
同じガムでも、味の感じ方まで同じではない
ミントガムを使う29人の研究では、鼻の中へ届く揮発性の風味成分を測り、参加者によるミントの風味と甘さの評価も調べた。参加者はヨーロッパ系14人、中国系15人で、男性13人、女性16人、平均年齢は24歳だった。生理的な条件として唾液の流れや口腔の容積なども測っている。これは摂食量の試験とは異なる、風味の放出と知覚の研究である。男女を合わせた結果なので、18〜39歳の女性にそのまま当てはめて食事への影響を予測することはできない。[18]
結果では、使用開始から90秒後や口からガムを出した後の風味成分の放出、そして風味や甘さの感じ方に集団間の有意差があった。一方、性別の効果は検出されなかった。また、測った生理的な条件を個別に取り出しても、風味成分の放出と知覚の関係を説明できなかった。口の中の条件を測れば、感じ方が単純に予測できるという話ではない。[18]
この結果を、ある出自の人はガムで食欲が抑えられやすい、という説明へ進めてはいけない。測っているのは風味であり、食事量の違いではない。少人数の集団間の差を、目の前の人の食欲の分類に使うのも飛躍である。使える示唆は、同じガムを口にしても風味の経験まで一律には扱えない、という点にある。[18]
たとえば、友人が「このガムなら口がさっぱりして、食事前にちょうどよい」と言っても、自分には別の組み合わせが心地よいこともある。ガムの後に用意していた果物を食べたいかどうかを、自分で確認する余地がある。風味を測った研究と果物の摂取を調べた実験をつなぐなら、味の感じ方の違いを認めつつ、食物への影響は別に確かめる姿勢になる。[18][17]
さらに、口から出した後にも風味成分の放出を測った研究だからといって、「何分待てば果物がおいしく戻る」といった時間の処方は導けない。風味成分の測定時点と、次の食物を好ましく感じる時点は違う測定である。食べる前の待ち時間を細かく決めるより、食べたい食品との相性を見て、気になる組み合わせを避けるという使い方が現実的だ。[18][17]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
集中できた実感も、食欲への効果とは分ける
レモン味、ミント味、ガムを噛まない条件を比べた小規模な研究もある。健康な9人、うち女性8人と男性1人が参加し、2時間の絶食の後、3分間ガムを噛んでから、噛み続けながらストループ課題に取り組んだ。ストループ課題は、紛らわしい情報のある状況で反応を選ぶ認知課題であり、この研究では反応時間を認知機能の指標にした。健康な男女の少人数の比較であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめるには慎重さが必要だ。[16]
ミントと噛まない条件との間には反応時間の有意差がなかったが、レモン味では他の条件より反応が有意に遅かった。著者らはレモン味のガムを噛む間の一時的な認知機能低下の可能性を示した。とはいえ、これは9人で行った特定の課題の結果であり、果物味なら仕事が進まないという一般則ではない。[16]
この研究を133人の試験と並べると、ガムで認知機能が一様によくなるという説明も慎重に扱う必要がある。大きい試験では注意や反応時間に良好な結果が出たが、味を比較した小さい研究では、ミントは噛まない場合と差がなく、レモンでは遅くなった。測る課題、条件、参加者が異なる研究の結果を、味のランキングにまとめることはできない。[7][16]
日常では、集中できたから余計なおやつを食べずに済んだ、と感じる場面があるかもしれない。その感想を持つこと自体と、食事量が減ったという研究の結論は分けたい。認知課題が速くなったこと、気分がよくなったこと、食事の回数が変わったことは、それぞれ別の結果だ。研究をつなぐときは、途中の段階を省いて「集中に役立つガムは減量にも役立つ」としない。[7][17]
昼の仕事のために好みのガムを選ぶなら、選ぶ理由はそのままでよい。体重を変える道具として期待を積み上げる必要はない。研究で認知機能を測ったガムを食事制限の代わりに扱うと、別の目的で得られた知見を持ち込むことになる。何のために使うかが明確なら、食事の結果までガムの手柄にせずに済む。[7][16][17]

よくある誤解
「ミントで果物を食べなくなったなら、食欲を上手に抑えられた」という理解には、食事の中身が抜けている。果物の好ましさと摂取エネルギーの低下は観察されたが、継続して使った実験では総摂取エネルギーへの有意な影響はなく、栄養の充足を評価する比率は低くなった。減った食品の種類を問わずに、食べなかったことだけを成功と数える読み方は、この結果に合わない。[17]
「果物味なら反対によく食べられて、停滞期も抜ける」というのも飛躍だ。味の感じ方を調べた研究、認知課題を比較した研究、食事の摂取を調べた実験では、答える問いが異なる。ミントと果物味の印象の違いだけで、減量の優劣を決めることはできない。体重が動かない理由を、ガムの味だけに求める材料にはならない。[7][16][18][17]
「食事回数が減れば、必ず食べる合計も減る」という思い込みは、食事前にガムを使った実験では否定された。ガムを使う週は回数が少なくても、食事あたりのエネルギーは多く、合計に有意な変化はなかった。ガムを噛んだ直後の空腹感や、食べる回数だけで判定せず、食事全体を見る必要がある。[17]
検索語に「ダイエット停滞期に太る」「体重が増える」と入れたくなっても、この結果を、ミントが体重増加を起こす証拠へ変換してはいけない。総摂取エネルギーが有意に減らなかったことは、体重増加を実証したことではない。実験が扱った食行動の範囲で受け止めれば、ガムを急いで買い替える前に、予定していた食事がどうなっているかへ目を戻せる。[17]
今日からできること
- 果物を用意している日は、その前にミントを噛む必要があるか考える。研究では果物への好ましさと摂取量が下がったため、食べたい物を選びにくくする組み合わせなら使う場面を変える。[17]
- ガムの感想を書くなら、噛んだ直後の空腹感と、その後に食べた内容を分ける。3週間の実験では、直後の感覚だけでは説明できない食事回数と食事あたりの量の違いがあった。[17]
- 食べる回数が少なかった日を、それだけで高く評価しない。ガムを使う週には回数が減っても、総摂取エネルギーに有意な変化はなかったという比較を思い出す。[17]
- ミントか果物味かを、減量効果の順位で選ばない。133人の認知機能の試験と、食事の実験は別の問いであり、仕事中の好みを体重の効果へ置き換えない。[7][17]
- 味の感想を他人とそろえようとしない。29人の研究でも風味の放出や感じ方に違いがあり、自分が次の食事を楽しめるかという視点を残す。[18]
食事の前に毎回ガムを噛む、という決まりを増やす必要はない。実験で採用された頻度は、効果が確立した推奨頻度を意味しないからだ。とくに今回の食事の実験は、その使い方で総摂取エネルギーが有意に減ったという結果ではなかった。研究の手順をそのまま生活の義務にしないことも、結果を正しく使う方法になる。[17]
記録も、ガムの成績表を作るためではない。果物を買った日は食べられたか、夕食を楽しめたか、仕事中に噛む目的は気分転換だったのか。こうした問いの答えが別々でも構わない。好みのガムを持つことと、食事の内容を守ることを両立させるための観察である。少なくとも、果物が残った出来事を、空腹感が下がったという言葉だけで覆わずに済む。[17]

オンザショアで、食事以外にも続ける時間を置く
ガムの味を選ぶことと、体を動かす予定を作ることは、生活の中で別々に考えられる。オンザショア立川店は8:00〜23:30、年中無休で営業している。仕事の前後や休日など、通う時間を検討できる営業時間である。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分だ。
レッスンを選ぶときは、場所、営業時間、内容を並べて確認できる。駅からの道のりと、朝から夜までの営業時間を、自分が通う予定と照らし合わせたい。体験で用意されるレンタル品も含め、案内を見てから参加を検討できる。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガ、ピラティス、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングがある。ヨガだけでも25種類以上のレッスンを用意している。通う時刻と受ける内容を合わせて、自分の予定の中で続ける場所として検討できる。
店の案内と料金を確認し、ヨガを試す場合は体験の予約へ進める。体験は税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルを含む。妊娠中は溶岩ホットヨガに参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。
参考文献
[7] Effects of chewing gum on cognitive function, mood and physiology in stressed and non-stressed volunteers — Smith A., 2010, Nutritional neuroscience. DOI: 10.1179/147683010×12611460763526
[16] The Response Time of the Stroop Test Is Delayed during Lemon-Flavored Gum Chewing — Shibuya K, Misegawa M, Fukuhara M, Hirano S, Suzuki K, Sato N., 2018, Journal of nutritional science and vitaminology. DOI: 10.3177/jnsv.64.239
[17] Acute and chronic effects of gum chewing on food reinforcement and energy intake — Swoboda C, Temple JL., 2013, Eating behaviors. DOI: 10.1016/j.eatbeh.2013.01.011
[18] Ethnicity, gender and physiological parameters: Their effect on in vivo flavour release and perception during chewing gum consumption — Pedrotti M, Spaccasassi A, Biasioli F, Fogliano V., 2019, Food research international (Ottawa, Ont.). DOI: 10.1016/j.foodres.2018.12.019
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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