スクワットの効果は足の長さで違う?太ももと胴の比率で決めつけない読み方

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測った角度と、練習で変わる力を分ける

体格を詳しく測れば、動作を測るときの誤差もすべて解消するのだろうか。50人にしゃがむ動作と膝をつく動作を行ってもらい、皮膚に付けたマーカーで股関節の中心位置を追った研究が、その問いを考える材料になる。マーカーとは、動作を記録する際の目印である。この測定研究の結果を、18〜39歳の女性に向けたフォームの助言へそのまま当てはめることはできない。[19]

この研究が扱ったのは、皮膚や周囲の組織が動くことで、骨の動きを追う測定に生じる誤差だった。身体全体や太ももの寸法から、股関節の中心がどの程度ずれて推定されるかを予測しようとした。見た目のフォームを採点する研究でも、脚の長さごとの効果を比較する研究でもない。[19]

身体の寸法を説明変数にした18のモデルのうち、14のモデルで誤差の予測は統計的に有意だった。しかし、説明できたばらつきは14〜45%で、当てはまりは低いものから中程度にとどまった。軟部組織の量や局所の構成が誤差に関係する可能性はあっても、身体の寸法だけに基づいてマーカーの位置を変えることは勧められない、という結論である。[19]

重要なのは、「関係が見つかった」と「それだけで判断できる」の間に距離があることだ。体格を加えた動作判定が良くなった研究と、体格だけで測定位置を決めるのは勧められないとした研究は、それぞれ異なる問いに答えている。前者は情報を組み合わせる価値を示し、後者は単独の情報に頼る限界を示している。[8][19]

ここから、自宅の写真に何度も線を引いて太ももと胴の比率を出すときにも、落ち着いた見方ができる。専門的な測定でも、何を目印にして何を推定したかが問われる。写真から作った比率を、厳密な骨の長さや、将来の運動効果を表す数値として扱わない。数字が細かくなったことと、知りたい答えに近づいたことは別なのである。[19]

では、練習の効果そのものはどう確かめるのか。運動習慣の少ない若い男性34人を、単一セット群、複数セット群、対照群に無作為に分けた研究では、週2回、8週間の筋力トレーニングを行った。運動群はいずれも複数の種目に取り組み、種目ごとのセット数が異なっていた。男性での結果なので、18〜39歳の女性に同じ変化率をそのまま当てはめることはできない。[9]

複数セット群では種目ごとに3セットを実施し、スクワットの最大筋力は14.8%増加した。脚の筋断面積の増加は左右とも11.3%で、単一セット群のおよそ6〜8%より大きかった。筋断面積とは、筋肉を横から切ったと考えたときの面積であり、挙上重量とは異なる身体の変化の指標である。[9]

この試験は、練習量の違いによって初期の適応が異なりうることを示す。ただし対象は運動習慣の少ない若い男性で、スクワット以外の種目も含むプログラムだ。足の長さで群分けした試験ではなく、この割合を読者の伸びの予告として使うこともできない。自分に当てはめるときは、対象と練習内容をセットで読む必要がある。[9]

別の試験では、未訓練の18〜30歳男性30人を、対照群、高強度の筋力トレーニング群、高い運動量の筋力トレーニング群に分けた。12週間後には運動を行った両群で、バックスクワットなどの最大筋力が有意に増加した。一方、この試験の主題である動脈の硬さの指標には、群間で変化が認められなかった。未訓練男性の試験であり、18〜39歳の女性に同じ結果が得られるかは別に確かめる必要がある。[1]

この試験では、筋力の増加と動脈の硬さの変化は一致しなかった。同様に、しゃがむ姿の輪郭が変わらなくても、測定した筋力の変化は別に評価される。研究を読むときには、どの効果を測ったかを見失わないことが大切だ。フォーム、筋力、筋肉の大きさ、循環の指標には、それぞれ別の問いがある。[1][9]

筋断面積の増加と最大筋力の増加が、同じ割合である必要もない。試験ではそれぞれを別の項目として測り、結果を報告している。体重計の値だけ、写真だけ、挙上重量だけに全成果を代表させると、別の項目で起きた変化を取りこぼす。練習の目的が筋力の記録ならその記録を、身体の変化なら何を測った変化なのかを明確にしたい。[9]

記録帳にも、この区別を持ち込める。「足が長いから苦手」と書く代わりに、行った種目、重さ、セットの条件、気になった動作を分けて残す。研究で変化を確かめているのは、内容の定まったプログラムと前後の測定である。自分の記録も、姿の感想と実施内容を混ぜずに残すほうが、あとで相談するときの材料になる。[1][9]

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よくある誤解

「足が長いなら、前傾しても必ず正しい」という判断はできない。身体の特徴を考慮することと、見えている動作を無条件で肯定することは違う。動作判定の開発研究でも、身体の情報だけではなくセンサーから得た動きを統合している。体格の説明に加えて、実際の動きも確認する必要がある。[8]

逆に、「隣の人と同じ角度にならないから、効果がない」とも言えない。体格を考慮する筋力評価と、トレーニング前後の変化を測る試験は、それぞれ違う結果を扱っている。見た目の一致を、筋力向上の必要条件として示したものではない。写真の比較から、練習を続ける意味まで消してしまわないことである。[9][10]

「体重当たりの重量なら、その人の実力が全部分かる」という理解も修正したい。筋力評価研究では年齢、体重、身長を含めた評価を提案し、得点を区分して分類することにも限界を示した。手軽なランキングを使うとしても、その順位を人の能力全体や努力の量と重ねないほうがよい。[10]

また、研究に出てくるスクワットという語は、異なる検査にも使われる。今回の筋力研究で扱われた最大重量の測定と、センサーを使った動作分類では、目的が異なる。研究のタイトルに同じ種目名があることだけで、動作判定の精度を筋力の伸びに結び付けない。何を結果として数えたのかまで読むのが、数字との付き合い方だ。[8][10]

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今日からできること

  • 動画を見返す前に、知りたいことを「動作の相談」「重さの記録」「練習後の変化」に分けてメモする。15人の動作判定研究と393人の筋力評価研究では、答えた問いが異なる。[8][10]
  • 体重で割った記録を使う場合も、元の挙上重量と実施条件を残す。393人の研究が年齢や身長まで評価に含めたことを思い出し、友人との単純な順位付けを急がない。[10]
  • 足と胴の比率の自己採点だけで動作を変えず、気になる場面を指導者に伝える材料として扱う。50人の測定研究でも、身体の寸法だけを根拠に測定位置を決めることは勧められなかった。[19]
  • 練習記録には、重さとともにセットの条件も記す。8週間の試験では、単一セットと3セットのプログラムで変化に違いがあった。ただし、その結果を自分の目標セット数として直ちに採用する必要はない。[9]
  • 研究の変化率を目標の締め切りにしない。12週間の試験では、筋力と動脈の硬さで結果が異なった。自分が確かめたい結果を決めて、記録や相談につなげる。[1]

オンザショアで、続ける予定を生活に置く

鏡で隣の人を追う時間から、自分の練習を続ける予定を考える時間へ切り替えたい。オンザショア立川店を選ぶ際には、まず生活の中に置ける場所と時間を確かめたい。JR立川駅北口から徒歩1分、営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fだ。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガのレッスンは25種類以上。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもあり、予定に入れる運動を考えるための選択肢になる。

参加条件も予定を立てる前に確認したい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガが選択肢となる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。通う準備を具体的に考えるなら、料金と体験の予約を確認できる。

場所や種目の確認には店舗のサイトも使える。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

参考文献

[1] Effects of a 12-Week Resistance Training Program on Arterial Stiffness: A Randomized Controlled Trial — Werner TJ, Pellinger TK, Rosette VD, Ortlip AT., 2021, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000003331

[8] Anthropometry and diagnostic aware deep learning for exercise assessment — Reyes Leiva KM, Nikelova P, Cerny M., 2025, Frontiers in medical technology. DOI: 10.3389/fmedt.2025.1725661

[9] Comparative effects of single vs. multiple-set resistance training on neuromuscular performance and muscle morphology in sedentary men — Coskun IA, Kafkas ME., 2026, BMC sports science, medicine & rehabilitation. DOI: 10.1186/s13102-026-01874-8

[10] Normalization of muscle strength measures in barbell exercises by sex, age, and anthropometry: notes on allometry — Isenmann E, Geisler S, Havers T, Gavanda S, Diel P, Held S, Flenker U., 2026, Scientific reports. DOI: 10.1038/s41598-026-60646-z

[19] Can Anthropometry be Used to Dictate Participant-Specific Thigh Marker Placements Which Minimize Error in Hip Joint Center Estimation? — Buchman-Pearle JM, Acker SM., 2022, Journal of applied biomechanics. DOI: 10.1123/jab.2022-0042

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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