一人で住むことと、関係が足りないと感じることは別である。時計の上の睡眠時間と、夜中に目が覚めていた時間も別の測り方だ。慢性の孤独は睡眠の障害と並ぶ健康の話題だが、痛みや死亡を予測した目覚めの数字を、孤独の表れとしては読まない。介護の聞き取りと、若い女性の血圧の横断研究も、混ぜずに置く。
夜中に目が覚め、台所で水を飲む。布団へ戻ると、隣室のテレビがまだ聞こえる。朝になって数えた寝床の時間には、その間も含まれている。長く横になった夜と、途切れず眠った夜は、同じだろうか。孤独感と睡眠の障害には関連があるが、途中で起きたことだけで孤独の深さは測れない。[3][7]
孤独感は、関係が足りないという主観である。人と会う回数が少ないことは、社会的孤立として、接触が客観的に少ない側に置かれる。一人で住むことは、そのどちらとも自動では一致しない。眠りも同じで、時計の上の長さと、夜の途中で起きていた時間は別の列である。[3][20]
慢性の孤独は、抑うつ、不安、認知の低下、心血管の病気、脳卒中、フレイル、睡眠の障害、健康的でない行動と関連づけられてきた。フレイルは、体力や余力が落ちて負荷から戻りにくい状態を指す語である。健康への影響は、喫煙や肥満になぞらえられる、と看護領域の論説は書く。喫煙の数字の出どころは、公開済みの「孤独が健康に与える影響、たばこと比べられる数字の出どころを読む」に譲る。食べ方と体重の話は「孤独と肥満はどう関係するか 食べ方と体重、人との距離を分けて考える科学」に譲る。この記事が分けるのは、夜中の目覚めと睡眠時間、そして一人暮らしと孤独感である。[3]

孤独感と、人と会わないことは別の定義である
60歳以上の言語を見たスコーピングレビュー(研究の範囲を見渡す型)は、34研究を集めたうえで定義を分けている。社会的孤立は、社会的な接触が客観的に足りないこと。孤独は、社会的な必要が満たされていないという主観的な知覚である。言葉の流暢さとの関連は示唆的でも、他の要因を調整したあとは頑健ではなかった。18〜39歳の女性に言語機能との関連をそのまま当てはめることはできないが、ここでは孤独と孤立の定義の区別を借りる。[20]
看護の論説は、同じ区別を健康の側から置く。孤独は、悪い臨床経過、医療の利用の増加、生活の質の低下、死亡の高さに関連する健康の決定要因として扱われ始めている、と書く。高齢化、つながりの弱まり、慢性疾患、社会経済的な弱さ、新型コロナウイルスの流行が、全年齢の問題にした、とも述べる。慢性の孤独に並ぶものとして、抑うつ、不安、認知機能の低下、心血管疾患、脳卒中、フレイル、睡眠障害、健康的でない行動を挙げる。力点は、関係の弱さを評価に入れ、ケアを途切れさせないことにある。[3]
グループの会話に入っていても、必要が満たされない夜はある。一日ほとんど話さなくても、足りていると感じる夜もある。前者は接触があるのに孤独で、後者は接触が少ないのに孤独ではない。レビューの定義に沿った生活上の整理であり、立川の平日の割合を示した調査ではない。[20]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
一人暮らしは、孤独の得点そのものではない
インドの60歳以上を対象にした系統的レビューは、894本から20研究を残した。孤独の有病率は11研究で3.8%から66.4%、社会的孤立は4研究で3.6%から86.4%だった。メタ分析は試みたが、ばらつきの指標は99%で、尺度と区切りが違いすぎて一つの割合にはしなかった。この割合はインドの高齢者のもので、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[19]
危険因子として12研究から挙がったのは、年齢が上がること、社会経済的な状態の悪さ、身体の健康の悪さ、心の健康、婚姻の状態、暮らし方、関係のひずみ、高齢者への虐待、社会的な活動から離れることである。暮らし方は、婚姻や関係のひずみと並ぶ欄である。年齢、健康、虐待、活動からの離脱も同じ一覧に入る。著者らは、人口に基づく評価を標準化された尺度で行う必要性を結んでいる。割合の幅そのものが、測り方で結果が動くことを示している。[19]
月曜は一人でご飯を食べ、土曜は実家で話す。住まいの形は週の途中で変わらないのに、関係が足りない感じは曜日で変わる人がいる。これは危険因子の一覧を、一人の生活に当てはめた想像である。インドの有病率を立川へ移すものではない。[19]
同じ人でも、尺度が違えば動きが分かれる。健康な医学生、男性38人、女性30人を、オメガ3を1日2.5g取る群と偽薬の群に無作為に割り、12週見た二次解析がある。末梢血の単核球に占めるオメガ3の割合は補給群で増えた(pは0.001未満)。炎症の指標では、性別で補給の効きが分かれる結果は見られなかった(pはいずれも0.14より大きい)。社会の知覚では、性別が「知覚された社会的孤立」への効果を修飾した(95%信頼区間は-7.46から-0.36、p=0.031)。孤独の尺度では修飾は見られなかった(95%信頼区間は-3.79から8.65、p=0.44)。女性では孤立の知覚が減る方向が境界的で(95%信頼区間は-3.63から0.05、p=0.056)、男性ではそうではなかった(95%信頼区間は-1.19から2.21、p=0.55)。著者らは、女性では知覚された社会的孤立が減る可能性がある、追試が要る、と結ぶ。分かれたのは一人暮らしかどうかではなく、二つの尺度である。対象は男女の医学生であり、18〜39歳の女性全体への効果として扱うには追試が必要である。[12]
脳の側でも、二つの言葉は完全には重ならない。中高年と高齢者の42研究を集めた系統的レビューは、社会的孤立と孤独を、重なるが別の認知症の危険因子として扱う。機序は明確ではない、と始める。孤立に限って報告が多かったのは側頭の領域で、孤独に限って報告があったのは被殻と淡蒼球である。両方に共通して目立ったのは海馬、扁桃体、視床、紡錘状回で、白質病変の体積とC反応性蛋白(炎症に伴って上がる蛋白)の上昇も両方に関連した。測定が揃わず、結論は限られる、と著者らは書く。中高年の結果を18〜39歳の女性の脳の特徴にそのまま当てはめることはできない。[15]
夜中の目覚めは、睡眠時間と別の列である
鎌状赤血球症の成人75人が、3か月、朝に眠り、夕方に痛みを日記した。自分の平均より、睡眠が短い夜、床にいた時間が短い夜、断片化(眠りが細かく切れること)が多い夜、効率が悪い夜の翌日は、痛みが強かった。睡眠が長い夜の痛みの軽さは、断片化が高いと弱まった。著者らは、長さと断片化を別々にも組み合わせでも見るべきだと書く。結果は鎌状赤血球症の成人の翌日の痛みであり、健康な18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[6]
死亡の予測では、別の集団が連続性を重く見ている。骨がもろい骨折を扱う研究に参加した男性2887人(平均76.3歳)を、最長11年追った。眠りの領域は、長さ、タイミング、連続性、規則性、リズム、質、眠気の七つで、各領域から指標を一つ選んだ。連続性は、活動量計で測った、入眠したあとに起きていた分数である。三つの統計手法(比例ハザードモデル、生存木、ランダム生存林)で、リズムと連続性がもっとも安定した睡眠側の予測だった。高齢男性の死亡予測を18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[7]
比例ハザードモデルでは、リズムの低さのハザード比が1.12(95%信頼区間1.04から1.22)、連続性の低さが1.16(1.08から1.24)だった。ハザード比は、死亡の起こりやすさを基準との比で示したもので、比のまま読む。ランダム生存林では、リズムと連続性が43個の予測因子のうち6番目と8番目に重要だった。睡眠情報をまとめた重要性は、年齢、認知、心血管の病気に次いだ。これは死亡の予測であり、孤独の深さを説明した研究としては読まない。[7]
良い眠りとは何かを、8人が隔離実験室で調べた。6時間の睡眠と1時間の仮眠を不規則に繰り返し、床にいる時間を全体の3分の1にした。終夜の睡眠ポリグラフ(脳波などで段階と長さを記録する検査)を予測変数に、主観的な質を個人の中で回帰した。質は睡眠効率と強く結び、睡眠段階とは結びつかなかった。「かなり良い」には効率87%以上が要った。覚醒が直腸温の山(17時から21時)に近いほど評価は上がった。これは不規則な実験日程の話で、夕方に起きよという指示には換算できない。目覚めやすさの感じは、効率が低い側と関連した。長さの客観と主観の個人内相関は平均0.55、寝つくまでの時間は0.64だった。結論は、眠りの質とは本質的に連続性だ、というものである。対象は不規則な日程で眠った8人であり、18〜39歳の女性の日常の睡眠に87%をそのまま当てはめることはできない。[11]
数字で読む夜の長さと途中の目覚め
医学生は男性38人、女性30人、12週。知覚された社会的孤立には性別で補給の効きが分かれ、孤独尺度には分かれなかった。[12]
若い黒人女性581人、平均29.1歳。血圧高値は32.4%。睡眠の連続性の悪さの調整オッズ比は1.70(95%信頼区間1.07から2.70)。社会的孤立が多いほうは0.69(0.48から0.99)。[4]
鎌状赤血球症の成人75人を3か月。自分の平均より短い夜と、断片化が多い夜の翌日に、痛みが強かった。[6]
高齢男性2887人、平均76.3歳、最長11年。連続性のハザード比は1.16(95%信頼区間1.08から1.24)。リズムは1.12(1.04から1.22)。[7]
実験室の8人では、効率87%以上が「かなり良い」側に要った。質は段階ではなく連続性だった。[11]
インドの高齢者では、孤独が11研究で3.8%から66.4%、社会的孤立が4研究で3.6%から86.4%。一つにはまとめなかった。[19]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
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