
体脂肪が減るかは、長く追った試験で読む
「成分の処理が違う」から「体脂肪が違って減る」へ進むには、体重や体組成そのものを測る試験が必要だ。閉経後の過体重・肥満の女性237人を対象とした解析では、カフェインを除いた緑茶抽出物とプラセボを12か月比較している。抽出物は総カテキン1315mg、そのうちEGCG843mgを毎日摂取する条件だった。閉経後の女性の結果であり、18〜39歳の女性で同じ結果になるかは別途確かめる必要がある。[11]
この解析では、抽出物群117人とプラセボ群120人の間で、体重、体格指数であるBMI、腹囲の減少は認められなかった。エネルギー摂取量も変わらなかった。お茶由来の成分を長く摂取すれば、全員で体重が落ちるという読み方を支持する結果ではない。[11]
ただし、すべての血液の指標が同じだったわけではない。開始時の空腹時インスリンが高かった参加者では、抽出物群でインスリンが低下した。さらに高活性のCOMT型の人は低活性型の人と比べ、介入群に関係なく、終了時のインスリンが高く、アディポネクチンという測定対象のホルモンが低かった。[11]
この「介入群に関係なく」が肝心だ。遺伝子型によって血液の指標が違うことは、その型なら緑茶抽出物で体重が減るという証拠とは異なる。もともとの参加者の特徴に関わる違いと、摂取によって起きる変化を混ぜない。数字の違いを見つけた後に、何と何を比較した数字なのかを確かめるのである。[11]
50〜70歳の閉経後女性を対象に、過体重・肥満の121人で体組成を詳しく調べた解析では、抽出物群61人とプラセボ群60人を比較した。全身の脂肪量の変化はそれぞれ−0.30kgと−0.12kgで、群間の違いは統計学的に有意ではなかった。体脂肪率の変化も両群とも−0.15%で、COMTの遺伝子型は測定した項目への抽出物の効果を変えなかった。18〜39歳の女性の体脂肪への効果は、この対象集団から直接判断できない。[15]
この結果には、開始時のBMIとの関係で、一部の体脂肪の指標に変化が見られたという層もある。したがって、どんな人にも絶対に変化が起こらないと広げるのも正確ではない。それでも、解析全体で体脂肪が減ることや、COMT型を使って反応を選別できることを示した結果ではない。[15]
反対側の結果も見ておきたい。40〜69歳の過体重・肥満の男性のクロスオーバー試験では、最初の介入期間に抽出物側の体重が0.64kg減り、プラセボ側は0.53kg増えた。これは緑茶カテキンが体重増加を抑える可能性を示す結果だった。ただし介入の時期と摂取条件との組み合わせが関わる結果であり、女性の長期試験とは対象も設計も異なる。18〜39歳の女性の体重変化にそのまま置き換えることはできない。[13]
この男性の結果と女性の結果は、賛成と反対の票ではない。誰に、どの成分を、どの設計で与え、何を測ったかの違いを含んでいる。尿の代謝物への遺伝子型の影響と、体重の変化が同じ試験内で報告されていても、前者が後者を引き起こしたと直結させてはならない。[11][13][15]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
「別の反応が変わった」を減量に読み替えない
食後の反応を調べた試験もある。閉経後の過体重・肥満の女性60人が参加し、長く緑茶抽出物またはプラセボを摂取した後、高炭水化物の朝食とともに摂取した際の血液を比較した。閉経後の対象集団と18〜39歳の女性では条件が異なり、同じ食後反応になるかはこの試験だけでは判断できない。食後4時間にわたり測定したが、満腹感の評価やレプチン、グレリン、アディポネクチンには摂取条件による差が認められなかった。[12]
一方、高活性のCOMT型で抽出物を摂取した群では、食前から食後の一部の時点でインスリンが高かった。食後のインスリン反応には遺伝子型と抽出物が関わる可能性がある。しかし、これを「食欲が抑えられた」「脂肪が燃えた」と表現するのは、実際に測った結果から離れてしまう。[12]
同じ研究名が複数の論文に現れることにも注意したい。女性の体重、体組成、食後の反応の解析は、同じ緑茶試験を土台にしている。異なる測定項目の報告を、それぞれ独立した集団が効果を再現した証拠のように数えない。同じ参加者集団を違う窓から見た研究には、そのつながりがある。[11][12][15]
日常では「体に合っている」という言葉で、味の好みから血液の指標、体重までをまとめがちだ。だが、研究では血管の反射指標、尿中の代謝物、インスリン、満腹感、体脂肪は別々に確かめられている。どれかが変わったから残りも良い方向に変わる、という一括した評価はできない。[10][11][12][15]
友人が「飲んだらすっきりした」と話す場面で、その実感を遺伝子の証拠として扱う必要はない。比較試験にはプラセボがあり、測定の時刻や対象を決める手順がある。買った日の感想と、決めた条件で比較した結果を分ければ、違う実感を持つ人同士でも、効く体質の競争をせずに済む。[10][13]

よくある誤解
「COMTの活性が低ければ、お茶で必ず脂肪が燃えやすい」という理解は早すぎる。低活性型と高活性型で急性の血管指標や尿中成分に違いがあった試験はあるが、長期の体組成試験では、COMT型による効果の違いは認められなかった。成分の動きと体脂肪の結果を一続きの確定事項にしないことだ。[10][15]
「たくさん摂れば、体質による効きにくさを越えられる」という考えにも根拠はない。閉経後の女性を対象とした高用量抽出物の試験の二次解析では、肝障害の指標と遺伝子型の関係が調べられている。EGCG843mgを毎日摂取する条件で、COMTとは別の代謝酵素UGT1A4の特定の型が、肝酵素の上昇のリスク因子になり得るとされた。18〜39歳の女性でのリスクの大きさを直接示す結果ではない。[7]
これは普通のペットボトルの緑茶が同じリスクを持つという比較ではない。高用量の抽出物を使った研究である。ただし「体質が違うなら増やして試す」という判断に対しては、望む効果だけでなく望まない反応も考える必要があることを示す。抽出物を多く摂ることを、お茶の延長として扱わない方がよい。[7]
「検査で遺伝子型が分かれば、買うお茶が決まる」という選び方は、この研究群では確立していない。急性試験で代謝の違いが分かることと、市販飲料を選ぶ手順が確立することは別である。ここで比較した研究の結果から導けるのは、どの型にも減量を約束できず、血液の反応も項目によって異なる、という範囲である。[10][11][12][15]
今日からできること
- お茶の効果を読むときは、まず測定項目を確認する。90分後の血管指標の変化を、長期の体脂肪減少の数字として扱わない。[10]
- 研究の摂取量を飲む目標にしない。EGCG843mgを使った12か月の試験は、体重減少を全体として認めなかった条件でもある。[11]
- 遺伝子の話では、群間の違いと摂取による違いを見分ける。237人の解析で見られた型ごとの血液指標の差は、摂取群に関係なく現れた差でもあった。[11]
- 体脂肪が気になるなら、成分の尿中濃度より体組成を測った結果を優先して読む。121人の解析ではCOMT型による効果の違いはなかった。[15]
- 高用量の抽出物を自己判断で増やさない。12か月の試験を使った安全性の解析もあり、持病や服薬を含む個別の使用判断は医師に相談する。[7]
お茶を選ぶ場面で必要なのは、自分を早く遺伝子型の箱に入れることではない。「体質」という言葉の中身を、成分の処理なのか、血液の測定値なのか、体脂肪なのかに分けることである。研究の問いを分ければ、飲み物への期待も置く場所を決めやすくなる。[10][11][15]

オンザショア立川店で、予定に入る運動を選ぶ
飲み物の反応を待つ時間とは別に、体を動かす予定を置く場所として考えたいのが、オンザショア立川店である。営業時間は8:00〜23:30、年中無休だ。朝の用事の前か、立川駅を使う仕事帰りか、自分の生活に収まる時間を軸に検討できる。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fで、JR立川駅北口から徒歩1分にある。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがあり、通う時間と選ぶ内容を組み合わせる場所になる。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。予定と費用は店の案内と料金で確認でき、体験の予約も用意されている。続ける仕組みを考えるときは、駅からの動線まで含めて選びたい。
参考文献
[1] The effect of green tea extract on fat oxidation at rest and during exercise: evidence of efficacy and proposed mechanisms — Hodgson AB, Randell RK, Jeukendrup AE., 2013, Advances in nutrition (Bethesda, Md.). DOI: 10.3945/an.112.003269
[3] Green tea extract thermogenesis-induced weight loss by epigallocatechin gallate inhibition of catechol-O-methyltransferase — Shixian Q, VanCrey B, Shi J, Kakuda Y, Jiang Y., 2006, Journal of medicinal food. DOI: 10.1089/jmf.2006.9.451
[4] Metabolic response to green tea extract during rest and moderate-intensity exercise — Hodgson AB, Randell RK, Boon N, Garczarek U, Mela DJ, Jeukendrup AE, Jacobs DM., 2013, The Journal of nutritional biochemistry. DOI: 10.1016/j.jnutbio.2012.06.017
[7] Hepatotoxicity with High-Dose Green Tea Extract: Effect of Catechol-O-Methyltransferase and Uridine 5′-Diphospho-glucuronosyltransferase 1A4 Genotypes — Acosta L, Byham-Gray L, Kurzer M, Samavat H., 2023, Journal of dietary supplements. DOI: 10.1080/19390211.2022.2128501
[10] The impact of the catechol-O-methyltransferase genotype on vascular function and blood pressure after acute green tea ingestion — Miller RJ, Jackson KG, Dadd T, Mayes AE, Brown AL, Lovegrove JA, Minihane AM., 2012, Molecular nutrition & food research. DOI: 10.1002/mnfr.201100726
[11] Green Tea Extract and Catechol-O-Methyltransferase Genotype Modify Fasting Serum Insulin and Plasma Adiponectin Concentrations in a Randomized Controlled Trial of Overweight and Obese Postmenopausal Women — Dostal AM, Samavat H, Espejo L, Arikawa AY, Stendell-Hollis NR, Kurzer MS., 2016, The Journal of nutrition. DOI: 10.3945/jn.115.222414
[12] Green tea extract and catechol-O-methyltransferase genotype modify the post-prandial serum insulin response in a randomised trial of overweight and obese post-menopausal women — Dostal AM, Arikawa A, Espejo L, Bedell S, Kurzer MS, Stendell-Hollis NR., 2017, Journal of human nutrition and dietetics : the official journal of the British Dietetic Association. DOI: 10.1111/jhn.12408
[13] Health effects of green tea catechins in overweight and obese men: a randomised controlled cross-over trial — Brown AL, Lane J, Holyoak C, Nicol B, Mayes AE, Dadd T., 2011, The British journal of nutrition. DOI: 10.1017/s0007114511002376
[15] Long-Term Supplementation of Green Tea Extract Does Not Modify Adiposity or Bone Mineral Density in a Randomized Trial of Overweight and Obese Postmenopausal Women — Dostal AM, Arikawa A, Espejo L, Kurzer MS., 2016, The Journal of nutrition. DOI: 10.3945/jn.115.219238
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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