有酸素運動と無酸素運動の優先は?気分が晴れても疲れが残る日の負荷選び

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

楽しさを残す工夫は種目の名前だけでは決まらない

筋トレの負担感は、持ち上げる重さだけを見ても決まらない。高齢者10人が参加したクロスオーバー試験では、同じ人が、速く動かす軽い負荷と、ゆっくり動かす重い負荷を経験した。負荷は予測した最大挙上重量の40%と80%で、重量と回数による総負荷量をそろえた条件だった。高齢者の結果なので、18〜39歳の女性でも同じ疲労や楽しさになるかは別に確かめる必要がある。[5]

参加者は8種目を3セット行い、それぞれの条件を別の機会に繰り返した。ゆっくり重い条件では、本人が感じるきつさと疲労が有意に大きかった。一方、楽しさは両方の条件で同程度だった。重いほうが疲れることと、重いほうが楽しめないことを同じ意味にできない結果である。[5]

前向きな感情への条件の影響も報告されたが、統計的な有意差には達していなかった。少人数の試験で、有意でない好ましい傾向まで確定した優位性として扱うのは避けたい。また、高齢者の速い動作を含む試験を、若い初心者へそのまま実施メニューとして渡すこともできない。[5]

この結果を生活に引き寄せるなら、「きつかった」と「嫌だった」を同じ欄に書かない工夫になる。運動中は大変でも、終えた経験には満足することがある。反対に、負荷が軽かったのに気持ちが乗らない日も、軽さだけで説明する必要はない。少なくとも研究では、疲労と楽しさが別々の結果を示した。[5]

有酸素運動では、運動へ向かう心の構えも研究されている。大学の新入生55人を、目的達成を重視する状態と、活動そのものを楽しむ状態へ無作為に分け、自分で歩く速さを選んで15分歩いた実験がある。目的達成を重視する状態では、歩く前後の気分に有意な変化がなかった。新入生を対象とした実験のため、18〜39歳の女性全体に同じ反応を期待するには対象が狭い。[6]

この結果は、歩行が誰にとっても無意味だという話ではない。活動の長さと種類が似ていても、どんな気持ちで取り組むかに目を向ける必要を示す。学生の実験で得られた結果なので、治療が必要な抑うつへの対処法へ広げないことも大切である。[6]

中央線の車内で、運動をする前から「今日は絶対に気分を直す」と課題を追加したくなることがある。だが、気分転換にまで達成ノルマを付ける必要はない。歩く速さを自分で選べるだけで、気持ちの変化まで保証されるわけではないからだ。運動の実施と、期待した感情が出たかを分けて眺めたい。[6]

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終わった直後の気分だけで翌日の予定を決めない

健康な成人36人、平均年齢21歳の研究では、普段の活動量が低い、中程度、高い人が、自分で選ぶ有酸素運動と指定された有酸素運動を別の日に行った。どちらでも運動前に比べ気分の改善が見られ、その場の不安、気分全体の乱れ、混乱の変化は自分で選ぶ条件で大きかった。若い成人の結果だが、18〜39歳の女性全体で同じ差が出るかは、この比較だけでは判断できない。[17]

この研究では、身体の中で作られるカンナビノイドという物質群も測られた。運動後は両条件で増えたが、その一つの増加は指定条件で大きかった。心理面の変化が大きい条件と、測定した物質の増加が大きい条件は完全には一致していない。気分の変化を、一つの物質が増えたからと説明しきることはできない。[17]

物質の変化と気分の変化に関連は見られたものの、関連があることは、その物質だけが原因だという証明ではない。また、普段の活動量による群間差は有意ではなかった。活動量が少ない人には気分の改善が起こらない、と決めつける根拠にはならない一方、誰にでも同じ変化を約束する結果でもない。[17]

日常のメニュー選びでは、ここから「自分で選ぶ余地」を候補として持てる。ただし、選択がいつも疲労を減らすわけではないという自転車試験の結果も並べておく必要がある。前向きな気分を得た運動をそのまま毎日の正解にする前に、疲労も別に見ておきたい。[7][17]

記録の書き方を考えてみる。「運動した、良かった」で終える代わりに、始める前は何が重かったか、途中は快いか不快か、終わったら気分と疲れがどうなったかを短く残す。研究で使った尺度を家庭用の診断に転用するのではなく、別々に調べられた項目を、自分の言葉へ戻す工夫である。[7][16][20]

たとえば「歩いている途中は退屈だったが、帰宅時には頭が切り替わった」と「筋トレ中は集中できたが、終えると疲れが強かった」では、次に相談したい内容が異なる。前者なら活動の感じ方、後者なら残る負担が論点になる。種目名だけを残した記録よりも、何を調整したいか伝えやすい。

ここで扱うのは、その日の経験を見直す問いである。隣の記事が扱う長期的なトレーニング反応の個人差や、有酸素運動と筋トレを生活へ取り入れる順序とは切り分けたい。また、既存記事「有酸素運動の階段は横向きでも同じ負担?消費と膝の楽さを分けて考える」に身体的な負担の比較を譲り、ここでは気分と選択の関係に絞っている。

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よくある誤解

「気分が沈んだら有酸素運動を優先すればよい」という決め方は、今回の比較からは導けない。有酸素運動では不安や感情の変化が調べられ、筋トレでも運動後の気分改善が見られた。しかし対象者や条件が異なるので、研究を並べただけで種目間の順位はつかない。今日の目的と、実際の経験を分けて考える余地がある。[7][10][20]

「自分で選べば疲れない」という思い込みにも注意したい。自選の自転車運動で前向きな状態が改善しながら疲労は増えた試験があり、不安傾向の高い成人は自ら高い強度を選んでいた。選択の自由には価値があっても、選んだ運動が軽いかどうかは別に確かめる必要がある。[7][10]

「楽しく終われば、そのまま習慣になる」という理解も先走りである。若い女性の筋トレ研究では、自選条件で今後の実施意図が高かったが、感情の反応とその意図は関連していなかった。楽しさ、できる感覚、続ける意図を同じものとして数えない。気分転換できた日はその経験を大切にしつつ、継続の実績とは分けて扱う。[20]

期待した変化がなかった日も、すぐ運動全体の失敗と結びつけなくてよい。学生の歩行実験では心の構えによって気分が変わらない条件があり、筋トレでは運動中と終了後で反応の見え方が異なった。いつ、何を尋ねたかによって得られる答えが違うことを覚えておきたい。[6][20]

今日からできること

  • 運動前に「気分を切り替えたい」「疲れを残したくない」のどちらが気になるか言葉にする。20分の自転車試験で、前向きな状態と疲労は違う動きを示したためである。[7]
  • 自分で強度を選べる場合も、「軽いはず」と考えず、途中のきつさを確かめる。39人の研究では、自選の有酸素運動は低強度のストレッチより強かったが、気分の改善は同程度だった。[10]
  • 筋トレでは、選べる負荷の範囲を指導者と相談する材料にする。平均23歳の経験者の結果を、そのまま初心者の重さに変換せず、選びやすさと実行できる感覚へ目を向ける。[20]
  • 終了後は、気分、疲労、楽しさを別の言葉で残す。高齢者10人の比較でも、疲労の差と楽しさの差は一致しなかった。[5]
  • 次も行いたいかを、気分の感想とは分けて書く。若い女性20人の筋トレ研究では、気分の反応と今後の実施意図は関連していなかった。[20]

こうした記録は、運動がつらい気分の治療になると自己判断するためのものではない。治療中の人を対象にした研究のメニューは、個別の診療の代わりにはならない。気分の落ち込みや疲れについて健康上の心配がある場合は医師に相談し、運動の選択も自分の状況を伝えて考えたい。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショアで選択肢と通う時間を確かめる

その日のメニューを考える場所を探すなら、まず通える時間と選べる内容を確かめたい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。仕事帰りや休日の予定と照らし、継続する場所として検討できる。

選べる内容には参加条件もある。医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中に参加できるのは常温のマタニティヨガで、溶岩ホットヨガには参加できない。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンがあり、内容は店のトップで、費用は料金ページで確認できる。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれ、体験予約を利用できる。営業時間と移動経路を先に確かめ、体験に含まれる用具や参加条件も確認する。時間、内容、参加条件を照らし合わせ、通い続ける仕組みとして選ぶ場所である。

参考文献

[5] The perceptual responses to high-velocity, low-load and low-velocity, high-load resistance exercise in older adults — Richardson DL, Duncan MJ, Jimenez A, Jones VM, Juris PM, Clarke ND. / 年: 2018 / 誌名: Journal of sports sciences. DOI: 10.1080/02640414.2017.1405710

[6] Acute mood responses to a 15-minute long walking session at self-selected intensity: effects of an experimentally-induced telic or paratelic state — Legrand FD, Thatcher J. / 年: 2011 / 誌名: Emotion (Washington, D.C.). DOI: 10.1037/a0022944

[7] State anxiety and subjective well-being responses to acute bouts of aerobic exercise in patients with depressive and anxiety disorders — Knapen J, Sommerijns E, Vancampfort D, Sienaert P, Pieters G, Haake P, Probst M, / 年: 2009 / 誌名: British journal of sports medicine. DOI: 10.1136/bjsm.2008.052654

[10] The Effect of an Acute Bout of Self-Selected Intensity Exercise on State Anxiety and Anxiety Sensitivity in Moderately Anxious Individuals — Connor M, Harrison O, Hargreaves EA. / 年: 2026 / 誌名: Journal of the Royal Society of New Zealand. DOI: 10.1002/snz2.70001

[16] Assessing Energy Level as a Marker of Aerobic Exercise Readiness: A Pilot Investigation — Strohacker K, Boyer WR, Smitherman KN, Cornelius E, Fazzino D. / 年: 2017 / 誌名: International journal of exercise science. DOI: 10.70252/pgnb3410

[17] Endocannabinoid and Mood Responses to Exercise in Adults with Varying Activity Levels — Brellenthin AG, Crombie KM, Hillard CJ, Koltyn KF. / 年: 2017 / 誌名: Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1249/mss.0000000000001276

[20] Affective Responses to Acute Resistance Exercise Performed at Self-Selected and Imposed Loads in Trained Women — Focht BC, Garver MJ, Cotter JA, Devor ST, Lucas AR, Fairman CM. / 年: 2015 / 誌名: Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000000985

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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宮川涼 Founder
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