
ジャンプとバットの成績は、挙上重量と読み分ける
大学のアメリカンフットボール経験者10人を対象にした無作為化クロスオーバー試験では、同じ参加者が器具の異なる条件を経験した。参加者は19〜22歳で、競技経験を持つ選手だった。個別作製、加熱成形、装着なしの条件を比べるため、参加者の違いだけで結果が決まらないようにした設計である。年齢が近くても競技経験が異なるため、18〜39歳の女性一般に同じ結果を見込むには慎重さが要る。[5]
測定したのは、持久力、柔軟性、反応時間、跳躍、ベンチプレスで一度挙げられる最大の重さなどだった。各項目について、条件間の有意な差は認められなかった。少なくともこの試験では、かみ合わせを調整した個別作製の器具が、別の器具や装着なしを上回る結果にはならなかった。[5]
ここには、しゃがんだ姿勢から跳ぶスクワットジャンプも含まれる。しかし名前にスクワットが入っていても、バーベルの最大挙上重量を測ったことにはならない。また、この試験で測った最大挙上重量はベンチプレスのものだ。種目名を省いて「最大筋力に差なし」とだけ紹介すると、読者が思い描く脚の試験とずれてしまう。[5]
それに対し、大学ソフトボール選手13人を対象とした比較研究では、かみしめがバットの速度に影響した。選手は顎に最大限の力を入れる条件と、顎を緩めた条件で、台の上の球に向けて全力でスイングした。各条件で5回の試行を行い、その平均を比較している。ソフトボールの競技者を対象とするため、18〜39歳の女性一般のスクワットへの効果を直接示す結果としては使えない。[8]
平均速度は顎を緩めた条件で28.02m/s、かみしめた条件で29.42m/sだった。差は1.4m/sで、統計的にも有意だった。これはかみしめが運動成績に関わる可能性を具体的に示す結果だが、変わったのはバットの速度である。スクワットの重さでも、毎日の練習で増える筋肉量でもない。[8]
差の大きさを示せる試験でも、その数字の単位を持ち出す先は限られる。m/sで表す速度差を、kgで表す挙上重量の伸びに置き換えない。道具を振る動作で出た変化が、ゆっくり立ち上がる動作にも同じように出ると約束することも避けたい。動作の名前と単位は、研究の結果を持ち運ぶ際の荷札になる。[5][8]
このソフトボールの試験は、器具の種類を比べる試験として紹介すべきものでもない。比較したのは顎の筋肉を最大限にかみしめた状態と緩めた状態だ。好ましい数字を見つけたときほど、「何を変えた実験だったか」を戻って確かめる。かみしめの効果と製品の効果を分ける作業は、論文の読み方であると同時に買い物の前の整理でもある。[8]
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
呼吸の不安と、運動成績の変化も別に確かめる
口の中に器具を入れると、息がしづらくならないかという疑問も出てくる。ラグビー選手の生理反応を調べた試験は、18〜34歳の男性選手13人で、通気部のある器具と個別作製の器具を検討している。肺機能、段階的に負荷を上げる走行、短距離走、跳躍などを測った研究である。男性競技者の結果であり、18〜39歳の女性にも同じ呼吸反応が出るかは、この試験だけでは判断できない。[9]
通気部のある器具では、息を吐くときの最大の流れに関する値が約0.9L/s低下した。一方、換気に関する指標と酸素摂取量は、どちらの器具でも影響されなかった。走行の最高速度は同程度で、短距離走と跳躍にも変化は見られなかった。呼吸の指標の一部が変わることと、測った最大の運動成績が落ちることは一致しなかった。[9]
だから「器具は口にあるのだから運動を邪魔するはず」と先に決めるのも、「成績が落ちなかったのだからどんな器具でも快適」と広げるのも早い。研究が比較した種類と対象を保ったまま読む必要がある。装着感への個人の印象、肺機能の値、走る速さは、同じ言葉で置き換えない方がよい。[9]
個別作製の器具を扱う系統的レビューも、外傷を防ぐ目的での使用を支持しつつ、運動成績を損なわないという見方を示している。これは、筋力を上げるために誰でも着けるべきだという主張とは異なる。接触のある競技で口を守る必要がある人にとって、保護の価値と記録向上の期待はそれぞれ評価できる。[4]
スクワットの練習に持ち込むなら、口元の感覚を挙上記録の代わりにしないという整理になる。器具の有無を覚えておくことはできるが、息のしやすさの印象だけで筋力の増減を決めない。走行研究で最高速度が変わらなかったという結果も、スクワット中のあらゆる呼吸条件の保証にはならない。課題を越えて結論を広げない姿勢が必要だ。[4][9]

よくある誤解
「かみしめるほど、スクワットの重量も必ず増す」という理解は広すぎる。ラグビー選手では等尺性の膝伸展の力が増したが、同じ試験の動的バランスは改善しなかった。口元の操作に反応する測定があることと、実際の挙上重量が一律に増すことは別の主張だ。筋力を測った姿勢と動作を省かずに受け取りたい。[6]
「個別作製なら成績の上昇は確実」という思い込みも残さない。大学の競技者を対象にした比較試験では、個別作製の器具、加熱成形の器具、装着なしで、測った成績に有意な差はなかった。系統的レビューでも結果は一貫していない。自分に合わせた器具であることだけから、追加の挙上重量を予測することはできない。[3][5]
逆方向の「力が増えないなら、口を守る意味もない」という理解も違う。外傷予防と運動成績は目的が異なる。個別作製の器具について、成績を悪化させずに保護のための使用を支持するレビューがある。競技の保護具として必要かどうかは、筋力を上乗せするかどうかだけで決める問いではない。[4]
検索で並びやすいホルモンの話も、今回の出力の話とは切り分けたい。膝を押す力やバットの速度を測って変化があったとしても、それを男性ホルモンの変化の証拠に置き換えることはできない。スクワットとデッドリフトの効果の優劣を、この口元の比較から決めることも避ける。何を測った数字かを守れば、魅力的な説明を無理に足さずに済む。[6][8]
今日からできること
- 研究の話を練習に取り入れる前に、測った動作名を確認する。13人のラグビー選手の結果なら「等尺性の膝伸展」と書き、スクワットの最大重量という名前に変えない。[6]
- 器具の購入を考えるときは、保護が目的か、運動成績への期待が目的かを分ける。15試験をまとめたレビューが支持する保護の役割と、記録が上がるという期待を同一にしない。[4]
- 練習の記録には、重さや動作の記録と並べて、器具の有無や意識的にかみしめたかを書き添える。3条件を比較した試験のように、装着と非装着を区別するためのメモとする。[5]
- 速度の研究を紹介するときは、平均の差1.4m/sがバットの値だったことまで残す。脚の挙上重量に換算せず、知人に伝える際も種目と単位を一緒に伝える。[8]
- 顎に力を入れることを、練習の必須条件として追加しない。27研究のレビューでも結論が定まらない以上、最大のかみしめを全員の標準の合図にする根拠としては扱わない。[3]
記録を取る目的は、自分だけで効果の有無を証明することではない。「器具を着けた」「強くかんだ」「重さを変えた」が一緒になっていないかを後から確認するためだ。同じ参加者が条件を変えて比較する試験の考え方は、普段のメモにも役立つ。ただし、そのメモを小規模な競技者試験より強い証拠にしないことも大切になる。[5]

オンザショアでは、口元より先に運動の予定を決める
口元の道具を買い足すか迷ったら、まず続けたい運動の種目と通う時間を並べてみる。オンザショア立川店にはパーソナルトレーニング、ピラティス、常温のヨガ、溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガがある。ヨガだけで25種類以上のレッスンがあり、女性専用のキックボクササイズ、ボクササイズ、HIITも選択肢になる。店のトップで種目を見て、料金ページと合わせて通い方を考えられる。
参加できる種目の確認も先に済ませたい。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。営業時間は8:00〜23:30、年中無休だ。所在地は東京都立川市曙町2-14-10エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分である。
ヨガの体験は税込1,980円。60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。体験の予約では、出勤前か仕事帰りか、予定に置ける時間を選びたい。口元の条件による記録の変化を考える日にも、実際に通うための準備は具体的に進められる。
参考文献
[1] Effects of Jaw Clenching While Wearing a Bite-Aligning Mouthguard on Performance in Athletes: A Systematic Review — Cichelli A, Valloreo RD, Bertollo M, Tripodi D, Pesce M, D’Ercole S, Paolucci T. / 年: 2026 / 誌名: International journal of dentistry / 被引用: 1. DOI: 10.1155/ijod/2919955
[3] Acute Effects of Wearing Bite-Aligning Mouthguards on Muscular Strength, Power, Agility and Quickness in a Trained Population: A Systematic Review — Miró A, Buscà B, Aguilera-Castells J, Arboix-Alió J. / 年: 2021 / 誌名: International journal of environmental research and public health / 被引用: 11. DOI: 10.3390/ijerph18136933
[4] Is there enough evidence that mouthguards do not affect athletic performance? A systematic literature review — Ferreira GB, Guimarães LS, Fernandes CP, Dias RB, Coto NP, Antunes LAA, Antunes / 年: 2019 / 誌名: International dental journal / 被引用: 15. DOI: 10.1111/idj.12406
[5] Effects of a Custom Bite-Aligning Mouthguard on Performance in College Football Players — Drum SN, Swisher AM, Buchanan CA, Donath L. / 年: 2016 / 誌名: Journal of strength and conditioning research / 被引用: 17. DOI: 10.1519/jsc.0000000000001235
[6] Concurrent activation potentiation improves lower-limb maximal strength but not dynamic balance control in rugby players — Rizzato A, Dalla Costa VG, Bozzato M, Paoli A, Marcolin G. / 年: 2023 / 誌名: Frontiers in bioengineering and biotechnology / 被引用: 3. DOI: 10.3389/fbioe.2023.1270322
[8] The Effects of Concurrent Activation Potentiation on Bat Swing Velocity of Division II College Softball Athletes — Mace AP, Allen CR. / 年: 2020 / 誌名: International journal of exercise science / 被引用: 2. DOI: 10.70252/lcis6757
[9] Influence of Mouthguards on Physiological Responses in Rugby — Schulze A, Kwast S, Busse M. / 年: 2019 / 誌名: Sports medicine international open / 被引用: 7. DOI: 10.1055/a-0891-7021
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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