ランニング後のマッサージ、期待が自己評価だけを先に動かしていないか

ランニング後のマッサージで楽になった点数は、脚の記録より先に動くことがある。84人では痛み、疲労、回復感が動き、垂直跳びは動かなかった。10km後の78人では痛みの差が0.7点と小さく、疲労と気分は偽の施術と分かれなかった。期待が自己評価に届く範囲を分ける。

日曜の夜、多摩川の往復を終えて立川駅北口へ戻る。太ももを押してもらう予約が、シャワーより先にある。ソファで「回復した」と点数を付けた。翌朝の坂は、その点数を知らない。

芯は、施術を受けたと知ったあとに動く自己評価と、脚の記録を、一つの回復にしないことだ。18歳から60歳で、走る経験が1年以上、週2回以上の84人では、大腿四頭への10分のパーカッションマッサージが、偽の股関節と膝のモビライゼーションと比べて、痛み、疲労、知覚された回復を良くし、垂直跳びは良くしなかった。[1] 10kmを走り終えた78人では、大腿四頭への10分のマッサージが痛みを0.7点下げた。疲労、気分、柔軟性、筋力、垂直跳びは、偽の関節モビライゼーションと有意な差がなかった。著者はその痛みの差の大きさを、小さいと書いている。[11]

オイルで滑りが変わる問いは、既存記事「運動後のマッサージはオイルで変わる?滑る肌と回復の評価を分けて研究で読む」に譲る。偽の施術と期待を運動一般で読み分ける問いは、「運動後のマッサージは何と比べて効いた?期待と偽の施術で違う結果の読み方」に譲る。ここが追うのは、ランニングのあとに施術を知った人が付ける点数と、次の脚の数字が、どこで分かれるかである。

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楽になった点数は、痛みと回復感に寄って先に動く

84人の試験が自己評価と呼べるものを、三つ置いている。大腿四頭の痛みの強さと疲労は視覚的アナログ尺度、回復の感じは知覚された全般効果の尺度だ。場はロードレースで、対象は習慣的なランニングのあとである。実験群39人の平均年齢は34.33歳、ばらつき1.61、男性61%、走行経験は平均5.68年。対照群45人は平均34.51歳、ばらつき1.50、男性71%、走行経験は平均6.01年。週2回、経験1年以上、18歳から60歳、という入口だ。[1]

この年齢と男女比を、北口で5kmを終えた20代の女性の夜へ、そのまま写さない。入口に女性は含まれる。報告の過半は男性で、平均は30代半ばである。10分という長さも、今夜の最適時間ではなく、その試験が大腿四頭に使った時間である。当てる分数の探し方は、ここでは扱わない。[1]

78人の試験は、痛みと疲労を0から10の数値評価尺度で見ている。痛みの振る舞いにはマギル痛み質問票、気分にはブルネル気分尺度を使い、膝を最大限曲げた角度は傾斜計、膝を伸ばす等尺性の筋力は手持ちの筋力計、垂直跳びの高さはアプリで測った。時点は施術の直前と直後、さらに24時間、48時間、72時間だ。群間差は、その全時点をまとめて推定している。痛みは0.7点低く、95%信頼区間は0.1から1.3。ほかの指標には有意な群間差がなかった。[11]

中央線の座席で「8」と打った回復は、この二つの尺度のどれかに近いことがある。84人側の回復感は全般効果の尺度で、78人側の気分はブルネルである。名前が違う自己評価を、同じ「効いた」に畳まない。痛みの0.7点は、0から10の尺のうえの差として書かれている。84人側の痛みと疲労の値には、点数という単位が付いていない。二つの「良くなった」を、同じ目盛の移動としては扱えない。[1][11]

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偽の手技を置いても、自己評価の差は小さく残ることがある

どちらの試験も、対照は「何もしない時間」ではない。84人では股関節と膝の偽のモビライゼーション、78人では偽の関節モビライゼーションだ。手を当てる状況は、両方の群に残る。研究者が偽と呼ぶ手技と、マッサージと呼ばれる手技の差が、自己評価に残るかを見ている設計である。[1][11]

残った差は、項目で揃わない。84人では痛みの強さの値が0.98、95%信頼区間は-1.63から-0.34。疲労は0.7、区間は-1.45から-0.05。知覚された回復は0.54、区間は0.02から1.07。垂直跳びは0.95、区間は-1.57から3.47で、著者は効果なしと結んでいる。疲労の区間の端は-0.05、回復の区間の端は0.02だ。ゼロを外してはいる。大きく離れてはいない。[1]

78人では、有意だった自己評価は痛みの0.7点だけで、著者は大きさを小さいと書いている。疲労の自己評価も、気分も、有意な群間差のリストに入っていない。施術を受けたと知っていることが、気分の尺度まで自動で押し上げた、という結果にはなっていない。期待が触りそうな面のすべてが動いた、とはこの78人は言っていない。動いたのは痛みの小さな差である。[11]

硬さとジャンプは、その点数と同じ夜には動かない

硬さを見たのは、別の手続きだ。レクリエーションで走る男性18人が、40分の下り坂を走った。慣れていない伸張性の負荷、筋が伸びながら力を出す走りである。一方の脚に16分のマッサージ、反対の脚に16分の偽の超音波を当てた。この試験は二重盲検で、対照をプラセボの処置と呼んでいる。測ったのは大腿直筋、大腿二頭筋、すねの前の筋、腓腹筋の受動的な硬さで、力を入れていないときの値だ。時点は、走る前、走った直後、処置の後、24時間、48時間、72時間、96時間である。[15]

硬さは時間とともに変わった。処置の効果はなかった。24時間後に上がり、四つの筋とも、96時間後まで走る前より高いままだった。すねの前の筋だけに、処置と時間の有意な交互作用があった。その後の対比較では、差は特定されていない。偽の超音波を受けた脚も、マッサージを受けた脚も、翌日からの硬さの上昇を分けなかった。機械は、施術の夜の「ほぐれた」を覚えていない。[15]

垂直跳びは、84人でも78人でも、群を分けなかった。84人の区間は-1.57から3.47と、プラスにもマイナスにも開いている。78人は、柔軟性、膝を伸ばす筋力、跳躍の高さのいずれにも有意な群間差がない。[1][11]

数字で読む自己評価と脚の記録

0.7点:10km後の78人で、大腿四頭への10分のマッサージが、偽の関節モビライゼーションより痛みを下げた幅。95%信頼区間は0.1から1.3。疲労、気分、柔軟性、筋力、垂直跳びは有意差なし。著者は効果を小さいと書いている。[11]

0.98、0.7、0.54:週2回以上走る84人で、痛み、疲労、知覚された回復に示された値。95%信頼区間はそれぞれ-1.63から-0.34、-1.45から-0.05、0.02から1.07。垂直跳びの0.95は区間が-1.57から3.47で、効果なしとされた。[1]

96時間:下り坂を40分走った男性18人で、四つの筋の硬さが走る前より高いままだった時刻の上限。上昇が記されているのは24時間後からで、16分のマッサージは偽の超音波と差がなかった。[15]

+1.3%(gは0.12):22件の無作為化試験で、持久性運動のあとの成績回復。高強度の混合では+14.4%(gは0.61)まで開く。ランニングだけの平均ではない。[12]

η2が0.176:よく鍛えた男性48人で、14km/hの走の経済性が、マッサージで安静より回復したときの効果の大きさ。12、14、16km/hのうち、安静との有意差が記されている速度は14km/hである。冷水浸漬と安静の差はなかった。[6]

400m:ウルトラマラソン後の56人。手技も空気圧迫も、3、5、7、14日のタイムを改善しなかった。日々の主観指標も改善していない。疲労の点数は、レース後とその翌日の処置の直後には下がった。[13]

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宮川涼 Founder

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