内転筋の筋トレ動画は再生数で選ぶ?人気の表示と説明の確かさを分けて読む

内転筋の筋トレをユーチューブで探すとき、再生数や高評価は説明の確かさを保証するのか。運動動画の質を調べたレビューと、動画を使う運動支援の試験を読み、人気・説明・続けやすさを分けて考える。内転筋への直接の証明と混同せず、保存する前に見る点と、自分の疑問を残す方法を紹介する。

マットを敷き、内転筋の筋トレ動画を選ぶ。同じように脚を動かす見本が並ぶと、動作の説明より再生数の多さで決めたくなる。その数字は、説明のどこが確かかまで教えてくれるだろうか。

ただ、人気の表示だけを説明の確かさの代わりにはできない。肘の抵抗運動を扱うTikTok動画のレビューでは、評価された動画の質は全体として低く、人気に関する指標と質の関連も弱かった。これは内転筋のYouTube動画を直接調べた結果ではないが、数字の大きさを選び方の中心に置かない理由になる。[3]

ここで考えたいのは、どの動きが内転筋に最も効くかではなく、見つけた動画の説明を何によって信じるかだ。写真と動きの学び方は既存記事「女性の筋トレは本の写真だけで覚えられる?静止画と動きの間を読む選び方」に譲り、こちらは人気の表示と中身の照合に絞る。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

再生数の隣に、説明の質の点数はない

動画の画面には、視聴された回数や反応が表示される。一方、その説明がどの程度評価されているかは、同じ形では並んでいない。視聴者が目にした数字と、知りたい数字の間には隙間がある。保存する前に、その隙間を自分の期待で埋めていないか立ち止まりたい。

肘の腱の障害に対する抵抗運動を対象にした研究は、系統的レビューの枠組みを使ってSNSの動画を調べたものだ。英語の動画をハッシュタグで検索し、投稿者の情報や視聴者の反応を取り出して、動画の質との関連を分析した。運動を行った人の筋力が増えたかを比較する試験ではなく、公開された情報の評価である。[3]

対象は98本だった。一般利用者の投稿と、医療専門職を自称する投稿者の動画を分けて調べている。全体として抵抗運動動画の質は低く、投稿者の区分による質の有意な差はなかった。肩書きの表示を確認することと、その動画の説明を確かめることは、別の作業になる。[3]

これは「専門職の説明は役に立たない」という結論ではない。研究が比較したのは、検索で集めた動画を投稿者の自己申告によって分けた集団である。診療で相談を受ける場面や、資格を確認したうえで個別指導を受ける場面まで同じ評価にすることはできない。[3]

内転筋の動画を選ぶときにも、プロフィールを読んだところで判断を終えず、説明へ戻るという使い方がよいだろう。動画内で自分が理解できたことと、まだ分からないことを分ける。誰が話しているかは確認の入口であり、分からなかった動作が分かるようになるまでを肩書きが肩代わりするものではない。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

「弱い関連」を、無関係にも保証にも変えない

レビューでは、動画の質と「いいね」、お気に入り、視聴の指標との間に弱い正の相関があった。相関とは、別々の値が一緒に高くなったり低くなったりする関連を表す。この研究では、人気の指標を上げたから動画の質が向上した、という因果関係は示していない。[3]

相関係数は、いいねとお気に入りでそれぞれ0.23、視聴の指標で0.21だった。研究者は、こうした反応の指標に動画の質の判断を頼るべきではないとしている。「少し関連がある」ことを「人気順にすれば十分」と読み替えるのは、結果を強くしすぎる。[3]

逆に、「再生数が多い動画は全部間違い」と決めるのも飛躍だ。弱い関連があったという観察と、個々の動画が正しいかという判定は同じではない。この研究が支えるのは、人気の表示を品質保証として使わないという読み方である。[3]

検索結果を見ている場面なら、再生数を隠したつもりで説明を読み直すとよい。自分が選ぼうとした理由は、動作の内容だったのか、画面の数字だったのか。これは研究で効果が検証された選択法ではなく、研究結果を踏まえた確認の工夫だ。数字を消した途端に理由がなくなるなら、まだ中身を選べていない。

中央線の車内で保存した動画を、帰宅してから開き直す。そこで説明が自分の疑問に答えているかを確かめる。通勤中には音を出せず、動きと文字だけで選んでいたかもしれない。保存した事実を、すでに内容を確かめた証拠として扱わないことが出発点になる。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

内転筋と肘、YouTubeとTikTokの境界を残す

中心となるレビューは肘の運動についてのもので、対象の媒体はTikTokである。内転筋のトレーニングを探す人が読む場合、部位と媒体の違いをそのまま残す必要がある。「SNSの運動動画を調べた研究がある」からといって、別の検索結果に同じ点数を付けることはできない。[3]

研究で使われた評価には、動画の質を評価する尺度DISCERNと、肘の運動教育を評価する尺度TEEESがある。一般利用者の動画は、前者で75点中の中央値26点、後者で25点中8点だった。医療専門職を自称する投稿者の動画は、それぞれ25点と7点である。いずれも、この対象と評価方法で得られた値だ。[3]

この点数を内転筋動画に貼り付けたり、視聴者が印象だけで同じ採点をしたりする必要はない。評価の対象になった情報の質と、自分が運動したあとの感想も分けておきたい。映像の雰囲気が好きだという感想は、そのまま持っていてよい。ただし、その感想だけで説明の根拠まで確認できたことにはならない。

たとえば、動きの開始姿勢は見えるが、何のために行うのかは分からなかったとする。そのときの記録は「分かりやすかった」で終えるより、「姿勢は分かったが目的は未確認」とするほうが、次の確認先を選びやすい。これは採点基準の代用ではなく、自分の理解の記録である。

内転筋を題名に含む動画であっても、題名が答えるのは主として探していた話題との一致だ。その動きが自分の目的に適しているかという疑問は残る。検索語が一致したこと、説明を理解したこと、実際の運動として選ぶことを、同じ判定にまとめないでおこう。

点数を読む際には、中央値で示された集団の特徴と、目の前の動画の判定も分けたい。中央値は、評価した値を順に並べた中央の値である。一般利用者の動画が26点だったという記述は、その区分の全動画が同じ点数だったことにはならない。投稿者の区分だけで個々の動画を採点し直す読み方は避けたい。[3]

研究の結果を検索画面に持ち帰るとき、使えるのは新しい順位表よりも、確認を省略しない姿勢だ。話題の一致、投稿者の紹介、動作の説明を順に見て、それぞれについて自分が判断できた範囲を残す。人気の数字には答えられない疑問が、説明の中に置き去りになっていないかを見るのである。

動画を使う試験では、支援の組合せを見る

人気だけで選べないという話は、動画という形式の否定ではない。肩の腱板症候群、つまり肩の腱板に関わる障害の患者90人(平均年齢51.19歳)を対象とした無作為化比較試験では、録画された運動動画とビデオ通話による遠隔の経過確認を組み合わせる群と、図入りの運動冊子と対面の経過確認を受ける群が比較された。対象は中年の患者が中心であり、18〜39歳の女性の自主的な筋トレにそのまま当てはめることはできない。[1]

痛みの軽減について、開始から15日と6か月の時点で群間の有意差はなかった。15日時点の機能の改善にも有意な群間差はなかった。一方、遠隔の群では運動の実施状況と満足度が高かった。痛み、機能、実施状況は別の評価であり、どれかの結果だけで全体を言い表せない。[1]

この試験の動画は、経過を確認する支援の中に置かれている。人気の高い公開動画を見つけて、視聴者が独力で実施する条件と同一ではない。したがって「動画で対面と同じ結果だった」と短く紹介すると、動画以外の仕組みが消えてしまう。[1]

内転筋の筋トレ動画を読む場面にも、取り入れられる視点はある。動画を見つけることだけでなく、分からない点をどこで確認するかも決めておくことだ。動画のコメント欄に似た質問があっても、自分の条件への回答かは別に考える。痛みや治療に関わる判断は、医師に相談する対象である。

数字で読む、人気と動画支援の距離

98本:肘の抵抗運動について質と反応の関連を調べたTikTok動画の数である。[3]

0.21:動画の質と視聴の指標の相関係数で、研究では弱い関連とされた。[3]

90人:運動動画と遠隔の経過確認を、冊子と対面の確認に比べた肩の患者の試験規模である。[1]

42%:複雑な慢性疾患の患者を対象とした試験で、ビデオ相談の参加遵守率として報告された値である。[5]

48人:同じ内容の運動動画を異なる方法で届ける条件を含んだ、若年成人の試験の参加者数である。[6]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約