ランニング初心者の靴はかかとの硬さで選ぶ?後部の支えと中の足の動きを読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

後ろ姿の動画は、中のかかとそのものではない

試着で靴を決めきれず、走る後ろ姿を撮ってみる。かかとの部分が内側へ動いて見えると、支えが弱いのかと気になるかもしれない。しかし、靴の外側を見ていることと、中にあるかかとの骨の動きを測ることには距離がある。外側の映像だけで足の動きを正確に代用できるかは、実際に研究されてきた問いだ。[4][14][15]

2018年の研究では、男性9人、女性5人の計14人が、毎秒3.35mでトレッドミルを走った。通常の靴と、かかとの部分に穴を設けた靴を使い、靴の外側と中のかかとの皮膚に反射マーカーを付けて同時に測定した。ニュートラルタイプと支持性のあるタイプの両方が含まれている。男女を合わせた結果であり、18〜39歳の女性だけにも同じ差が出るかは、この比較と分けて考える必要がある。[4]

この比較では、かかとの骨に対応する動きの範囲は、靴の後部の動きの範囲より大きかった。差は正面から見る面だけでなく、回転を見る面、横から見る面でも認められた。靴の外側のマーカーだけでは、かかとの可動域を過小評価したのである。また、靴後部の条件を変えても、すねの回転方向の可動域には有意な変化がなかった。[4]

ところが2000年の測定研究では、靴内の角度計で測った後足部の動きは、靴の外側から測る方法より小さかった。こちらは外側の測定が過大評価しうるとした。研究は、靴内に入れる測定装置自体が足をわずかに持ち上げ、靴の機械的な挙動に影響する可能性にも触れている。[14]

この食い違いを、「どちらの測定も役に立たない」で終わらせる必要はない。測る対象、装置、靴の条件が違えば、外側の動きとの対応も変わる。読み取れる共通点は、外側の靴と中の足を同じものとして扱えないことだ。自分の動画を眺めても、そこから骨の角度や支えの必要量まで決めるのは飛躍になる。[4][14]

1992年の15人の走行研究でも、かかととヒールカウンターは似た動きをしたが、同一ではなかった。穴を設けた靴では、回内変化の最大値の平均が、靴側で14.1度、中のかかとで12.1度だった。著者は大まかな定性的把握と、数値を扱う詳細な分析を区別している。動画を記録にすることと、それを精密な測定と呼ぶことは別なのだ。[15]

日常の記録なら、「右だけ後部が大きく動いて見えた」「そのとき当たりを感じた」と、見えたことと感じたことを並べる程度にとどめる方法がある。映像から病名を付けたり、硬い靴が必要だと結論したりしない。外側から分かる範囲を保つことが、動画を過信せず使う工夫になる。[4][14][15]

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試着では硬さの順位より、違いの場所を残す

ここまでの研究を売り場へ戻すなら、試着の目的を「最も硬い靴を当てる」から「候補ごとに何が違うかを言葉にする」へ変えるとよい。足に合う形と、硬いヒールカウンターがかかとに沿うことは、別々に見る要素として整理されている。高齢者向けのレビューを参考にした確認の考え方であり、初心者用の採点表ではない。[8]

同じ「しっかりしている」でも、後部が足に沿っているのか、縁が食い込む感じなのか、靴全体が重く感じるのかで意味が違う。試着メモでは、その感触がどこで生じるのかまで書く。硬さという材料の印象と、履いた自分の感触を分けておくと、売り場で聞きたいことも具体的になる。[8]

左右を見比べる視点もある。40歳の男性トライアスリートの症例報告では、右靴のヒールカウンターが内側へ傾いて接着され、左より大きく内側へ傾いていた。足底の痛みとの関連が疑われ、靴の構造確認を含むリハビリテーションが行われた。ただし、ひとりの症例であり、靴だけを原因と確定した比較試験ではない。40歳の男性競技者の経過を、18〜39歳の女性の痛みの原因や対処にそのまま当てはめることはできない。[17]

この報告で参考になるのは、硬いか柔らかいかとは別に、組み立ての状態を点検したことである。部品の接着、位置関係、平らな面で靴底が水平か、不安定に動くかが評価された。「新品だから構造を見る必要はない」と決めつけず、気になる左右差があれば販売店へ具体的に伝える、という使い方なら症例の範囲を越えにくい。[17]

左右で履いた感触が異なることと、製造上の問題があることは分けて確かめたい。自分で靴を削ったり支えを付け足したりする前に、見た目の差と足に感じる差を分けて相談するのがよい。症例報告が扱ったのは靴の構造評価と複数の対応を伴う経過であり、後部を加工する一般向けの手順ではない。[17]

また、「走りやすい」は、その日の比較としては大切でも、長期の安全性と同じ結果ではない。短い走行実験でみた酸素摂取量や筋活動、着地実験でみた関節の動き、症例でみた痛みの経過は、それぞれ別の問いへの答えだ。選ぶときの納得感を持ちながら、研究が測った範囲も区別しておきたい。[2][16][17]

比較の記録には、靴の名前の横に「立ったとき」「動いたとき」を書き分けてもよい。走行時の酸素摂取量や筋活動を調べる研究と、足の動きを測る研究では、着目する指標が異なる。自宅のメモを実験にする必要はないが、どの場面の感想なのかが残れば、次の試着で同じ問いを持ち直せる。[4][16]

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よくある誤解

「かかとが硬ければ、どこへの負担も減る」は単純化しすぎである。着地実験では、硬いヒールカウンターで足首のある方向の動きが減る一方、膝の曲がりや別の面の可動域が増えた。安定という言葉を使うなら、どの関節のどの方向を指すのかが必要になる。[2]

「後部を支える靴は走ると不利」も一律には言えない。複数の支持構造を増した試作靴で障害物走の時間が延びた研究と、後部の一部の有無を比べて酸素摂取量が低下した走行実験がある。課題も変更した部品も異なるため、結果を相殺して好きな結論を選ぶのではなく、何を比べた差なのかを読む。[7][16]

「靴の後ろが動かなければ、中の足も動かない」という推測も、外側と内側を混同している。靴と中のかかとの動きは、似ていても一致しなかった。後ろ姿が静かに見える靴を選ぶだけでは、足の動きの測定にはならない。スマホの動画は記録帳にはなるが、かかとの骨を透かす装置ではない。[4][15]

今日からできること

  • 候補を比べるときは、「後部の硬さ」と「かかとの収まり」を別にメモする。高齢者向けの靴の系統的レビューでも、硬い後部と適切な適合は組み合わせて扱われている。[8]
  • 押した感触だけで決めず、履いて当たる場所を言葉にする。「全体がしっかり」だけで終えず、縁か、左右の側面か、後ろ側かを販売店への質問にする。適合も見るという研究からの応用である。[8]
  • 左右の靴を並べ、後部の傾きや接着、平面に置いたときの状態に気になる差があれば相談する。構造上の問題を扱った1人の症例を、自己診断ではなく点検の着眼点として使う。[17]
  • 後ろ姿を撮るなら、靴の外側を見た記録として残す。14人の走行研究でも、外側の動きは中のかかとの可動域を正確に代用しなかった。[4]
  • 「酸素摂取量2.4%低下」という数字は11人の特定条件の結果として読む。買った靴の効果判定や走行量を増やす理由に転用せず、痛みが続く場合の判断は医師に相談する。[16]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、運動を続ける予定をつくる

靴の後部を選ぶ時間と、日々の運動の予定を決める時間。それぞれを自分の生活に置く場所として、オンザショア立川店を紹介する。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休である。朝の予定や仕事の終わる時刻と照らし合わせ、通う時間を考えられる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10、エトロワビル3F。JR立川駅北口から徒歩1分にある溶岩ホットヨガスタジオだ。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどを扱い、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる運動を確かめてから、生活の中の時間帯を選びたい。

通う選択肢を確かめる入口は店のトップ、料金、体験の予約である。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。

参考文献

[2] Shoe collar height and heel counter-stiffness for shoe cushioning and joint stability in landing — Lam WK, Cheung CC, Leung AK. / 年: 2020 / 誌名: Journal of sports sciences / 被引用: 6. DOI: 10.1080/02640414.2020.1785728

[4] Calcaneus range of motion underestimated by markers on running shoe heel — Alcantara RS, Trudeau MB, Rohr ES. / 年: 2018 / 誌名: Gait & posture / 被引用: 12. DOI: 10.1016/j.gaitpost.2018.04.035

[7] The influence of basketball shoes with increased ankle support on shock attenuation and performance in running and jumping — Brizuela G, Llana S, Ferrandis R, García-Belenguer AC. / 年: 1997 / 誌名: Journal of sports sciences / 被引用: 30. DOI: 10.1080/026404197367146

[8] Shoe design for older adults: Evidence from a systematic review on the elements of optimal footwear — Jellema AH, Huysmans T, Hartholt K, van der Cammen TJM. / 年: 2019 / 誌名: Maturitas / 被引用: 18. DOI: 10.1016/j.maturitas.2019.06.002

[14] Measurements of rearfoot motion during running — Milani TL, Hennig EM. / 年: 2000 / 誌名: Sportverletzung Sportschaden : Organ der Gesellschaft fur Orthopadisch-Traumatologische Sportmedizin / 被引用: 9. DOI: 10.1055/s-2000-7871

[15] The movement of the heel within a running shoe — Stacoff A, Reinschmidt C, Stüssi E. / 年: 1992 / 誌名: Medicine and science in sports and exercise / 被引用: 29. DOI: 10.1249/00005768-199206000-00012

[16] Body load in heel-strike running: the effect of a firm heel counter — Jørgensen U. / 年: 1990 / 誌名: The American journal of sports medicine / 被引用: 23. DOI: 10.1177/036354659001800211

[17] Defective running shoes as a contributing factor in plantar fasciitis in a triathlete — Wilk BR, Fisher KL, Gutierrez W. / 年: 2000 / 誌名: The Journal of orthopaedic and sports physical therapy / 被引用: 16. DOI: 10.2519/jospt.2000.30.1.21

[18] Significance of heel pad confinement for the shock absorption at heel strike — Jørgensen U, Ekstrand J. / 年: 1988 / 誌名: International journal of sports medicine / 被引用: 37. DOI: 10.1055/s-2007-1025053

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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