ランニング後に眠くなる昼寝を、覚えた足運びが残った証拠にはしない。女性の昼ランでも、時計がずれた昼の眠気、過眠症で活動量計が昼の睡眠を長く数える幅、400メートル20本の直後に動く血中の因子、1時間超の持久で増えるたんぱく質の酸化を、別の帳面として読む。
立川駅北口の改札を出た昼下がり、中央線のホームで次の電車を1本見送ることがある。午前にピッチを意識して走った。瞼が重い。その重さを、脚が休めた領収書と、今日直した足運びが残った領収書の、両方に使いたくなる。
眠気の時刻、横になった分数、血中の因子、走っているあいだの燃料は、別々の器具で測られている。足運びを練習したメモは、そのどれとも列が違う。起きている時間の眠気が繰り返すと総説が書くのは、眠りたい時刻と体内時計がずれた、光を感じない人と夜勤者である。[2]
練習後の昼寝で動きが定着するかは「縄跳びダイエットはいつやる?練習後の昼寝と動きの定着を分けて研究で読む」に譲る。走った直後の仮眠を夜の眠りへつなぐ問いは「運動した直後に眠くなる日は仮眠する?帰宅後の休息と夜の眠りをつなぐ考え方」に譲る。昼寝から起きて判断力が戻るかは「運動後に眠い日は昼寝後の予定も確認、目覚めの感覚と判断力の戻りを分ける」に譲る。

昼の眠気は、眠る時刻が体内時計から外れた人で繰り返す
全盲の人と夜勤者は、不眠と、起きている時間の眠気を繰り返す。総説が揃えた共通点は、望む時刻、または勤務が命じる時刻が、体内の概日リズムから外れていることである。個人を追った研究では、メラトニン分泌の時刻を時計の印に使った。光を感じない人で最も多い型は自由継続で、周期は24.2時間から24.5時間で安定する。主観的に見えない人の一部は、ふつうに同調している。残った光の神経経路が働いている可能性が、その説明として置かれている。[2]
メラトニンは、出す時刻によって時計を動かす。盲人では大きな位相の移動が起きている。同じ総説は、長期にわたってふつうの同調が作れたと、疑いの余地なく示されたわけではない、とも書く。治療せずに睡眠を昼夜逆転させた夜勤者では、時計が動く大きさと方向がかなりばらつく。最適な概日の時刻にメラトニンを出すと、望む方向への移動を助けうる。日中の睡眠の前に出すと、時計が覚醒を促す邪魔を弱めうる。位相を動かす作用と睡眠を促す作用の両方があるので、数百万人の夜勤者が最も恩恵を受けうる、と著者らは見ている。[2]
この印は、夕方のランニングで眠気の時刻がずれるかを、一回の採血で決める話ではない。その問いは「運動は睡眠の何時間前まで?メラトニンを一回測っても眠気の時刻を決められない理由」に譲る。総説が時刻を論じた相手は、時計のずれた盲人と夜勤者である。薬は医師に聞く。[2]
米国睡眠医学会の実践指針は、概日リズム睡眠障害の評価をラベルで分けた。外からずれる側は交代勤務と時差、内からずれる側は睡眠相の前進と後退、不規則な睡眠覚醒、非24時間型である。強さは項目ごとに違い、Standard、Guideline、Optionの語で分かれる。睡眠日誌は、疑いがある評価にGuideline。活動量計は、病型によってOptionからGuidelineまで動く。終夜の睡眠ポリグラフは診断に常用しない(Standard)。別の睡眠疾患を除く検討には残りうる。朝型夜型の質問票を日常の臨床評価に使う根拠は不十分(Option)。位相の指標は自由継続の確認に有用で、交代勤務、時差、睡眠相、不規則型への常用は根拠が不十分(Option)。活動量計は、治療への反応を見る結果指標としてはGuidelineである。[1]
計画された睡眠時刻は、交代勤務障害ではStandard、時差ではOptionである。同じ「眠る時刻を先に決める」でも、診断でラベルが一段違う。時刻を決めたメラトニンは、時差でStandard、交代勤務でGuideline。睡眠薬は、夜勤者の日中の睡眠を促す用途でGuideline。刺激薬は時差と交代勤務の覚醒にOptionで、使う前にリスクを量る。昼のランニングで瞼が落ちた1回は、Standardが付いた交代勤務障害の評価そのものではない。借りられるのは、眠くなった時刻と横になった時刻を、走った中身と混ぜない書き方である。[1]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
手首の機械は、昼の睡眠を長く数えることがある
昼の睡眠の分数を、終夜の脳波を含む記録と活動量計で突き合わせた比較がある。対象は薬を使う前の中枢性過眠症44人で、ナルコレプシー28人、特発性過眠症16人である。自由継続の条件で24時間の終夜記録を取り、そのあいだ活動量計を着け、反復睡眠潜時試験も行った。13人は覚醒維持検査も受けた。健康な市民ランナーの昼寝を直す換算表ではない。[4]
計算式はCole-Kripke、Sadeh、カリフォルニア大学サンディエゴの3つである。ナルコレプシーの夜の総睡眠時間は過小評価された。Cole-Kripkeの偏りは27.8分(95%信頼区間13.7から41.9)、Sadehは56.7分(38.8から74.5)だった。昼の総睡眠時間は、両方の疾患で3式とも過大評価だった。Cole-Kripkeの偏りは−42.2分(95%信頼区間−67から−17.4)、Sadehは−30.2分(−52.7から−7.7)、サンディエゴは−86.9分(−118.2から−55.6)である。負の偏りとして記載された側が、活動量計のほうが長い、という著者らの結論と対応する。3式の信頼区間は0を跨がない。[4]
24時間の合計も、特発性過眠症ではCole-Kripkeが−58.5分(−105.5から−11.5)、サンディエゴが−118.8分(−172.5から−65)で過大、ナルコレプシーではサンディエゴが−68.8分(−109.3から−38.2)で過大だった。コホート全体では、反復睡眠潜時試験の平均潜時は活動量計が過大に見積もり、覚醒維持検査の平均潜時は過大ではなかった。昼に眠らせる検査と、起きていられるかを見る検査で、手首の誤差の向きが揃わない。著者らの結論は、従来の計算式が特発性過眠症の24時間睡眠を過大にし、ナルコレプシーの夜の睡眠を過小にするので、診断への適用は慎重に、というものである。[4]
腕時計が「昼寝40分」と出した数字を、この44人と同じ幅だけ補正する根拠にはしない。言えるのは、過眠症の診断場面で、手首の分数と生理記録が何十分も離れたことである。昼の偏りは式によって約30分から約87分。短い表示を、足運びが保存された量へ転記する桁ではない。光を感じない26人を14日追った別の記録では、昼の睡眠が1日24.7±25.1分と並び、平均の横に同程度の幅が付いている。働いている人は退職・無職より総睡眠がわずかに長く、先天と後天、義眼と自分の眼では夜の睡眠も自由継続の型も違わなかった。対照より総睡眠時間、入眠潜時、睡眠効率、レム睡眠の合計が有意に低く、日中の眠気と眠りが悪いという訴えに伴っていた。ここでの25分前後は、盲人の昼の睡眠の記述であり、ランニング後に取るべき昼寝の処方量ではない。[4][7]
400メートル20本の直後、神経栄養の指標は昼寝より先に動く
競走の男性長距離ランナーを、21日の虚血プレコンディショニング(血流を一時的に制限して戻す前処置)と偽処置に無作為に分けた二重盲検試験がある。40人を各20人に割り、35人が完了した。介入の前後に400メートルを20本走る試験を行い、血は走る前、直後、24時間後に採った。昼寝は手続きに入っていない。[10]
介入の前の走行試験では、炎症の指標のすべてと、血管新生および神経栄養の指標のすべてが、時間とともに有意に増えた。1回のインターバルの束が、前処置がなくても血中の指標を動かしている。神経の栄養に関わる名前の物質が動いた時刻は、昼寝の最中ではなく、走った直後を含む採取点である。[10]
介入のあと、運動後のIL-10とIL-15は偽処置より前処置の側が高く、群間差のピークは27%と35%だった。BDNFとsAPPαには群と時間の交互作用があった。運動後のBDNFが有意に増えたのは偽処置だけである。sAPPαの増加は前処置の側で強かった。ANGとNGFは、前処置の側が全体として17%と16%高かった。著者らは、繰り返す前処置が急性の分子反応の一部を指標ごとに変える、と結論し、仕組みは今後の検討だとしている。[10]
特別な前処置をした側ではなく、偽の側でBDNFの有意な増加が残った。IL-10とIL-15は前処置の側が高い。一つのランが、神経に関係する指標を同じ向きに揃えるわけではない。対象は競走の男性である。女性の昼のジョグへ、27%や35%をそのまま写す数字ではない。[10]
数字で読むランニング後の眠気
光を感じず自由継続だった26人。14日の活動量計で、昼の睡眠は1日24.7±25.1分だった。[7]
中枢性過眠症44人(ナルコレプシー28、特発性過眠症16)。昼の総睡眠は活動量計が過大で、Cole-Kripkeの偏りは−42.2分(95%信頼区間−67から−17.4)だった。[4]
同じ44人のうちナルコレプシーの夜の総睡眠は過小だった。Cole-Kripkeの偏りは27.8分(95%信頼区間13.7から41.9)である。[4]
競走の男性長距離ランナー40人を割り付け、35人が完了。400メートル20本は、介入前から炎症と神経栄養の指標を時間とともに増やした。[10]
その介入後、IL-10とIL-15の群間差のピークは27%と35%。運動後のBDNFの有意な増加は偽処置だけだった。[10]
持久運動中のたんぱく質酸化は、安静の0.81±0.38 mg/kg/分から1.02±0.06 mg/kg/分増えた(95%信頼区間0.91から1.14)。30論文、286人である。[12]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
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