睡眠不足の日は脇の臭いに気づける?運動後の鼻の判断と汗の変化を分けて読む

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

食べ物の香りへの脳反応を、脇の臭いに移さない

睡眠とにおいの研究には、食べ物を使うものもある。実験的に睡眠を変えた後の脳反応を扱う系統的レビューは、11研究を検討した。成人を対象にした研究が9件、思春期の対象者を扱った研究が2件である。成人と思春期の対象者が混在しており、18〜39歳の女性にそのまま当てはめるには対象の幅が異なる。研究の種類や課題が異なるため、共通する仕組みを断定するには限界があると整理された。[4]

成人の研究のうち、食物の画像を見せる6研究では、睡眠不足後に特定の脳領域の活動が強くなることが概して報告された。食べ物の価値を評価する課題でも変化がみられ、食物のにおいを使った研究では、においの処理に関わる梨状皮質で食物臭の符号化が強まった。符号化とは、刺激の情報が脳の活動として表れることを指す。[4]

この結果だけなら、「寝不足だとにおいへの反応が強くなる」と言いたくなる。だがレビューの結論は、報酬に関わる脳活動が一律に強まるのではなく、課題に応じて反応が変わるというものだ。画像を見る、欲しさを評価する、においを嗅ぐという違いを残している。食物臭への脳反応と、においの名前を当てる正確さは、競合する判定結果ではない。[4][8]

したがって、徹夜後に同定の成績が下がった研究と、食物臭に対する脳内の処理が強まった研究は、単純にどちらかが間違いなのではない。何を刺激にして、何を結果として測ったかが異なる。「鼻が良くなるか悪くなるか」というひとつの軸に押し込むより、気づく、区別する、評価するという働きごとに読むほうが、結果の違いを理解しやすい。[4][8]

通勤途中のパンの香りが強く感じられたとしても、それで自分の脇の臭いをいつもどおり評価できると保証されるわけではない。食べ物と脇の臭いでは対象が違い、脳反応と自己評価では測定が違う。日常の体験を研究に結びつけるときこそ、においという共通の言葉だけで橋を架けないことだ。[2][4]

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

血液の代謝物が変わることと、汗の成分が変わること

受け取る側だけでなく、体内の物質を測った試験もある。健康な成人9人を対象とした無作為化クロスオーバー試験では、3晩にわたって毎晩8.5時間眠る条件と、毎晩4.5時間に制限する条件を比較した。健康な成人を対象とする小規模な試験で、18〜39歳の女性の運動後にそのまま当てはめるには追加の検証が必要だ。食事の時刻、内容、エネルギー量を一定にし、その後の血液中の代謝物を調べている。代謝物とは、体内で物質が変化する過程で生じる物質である。[16]

この研究では90種類の代謝物が同定され、そのうち14種類は微生物由来、または微生物の産物を体が代謝したものだった。睡眠制限によって血液中の代謝物の構成が変わり、いくつかの物質では日内のリズムも変化した。酪酸とインドール3プロピオン酸ではリズムが失われ、一方で別の代謝物には新たなリズムが現れた。[16]

食事の条件をそろえても差がみられた点は、睡眠と代謝の関係を考えるうえで意味がある。ただし、この測定対象は血液だ。血液中の構成やリズムに変化があったことと、脇の汗に含まれるにおい物質が増えたことは同じ結果ではない。「体内で変化があった」という大きな言葉でくくると、どこを測ったかが消えてしまう。[16]

同じく、微生物由来という言葉だけで脇の皮膚の菌の話へ移ることも避けたい。この試験の焦点は、腸内微生物と関わる循環血中の代謝物である。部位が違えば、答えたい問いも違う。睡眠制限による体内の変化を認めることと、体臭の強さについて結論を保留することは両立する。[16]

検索するときは「寝不足で脇が臭う理由」という形にしたくなる。だが理由を探す前に、変わったのが自分の感じ方なのか、測定されたにおいなのかを分けるほうが先である。嗅覚検査と血液の試験は、それぞれ違う場所に光を当てる。両方を並べても、その間にある汗の成分や他人からの臭い評価まで測ったことにはならない。[3][8][16]

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「寝不足なら必ず嗅覚が鈍る」は言いすぎである。徹夜後の同定検査では低下があったが、部分的な睡眠制限の試験は、睡眠の時間帯や性別による異なる傾向を示した。後者の結果を無視して、すべての寝不足とすべてのにおいに同じ説明を与えない。研究が一致している部分と、まだそろわない部分を区別したい。[3][8]

「眠気が軽くなれば、臭いの判断も元どおり」は別の飛躍だ。平均年齢21.8歳の56人を運動群と座って休む群に分けた無作為化試験では、急性の睡眠制限後に中強度の有酸素運動を行うと、運動群はエネルギー感や覚醒感が増え、疲労感と眠気が減った。一方、実施された認知課題の行動成績や脳波の指標には、群による有意な違いがなかった。[15]

この試験の眠気の変化は、標準化した効果量であるコーエンのdで−0.95、エネルギー感は0.69だった。効果量は変化の大きさを比較するための指標であり、眠気が何割減ったかを示す割合ではない。認知機能の差がなかった結果にも、課題の負荷や小さな差を検出する力という限界がある。運動後のすっきり感を認めつつ、検査していない嗅覚の回復まで含めないのが適切だ。[15]

「血液の物質が変わったなら臭いも強くなる」も、途中を省いている。血中代謝物の試験が示したのは構成と時間的なリズムの変化で、臭いの強さの順位ではない。体内の変化はすべて鼻で読み取れる、という前提を置く必要はない。自分の鼻を血液検査の代わりに働かせなくてよい。[16]

今日からできること

  • 気になった日は、臭いの感想と睡眠の状況を別々にメモする。「弱く感じた」を「成分が減った」に書き換えない。徹夜後の24時間の覚醒を扱った試験も、測ったのはにおいの同定成績である。[8]
  • 寝不足の欄には、就寝が遅れたのか起床が早かったのかも添える。睡眠を50%削った試験は、この違いを分けて比較した。実験の削減量を自分で再現する必要はない。[3]
  • 「眠い」「何かにおう」「何のにおいか分かる」を別の言葉で残す。24時間の覚醒後の試験では、眠気と同定の関係が単純な成績低下の予想と一致しなかった。[8]
  • 運動後に気分が変わっても、その日の感想として扱う。56人の試験で眠気や疲労感が改善したことは、においの判断が回復したという意味にはならない。[15]
  • 情報を読み直すときは、測定した場所を確かめる。成人9人の試験のように血液を調べた結果と、脇の臭いを評価した結果を同じ欄へ入れない。[16]

メモは、臭いを何度も確かめるための課題ではない。たとえば「夜更かしの翌日、運動後、あまり気にならなかった」と状況と感想を残せば、そこから先を憶測で埋めずに済む。睡眠の条件を変えた嗅覚試験は、同じ人の中でも条件を区別している。日常の記録も、その考え方を借りる程度でよい。[3]

臭いを感じない日を成功、感じる日を失敗と採点する必要もない。睡眠不足で変わりうるのはにおいの受け取り方であり、感じた強さだけでは汗の成分も周囲の評価も決まらない。鼻の判定にすべての役割を背負わせないことが、この細い疑問への現実的な答えになる。[2][3][8]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

オンザショア立川店で、通う時間を選ぶ

睡眠を削った早起きと夜更かしを区別するなら、運動の予定も就寝・起床の予定と一緒に考えたい。オンザショア立川店は営業時間が8:00〜23:30、全曜日同じで年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fだ。営業の時間幅と駅からの距離を、自分の予定に照らして検討できる。

溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガとピラティスもある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIIT、パーソナルトレーニングも用意している。運動を続ける場所を探すときの選択肢である。

妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。

場所やレッスンは店舗トップ、通う際の費用は料金ページ、体験の手続きは予約ページで確認できる。眠る予定と通う時間を並べてから、選べる種目と費用を確認する入り口になる。

参考文献

[2] On the state-dependent nature of odor perception — Shanahan LK, Kahnt T., 2022, Frontiers in neuroscience. DOI: 10.3389/fnins.2022.964742

[3] The effects of partial sleep restriction and altered sleep timing on olfactory performance — McNeil J, Forest G, Hintze LJ, Brunet JF, Doucet É., 2017, European journal of clinical nutrition. DOI: 10.1038/ejcn.2017.109

[4] Neural responses to food-related stimuli following experimental sleep manipulation: A systematic review of task-based neuroimaging studies — Pu M, Ma Q., 2026, Neuropsychology. DOI: 10.1037/neu0001133

[8] Odor identification accuracy declines following 24 h of sleep deprivation — Killgore WD, McBride SA., 2006, Journal of sleep research. DOI: 10.1111/j.1365-2869.2006.00502.x

[15] Effects of acute aerobic exercise on neurocognitive and daytime functioning following sleep restriction — Olson RL, Carmichael KE, Materia MA, Brush CJ., 2026, Physiology & behavior. DOI: 10.1016/j.physbeh.2026.115479

[16] Short-term sleep restriction in humans alters diurnal circulating metabolite profiles, including those of microbial origin — Leone VA, Frazier K, Kaur M, Chrisler EA, Sidebottom AM, Tai E, Tran V, Li S, Ch, 2026, The Journal of clinical investigation. DOI: 10.1172/jci189363

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

ヨガとからだの小さな疑問のほかの記事

ヨガとからだの小さな疑問の一覧

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

体験レッスンを予約体験専用 03-6665-0898LINE

💬 ご質問がある場合はこちらからどうぞ

オンザショアのチャットで質問する(24時間受付)

レッスン内容・料金・体験のご予約など、気になることをお気軽にお尋ねください。

author avatar
宮川涼 Founder
1

2

関連記事

ご体験予約