サイドプランクの秒数は月経周期で変わる?握る実験と横向き保持の距離を読む

サイドプランクが昨日より短くなると、月経周期の影響か気になる。握る力や持ち上げる力を測った研究では、周期による変化の有無が一致しない。負荷の強さ、筋肉の温度、測る動作を手がかりに、研究の平均を自分の保持秒数へ当てはめる前に確かめたい条件と、当日の記録の残し方を考える。

月経の予定表に、サイドプランクの長い日と短い日を書き込むと、決まった波は現れるのか。昨日より早く腰を下ろすと、「この時期だからか」と理由を探したくなる。しかし、静止したまま力を出し続ける実験でも、月経周期による持久力の変化が見られた研究と、差が見られなかった研究がある。[4][6][10]

痛みの強い日や倦怠感があるときは、無理に記録を測らず休む。症状が強い、続く、生活に支障がある場合は医師に相談する。研究で周期差が出なかったことは、つらい日に運動を続ける理由にはならない。握る筋肉を調べた実験では負荷の強さや温度条件で結果が変わり、持ち上げる課題では周期の影響が小さかった。自分の記録を読むなら、月経の日付に加えて、同じ課題を同じ条件で比べているかを確かめる視点が必要である。[4][6][10]

既存記事「サイドプランクは腰を上下させると違う?静止と動作で変わる脇腹の負担を読む」に動作の違いは譲る。また「ヨガと月経痛・PMS」は症状と運動の関係を扱う。既存記事「サイドプランクは会話しながらでも同じ?秒数を比べる前にそろえたい条件」が扱う会話の影響とも分け、「ワイドスクワットの重さは月経周期で決める?平均値と当日の調子を読み分ける」には下肢の動的な筋力の話を譲り、ここでは静止して支え続ける持久力と実験条件の関係を追う。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

握り続ける時間と、最大の力は別の成績である

等尺性運動とは、動きを止めた状態で力を出す運動を指す。月経周期を通じて等尺性の力と持久力を調べた研究では、最大の力を出す測定と、一定の力を出し続ける測定を分けている。最大の力が同じでも、疲れて続けられなくなるまでの時間は別に確かめる必要がある。[10]

健康な若い女性7人を月経周期2回にわたり調べた1976年の実験では、最大随意収縮の40%の力で、疲労に至る等尺性収縮を5回行った。最大随意収縮とは、自分の意思で出せる最大の筋力であり、持久力の課題はその最大値を基準に設定された。参加者のうち3人は経口避妊薬を使用していた。[10]

室温の影響を受ける条件では、最大の等尺性筋力に周期の時期による有意な違いはなかった。一方、経口避妊薬を使用していない女性の持久力は周期に伴って変化し、排卵期の中ほどで長く、黄体期の中ほどで短かった。黄体期は排卵後の時期である。同じ参加者でも、最大筋力と持久力は同じ動きをしなかった。[10]

この違いは、サイドプランクの記録を考える入口になる。横向きで支えることができたという事実と、どれだけ続けたかという成績は、別々に残せる。「今日は短かった」をすぐ「筋力が落ちた」に置き換えると、最大筋力と持久力を混ぜてしまう。前腕を使った研究の結果も、その置き換えを支持していない。[10]

ただし、前腕の結果から「黄体期にはサイドプランクを短くする」と決めるのは飛躍である。この実験で保持したのは、横向きの姿勢ではなく、最大筋力に対する割合を指定した前腕の収縮だった。課題を明らかにして読むことが、結果の使い道を狭めすぎず、広げすぎないための出発点となる。[10]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

周期の波は、力の強さで同じ形にならない

2007年の臨床試験は、女性8人の握る筋肉を月経周期中に隔日で測定した。設定された力は、最大随意収縮の20%、40%、60%であり、ある周期にはそのうちのいずれかの強さを用いた。単に「握る運動をした」という比較ではなく、最大筋力に対してどの程度の力を保つかを分けた設計である。[4]

周期に伴う持久力の変化は60%の条件では小さく、40%では大きくなり、20%で最も大きかった。ここで重要なのは、弱い力なら周期の影響を受けない、という単純な並びではなかった点だ。同じ握る課題でも、負荷を変えると変動の現れ方が違っていた。[4]

この結果に、具体的な保持秒数の増減を足すことはできない。報告されているのは負荷条件による変化の大小であり、自宅で横向きになった人が何秒短くなるかを表す値ではない。割合の数字が細かいからといって、別の運動へ換算するには、その運動を測る必要がある。[4]

例えば、膝をつく日と脚を伸ばす日、途中で姿勢を変える日を、同じ名前の記録欄に入れるとどうだろう。月経の日付を丁寧に残していても、比較したい課題の条件がそろっていない。握る実験が負荷を分けていたことを踏まえるなら、自宅の記録でも「どの形を保持したか」を先に明らかにするのが筋道である。[4]

これは姿勢ごとの負荷を数値で断定する話ではない。研究の20%や40%は、測定された最大筋力を基準にした値だ。自分の感覚で「今日は軽め」と書いたものとは尺度が違う。実験室で決めた割合と、生活の中で感じたきつさを、同じ数字のように扱わないことが大切になる。[4][10]

温度をそろえると、長く保てる時期も変わった

1976年の実験では、前腕の温度を室温に応じて変化させる条件に加えて、水に浸して筋肉の温度を安定させる条件も設けた。水温は37℃だった。温度を安定させた場合、経口避妊薬を使用していない女性の持久力は、周期の始めと終わりに長く、中ほどで短くなる形へ変わった。[10]

つまり、この実験だけでも「どの時期が長いか」という答えは、温度条件によって変わった。室温の影響を受ける条件で見られた波を、そのまま周期固有の予定として取り出すことはできない。温度の扱いを飛ばして結論だけ読むと、同じ論文の中にある重要な違いを見失う。[10]

2007年の研究では、前腕の循環を遮断する条件、筋温を安定させたうえで循環を遮断する条件も比較した。循環を遮断すると、周期内の持久力変化の大きさと時期が変わった。筋温と血流の条件を操作した後にも卵胞期の終わりで持久力が低く、著者らは筋温、循環、筋肉への作用が関わると考察した。[4]

卵胞期は、月経開始から排卵前へ向かう時期である。しかし、この説明は「体温が高い日だから短い」と自分の成績の原因を決めるためのものではない。実験では温度や血流を操作して、何が関わるのかを分けて調べた。家庭で感じる暑さだけから、筋肉の温度や血流の働きを読み切ることはできない。[4][10]

立川駅から帰った直後の測定と、落ち着いてからの測定を並べるなら、月経の欄だけで説明を終わらせない。どこで、どんな状況で測ったかを残すことにも意味がある。ここでの提案は、温度を上げればよいという方法ではなく、温度条件を変えた研究では結果も変わった、という読み方に基づく記録の工夫である。[10]

温度の操作からもう少し読み取れるのは、周期の名前だけで身体の状態を完全には代表できないという点だ。同じ月経の時期でも、実験で何を一定にしたかによって見える結果が異なる。日付に加えて、負荷や温度の条件も確かめる必要がある。周期は比較の軸になりうるが、測定条件を省略するための札にはならない。[4][10]

研究の規模にも目を向けたい。握る持久力を繰り返し測定した8人の試験は、同じ人の中の変化を追う利点を持つ。一方で、繰り返し測った回数が多くても、参加した人の数は8人のままである。細かい測定の積み重ねと、幅広い人に当てはまるかという問いは、異なる面から結果を支えるものだ。[4]

1976年の実験も、参加者全体が7人であり、その中で経口避妊薬の使用の有無が分かれていた。使用していない女性に見られた変化は興味深いが、その波をすべての女性に共通する形として配るには慎重さが必要になる。測定条件の違いに加えて、どのような人を調べたかも、研究から自分へ渡る際の確認事項となる。[10]

また、循環を遮断した実験は、日常で再現する手順ではない。研究者が条件を操作するのは、血流や温度だけで変化を説明できるかを調べるためである。読者が持ち帰るのは、腕への圧迫や温度操作という方法ではなく、原因を分けて考える姿勢だ。握る時間の変化を見て、すぐにホルモンだけの働きと結びつけない理由がここにある。[4]

数字を見たときは、参加者数、力の設定、比べた時期、操作した環境の順に問い直すと読みやすい。どれかを忘れると、具体的な実験が「女性の持久力は周期で変わる」という大きな一文へ縮んでしまう。短く覚えやすい説明ほど、生活に移す前に条件を戻したい。研究の値をそのまま目標秒数にしないための確認である。[4][10]

数字で読む月経周期と静止の持久力

8人:握る持久力を周期中に隔日で調べた臨床試験に参加した女性の数だ。[4]

20%、40%、60%:同試験で使われた、最大随意収縮に対する負荷の割合を示す。[4]

7人:温度条件も変えて、周期2回にわたり調べた実験に参加した人数だ。[10]

17人:周期の5つの時期で、持ち上げる課題を行った研究の参加者数である。[6]

10人:卵胞期の前半と後半を比べた、健康で自然月経のある若い女性の試験の規模である。[2]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder

1

2

関連記事

ご体験予約