スクワットは腰のベルトで腹筋が休む?腹圧と安定した感覚を研究から分けて読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

同じ重さで速く挙がることと、同じきつさは違う

別の2026年の比較研究では、筋力トレーニング経験のある競技者25人が、ベルトあり・なしでバーベルを担ぐスクワットを行った。男性14人、女性11人であり、18〜39歳の一般女性への適用には競技経験の違いを考慮する必要がある。調べたのは、重さとバーの動く速さの関係、そして速度から最大挙上重量を推定する精度だった。[4]

最大挙上重量とは、1回だけ挙げられる最大の重さであり、研究では1RMと表される。平均値はベルトなし114.0 kgに対し、あり119.2 kgだった。同じ絶対重量で比べた複数の負荷では、ベルトを使う方がバーの速度も高かった。ベルトの使用条件が変わるだけで、同じ重りに対する成績が変化したのである。[4]

ただし、自分の最大挙上重量に対する割合で重さをそろえると、様子が異なった。最大の85〜100%に当たる相対負荷では、ベルト使用時の速度はわずかに低かった。「同じ重さ」と「その条件で挙げられる最大に対して同じ割合」は、同じ比較ではない。数値を読むときには、重さのそろえ方まで見る必要がある。[4]

たとえば練習ノートに「前回と同じ重さなのに、今日は速く動いた」と書いた場合、ベルトの有無も添えたい。その場の成績がよくなったという事実を、すべて自分の筋力の伸びに割り振らずに済む。研究で最大重量もバー速度も条件によって変わったことを、記録の読み方に生かす提案である。[4]

速度を使った最大重量の推定にも誤差がある。この研究では、各推定法の絶対パーセント誤差が4.2〜5.2%だった。推定された重さは、実際に挙げた記録と同じ意味にはならない。画面に細かな値が出ると確定した能力のように見えるが、予測には幅が残る。ベルトの話は、道具だけでなく、道具から得る数字との付き合い方にもつながる。[4]

ここまでの比較は、ベルトを使うとその場の成績が変わる、という読み方に役立つ。一方で「使い続けると腹筋が弱くなる」「必ず使わない方が体幹が強くなる」といった長期の筋力変化を、この場の回数や速度だけから決めることはできない。短い測定で見えた差を、その後の体の変化の物語へ伸ばしすぎないことが肝心である。[2][3][4]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

腹圧らしい手応えを、腰痛予防の点数にしない

お腹の内側にかかる圧を腹圧という言葉で思い浮かべる人は多いだろう。ただ、ベルトが張る手応えと、体の内部で測る圧を同じ数値のように扱わない方がよい。大学生のパワーリフターを対象とした予備的な観察研究では、ひずみを測るセンサー付きベルトを使い、お腹周りからベルトにかかる張力を捉える方法が試されている。[5]

対象は18〜25歳の25人で、男性17人、女性8人だった。年齢の重なる女性を含むが、競技者の結果を18〜39歳の一般女性へそのまま当てはめるには、競技経験と年齢範囲の違いがある。スクワットとデッドリフトで腹部の周方向の張力を測り、最大挙上成績や腰痛歴との関連を調べた。同じ測定内での繰り返しの一致度は高く、最大スクワット重量との相関係数は0.752、デッドリフトでは0.654だった。相関とは、一方が大きい人ほど他方も大きい傾向を数値にしたものである。[5]

腰痛歴のある人では、この張力の値が低かった。だが、これを「張力が低かったから腰痛になった」と読むことはできない。測定値と過去の腰痛歴の関連を調べた研究であり、張力を高める練習を行って腰痛の発生が減るかを比較した試験ではない。痛みの履歴と測定値が結びついていた事実と、予防法の有効性は区別する必要がある。[5]

研究者も、この測定を今後さらに評価すべき候補として位置づけている。小さな予備研究の相関を、一般の運動者が目指す合格点に変えるのは早い。ベルトを強く押せるほど安全、締め付けを増やすほどよい、という実用上の結論へ進める結果ではない。[5]

ここは、既存記事「スクワットはお腹を固めると効果が変わる?腹筋の緊張と上体の安定を読む」に譲る部分との境界でもある。そちらはお腹を固める動作を考える問いであり、こちらではベルトを使う条件で何が変わるかを見ている。自分で力を入れることと、周囲から支えが加わることを一緒にすると、道具の役割も体の役割も見えにくくなる。[2][5]

腰痛が心配で検索した人に必要なのは、「巻けば安全」という短い保証ではない。どの動作で痛むのかを医師に相談することと、練習条件を記録することは、役割が違う。ベルトによる筋活動や挙上成績の変化を、個別の痛みへの診断に流用しない姿勢を持ちたい。[1][2][5]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「背筋の活動が減るなら、腹筋も休んでいる」という理解は、男性の反復持ち上げ実験に合わない。同じ実験の中で、背部の活動は下がり、腹側の活動は上がっていた。体幹をひとまとめのスイッチと考えず、筋肉ごとに変化の向きが異なると見る方が、測定結果に忠実である。[2]

「ベルトを巻くと安定するから回数が増える」という説明も、そのままでは支持されない。男女を含む比較では回数が増え、本人も安定したと感じたが、客観的な姿勢の安定性は改善しなかった。成績が変わったことは認めながら、その理由を測っていない仕組みで埋めないことが大切だ。[3]

「強く締めるほど腰を守れる」という読み方にも飛躍がある。圧迫条件を変えた研究は筋活動と換気を扱い、センサー付きベルトの研究は張力と腰痛歴の関連を扱った。どちらも、締め付けを増やした人ほど将来の腰痛が少ないと証明した結果ではない。苦しさを、守られている証拠に変換する必要はない。[2][5]

逆に、ベルトを使わないことを練習の優劣に結びつける理由も、これらの比較からは出てこない。その場で何を確かめたいのかによって、ベルトなしの状態と、ベルトを使った状態には別々の記録の価値がある。より多く挙げられたという成績は残しつつ、条件を付けて読む。それだけで、道具への期待はかなり具体的になる。[3][4]

今日からできること

  • 練習ノートにベルトの有無を添える。25人の比較では、最大挙上重量が条件によって異なった。重さだけで成長を判断せず、同じ条件での記録かを確認する。[4]
  • 回数と安定感を別の欄に残す。男女の比較で見られた6.5回と8.1回の差は、姿勢の安定性の改善と同じ結果ではない。楽に感じた理由を、揺れの減少と決めつけない。[3]
  • 腹筋が働かないと感じたら、締め付け、息のしやすさ、お腹に力を入れた感覚を分けて指導者に伝える。男性11人の反復持ち上げ実験では腹側の活動が増えたが、18〜39歳の女性の普段のスクワットへ同じ数値を当てはめることはできない。ベルトの支えを感じることと、腹筋の活動や腹圧を測ることは別である。[2][5]
  • 速度で記録を見る場合は、実際の重さと最大に対する割合を分ける。85〜100%の相対負荷では、同じ絶対重量での比較と速度の変化が異なった。異なる条件の数値を並べない。[4]
  • 腰痛の心配はベルトの張りだけで判断せず医師に相談する。25人の予備研究で見られた腰痛歴との関連は、張力を高くすることによる予防効果の証明ではない。[5]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う時間を生活に置く

ベルトの有無と練習条件を記録するなら、運動に取り組む時間も生活の中で決めておきたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビル3Fにあり、仕事や用事のある日の動線と合わせて通う場所を考えられる。

パーソナルトレーニングのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもある。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガを行い、ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。種目と時間の選択肢を、続ける仕組みとして検討する場所だ。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。店舗の案内で利用条件を確認してから、通う種目を考えたい。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。料金と体験の予約を確認し、通える時間と照らし合わせられる。

参考文献

[1] Effects of a new industrial lifting belt on back muscular activity, hand force, and body stability during symmetric lifting — Chen HJ, Lin CJ, Huang CL., 2006, Industrial health. DOI: 10.2486/indhealth.44.493

[2] Effect of belt pressure and breath held on trunk electromyography — Lee YH, Kang SM., 2002, Spine. DOI: 10.1097/00007632-200202010-00017

[3] A Weight lifting Belt Increases Squat Performance and Subjectively Perceived But Not Objectively Measured Postural Stability — Veltzke F, Qiu F, Bey ME, Legerlotz K., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005426

[4] The Effect of Weightlifting Belt on the Relative Load-Velocity Relationship and One-Repetition Maximum Prediction Accuracy in the Free-Weight Back Squat — Huang Y, García-Ramos A, Chen Z, Li Z, Yu J, Geng Y, Li D, Jia B, Lam WK., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005523

[5] Abdominal Hoop Stress: A Field-Deployable Instrument for Quantifying Bracing During the Squat and Deadlift in Powerlifters — Harris SM, Wang W, Morrow RM, Hutton M, Gleeson P., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005660

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約