有酸素運動のローイングは回数を増やす?一漕ぎの長さと酸素消費の関係を読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

水上の効率と室内のカロリーは同じ問いではない

ローイングの研究には、水上でボートを進める効率を調べたものもある。参加者9人の実験では、毎分20回から36回の範囲で回数を変え、機械的なパワーがどこへ配分されるかを分析した。回数が高い条件では、漕ぎ手が生むパワーと、平均的なボートの速さに寄与するパワーが増えた。正味の機械的効率も上がっている。水上で漕ぐ参加者の結果は、18〜39歳の一般女性による室内運動の消費量に直接置き換えられない。[19]

ところが、効率に関わる項目がすべて改善したわけではない。ブレードで失われずに残るパワーの割合は高くなった一方、ボートの速度変動に関する効率は低下した。正味効率が上がったのは、前者の改善が後者の低下を上回ったためである。[19] 効率という単語だけを拾うと見逃すが、その内訳には反対方向の変化が同居している。

これは水上での機械的なパワー配分の話であり、室内で体が使うエネルギーに対する仕事の比率とは、評価している対象が異なる。[15][19] 「水上で回数を上げると効率が上がった」という結果を、そのまま「室内でも消費カロリーが減る」「回数を増やせば痩せやすい」と読み替えることはできない。速さへの貢献と、体の消費は、研究の中でも別の問いである。

機器間の違いについても、すべての機種変更で反応が変わるわけではない。国内上位水準の競技者8人が固定式機器の異なるモデルで運動した試験では、抵抗特性をそろえた条件で、酸素消費、出力、回数、心拍数、運動の経済性はほぼ同じだった。運動の経済性は、ここでは単位出力当たりの酸素消費として評価された。国内上位の競技者での比較であり、18〜39歳の一般女性が使う場合の反応まで保証する結果ではない。[2]

同じ固定式機器のモデル差を調べた結果と、固定式から動的な構造へ替えた結果は、まとめて「機器が違えば必ず消費が違う」とはできない。[1][2] 機器を替えることの意味は、比較対象によって異なる。いつもの場所と出先の施設で表示を比べたい場合も、機器の構造や設定を残しておくと、条件の違いを後から確認しやすくなる。

男性競技者23人の段階的な運動試験では、動的な機器の回数は調べたすべての負荷で高かった。心拍数は210 Wと240 Wで高かったが、回数を統計的に考慮すると、機器による心拍反応の差は有意でなくなった。[7] 回数の変化が反応に関わるという手がかりではあるが、統計的な調整によって回数だけの因果効果を確定するものではない。男性競技者の反応を18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[7]

この試験では最大運動時の心拍数、酸素摂取量、血中乳酸には有意差がなく、換気量には差があった。また、運動強度の境目を評価する測定値は、機器間での一致が十分でなかった。[7] 「最大で同じだったから、途中も同じ」とも言えないのである。普段の運動の記録を比べるなら、最大まで頑張った日の値と、途中で終えた日の値を混ぜないことが、研究の読み方に沿っている。

カロリー消費を増やしたいという検索には、何を記録すればよいかという実務的な答えが必要だろう。これらの研究を記録の工夫へつなげるなら、回数だけを残すのではなく、機器、設定、出力、動作の条件、きつさを並べたい。機器比較では、回数や出力とともに、酸素摂取量や主観的なきつさが別々に測られていた。[1][2][5] 家庭で酸素を測れなくても、少なくとも異なる項目を同じ意味で扱わないことはできる。

たとえば、仕事帰りに「今日は回数が多かった」とメモするとき、いつもと同じ機器だったか、出力も高かったか、引き終わりを変えていないかを添える。これは研究で検証された運動処方ではなく、比較条件を残すための工夫である。回数を直接変えた試験、機器を替えた試験、姿勢を変えた試験の違いを、日常の記録でも見える形にする発想だ。[1][15][16]

酸素摂取量、心拍数、きつさは、別々の反応として見る。女性競技者の機器比較では、最大努力の段階で回数には差がある一方、酸素摂取量や主観的なきつさには差がなかった。[5] 画面にある回数を、息の負担や自分の感覚の代用品にしすぎない理由になる。数字と感覚が一致しない日は、記録が失敗した日ではなく、別の項目が違う反応を示した日として残せる。

さらに、比率と量を分ける視点も持ちたい。姿勢の比較で効率とエネルギー消費が同時に上がったことは、その好例である。[16] 消費を知りたい人が効率だけを読み、競技の仕事を知りたい人が酸素だけを読むと、それぞれ必要な片側が抜ける。自分の問いに合わせて、出力と消費を対にして見る。研究結果を日常へ持ち帰るときに役立つのは、特定の回数の正解より、この読み方である。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

一般女性の回数は、競技者の数字から決めない

この研究群からは、健康維持を目的にする一般女性に共通の推奨回数は導けない。中心となる出力一定の試験は、訓練された女性競技者が競技で使う範囲のテンポを比べたものだ。18〜39歳の初心者が無理なく続ける回数を選ぶ試験とは、目的も対象も異なる。[15] 毎分28回を最低ラインにしたり、40回へ近づけることを進歩の条件にしたりする根拠にはしない。

日常で試すなら、施設の指導者と動作を確認したうえで、自分が慌てず繰り返せるテンポを起点にする。回数を追うと引く長さが変わる、戻る動きが急になる、と感じたら、その場で動きを見てもらう。これは推奨回数の代わりになる研究結果ではなく、競技者の数値を自己流の目標へ変えないための確認手順である。回数を変える前後で出力も見ると、テンポを変えたのか、外へ出す仕事も変わったのかを分けて振り返れる。[15][16]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「漕ぐ回数を増やせば、必ずエネルギーを無駄に使う」は言い過ぎである。出力を一定にした女性競技者の実験では、毎分28回から40回の範囲で総効率に有意差はなかった。[15] ただし、これは速いほど楽になるという証明でもない。同じ研究結果から、無駄という評価も、速さへの推薦も、どちらも急いでは引き出せない。

「同じ出力なのに酸素消費が増えたら、失敗した運動だ」という評価も、目的を飛ばしている。固定式と動的な機器の比較では、同じ出力条件で酸素消費や心拍数が高くなる場合があった。[1][13] 研究が測ったのは反応の違いであり、日々の運動の成功や失敗ではない。競技の記録、運動の継続、体を動かす時間の確保では、そもそも求めるものが違う。

「長く引くほど効率がよいので、誰でも大きく後ろへ倒れるべきだ」とも言えない。姿勢比較では、効率の上昇とともに出力と生理的な負担も増えている。[16] 効率という好ましく響く言葉だけを残すと、増えた負担が消えてしまう。研究の動作条件を、全員に向けたフォームの合言葉にしないことが大切だ。

カロリーという目的語を付けた瞬間に、体型を変える話へ直行する必要もない。今回の比較が明らかにしたのは、回数や機器、姿勢による運動中の応答である。[1][15][16] 自分の運動を知るために数字を使うことと、その数字で自分の体を採点することは分けておきたい。画面が忙しく動いた日にだけ、よい運動をしたと決めなくてもよい。

今日からできること

  • 初めは指導者に動作を見てもらい、慌てず繰り返せるテンポを確認する。訓練された女性競技者17人が試した毎分28・34・40回は、一般女性の推奨値ではない。回数を変えるときは出力も確かめる。[15]
  • 機器を替えたら記録に残す。男女11人の比較では、機器の違いに伴って回数と酸素摂取量が変わった。出先で前回と同じテンポにならなくても、機器の条件から振り返る。[1]
  • 回数と引く力を別々に見る。大学競技者34人の比較では、回数の増加と引く力のピークの低下が同時に起きた。軽く引ける感覚だけで心肺の負担まで判断しない。[13]
  • 引く長さや引き終わりを変えた日は、その変更も書く。男女14人の姿勢比較では、同じ回数でも出力と消費が変わった。フォームの変更を回数だけの変化に混ぜない。[16]
  • 途中の運動と最大努力の記録を分ける。女性競技者12人の試験では、途中の段階で見られた機器差が最大努力では見られない項目もあった。きつさを添え、似た場面同士を比べる。[5]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う条件も先に確かめる

回数を追うだけでなく、自分がどんな運動を続けたいかから場所を選びたい。オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分の溶岩ホットヨガスタジオである。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。仕事の前後など、生活の中で通う時間を考えるための情報になる。

所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。

参加条件も先に確認する。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。

通う候補として、店のトップで内容を確かめ、料金と体験の予約を照らし合わせる。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。実際に通う時間と準備まで考えて選びたい。

参考文献

[1] Influence of Ergometer Design on Physiological Responses during Rowing — Rossi J, Piponnier E, Vincent L, Samozino P, Messonnier L., 2015, International journal of sports medicine. DOI: 10.1055/s-0035-1548810

[2] Physiological responses to exercise on different models of the concept II rowing ergometer — Vogler AJ, Rice AJ, Withers RT., 2007, International journal of sports physiology and performance. DOI: 10.1123/ijspp.2.4.360

[5] Physiological and biomechanical responses to exercise on two different types of rowing ergometers in NCAA Division I oarswomen — Lu T, Jones MT, Yom J, Ishida A, White JB., 2023, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-023-05172-w

[7] A Comparison of Physiological Response to Incremental Testing on Stationary and Dynamic Rowing Ergometers — Boland M, Crotty NM, Mahony N, Donne B, Fleming N., 2022, International journal of sports physiology and performance. DOI: 10.1123/ijspp.2021-0090

[13] Comparison of rowing on a concept 2 stationary and dynamic ergometer — Benson A, Abendroth J, King D, Swensen T., 2011, Journal of sports science & medicine. DOI: なし

[15] Gross efficiency during rowing is not affected by stroke rate — Hofmijster MJ, Van Soest AJ, De Koning JJ., 2009, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1249/mss.0b013e3181912272

[16] A Physiological and Kinematic Comparison of two Different Lean Back Positions During Stationary Rowing on a Concept II Machine — Bell G, Bennett J, Reynolds W, Syrotuik D, Gervais P., 2013, Journal of human kinetics. DOI: 10.2478/hukin-2013-0030

[19] Effect of stroke rate on the distribution of net mechanical power in rowing — Hofmijster MJ, Landman EH, Smith RM, Van Soest AJ., 2007, Journal of sports sciences. DOI: 10.1080/02640410600718046

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

1

2


Warning: Attempt to read property "show_author" on false in /home/c1531448/public_html/ontheshore.jp/wp-content/themes/heal_tcd077/single.php on line 165

関連記事

ご体験予約