
女性の試験でも、量と感覚と食事量を分けている
「女性向けの飲み方」を探しているなら、女性を対象にした研究の内容も丁寧に確かめたい。女性24人を対象とした無作為化クロスオーバー試験では、一晩の絶食後に、水、たんぱく質12.5 gの飲料、50.0 gの飲料を比較している。対象者のBMIは23〜40 kg/m²であった。BMIは体重と身長から求める体格の指標である。[4] この体格条件の女性で得られた結果を、18〜39歳の女性全体に当てはめるには慎重さが必要だ。
これは、同じ一杯を小さな一口で飲むか、大きな一口で飲むかの試験ではない。変えているのは飲料に含むたんぱく質量だ。その試験では、血液中のさまざまな指標の時間変化が調べられたが、エネルギー摂取量には有意な条件差がなかった。[4] たんぱく質を多くした条件を、そのまま「よく満たされる飲み方」の根拠に置き換えることはできない。
研究者は、食欲反応を推定する手がかりとして、血中のグリシンというアミノ酸にも注目した。グリシンは食欲反応との関連が強い指標だったものの、食欲反応のばらつきには説明できない部分が大きかった。単独の血液指標の多くは予測力が乏しく、主観的な食欲評価や実際の摂取量と組み合わせて扱う必要があると結論している。[4]
この結果から読み取れるのは、体の中の数値ですら、食べたい気持ちや食事量の代弁者には簡単になれない、ということだ。[4] ならば、口に残った感じだけを「効いている証拠」にするのはなおさら慎重でありたい。女性が対象の研究であることと、すべての女性への飲み方の推奨は区別する必要がある。
別の無作為化クロスオーバー試験では、やや過体重の男性17人が、エネルギーをそろえたホエイ飲料、カゼイン飲料、脱脂乳を含む試験食を摂った。主観的な食欲感覚には有意差がなかった一方で、その後の昼食のエネルギー摂取量は、脱脂乳の条件でほかの条件より9%低かった。[16] やや過体重の男性での結果なので、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。
こちらは「感覚に差がなくても食事量に差がある」という結果である。口を覆う性質の試験で見られた、「ある時点の満腹感に差があっても食事量には効果がない」という結果と、並べて読む価値がある。[1][16] 研究が食い違っているように見えても、変えた食品も対象者も異なる。共通しているのは、主観的な評価と摂取量を別々に確かめている点だ。
男性の試験の9%を、女性の日常の一杯にも起こる変化として使うことはできない。[16] また、これらの試験結果を足し合わせて、「口に残らない乳飲料が女性に最適」とすることもできない。[1][4][16] 対象と条件の違いを残したまま読む方が、目の前の飲料への過大な期待を減らせる。
帰宅後のメモには、飲む前に何を期待したかも書いておくとよい。「香りを楽しみたかった」「口に残る感じが気になった」という目的の記録である。これは食事量を操作する手段ではなく、翌日の自分が比較の意味を取り違えないための工夫だ。好きな感触を探す作業に、満腹感の成績まで背負わせる必要はない。
評価する時点も、研究を読むうえで省けない。口を覆う性質の強い条件で満腹感が高まった20分後という結果は、飲んだ直後から後の食事まで同じ差が続いた、という意味ではない。[1] 自分のメモも、「飲んだ直後に気になった」と「しばらくしても気になった」を分ければ、同じ「残る」という言葉の中にある時間の違いが見えてくる。
また、飲料とゲルを比べた試験では、朝食をそろえたうえで間食を摂り、その後の昼食まで評価した。[17] 帰宅して夕食を作りながら飲む場面とは、前後の流れまで同じではない。研究の結果を生活へ持ち帰るときには、数値だけでなく、食事の間に置かれた飲料だったという条件も一緒に持ち帰りたい。飲みやすいかを探すメモと、食事量の効果を検証した試験には、それぞれ違う役目がある。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
よくある誤解
「小さい一口なら香りが増す」は、ここで一律に言い切れる答えではない。口を覆う性質を比べた研究は、粘度や滑りやすさ、吸着と食欲を扱っており、そこから一口量による香りの変化を断定することはできない。[1] 自分には香りが分かりやすかった、という感想は残してよいが、その理由まで確定した言い方にはしない。
「口に残るほど、腹持ちがよく食事量も減る」という理解も正確ではない。口を覆う性質の強い飲料で満腹感が高まったのは特定の時点であり、別試験ではエネルギー摂取量への効果がなかった。[1] また、ホエイを飲料とゲルで比べた試験でも、たんぱく質を含む各条件の間に、その後のエネルギー摂取量の差は認められなかった。[17]
「たんぱく質量を増やせば、飲み方の問題も解決する」という理解も、問いが入れ替わっている。女性24人の試験で変えたのはたんぱく質量であり、エネルギー摂取量には有意差がなかった。[4] 口当たりの好みを探しているのか、栄養の摂り方を考えているのかを、先に区別したい。少量ずつ飲みたいという好みを、摂取量を増やす理由にする必要はない。
これらはプロテインを飲むこと自体の良し悪しを、口の感触で判定する話でもない。飲料の感触を変えた試験と、たんぱく質量を変えた試験では、調べる問いが異なる。[1][4] 同じ「飲みやすい」という言葉でも、好み、行動、食欲、栄養を分けておくと、何の答えを探していたのかが見失われにくい。

今日からできること
- 比べる前に、「一口の量」「飲み込むまで」「次の一口まで」のどれを変えるかを書き分ける。口を覆う性質を変えた試験を、一口量の比較と取り違えないための整理である。[1]
- 口に含んだときの香りと、飲み込んだ後の感触を別の言葉で残す。「香りは好み、口に残る感じは苦手」という書き方でよい。口を覆う性質の研究結果から、香りの放出量までは決めない。[1]
- 研究の20分後という数字は測定時点として読む。自宅でその時間まで満腹感を待つ決まりにせず、口の感触とお腹の感じを別々に振り返る。[1]
- 12人の試験で飲料とゲルの食事量に差がなかったことを踏まえ、好みの形を食事量の順位に変換しない。自分が続けたい感触かどうかを記録する。[17]
- 12.5 gと50.0 gは女性を対象にした試験の比較条件であり、自分の推奨量として写さない。飲みやすさを確かめるために、たんぱく質量まで同時に増やす理由にはしない。[4]
記録は、自分に合う言葉が見つかった時点で役目を果たす。「後味が好き」「この飲み方なら急がず飲める」という感想まで、研究の数値と一致させる必要はない。口を覆う性質の試験が示したのは、感触の違いから食欲や食事量の変化までを一括して推定できないという限界である。[1] 飲み方の好みは好みとして、体への効果は別の問いとして残しておこう。
オンザショア立川店で、飲み物と運動の予定を分ける
飲み物の感触を振り返る時間と、体を動かす予定を、それぞれ暮らしの中に置く。オンザショア立川店を紹介する軸も、日々に運動の時間を組み込む場所という点にある。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休である。朝と仕事帰りのどちらに通うかを、生活の予定と照らして考えられる。
場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガのレッスンは25種類以上で、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも実施している。
妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。参加できる内容を確かめてから、予定を組みたい。
ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。
通う仕組みを考える際は、店のトップで内容を確認し、料金と体験の予約を予定と照合するところから始められる。

参考文献
[1] Effect of in vitro food oral coating and lubricity on satiety: A randomized controlled trial using milk protein beverages — Stribițcaia E, Gibbons C, Finlayson G, You KM, Araiza-Calahorra A, Hafiz MS, Ell / 年: 2024 / 誌名: Physiology & behavior. DOI: 10.1016/j.physbeh.2024.114690
[4] Postprandial glycine as a biomarker of satiety: A dose-rising randomised control trial of whey protein in overweight women — Lim JJ, Sequeira IR, Yip WCY, Lu LW, Barnett D, Cameron-Smith D, Poppitt SD. / 年: 2022 / 誌名: Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2021.105871
[16] The effect of milk proteins on appetite regulation and diet-induced thermogenesis — Lorenzen J, Frederiksen R, Hoppe C, Hvid R, Astrup A. / 年: 2012 / 誌名: European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/ejcn.2011.221
[17] Protein Beverage vs. Protein Gel on Appetite Control and Subsequent Food Intake in Healthy Adults — Zhang S, Leidy HJ, Vardhanabhuti B. / 年: 2015 / 誌名: Nutrients. DOI: 10.3390/nu7105421
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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