体幹をひねると音の方向も変わる?頭と胴体の正面から考える位置の感覚

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

音へ手を伸ばす訓練は、何を変えたのか

動きと音の関係を考えるうえで興味深いのが、音の位置へ手を伸ばす訓練である。片側の人工内耳使用者17人を対象としたクロスオーバー無作為化試験では、仮想現実の中で音へ手を伸ばす空間訓練と、空間を課題にしない対照訓練を比べた。同じ参加者が異なる訓練を経験する設計だ。[16] 対象が人工内耳使用者のため、18〜39歳の女性全般に同じ効果があるかは、この試験からは判断できない。

空間訓練の最中には水平方向の音源定位の誤りが減り、訓練前後に頭を音の方へ向けて答える課題でも、対照訓練より誤りの減少が大きかった。一方、音と視覚を使って注意の向きを変える課題では、訓練効果が現れなかった。[16] 練習した動きと全く同じ課題だけに成果が閉じなかったが、別の能力すべてへ広がったわけでもない。

両側の人工内耳使用者20人の試験でも、音源へ手を伸ばす空間訓練と、音の振幅の変化を答えるために同様の手伸ばしをする対照訓練が比べられた。[19] 18〜39歳の女性全般のヨガへそのまま当てはめず、人工内耳使用者の空間訓練として読む。 対照群も手を動かしている点が重要だ。単に運動したからなのか、音の場所を課題にしたことが関係するのかを分けて考えられる設計になっている。

こちらでも空間訓練中に水平方向の位置判断の誤りが減り、訓練していない頭向け課題へ改善が広がった。最初に頭を向ける反応も、対照訓練より正確になった。一方、空間訓練は音と視覚を組み合わせた注意の働きを高めなかった。[19] 改善した結果と変わらなかった結果を同じ重さで読むと、「動けば聞こえ全般がよくなる」という宣伝文にはならない。

両側人工内耳の試験では、自然に生じる頭の動きも許可され、記録された。参加者は音が横に離れる程度に応じて頭の動かし方を変えていた。[19] ここでも、頭を動かしたことを胴体のひねりと同義にはできない。頭・手・胴体のどこを使った課題なのかを読み分けることが、研究を回旋運動の話に持ち込むときの境界になる。

この訓練を、普段のヨガで音を探しながらひねることの推奨と受け取る必要はない。対象は人工内耳使用者で、比べたのは設計された空間訓練と対照訓練である。[16][19] 日常へ持ち帰れるのは、動作の量だけではなく「何を答える練習だったか」に目を向ける姿勢だ。同じ手伸ばしでも、音の場所を答えるのか、音の変化を答えるのかで課題は違う。[19]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

改善した研究と、改善しなかった研究を並べる

音の訓練に前向きな試験だけを見ると、繰り返せば誰でも同じ方向へ進むように感じるかもしれない。しかし、片側難聴や左右非対称の難聴がある成人の人工内耳術後介入を扱った系統的レビューは、正式な聴覚訓練で客観的な聞こえの改善が見られなかったと報告している。[14] 対象は難聴がある成人の人工内耳使用者であり、18〜39歳の女性全般での効果をそのまま判断する材料にはならない。

レビューでは、最終的に6研究、81人が対象となり、そのうち正式な聴覚訓練の対象は10人だった。装置の信号の遅れを調整する介入では音源定位の改善が見られ、多方向のマイクを用いる調整などにも有望な結果があったが、研究数と対象人数の少なさが課題として挙げられた。[14] 訓練という名前だけで一括りにせず、対象と介入の中身を確認する必要がある。

音へ手を伸ばす試験の改善と、このレビューの非改善は、同じ人に同じ訓練をして逆の結論が出たという意味ではない。[14][16][19] 参加者の条件、練習で答えたもの、検査した結果をそろえて読まなければならない。体幹のひねりについても、「感覚を使った」「反復した」という共通点だけで、別の訓練の成果を借りないようにしたい。

また、よく聞こえたという満足と、音の場所を当てる正確さが別方向へ動く例もある。片側に重度または高度の感音難聴がある成人9人の無作為化クロスオーバー試験では、音を反対側へ送る方式の装置をそれぞれ2週間使用した。雑音下での話の聞き取りには条件によって改善があり、質問票も利点を示したが、音源定位は両装置で主に悪化した。[7] 18〜39歳の女性全般の体幹回旋へ、この装置試験の結果をそのまま当てはめることはできない。

これは装置の使用を自己判断するための話ではない。話の内容を理解できること、暮らしで助かると感じること、方向を正しく答えることは、同時に測っても同じ結論にならない場合があるという実例だ。[7] ヨガの後に「声がすっきり聞こえた」と感じたとしても、それを体幹の位置感覚や聴力の改善に変換せず、何が楽だったかを具体的に残すほうが誠実である。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「音が片方へ寄って感じるなら、体幹の歪みが分かる」という見方は、音の位置判断と体の形の判定を取り違えている。体の向きを変える課題の後に音源定位がずれた研究が示したのは、体の向きの捉え方と音源定位のつながりだ。[1] 聞こえた方向を、そのまま骨盤や背骨の形の採点表にしない。気になる方向感覚があれば、まず姿勢と答え方を言葉にして、体の形に名前をつけるのは保留でよい。

「ひねる動作を増やせば、音の方向も正確になる」という期待にも、段階を挟みたい。位置判断の改善を示した試験は、人工内耳使用者が音の場所を課題にして手を伸ばしたものであり、一般的な体幹回旋を増やす試験ではない。[16][19] また、聴覚訓練で客観的改善を認めなかった系統的レビューもある。[14] 動作の回数を増やす前に、何のための練習かを確かめる必要がある。

「先生の言葉が聞こえれば、音の方向も合っている」という考えも分けておきたい。音の場所を明示的に答えることと、空間の手がかりを使って音を区別することには、機能の分離を示す知見がある。[12] 聞き取りや主観的な利点があっても定位が悪化した装置の試験も、この区別を具体的に示す。[7] 聞こえのよさを、ひとつの物差しに押し込まないのである。

さらに、方向を外した経験を、注意力や性格の欠点の証拠にしない。体の向きの課題では、最初に正確に答えられた人にも判断のずれが生じている。[1] 先生を探し損ねた瞬間に自分へ点数をつけるより、「顔と胸はどちらを向いていたか」と条件を戻すほうが、この研究の問いに近い。

今日からできること

  • 声の方向を確かめたいときは、顔の正面、胸の正面、部屋の正面を言葉で分ける。体の向きが音源定位に関わった実験を、姿勢を記録する視点として使う。[1]
  • 合図を逃したら、方向が分からなかったのか、言葉が分からなかったのかを伝える。音の場所を答える機能と、空間の情報を使って音を分ける機能を混同しない。[12]
  • 音を探すためだけにひねりを深くせず、動く向きの指示を先生に確かめる。音へ手を伸ばす訓練の成果を、体幹回旋の量の目標へ移さない。[16][19]
  • 研究の数字を日課に変換する前に対象を見る。17人と20人の訓練試験はいずれも人工内耳使用者の結果であり、自宅で行う聞こえの改善法として扱わない。[16][19]
  • 聞こえに継続的な困りごとがあれば医師に相談する際に、話の聞き取りと方向の判断を分けて説明する。主観的な利点と定位成績が一致しなかった9人の試験も、困りごとを具体化する参考になる。[7]
立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで、合図を確かめながら続ける場所を選ぶ

動く向きやレッスン内容を確かめながら、生活の予定に運動の時間を置く。その場所の候補がオンザショア立川店である。営業時間は全曜日8:00〜23:30、年中無休。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。仕事帰りや休日など、自分の予定と照らし合わせて通う時間を考えられる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがあり、続ける種目を検討する際の選択肢になる。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも行っている。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている場合は利用できない。参加条件を確かめたうえで、受ける種目を選びたい。

ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容は公式サイト、料金、体験の予約から確認できる。通う時間と選ぶレッスンを具体的にするところから、続ける仕組みを考えたい。

参考文献

[1] Body representation drives auditory spatial perception — Paromov D, Moïn-Darbari K, Cedras AM, Maheu M, Bacon BA, Champoux F., 2024, iScience. DOI: 10.1016/j.isci.2024.109196

[7] A Randomized Crossover Study in Single-Sided Deafness Comparing a Cartilage Conduction CROS System and an Air-Conduction CROS System — Takaki K, Kashio A, Nozaki E, Kanai T, Kamogashira T, Saze F, Uranaka T, Urata S, 2024, Otology & neurotology : official publication of the American Otological Society, American Neurotology Society [and] European Academy of Otology and Neurotology. DOI: 10.1097/mao.0000000000004199

[12] Dual Representation of the Auditory Space — Clarke S, Da Costa S, Crottaz-Herbette S., 2024, Brain sciences. DOI: 10.3390/brainsci14060535

[14] Postoperative optimization of cochlear implantation for single sided deafness and asymmetric hearing loss: a systematic review — Andren KG, Duffin K, Ryan MT, Riley CA, Tolisano AM., 2023, Cochlear implants international. DOI: 10.1080/14670100.2023.2239512

[16] Training spatial hearing in unilateral cochlear implant users through reaching to sounds in virtual reality — Valzolgher C, Bouzaid S, Grenouillet S, Gatel J, Ratenet L, Murenu F, Verdelet G, 2023, European archives of oto-rhino-laryngology : official journal of the European Federation of Oto-Rhino-Laryngological Societies (EUFOS) : affiliated with the German Society for Oto-Rhino-Laryngology – Head and Neck Surgery. DOI: 10.1007/s00405-023-07886-1

[19] Reaching to Sounds Improves Spatial Hearing in Bilateral Cochlear Implant Users — Valzolgher C, Gatel J, Bouzaid S, Grenouillet S, Todeschini M, Verdelet G, Salem, 2023, Ear and hearing. DOI: 10.1097/aud.0000000000001267

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約