有酸素運動と無酸素運動の境目は採血場所で違う?数値と強度設定のずれを読む

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左右の指先も、濃度の平均とピークの時刻は別である

耳たぶと指先の違いを考えると、次に「指ならどちらの手でも同じか」が気になる。健康な若い男性40人を対象にした研究は、この問いを片腕の運動で調べている。平均年齢は20.9歳で、利き手ではない側の手首を曲げ伸ばしする運動を行い、両手の指先で乳酸が測定された。18〜39歳の女性にも同じ時間差が生じるかは、この男性の研究からは確定できない。[13]

採血は運動前、直後、その後は90秒間隔で行われた。各測定時点で両側の平均乳酸濃度に有意差は認められなかった一方、乳酸値のピークは動かした側で約90秒早く現れた。平均の濃度を比較した答えと、いつ最大になるかを比較した答えが、同じにならなかったのである。[13]

この結果を「左右の指は違うから使えない」と読むのも、「差がないから時刻も気にしない」と読むのも不十分だ。研究は、どちらの指先も測定部位になり得るとしつつ、運動していない側でピークが遅れる点への配慮を求めている。濃度の測定に使えることと、ピークを同時刻に捉えられることは分ける必要がある。[13]

自転車の段階的な負荷試験では、各段階の終わりに得た値から運動設定を求めていた。一方、片腕運動の研究では、終了後に時間を追って左右を比べている。両者を並べると、採血場所の評価には「運動中の設定に使うのか」「運動後の最大値を追うのか」という目的の違いもあると分かる。[20][13]

腕の運動が終わった瞬間の値を、別の手で後から測ったピークと比較してしまうと、部位と時刻の違いが重なる。記録には単に「運動後」と書くより、どちらの手で、終了からどれだけ経った時点かを残すほうが、こうした結果を読み違えずに済む。この時間差は、片腕の手首運動で得られた結果として扱いたい。[13]

また、乳酸値のピークが早い側を「疲れが強い腕」と呼び替えるのも慎重でありたい。この研究が示した具体的な違いは、測定された乳酸のピーク時刻である。その言葉のまま記録すれば、濃度の動きを別の能力の採点へ置き換える飛躍を避けられる。[13]

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同じ自転車でも、手の使い方を見落とさない

場所をそろえても、運動の条件が変われば比較の意味は変わる。鍛練された男性9人が行った無作為順の比較試験では、20秒間の高強度自転車運動を、ハンドルを握る条件と握らない条件で実施した。乳酸は耳たぶから測定され、血漿量の変化を補正して分析された。18〜39歳の女性の通常の自転車運動でも同じ差が生じるかは、この鍛練された男性の全力試験とは別に確かめる必要がある。[6]

運動終了から4分後の乳酸は、握る条件で9.14 mmol/L、握らない条件で7.62 mmol/Lだった。最大出力も、握る条件の1461 Wに対し、握らない条件では1136 Wであり、いずれも条件間に有意差が認められた。一方、平均出力、疲労指数、総仕事量には差が認められなかった。[6]

この結果は、耳たぶから採った値なら運動の細部に左右されない、という理解を退ける。同じ採血場所でも、運動の行い方によって乳酸や最大出力が異なったのである。研究者は、一般的な脚の自転車運動にも全身の筋の寄与があることを考慮する必要があると述べている。[6]

ただし、「握らないほうが乳酸が低いからよい運動」とはならない。平均出力や総仕事量は変わらず、最大出力は握る条件で高かった。この試験で何を評価したいかにより、注目する結果が違う。乳酸の数字だけに丸を付けると、同じ紙に書かれた出力の情報を見落とす。[6]

記録を見返すときは、目標の心拍数に達したかだけで終えず、そのときの出力と動作を一緒に見る。前回より強くハンドルを握っていたなら、その事実もメモに添える。心拍数が同じ日のきつさの違いを、この研究だけで説明することはできないが、手の使い方を含めて運動条件を伝える理由にはなる。目標値と感覚が食い違った日は、数字に合わせて強度を上げる前に、検査時と今回の条件を担当者と確認したい。[6][20]

さらに、血液から得る値を筋肉内の能力そのものと呼ぶことにも距離が必要だ。乳酸の蓄積速度を扱うレビューでは、短時間の全力運動後の血中乳酸上昇から指標を作る方法に対し、運動終了から採血までの乳酸の除去が補正されないことなど、複数の問題が挙げられている。血液の数字を使う指標には、その指標を作る手順も付いてくる。[1]

このレビューは、全力運動中の血中乳酸蓄積速度のピークを、解糖系のピーク速度を推定する簡略な指標として提案している。解糖系とは、エネルギー代謝を担う主要な経路の一つである。提案された推定指標と、筋で起きる働きそのものを区別する姿勢は、指先と耳たぶを比べるときにも役立つ。[1]

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よくある誤解

「有意差がなければ、どの人の値も同じ」は違う。自転車試験では採血場所間の乳酸濃度に有意差がなかったが、個々の測定値の差には幅があった。一方で、そこから求めた出力や心拍数の差は概して小さかった。数値が完全に同じでなくても、運動設定の用途には近い答えになる場合がある。[20]

逆に「濃度に差があれば、運動設定も同じだけずれる」とも決められない。上半身運動で指先が高かった比較は、採血場所と装置の組み合わせに注意を向ける結果だった。自転車試験が示したのは、濃度の比較に加え、指標に対応する出力と心拍数まで調べた結果である。結論の対象がどこまでかをそろえて読む必要がある。[10][20]

「耳たぶなら運動を問わず正確」という理解も広げすぎである。耳たぶと据え置き型装置の推奨は、上半身で引く運動を調べた研究の結論だ。また耳たぶで測った高強度自転車試験でも、手で握るかどうかで乳酸値は違った。部位を選ぶだけで、運動条件の違いが消えるわけではない。[10][6]

「同じ指先なら、終了後はいつ測っても同じ」でもない。片腕運動では、左右の平均濃度に有意差がなくてもピーク時刻にはずれがあった。乳酸を使って境目を求めたいのか、最大値の経過を見たいのかを先に決めると、確認すべき測定時点も変わる。[13][20]

今日からできること

  • 検査結果を受け取ったら、数字の名称と用途を確認する。濃度そのものか、乳酸指標に対応した心拍数や出力かを分ける。男性20人の自転車試験では、後者の差が概して小さかった。[20]
  • 過去の記録と比べる前に、種目、採血場所、装置を並べる。大学生40人の上半身運動では指先が高く、装置の信頼性にも部位による違いがあった。[10]
  • 腕を使う検査では、動かした手か反対側か、採血時点はいつかを尋ねる。片腕運動の試験ではピーク時刻に約90秒のずれがあった。[13]
  • 自転車の記録には手の使い方も添える。男性9人の短時間全力試験では、ハンドルを握る条件で乳酸と最大出力が高く、平均出力や総仕事量には差がなかった。[6]
  • 次の運動では、検査で示された心拍数・出力と実際の表示値を並べ、「脚が重い」などの感覚も添える。男性20人の自転車試験が比較したのは心拍数と出力の設定であり、感覚から乳酸閾値を推定する方法ではない。目標値でもきつかった場面を、その記録で担当者に相談する。[20]
yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、予定に合う運動を選ぶ

測定の記録を整理したら、次は通う時間と場所を予定表に置いてみる。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、全曜日同じ、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。仕事帰りに立ち寄るのか、朝の予定に組み込むのかを考える際の、具体的な条件になる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、生活の予定に入れる選択肢として検討できる。種目や時間を選び、通う予定を立てる場所としての案内である。

妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。予定を組む前に、店の案内と料金を確認し、体験予約へ進める。

参考文献

[1] Is the vLamax for Glycolysis What the V ˙ O 2 max is for Oxidative Phosphorylation? — Wackerhage H, Kabasakalis A, Seiler S, Heck H., 2025, Sports medicine (Auckland, N.Z.). DOI: 10.1007/s40279-025-02259-6

[3] The origin of the maximal lactate steady state (MLSS) — Heck H, Wackerhage H., 2024, BMC sports science, medicine & rehabilitation. DOI: 10.1186/s13102-024-00827-3

[6] Handgrip contribution to lactate production and leg power during high-intensity exercise — Baker J, Brown E, Hill G, Phillips G, Williams R, Davies B., 2002, Medicine and science in sports and exercise. DOI: 10.1097/00005768-200206000-00021

[10] Comparison of lactate measurements from earlobe and fingertip capillary blood using Biosen S-Line and lactate scout analyzers — Zhong F, Chen Z, Gu Z, Wang X, Holmberg HC, Li Y., 2025, European journal of applied physiology. DOI: 10.1007/s00421-024-05585-1

[13] Verification of fingertip blood lactate measurement as an index of muscle fatigue recovery — Okano S, Miura H, Sakamoto M, Nishizawa H., 2025, Journal of physical therapy science. DOI: 10.1589/jpts.37.72

[20] The influence of blood lactate sample site on exercise prescription — Moran P, Prichard JG, Ansley L, Howatson G., 2012, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0b013e318225f395

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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