体幹のEMSは高い周波数ほど続く?収縮の強さと疲れる速さを読み分ける

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波形が違えば、同じ周波数の表示でも比べ方が変わる

男性30人の比較試験に戻ると、パルス電流はパルスの周波数が100 Hzだった。交流は2.5 kHzの電流を用い、そのまとまりの繰り返しを示すバースト周波数が100 Hzだった。パルス幅も条件間で異なる。この比較を単純に「高周波と低周波の勝負」と呼ぶと、実際に比べた方式を取り違える。[7]

この試験では刺激を5秒、休止を10秒とし、20分間に80回の収縮を生じさせた。出力を時間と合わせて積み上げた指標も測り、交流条件ではその合計が小さかった。同じ時間だけ機器を動かしても、生じた出力の積み重ねには差が出ることを示す比較である。[7]

「長くつけたから、同じだけ筋肉を使ったはず」と考えたくなるが、時計は筋肉の出力までは読まない。この試験では不快感に差がなくても、出力を積み上げた指標には差があった。使用時間と感覚の記録は役立つが、それだけで研究の力の測定を置き換えることはできない。[7]

店頭で設定表を眺める場合も、周波数の桁が大きい方を選ぶ前に、その数字が何の繰り返しを表すのかを確認したい。比較試験の設定のように、電流そのものと刺激のまとまりで異なる周波数が示される場合がある。見た目の大小を性能の順位へ変えないための、地味だが必要な確認である。[7]

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継続後の筋力と、腹部のリハビリを混ぜない

高い周波数に有利な結果もある。強い息切れと太ももの筋力低下がある慢性閉塞性肺疾患の120人(平均年齢64.8歳、男性52%)を無作為に分けた試験では、入院での包括的な呼吸リハビリの一環として、75 Hz、15 Hz、筋力トレーニングを比較した。高周波数群の太ももの筋力増加は10.8 Nm、低周波数群は1.4 Nmだった。中高年の患者を中心とした結果を、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることはできない。[15]

高周波数群では筋力が統計学的に有意に増え、低周波数群の筋力増加は有意ではなかった。一方、筋持久力や運動能力などは、どの群でも開始時から改善した。何が改善したかを分けて読む必要がある。筋力の結果だけを切り取って「低周波数は何も変えない」とするのも誤りだ。[15]

この研究と、単回で低周波数の疲労が小さかった実験は別の問いに答えている。前者は特定の患者のリハビリを継続した結果、後者は健康な少人数の脚に刺激を加えた際の出力低下だ。対象、期間、測るものが違う。家で使う腹部の機器について考えるなら、この違いを越える根拠が必要になる。[15][17]

健康な男性36人を対照群と電気刺激の群に無作為に分けた研究も、評価を分ける意味を示す。太ももに50 Hzの刺激を用い、パルス幅0.2 msと1 msを比較した。6週間の実施後、力を立ち上げる後半の局面や、関節を動かして出す筋力は改善したが、跳躍と疲れやすさには変化がなかった。男性の太ももの結果であり、18〜39歳の女性の体幹に同じ変化が起こるかは別途確かめる必要がある。[19]

幅が狭い方式と広い方式で、これらの効果は同様だった。筋力の改善が見られても、動作の成績や疲れにくさの改善は別に確かめる必要がある。腹部の機器を使う目的が、日常の姿勢を支えることなのか、特定の力を増すことなのかも分けたい。少なくとも、この太ももの結果から体幹の働き全般を保証することはできない。[19]

腹部を直接扱った研究には、産後の腹直筋離開がある女性60人を対象にした無作為化比較試験がある。腹直筋離開は、お腹の左右の腹直筋の間が離れた状態である。両群とも標準化された産後リハビリを受け、腹直筋への電気刺激と、吸気・呼気に関わる電気刺激を比較した。産後の腹直筋離開に対する治療の比較なので、18〜39歳の女性全般へそのまま当てはめることはできない。[2]

4週間後には両群で腹直筋の間隔が減少し、吸気・呼気に関わる刺激を行った群で、おへそ付近とその上の間隔の改善がより大きかった。腹横筋の厚さや横隔膜の厚みの変化率にも群間差があった。ただし、これは周波数の高低を単独で比べた研究ではなく、産後の特定の状態に対するリハビリの比較である。[2]

お腹を対象にしているからといって、健康な人が家庭用機器を強く使う根拠にはならない。産後の腹部の変化を気にしているなら、機器の設定を自己流で強める前に医師に相談する。研究の対象に近い悩みであっても、研究で行われた支援を省き、電気刺激だけを抜き出して同じ結果を期待する読み方は避けたい。[2]

太ももの継続研究では、筋肉が縮みながら力を出す条件と、伸ばされながら力を出す条件も測っていた。その両方の筋力を評価し、跳躍は別のテストとして確かめている。「筋力」と一語で済ませず、どんな動きの中で測った力なのかまで追うと、改善した項目と変わらなかった項目が並ぶ理由を理解しやすい。[19]

産後の試験では、超音波で腹直筋の間隔や筋肉の厚さを調べ、評価者が群の違いを知らないようにしていた。本人の見た目の印象とは異なる測り方である。自宅で鏡を見て変化を感じたとしても、それを研究と同じ評価結果に置き換えない。何を測定して得られた改善なのかを含めて、研究の成果を受け取りたい。[2]

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よくある誤解

「周波数が高いほど、長く力を出せる」は一律には成り立たない。健康な人の脚では低周波数で疲労が小さかった実験があり、幅の広いパルスと高周波数を組み合わせた方式のレビューでも、全員に疲れにくさの利点はなかった。高い数字は、そのまま長持ちの証明書にはならない。[6][17]

「痛くないから筋肉も疲れていない」とも言えない。健康な男性の波形比較では、不快感に差がなくても、力の低下や出力の積み重ねは異なった。刺激への慣れやその日の印象だけから、出力が保たれたと判定しないことだ。感覚の報告と力の測定は、同じ欄には入らない。[7]

「筋力が増せば、どんな体幹動作も楽になる」という飛躍にも注意したい。健康な男性の太ももの刺激では、筋力の一部は改善しても、跳躍や疲れやすさは改善しなかった。測定した筋力の変化は尊重しつつ、測っていない生活動作の改善まで付け足さない姿勢が必要である。[19]

「高周波数に利点があった患者の研究があるから、家庭の腹部用機器も同じ」とはならない。呼吸器疾患のリハビリの研究は、その対象と支援の中での結果だ。反対に、この条件の違いを理由に研究を無価値とする必要もない。誰の、どの課題に対する選択肢なのかを限定して受け取ればよい。[15]

今日からできること

  • 手元の説明書で、周波数だけでなくパルス幅、電流の強さ、刺激と休止の設定を確認する。研究でもこれらは疲労に関わる検討項目であり、表示が大きいほどよいという選び方はしない。[14]
  • 使った日の感覚を残すなら、不快感と力を出す際の様子を別の欄にする。男性30人の比較では両者が同じ結果ではなかった。家庭でのメモを実験室の測定と同一視せず、相談時に状況を伝える材料にする。[7]
  • 機器の説明に研究の数字が出てきたら、対象の筋肉と期間を見る。7人の脚での単回実験と、6週間の太ももの練習では、答えている問いが違う。実験の設定値をそのまま自分用の推奨値にしない。[17][19]
  • 効果を読む際は、刺激中の出力、続けた後の筋力、生活で行いたい動作を分ける。筋力と跳躍、疲れやすさが同じ変化をしなかった研究を、目的を確かめ直す材料にする。[19]
  • 産後の腹部の変化が気になる場合は医師に相談する。女性60人の試験は、標準化されたリハビリの中で4週間実施された比較であり、家庭で刺激を増やす手順ではない。[2]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、動く予定を生活に置く

機器の設定を見比べる時間とは別に、体を動かす予定を生活の中に置く場所として、オンザショア立川店を案内する。営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。朝の予定や仕事帰りの時間と照らし合わせて、通える枠を探せる。

場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンを用意している。

参加条件も先に確かめたい。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガの対象外で、常温のマタニティヨガがある。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。持ち物と時間を確認してから予定を組める内容だ。

レッスンの案内は店舗トップ、費用は料金ページ、体験の日程は予約ページで確認できる。通う場所と時間まで具体的にして、続ける予定を考えたい。

参考文献

[2] Effect of Inspiratory Plus Expiratory Neuromuscular Electrical Stimulation on Diastasis Recti Abdominis in Postpartum — Wang H, Xie D, Liu Z, Deng Z, Hu T, Xin W, Xie D, Wei X., 2025, Physiotherapy research international : the journal for researchers and clinicians in physical therapy. DOI: 10.1002/pri.70069

[6] Contraction fatigue, strength adaptations, and discomfort during conventional versus wide-pulse, high-frequency, neuromuscular electrical stimulation: a systematic review — Bastos JAI, Martins WR, Júnior GC, Collins DF, Durigan JLQ., 2021, Applied physiology, nutrition, and metabolism = Physiologie appliquee, nutrition et metabolisme. DOI: 10.1139/apnm-2021-0269

[7] Alternating Current Is More Fatigable Than Pulsed Current in People Who Are Healthy: A Double-Blind, Randomized Crossover Trial — Paz IA, Rigo GT, Sgarioni A, Baroni BM, Frasson VB, Vaz MA., 2021, Physical therapy. DOI: 10.1093/ptj/pzab056

[14] Neuromuscular electrical stimulation for skeletal muscle function — Doucet BM, Lam A, Griffin L., 2012, The Yale journal of biology and medicine. DOI: None

[15] Efficacy of lower-limb muscle training modalities in severely dyspnoeic individuals with COPD and quadriceps muscle weakness: results from the DICES trial — Sillen MJ, Franssen FM, Delbressine JM, Vaes AW, Wouters EF, Spruit MA., 2014, Thorax. DOI: 10.1136/thoraxjnl-2013-204388

[17] Effects of electrical stimulation parameters on fatigue in skeletal muscle — Gorgey AS, Black CD, Elder CP, Dudley GA., 2009, The Journal of orthopaedic and sports physical therapy. DOI: 10.2519/jospt.2009.3045

[19] Effects of Narrow- Vs. Wide-Pulse Neuromuscular Electrical Stimulation Training on Functional Performance — Espeit L, Rozand V, Gravholt A, Ravel A, Gondin J, Millet GY, Maffiuletti NA, Lapole T., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005647

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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