
日本の調査は「食べる前」を一緒に見ている
日本の成人を対象にした研究では、食べ切る行動だけでなく、食べすぎを防ぐために食事前に量を計画する行動を調べている。2023年2月の匿名ウェブ調査で、参加者は1,707人、年齢の中央値は40歳、女性は865人で50.7%だった。[8] 男女を含み年齢の幅もあるため、18〜39歳の女性にそのまま当てはめることには慎重さが必要だ。
分析では、事前の計画が少なく完食が多い群、計画が中程度で完食が多い群、計画が中程度で完食が少ない群、計画が多く完食が少ない群という4つのまとまりが見られた。[8] これは同じ人が順に進む段階でも、望ましい順位でもない。回答の組み合わせが似ている人を分類した結果である。
計画が多く完食が少ない群には、低いBMIや食品の無駄への肯定的な態度が独立した予測因子として挙がった。計画が中程度で完食が多い群では、高いBMIが予測因子だった。[8] BMIは身長と体重に基づく体格の指標であり、お腹周りの脂肪を直接測った値とは区別して読む必要がある。
ここで興味深いのは、食品の無駄に関わる態度と食べ切り行動を、単純な同じ方向の組み合わせとして扱っていないことだ。事前の計画と食べ切りの組み合わせを見た結果は、量を決める場面を一緒に考える意味を示している。[8] 「食べ物を大切にする人は、いつも多く食べる人だ」という人物像には収まらない。
ただし、これは事前計画を教える介入試験ではない。計画を増やせばBMIが下がるという効果や、どの盛り付け方が最もよいかを証明した結果ではない。[8] 日常への持ち帰り方は、食後の完食だけで自分を評価せず、食事前に何を考えて量を選んだかも見る、という観察の軸を増やすことである。
たとえば家族の分をよそう場面なら、全員の皿を同じ量にしたあとで残りを引き受けていないか。弁当なら、容器が空になったかより、選ぶときに自分が食べたい量を考える余地があったか。これらは研究で効果が確定した手順ではなく、事前計画という問いを自分の食卓で具体化する例だ。自分の皿に来るまでの経路も、食事の一部として見てみたい。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
罪悪感は食品管理の意図にもつながる
罪悪感に関わる研究には、食品管理を扱うものもある。イランで家庭の食事準備を担う405人を調べた研究では、対象年齢は15〜64歳で、食品管理や食品の無駄を減らそうとする意図を質問している。家庭の食事準備を担う幅広い年齢の人の結果であり、18〜39歳の女性だけの食品管理を説明する結果としては使えない。罪悪感、態度、自分で行動を調整できるという感覚、周囲からの期待、意図などが食品管理に関わる要因として示された。[2]
これは調査データを使い、想定した要因同士の関係を統計モデルで検討した研究だ。[2] 罪悪感を与えて実際の一食の量がどう変わるかを測る実験とは違う。罪悪感が食品の管理に関わるという結果を、「罪悪感があると必ず食べすぎる」と読み替えることはできない。
同じ「残したくない」でも、食事の準備を調整したいという意図と、いま目の前の料理を全部食べたいという行動では向き先が違う。食品管理を調べた研究と、昼食の摂取量を調べた研究を並べると、気持ちの存在だけで結果を予想する難しさが見える。[1][2] 感情に善悪の札を付けるより、その気持ちがどの場面の行動と結び付いているかを知りたい。
「もったいないと思う自分を変えなければ」と悩む人もいるだろう。しかし、食品を無駄にしたくない価値観まで手放すことを、この研究群は求めていない。心配と完食の自己申告との関連、食品管理の意図との関連、実測した摂取量で関連が見られなかったことを、それぞれの結果として扱えばよい。[1][2] 食べ物を大切にする気持ちと、自分の食事量を考えることは、別々に話題にできる。
家族に伝える言葉も、「私はもう残す人になる」まで大きくしなくてよい。「次はよそう前に量を相談したい」なら、価値観の対立ではなく、食卓の相談になる。これは食品の無駄を減らす効果が保証された会話法ではない。完食するかどうかの採点から、決められる場面へ話を戻すための例である。
研究を日常に戻すとき、記録の目的も区別しておきたい。食べた物の採点表を作ることと、迷った場面を知ることは違う。たとえば「家族の残りを引き受けるときだけ迷う」と分かれば、自分の食事すべてを問題扱いせず、その場面の相談に絞れる。これは摂取量を減らす効果が確認された記録法ではなく、漠然とした反省を具体的な問いへ変える使い方だ。
同じように、食事前の計画を、必ず少なく盛ることと同一視しない方がよい。日本の調査で扱われたのは、食べすぎを防ぐための計画と食べ切る行動の組み合わせである。[8] 少量にすることだけを目的にして、必要な食事まで控える手順を勧める結果ではない。その日の食事をどう用意するかを考えることと、体重を減らすことを全員の目標にすることは分けておきたい。
食べ残しの話は、ともすると家計、家事、家族への遠慮まで一度に背負う。そのすべてを「罪悪感」という言葉だけに集めると、何を相談したいのかが見えにくくなる。準備を担う人の食品管理を調べた研究と、食事の摂取量を測った研究が別の結果を見ているように、家庭の相談も、用意する側の都合と食べる側の量を言葉に分けてよい。[1][2]

よくある誤解
「もったいないと思う人ほど、必ず多く食べる」は言いすぎだ。食品の無駄への心配は食べ切り傾向の自己申告と関連したが、大盛りの昼食で測った摂取量との関連は見られなかった。[1] 普段の傾向を答える質問と、その場の食事量を測る課題が、異なる結果を示すことがある。
「完食できない人の方が体重管理に成功する」という優劣も、この研究群からは決められない。完食傾向と体重の関連が見られた横断研究はあるが、別の調査では全体として体重との関連が見られなかった。[3][10] 皿に何かを残すこと自体を、達成目標にする理由にはならない。食べたい量を食べた結果が完食でも、その事実だけで失敗とは決められない。
「子どもの頃に残すなと言われたから、今の食事は変えられない」も、研究を越えた結論だ。幼少期の完食の促しを振り返った回答と、現在の完食傾向との関連は報告されている。[3][10] しかし、当時の記憶との関連は、これからの行動が固定されるという証拠にはならない。家族を責める材料にするより、いま自分が量を決めるときの言葉を知る手掛かりにしたい。
今日からできること
- 残すのが気になった食事では、「無駄への心配」と「実際に食べた量」を別の言葉で振り返る。3つの研究でも、心配と実測の摂取量は同じ結果にはならなかった。[1]
- 自分の食べ方を知りたいなら、弁当、家でよそう食事、外食など、量を決める場面も書き添える。日本の1,707人の調査は、食事前の計画と完食行動を組み合わせて検討している。[8]
- 「いつも完食するから意志が弱い」と人格の評価にしない。207人の調査では、完食傾向と自制心の関連は見られなかった。気になる場面を具体的に言葉にする方から始めたい。[10]
- 体重の変化を完食だけで説明しない。385人の横断研究で関連があったことと、完食を変えたあとの体重変化が確かめられたことは別である。[3]
- 食品を大切にする話をするときは、食べ終わりの皿だけでなく、準備や量の相談も話題にする。405人の食品管理の調査が扱ったのも、一食の摂取量だけではない。[2]

オンザショアで、食事の採点と離れた予定を持つ
食卓で感じた罪悪感を、運動の予定の理由にまで持ち込む必要はない。ここで紹介するのは、食事の帳尻を合わせる方法ではなく、生活の中に体を動かす時間を置くための店の情報である。
オンザショア立川店は、JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。営業時間は8:00〜23:30で年中無休。仕事帰りや休日など、通う時間を考えるときの目安になる。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガ、ピラティス、パーソナルトレーニングもある。
妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
ヨガの体験は税込1,980円で、60分のレッスンとバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。準備する物と時間を含めて、続ける仕組みを検討する入口となる。店の案内と料金を確認し、予定が合えば体験の予約へ進める。
参考文献
[1] Food waste concerns, eating behaviour and body weight — Sheen F, Hardman CA, Robinson E., 2020, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2020.104692
[2] Determinants of consumers’ food management behavior: Applying and extending the theory of planned behavior — Soorani F, Ahmadvand M., 2019, Waste management (New York, N.Y.). DOI: 10.1016/j.wasman.2019.08.025
[3] Empty plates and larger waists: a cross-sectional study of factors associated with plate clearing habits and body weight — Robinson E, Hardman CA., 2016, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/ejcn.2015.218
[8] Are weight control and food waste a trade-off?: A clustering of pre-meal portion planning and plate-clearing behaviors among Japanese adult consumers — Kawasaki Y, Nagao-Sato S, Shimpo M, Akamatsu R., 2025, European journal of nutrition. DOI: 10.1007/s00394-025-03837-0
[10] On the measurement and correlates of plate clearing: examining a German version of the Plate Clearing Tendency Scale — Nill T, Meule A., 2022, Eating and weight disorders : EWD. DOI: 10.1007/s40519-022-01433-3
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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