食欲を抑える表示は歩く分数がよい?カロリーだけの表示と選ぶ場面の違いを読む

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画面の選択と、実際の売り場の購入をつなぐ

オーストラリアの18〜59歳の成人1268人を対象にしたオンライン試験では、表示なし、PACE表示、星で健康度を示す表示に無作為に割り付けた。両方の表示が健康的な選択の割合を高め、PACE表示ではエネルギー量に対する認識も、表示なしや星の表示より正確になった。対象は18〜59歳の成人であり、18〜39歳の女性に絞った効果として適用するには検証が必要である。[5]

ただし、健康的な食品を見分ける成績を高めたのは星の表示だけだった。一方、PACE表示は研究で「低エネルギーで健康的」と定めた選択の割合を高めた。つまり、食品全体の健康的な特徴を捉えることと、エネルギー量を理解することに、表示の得意分野の違いがあった。歩く分数を、食品の価値を丸ごと表す採点表と受け取る理由はない。[5]

現実の購入を調べた例には、英国の中等学校で行われた学校単位の無作為化試験がある。解析には11校が参加し、ケーキとビスケットの約99000件の購入記録が使われた。PACE表示を置いた学校では、比較校より生徒100人当たり週約11個、購入が少なかった。研究者は小さな減少と評価している。中等学校の生徒を対象とした結果なので、18〜39歳の女性の買い物へそのまま当てはめることはできない。[7]

これは現場の購入データという強みを持つ。同時に、対象は学校の売店の特定の菓子である。成人の夕食全体や、家庭で実際に食べたエネルギーまで同じ割合で変わると広げないことが大切だ。学校側からは導入上の大きな困難が報告されなかった一方、生徒の心身への悪影響を懸念していた学校もあった。[7]

表示を入れられるか、購入が変わるか、受け手が安心して使えるか。これらは並べて考える問いである。売れた個数だけを見て、表示の評価がすべて済んだとするのは早い。とくに若い人を含む場では、購入の変化と受け止め方の両方を確認する視点が必要になる。[7]

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選び直しやすさを添えても、追加効果は限られる

職場の昼食を想定した英国の成人2150人のオンライン試験は、女性が54%、平均年齢が36.8歳だった。18〜39歳の女性だけを対象とした試験ではなく、その層で同じ差が出るかは個別の検証が必要だ。この試験では、何も置き換えを提案しない群、低エネルギーの代替を提案する群、それにPACE情報も添える群を比べた。比較群の平均注文量819 kcalに対し、代替提案だけでは平均47 kcal、PACE情報も添えると平均66 kcal少なかった。[14]

ここで読み落としたくないのは、代替提案だけの群とPACEを添えた群を直接比べた結果である。追加による差は−19 kcal、95%信頼区間は−53〜16 kcalで、統計的に有意ではなかった。何も提案しない群との差を、そのままPACEの働きと数えてはいけない。[14]

一方で、PACEを添えた群では代替提案を受け入れるオッズが高く、オッズ比は1.63、95%信頼区間は1.27〜2.09だった。オッズ比は受け入れやすさの比較を表す指標であり、注文のエネルギーがその倍率だけ変わる意味ではない。選び直す行動と最終的な合計値は、別々に結果を見る必要がある。[14]

さらに1546人を対象にした仮想レストランのオンライン無作為化試験では、注文したエネルギーの超過に関する説明や、一般的なPACE、体重に基づく個別のPACEなどを比べた。こうしたフィードバックは、最終的に注文した総エネルギーを有意には変えなかった。個人に合わせた説明を増やせば必ず行動が変わる、という期待も支持されなかった。[6]

生活の場に置き換えるなら、選択肢を見せることと説明を強めることを混同しないのがよい。職場の注文画面で別の昼食が並んでいれば、選び直す道が見える。反対に、すでに決めた食事へ運動量の説明を重ねるだけでは、注文量が変わらない場面もある。これらの試験は、表示の迫力だけで食品選びを語れないことを示している。[6][14]

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よくある誤解

「歩く分数を大きく示せば、上手に食欲を抑えられる」という見方には注意が必要だ。菓子類を用いた4つの場面想定実験では、長い運動時間のPACE表示は、短い時間やカロリーだけの表示より購入意向を低めた。その過程には、食べることへの予期される罪悪感が関わっていた。購入したい気持ちが弱まることと、安心して食事を調整できることは同じではない。[2]

この実験から、長い時間の表示は誰にでも望ましい、と勧めることはできない。測られたのは場面を想定した購入意向であり、日々の食事の安定や長期的な健康の改善ではないからだ。表示の強さを競う前に、何を改善したいのかをはっきりさせる必要がある。[2]

「運動時間ならカロリーより必ず理解しやすい」というのも言い過ぎになる。成人の調査では分かりやすいと評価される一方、食品画像の数値を推定する課題ではカロリーを推定する群のほうが正確だった。本人の好み、印象、学習した知識の正確さはそれぞれ確かめたい項目だ。[18][19]

「表示で注文量が減ったなら、食べた量も体重も変わる」という飛躍も避けたい。仮想購入を扱った試験、昼食を選び直す試験、学校の購入記録は、いずれも違う段階を測っている。購入後にどのくらい食べたかまで自動的に補って読むことはできない。体重の増減をすべての読者の目標に置く必要もない。[7][13][14]

そもそも、エネルギーが少ない食品だけを選べばよいという記事ではない。オーストラリアの試験でも、エネルギーの認識と健康的な食品の識別は別に測られ、表示によって結果が異なった。歩く分数は情報の一部であり、食事を単独の数字へ縮めるためのものではない。[5]

今日からできること

  • 表示を比較するときは、カロリーだけか、運動換算もあるかを分けて見る。メタ分析の差は−0.03であり、分数表示が必ず優れるという前提を置かない。[4]
  • 買い物の画面では、表示の印象と実際に選んだものを区別する。成人7945人の試験が扱ったのも、空腹感ではなく仮想の食品選択だった。[13]
  • 昼食を選び直すなら、説明の長さだけでなく代替候補を確認する。成人2150人の試験では、PACEなしの代替提案でも注文量に差が出た。[14]
  • 分数を見て急に罪悪感が強くなったら、その気持ちを選択への効果と同一視しない。4つの場面想定実験で示されたのは、罪悪感と購入意向の関わりである。[2]
  • 表示に慣れていなくても、ひと目で正確に換算できることを求めない。191人の学習課題では、正答のフィードバックによって両群の推定が改善していた。[18]

表示を使った後の振り返りも、食べ物を我慢できたかだけにしなくてよい。候補同士の違いを理解できたか、別の品へ選び直す余地があったか、自分が分かりやすいと感じる説明だったか。これらは、研究が別々に扱ってきた点を日常へ移すための確認の仕方である。[5][14][19]

昼休みに選ぶ時間が短い日もあれば、帰り道にじっくり商品を比べられる日もある。どちらも同じ人の買い物だ。表示を見て選ばなかった日を失敗と呼ぶのではなく、その情報がいまの選択に役立ったかを見る。分数を、毎日の運動を帳尻合わせするための請求書にしないことを、この記事の提案としたい。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

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参加条件も先に確認したい。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容は店のトップ、費用は料金ページで確認できる。体験の予約も受け付けている。

参考文献

[2] The Negative Effects of Long Time Physical Activity Calorie Equivalent Labeling on Purchase Intention for Unhealthy Food — Huang Y, Yang X, Chen Q., 2022, International journal of environmental research and public health. DOI: 10.3390/ijerph19063463

[4] Physical activity equivalent labeling vs. calorie labeling: a systematic review and meta-analysis — Seyedhamzeh S, Bagheri M, Keshtkar AA, Qorbani M, Viera AJ., 2018, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-018-0720-2

[5] Designing helpful food labels: a randomized trial comparing effects of Physical Activity Calorie Equivalent and Health Star Rating labels on product perception and choice — Abraham C, Gascoyne C, Scully M, Szczuka Z, Yang MZ, Sheeran P, Dixon H., 2026, Annals of behavioral medicine : a publication of the Society of Behavioral Medicine. DOI: 10.1093/abm/kaag032

[6] Comparing the impact of feedback on excess calories and physical activity calorie equivalent (PACE) information on consumer behaviour in an online hypothetical restaurant setting — Jones A, Gough T, Evans R, Finlay A, Duckworth JJ, Burton S, Rose AK, Robinson E, 2026, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2025.108303

[7] Physical activity calorie equivalent (PACE) food labelling on discretionary foods in secondary school canteens in England: an efficacy cluster randomised controlled trial — Iris N, Munir F, Daley AJ., 2025, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-025-01710-1

[13] Effects of 4 Interpretive Front-of-Package Labeling Systems on Hypothetical Beverage and Snack Selections: A Randomized Clinical Trial — Grummon AH, Gibson LA, Musicus AA, Stephens-Shields AJ, Hua SV, Roberto CA., 2023, JAMA network open. DOI: 10.1001/jamanetworkopen.2023.33515

[14] Strategies to reduce the energy content of foods pre-ordered for lunch in the workplace: a randomised controlled trial in an experimental online canteen — Breathnach S, Lally P, Llewellyn CH, Sutherland A, Koutoukidis DA., 2022, The international journal of behavioral nutrition and physical activity. DOI: 10.1186/s12966-022-01257-5

[18] Food for thought: Reinforced learning and recall of physical activity calorie equivalent (PACE) and numerical calorie content in an associative learning task — Cutello CA, Foerster FR, Dens N., 2024, Appetite. DOI: 10.1016/j.appet.2023.107129

[19] Implementing physical activity calorie equivalent (PACE) food labelling: Views of a nationally representative sample of adults in the United Kingdom — Daley AJ, Kettle VE, Roalfe AK., 2023, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0290509

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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