状は78%で報告された。これらの症状は、有酸素能力、筋力、頭の明晰さ、バランス、睡眠の質について本人が感じるパフォーマンスにも影響していた。[5] 調査は競技水準の異なる選手を含むが、回答の基盤は自己報告である。18〜39歳の一般女性に同じ割合を当てはめられるかは、このアスリート調査だけでは判断できない。

ここで74%という数字は月経痛の報告の割合であって、筋力の落ちた割合ではない。まして筋力が74%低下した意味ではない。[5] 数字だけを切り出すと、分母も質問も行方不明になる。「生理中はこれだけ弱くなる」という情報を見たら、何人に、何を尋ねた割合なのかまで戻って読む必要がある。

同じ調査では、679人が何らかのホルモン避妊薬を使い、その40%がさまざまな副作用を感じていた。また、全体のうち月経周期や避妊薬に関する問題を練習・競技の計画で考慮していた人は18%であった。[5] つらさの報告が多いことと、計画に組み込まれていることは別である。この結果から、薬を使えば運動に好都合だといった個人の選択を導くこともできない。使用や変更の相談は医師にする領域だ。

英国の女子ラグビー選手150人への調査でも、87.8%が月経周期はパフォーマンスに悪い影響を与えると感じていた。身体面だけでなく、心理面や栄養に関する影響も語られている。また、86.4%は月経を理由に休むことを心地よく思えず、選考や周囲の意見を心配していた。[4] 「感じた低下」には、練習の場でそれを言えるかという問題も隣り合っている。プロの競技環境を背景とした回答なので、18〜39歳の一般女性の運動環境への当てはまりは別に考える必要がある。

この調査の51.7%は、月経周期に関連してけがのリスクが高いと感じていた。[4] これも、実際のけがの発生率がその割合で増えたというデータではない。本人が心配していることを知るには大切な結果だが、そのまま危険度の表に置き換えない。感じた能力、感じたリスク、発生した出来事を分ける読み方が、ここでも必要になる。

女性アスリートの経験を扱う17件の質的研究をまとめた系統的レビューは、症状が参加やパフォーマンスの実感を妨げることに加え、症状を隠したり対応を工夫したりして練習を続ける経験、支援とコミュニケーションへの不満を整理した。[8] 質的研究とは、経験や語りの内容を読み解く研究である。何kg変化したかを測る方法とは役割が違う。対象は生殖年齢の女性アスリートと運動実践者であり、18〜39歳の一般女性に経験の内容がどこまで重なるかを見ながら読む。

その結果を普段の運動に引き寄せるなら、記録は成績表だけでなく、伝えるためのメモにもなる。「今日は全部だめ」より、「この動作で腹部がつらかった」のほうが相談の出発点になるだろう。これは研究が検証した定型文ではなく、対話の必要性という知見を日常に移す提案である。[8] 自分の感覚をうまく説明できない日があっても、それを理由に経験そのものを小さく扱う必要はない。

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よくある誤解

「客観的な差が一貫しないなら、生理のつらさは気のせい」という理解は誤りである。レビューが述べているのは測定結果の不一致であり、症状が存在しないという結論ではない。むしろ月経関連症状と、知覚されたパフォーマンスの低下との結びつきは繰り返し報告されている。[1][7] 測定器が答える問いと、本人の生活上の困りごとが答える問いには違いがある。

反対に、「生理中は全員、どの筋肉も弱くなる」という決めつけも成り立たない。女子サッカー選手の研究では大腿四頭筋の特定の測定項目には差があった一方、ハムストリングスなどには明確な差がなかった。[2] また、アスリートの研究全体では、客観的成績に一貫した周期の影響は示されていない。[1] 周期表に合わせて自分の成績を採点すると、研究より強い結論を先に作ってしまう。

「予想が影響するなら、前向きに考えれば症状も筋力も解決する」という話も飛躍だ。期待の試験は、研究の目的を知らされたかどうかと症状の報告を比較したもので、気持ちの切り替えで筋力が回復するかを調べてはいない。[18] 予想の影響を認めることを、本人の考え方への責任転嫁にしてはならない。

ヨガの研究も、同じ区別で読む必要がある。筋力トレーニング系の競技に取り組む女性20人を募集した無作為化クロスオーバー予備試験では、毎日10分のヨガを行う周期と、行わない周期を比較した。クロスオーバーとは、参加者が異なる条件を順に経験する試験の型である。ヨガを行う周期では、膨満感、腰痛、月経時のけいれん様の痛み、ストレスを経験する確率が低いことを示す差が見られた。[6] 競技に取り組む女性の結果であり、18〜39歳の一般女性で同じ変化が得られるかは検証が必要だ。

同試験では、本人が感じる運動パフォーマンスの周期内の変化にも、日々のヨガとの有意な関連が認められた。[6] ただし、この結果は筋力測定で何kg増えたという証拠とは違う。小規模な予備試験の結果を、どの種類のヨガでも誰でも同じ効果が得られる保証に広げることはできない。[6] 症状の評価が変わることと最大の力が変わることを、ここでも別の欄に置いておく。

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今日からできること

  • 記録には「感じたこと」と「行ったこと」を分けて書く。「重く感じた」と、実際に終えた動作を別の文にする。31研究のレビューが分けた主観的・客観的結果を、生活のメモでも区別する工夫である。[7]
  • 周期だけで感想を先に決めず、その場で気になった症状を具体的に残す。女性18人の試験は、先に渡された説明が症状報告に関わりうることを示した。ただし記録で症状が軽くなると確かめた試験ではない。[18]
  • 「弱かった」を振り返るときは、どの動作かも添える。42人の測定研究でも、筋肉と課題により結果は違った。自分のメモを研究用の検査に見立てる必要はなく、経験の範囲を明らかにするためである。[2]
  • 誰かに相談するときは、つらさと運動中の困りごとを併せて伝える。17件の質的研究を統合したレビューは、症状を隠して続ける経験や、対話への不満を示している。日常にも支障がある症状の相談先は医師である。[8]
  • 筋トレ中につらさを感じたら、その動作と体のどこがつらいかを指導者に伝え、予定した種目や負荷を続けるか相談する。17件の質的研究が示した対話の課題を踏まえた実践案である。[8] 周期だけで重量を決めず、その日の経験を調整の相談に使う。

「今月は弱かった」というひとことで閉じると、次に読み返したときにも同じひとことしか残らない。「どの動作が」「どんな感じで」「実際にはどうだったか」と書ける範囲を増やせば、経験の輪郭が残る。これは周期を管理して成績を必ず上げる方法ではない。症状、実感、測定を分けて考えるという、研究の読み方を手元の言葉に移すやり方である。[1][7]

調子のよい日にも、悪い日にも、その日の経験には記録する価値がある。選手への大規模な調査が示した症状の多さと、練習計画で考慮する人の少なさの間には距離があった。[5] 読者自身が選手でなくても、周期を一律の命令表にせず、具体的な経験を相談に持っていくという使い方は考えられる。記録の結論を急ぐより、次に話すための言葉を残しておきたい。

オンザショア立川店で、予定を組むための選択肢

「今日は何がつらいか」を言葉にしてから、運動の予定と通う場所を考えたい。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある溶岩ホットヨガスタジオだ。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。仕事や通学の予定と照らし合わせて、通う時間を検討できる。駅からの道のりと営業時間を併せて、日常の予定に入るかを考えたい。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングなどがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。異なる運動の選択肢を持つ場所として、続ける予定を考える材料になる。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。料金は料金ページ、体験は予約ページで確認できる。店舗トップも、通う場所を検討する際の入口になる。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

  1. The Impact of Menstrual Cycle Phase on Athletes’ Performance: A Narrative Review — Carmichael MA, Thomson RL, Moran LJ, Wycherley TP., 2021, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph18041667
  2. Variations in Isometric Strength and Rate of Force Development Across the Menstrual and Hormonal Contraceptive Cycle in Elite Female Football Players — Furu LE, McGhie D, Solli GS, Dalen T., 2026, Research quarterly for exercise and sport. DOI: 10.1080/02701367.2026.2696560
  3. Role of the Menstrual Cycle on Performance and Injury Risk: A Survey of Female Professional Rugby Players in the United Kingdom — Hayward E, Akam L, Hunter D, Mastana S., 2024, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph21020150
  4. Perceived impact of the menstrual cycle and hormonal contraceptives on physical exercise and performance in 1,086 athletes from 57 sports — Ekenros L, von Rosen P, Solli GS, Sandbakk Ø, Holmberg HC, Hirschberg AL, Fridén, 2022, Frontiers in physiology. DOI: 10.3389/fphys.2022.954760
  5. A Randomized Crossover Pilot Trial on the Influence of a Daily Mindfulness Yoga Practice on Menstrual Cycle Symptoms, Measures of Well-Being, and Training Perception in Athletic Women — SantaBarbara KL, Helms ER, Stewart TI, Armour MJ, Harris NK., 2024, International journal of yoga therapy. DOI: 10.17761/2024-d-23-00077
  6. Menstrual Cycle-Related Symptoms and Disorders and Their Impact on Physical, Psychosocial, and Environmental Determinants of Exercise Performance: A Scoping Review — Stitelmann A, Bruyneel AV, Enea C, Boisseau N., 2026, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.1007/s40279-026-02412-9
  7. A systematic review and meta-aggregation of the experiences and perceptions of menstrual and hormonal contraceptive cycle-related symptoms in female athletes — Chica-Latorre S, Knight-Agarwal C, McKune A, Minehan M., 2025, Journal of science and medicine in sport. DOI: 10.1016/j.jsams.2025.06.005
  8. Menstrual cycle symptomatology: the role of social expectancy and experimental demand characteristics — AuBuchon PG, Calhoun KS., 1985, Psychosomatic medicine. DOI: 10.1097/00006842-198501000-00004

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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