ワイドスクワットは上手だと言われると変わる?成功の伝え方と期待の落とし穴

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成功を伝える回数を増やしても、成績は改善しなかった

褒める量を増やすという単純な案を試したくなるが、そこには反例がある。ジョイスティックを使い、画面上の対象をとらえる課題の実験では、動きの正確さに応じて成功か失敗かを伝えた。求める正確さを調節し、成功が伝えられる頻度を50%、70%、90%に変えて比較した。[17]

成功を伝えられた直後に楽しさがどれだけ増えたかは、練習前後の学習の大きさと正の関連を示した。学習はフィードバックのない状態で測られている。ただし、この関連を「楽しさを増やせば必ず上達する」という因果の証明にしてはいけない。楽しさの変化と学習が一緒に動いた、という結果である。[17]

さらに、成功とされる基準を緩めて肯定的なフィードバックを増やしても、成績は改善しなかった。よい知らせをたくさん受け取ることと、実際のよい動作に対応して成功を受け取ることは同じではない。研究は、肯定的な情報による内的な報酬が学習に役立つには、よい成績と結びついていることが重要だと示唆している。[17]

これをワイドスクワットの練習へ移すなら、何をしても「完璧」と返すより、実際に確認できた成功を言葉にする方法を考えたい。たとえば前に指導者と確認した動きができたなら、そこを具体的に伝えてもらう。まだ確認できていない箇所まで、勢いで成功に含めない。これはジョイスティック課題からの応用であり、同じ効果量をスクワットに見込む話ではない。[17]

実際の会話では、褒められると何を維持すべきか分からなくなる場合もある。「今の何がよかったのか」と返せば、次の練習で試す内容を明らかにできる。逆に、本人ができたと感じた動きと、見ている側が評価した動きが違うなら、その違いを確かめる時間にする。成功という結果と、本人の受け取り方を両方扱う発想は、楽しさの変化も調べた研究に沿う。[17]

褒め言葉の回数表を作るより、何に対する言葉だったかを書き留めるほうが、この問いには合っている。「たくさん褒められた日」ではなく、「確認していた動きができたと言われた日」と残す。これは研究で定められた記録法ではないが、成功に対応した情報を、量だけの情報から分けるための実用的な整理である。[17]

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他人との比較は、満足と重圧を同時に運んでくる

肯定的な比較が逆向きに働いた試験も見ておきたい。男性バスケットボール選手28人を分けたランダム化比較試験では、方向を切り替える動作の練習で、全員に事実に基づく情報を伝えた。それに加えて期待を高める群には、実際とは異なる肯定的な他者比較の情報を与えた。男性の競技者を対象にした結果であり、18〜39歳の女性の日常の練習でも同じ反応になるかは検証が必要である。[14]

この群は対照群より自分の得点への満足が高く、評価値は4.2対2.9だった。一方で課題の楽しさは2.9対3.8と低く、期待の評価値も53.0対59.5と低かった。満足が増えたから、意欲も学習も一緒に高まるという説明には合わない結果である。これらは質問への評価値であり、スクワットの改善率を表す数字ではない。[14]

著者らは、肯定的な比較が成績への重圧を高め、楽しさを妨げる可能性を指摘している。この結果が扱うのは、事実と異なる他者比較の情報である。対象は男性の競技者であり、情報の内容も他者との比較だった。「前よりできた」と伝える日常の言葉と、同じ介入ではない。[14]

重圧を加えた別の課題でも、単純な成功物語にはならなかった。ダーツ初心者を、期待を高める群11人、期待を低める群12人、対照群12人に分けた実験では、翌日に数を数えながら投げる条件と、社会的な比較の脅威を伴うストレス条件で成績を調べた。[20]

練習中の改善を示す証拠はなく、翌日のストレス条件では期待を高めた群が他の群より悪い成績になった。注意を分ける条件と重圧のある条件で、結果が違ったのである。「期待を高めておけば、本番の不安にも強くなる」という説明は、この研究の結果に合わない。[20]

一方、18〜25歳の初心者の大学生32人(女性13人、男性19人)を無作為に群へ分けたゴルフの試験では、期待、自分で選ぶ余地、外部への注意を組み合わせた群が、翌日の保持テストで改善した。ただし、ストレスへの特別な保護効果や不安調整の改善を示す証拠はなかった。課題と介入が違えば結果も変わり、肯定的な情報を緊張対策として一括りにはできない。若い女性も参加しているが、男女を合わせた大学生の結果を18〜39歳の女性全般に広げるには検討が必要である。[16]

自宅で動画を見せる場面なら、「ほかの人よりうまい」より、本人が取り組んでいた動作へ話を戻す工夫が考えられる。褒められた直後に肩に力が入るなら、さらに評価を重ねる必要はない。「次は何を確かめるか」を相談する。これは比較で生じうる重圧を踏まえた応用であり、比較を減らす方法自体の効果は別に検証する必要がある。[14][20]

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よくある誤解

「上手と言えば、動作は全部よくなる」という理解は広すぎる。片脚スクワットの試験では、膝の動きに有利な群間差があっても、股関節の内転は全群で悪化した。よいところを伝えるときほど、評価の対象を限定したい。膝の観察と、動作全体や将来のけがの評価を混ぜないことである。[18]

「褒められて記録が伸びたら、筋肉が成長した」という理解も分けたい。スクワットの最大重量を測る研究で変えたのは、期待や選択、注意の条件だった。その場で出せる力の成績と、練習を重ねた体の変化は同じ問いではない。声かけのある場でできたことを喜びつつ、身体の変化の証明まで背負わせない。[2]

「よい気分で終われれば、覚えたはず」という見方にも注意が要る。男性選手の試験では得点への満足と楽しさが同じ方向に動かなかった。高齢者の試験では翌日の保持と転移まで測っている。終わった直後の満足、その場の成績、後に残る学習を別々に見るほうが、研究の結果に忠実である。[5][14]

今日からできること

  • 「上手」と言われたら、どの動作ができていたのかを聞く。成功の頻度を50%、70%、90%に増やしても成績が改善しなかった実験を踏まえ、言葉の量より対象を確かめる工夫である。[17]
  • 今日できたことを、次の練習で確かめる候補として残す。24時間後の保持と転移を調べた試験のように、その場の成功と後に残る動作を分けて考える。[5]
  • 他人との順位を励みにする前に、自分の受け取り方を振り返る。28人の男性選手の試験では、肯定的な比較を受けた群で楽しさと期待が低かった。比較が重く感じるなら、そのことを指導者に伝える。[14]
  • 記録には声かけや指示の違いも添える。1週間隔のスクワット測定で心理的な条件を組み合わせた群だけに変化があったことを踏まえ、重量の差を体の成長だけに割り当てない。[2]

これらは、試験の回数や負荷を家庭でまねる処方ではない。指導者と練習を振り返るときに、何を分けて話すかという提案である。声かけを受けてその場でできたのか、次も同じ動作を試せたのか、気持ちはどうだったのか。期待の研究を使うなら、成功を大きく言うよりも、成功を確かめる言葉を持ちたい。[2][5][14][17]

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オンザショアで、練習を日程に置く

期待の言葉を考えるとき、次に練習する場所と時間も、続ける仕組みの一部になる。オンザショア立川店はJR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休だ。通勤や通学の予定と照らし、通う時間を考えるための条件になる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングがある。女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。続ける予定は、通える時間と取り組みたい種目を照らし合わせて考えたい。種目を選ぶ際の情報は店のトップで、料金は料金ページで確認できる。

妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約から予定を組める。

参考文献

[2] Maximal force production requires OPTIMAL conditions — Singh H, Hockwald A, Drake N, Avedesian J, Lee SP, Wulf G., 2020, Human movement science. DOI: 10.1016/j.humov.2020.102661

[5] Optimizing Motor Learning in Older Adults — Khalaji Z, Nezakat Alhosseini M, Safavi Hamami S, Iwatsuki T, Wulf G., 2024, The journals of gerontology. Series B, Psychological sciences and social sciences. DOI: 10.1093/geronb/gbad120

[11] Optimizing performance through intrinsic motivation and attention for learning: The OPTIMAL theory of motor learning — Wulf G, Lewthwaite R., 2016, Psychonomic bulletin & review. DOI: 10.3758/s13423-015-0999-9

[14] Motivation Unraveled: Paradoxical Effects of Positive Feedback in Basketball Players — Benjaminse A, Nijmeijer EM, Gokeler A., 2026, Journal of strength and conditioning research. DOI: 10.1519/jsc.0000000000005568

[16] Effects of OPTIMAL-based training on golf putting performance under stressful conditions — Chang CY, Chiang TA, Wu YT, Huang CJ, Hung TM., 2026, Human movement science. DOI: 10.1016/j.humov.2026.103550

[17] The affective response to positive performance feedback is associated with motor learning — Palidis DJ, Fellows LK., 2024, Experimental brain research. DOI: 10.1007/s00221-024-06931-7

[18] Either Autonomy Support or Enhanced Expectancies Delivered Via Virtual-Reality Benefits Frontal-Plane Single-Leg Squatting Kinematics — Hogg JA, Wilkerson GB, Acocello SN, Schlink BR, Liang Y, Wu D, Myer GD, Diekfuss, 2024, Perceptual and motor skills. DOI: 10.1177/00315125241246361

[20] Enhanced expectancies benefit performance under distraction, but compromise it under stress: Exploring the OPTIMAL theory — Simmonds PJ, Wakefield CJ, Coyles G, Roberts JW., 2023, Human movement science. DOI: 10.1016/j.humov.2023.103085

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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