筋トレは胸の翌日に背中を鍛える?同じ日にまとめる場合と回復の違いを読む

胸の筋トレの翌日に背中を鍛えるか、同じ日にまとめるか。全身法と分割法の比較、連日の高強度トレーニング、筋力と筋肉痛の測定から、研究で分かる範囲を整理する。部位名だけで休養を決めず、週間のセット数と実際にできた動作を記録し、仕事帰りの予定に合う配置を考えるための記事。

トレーニングノートの昨日の欄には「胸」、今日の欄には「背中」。部位の名前は違うが、今日は予定した重さを引けるだろうか。仕事が早く終わる日にまとめたい気持ちと、翌日に分けて通いたい気持ちの間で、次のメニューが決まらない。

答えの芯は、胸の翌日なら背中は必ず大丈夫とも、同日にまとめる方が必ず回復しやすいとも決めないことだ。全身を毎回鍛える方法と部位を分ける方法の比較では、総セット数をそろえて双方に変化が見られた。一方、同じ下半身を連日強く鍛えた試験では筋力低下も起きている。別の比較から出た結果を、胸と背中の日程の優劣へ直結させない読み方が必要である。[3][11]

同じ日の種目順は、既存記事「筋トレは胸と背中のどちらから始める?先に行う種目と長期の筋力変化を読む」に譲る。ここで考えるのは、今日と次の来店日に何を置き、何を記録して配置を見直すかだ。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

胸と背中の日程は、分ける場所を先に決める

「分割」という言葉を聞くと、胸の日、背中の日という予定を想像しやすい。しかし研究で使われる分け方は同じではない。非肥満で筋トレ経験のない男性を対象にした無作為化比較試験では、毎回すべての筋群を鍛える全身法と、上半身と下半身を交互に鍛える分割法が比べられた。胸と背中を別日にした比較ではない。男性の結果を18〜39歳の女性の日程選びにそのまま当てはめることはできない。[3]

この違いは小さくない。上半身と下半身を分ける予定で得た結果から、胸の翌日に背中を行う予定の回復は判断できないからだ。研究の「分割法がどうだったか」を読む前に、何と何を分けたのかを確かめたい。名前が同じでも、予定表の中身は別物である。[3]

自分の予定を考える際も、「胸」「背中」という見出しだけで終わらせない。実施した種目、扱った重さ、反復回数、セット数を書き添えると、次に比べる対象がはっきりする。これは研究が全員に指定した処方ではなく、異なる配置を混同しないための整理法だ。

たとえば胸の運動を終えた日のメモが「胸、きつかった」だけなら、翌日の記録と結び付けにくい。同日にまとめる案も、胸のメニューをそのまま行って背中の予定を全部追加する案なのか、全体を配り直す案なのかで比較の意味が変わる。カレンダーの色分けより、そこに置いた内容を先に見る。予定を変更した日には、その理由も短く添えておくとよい。退勤が遅れた日と、運動を始めたが予定を変えた日を、後で同じ出来事として扱わずに済む。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

同じ日にまとめる方法にも、比較の条件がある

先の筋トレ未経験の非肥満男性の試験は全身法が20人、分割法が15人で、期間は8週間だった。18〜39歳の女性でも同じ差が生じるかは、この男性の比較だけでは判断できない。どちらも週3回、連続しない日に運動し、実施する総セット数をそろえていた。全身法でも分割法でも除脂肪量が増え、最大筋力の改善は全身法の方が大きかったと報告されている。[3]

除脂肪量とは、体脂肪を除いた部分の量である。この試験の結果は、同じ日に複数の筋群を鍛えること自体を、成果が出ない方法として退ける必要はないと読む材料になる。ただし、比較されたのは日程だけではなく、筋群の配置を含むプログラム全体だ。全身法が胸と背中の翌日配置より優れていると読み替えることはできない。[3]

また、全身法の群だけ練習量を増やした比較ではない。総セット数をそろえた条件を外して、同じ日に行えば行うほど伸びる、と解釈するのは飛躍になる。仕事帰りにまとめる方法を選ぶなら、先に週間の内容を書き出し、それを来られる日にどう配るかという順で考える方が、試験の比較条件に近い。[3]

ここで「まとめる」を、単に長く頑張ることと同義にしない。通う回数の都合と、運動の量の都合は別の欄に置ける。同じ日に胸と背中を入れたい人は、予定していた内容がその日に収まるかを確かめたい。収まらないから急いで終える案と、内容を調整する案も同一ではない。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

連日鍛えた試験は、何をどれだけ行ったのか

連日の筋トレを考える材料には、経験のある健康な男性30人の無作為化比較試験がある。参加者は、最大で持ち上げられる重さを示す最大挙上重量の80%で、バーベルスクワットを5回ずつ10セット、3日連続で行った。胸の次に背中を鍛えた試験ではなく、同じ下半身への高強度の反復である。経験のある男性の結果であり、18〜39歳の女性の翌日の背中トレーニングにそのまま適用することはできない。[11]

この試験では、分岐鎖アミノ酸と糖質を摂った群と、糖質のみを摂った群を比較した。どちらの群でもスクワットの最大筋力や、一定の速度で測った膝の筋力が低下し、筋肉痛と血中のミオグロビンが増えた。ミオグロビンは、この試験では筋損傷の指標として測定されたものだ。[11]

重要なのは「連日」という単語だけを抜き出さないことだ。この負荷で同じ種目を重ねた結果は、部位を変えれば同じことが起こるという証明でも、部位を変えれば起こらないという証明でもない。対象者の経験、種目、負荷、セット数が付いた結果として扱う。[11]

逆に、連日運動を実施した研究が存在するから、自分もその量を試してよいと考える必要もない。試験のメニューは推奨表ではない。中央線の車内で読んだ研究の数字を、そのまま帰宅後のノルマへ移す前に、何の比較だったかへ戻りたい。

回復は、痛みと力を同じ答えにしない

回復という言葉にも測り方がある。先の連日スクワットの試験は、筋力、筋肉痛、血液の指標を別々に追っていた。最終日の運動から48時間後にも検査を行っているが、その測定時点を「全員が回復する期限」と受け取ってはいけない。時間は検査の条件であり、個人向けの保証ではない。[11]

上半身を扱った別の無作為化試験も示唆的だ。29〜47歳の健康な女性30人が参加し、上肢の筋力トレーニングを1時間行った。対象年齢は18〜39歳と一部重なるが、その年齢層全体の反応へそのまま広げることはできない。運動直後には手首を曲げ伸ばしする等尺性筋力、つまり関節を動かさずに出す力が低下したが、反応時間や手の協調動作などの運動課題には統計的に有意な変化が見られなかった。[15]

この結果は、手が普段どおり動くことと、測定した筋力が保たれることを同じにしない理由になる。スマートフォンを操作できたから重い運動の準備も整った、という判定には使えない。ただし、これは運動直後の試験であり、胸の翌日の背中の力を予測する数字でもない。[15]

日常の記録なら、「痛いか」と「予定した動作ができたか」を分けて残すところから始められる。動作についても、使った重さや回数を記録しておけば、気分だけの比較になりにくい。痛みの有無だけで自動的に実施を決める仕組みにはしない。

記録を読む場面を想像してみよう。前回と違う重さを使い、違う回数で終えたなら、「背中の日を翌日にしたら回数が減った」という感想だけでは、日程による違いを取り出せない。重さも日程も変わっているからだ。別の日に胸と背中をまとめた場合も、胸を終えるまでの内容が変われば、同じ条件の比較とは呼びにくい。自分のメモは実験室の試験ではないが、何を変えたのかを残すことはできる。

予定の書き方も工夫できる。「背中をやる」と書くだけでなく、実施した内容を書く欄と、次回に考えることを書く欄を分ける。前者には事実を、後者には判断を置く。「時間が足りず終えた」は事実であり、「翌日は向いていない」はそこから考えた仮説だ。両者が混ざると、次の週も同じ思い込みで予定を組みやすい。予定を変える前に、どの記録からそう考えたかを読み返したい。

研究でも、時間の意味を分けて読む必要がある。全身法の試験は運動を続けた期間の前後を比べ、上肢の試験は運動直後を調べている。長期の筋力変化と直後の疲労は別の問いであり、前者が良好でも、毎回の直後の疲労は別に評価する。後者で力が落ちたから、その方法では長期に伸びないという結論にもならない。胸と背中の日程には、この時間軸の違いを持ち込んで読む。[3][15]

数字で読む日程と回復

8週間:全身法と上下半身の分割法を比較した期間。短期の比較として読む。[3]

週3回:その比較で双方が運動した頻度。どちらも連続しない日だった。[3]

80%の最大挙上重量:連日スクワット試験の負荷。軽い動作練習とは異なる。[11]

3日連続:その高強度スクワットを重ねた日数。胸と背中を交互にした条件ではない。[11]

30人:上肢の筋力と手の動作を調べた女性の試験の対象人数。翌日の安全性を保証する規模や設計とは分けて読む。[15]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約