ヨガの逆立ちは目にも負担がかかる?頭を下げた直後の眼圧と戻り方を読む

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視野の結果が違う研究は、検査の条件も読む

眼圧は圧力の指標であり、視野検査は見える範囲の機能を調べる。1987年の研究は、眼が正常な人を完全に逆転させた状態で、コンピューターによる視野検査を行った。視野は、見える範囲を指す。この研究では正常な人の逆転時の眼圧が35〜40 mmHgに達することを背景に、視野の変化を調べている。対象は眼が正常な人であり、18〜39歳の女性の通常のヨガにもこの結果をそのまま当てはめるには、完全逆転との条件の違いがある。[8]

中心の6度の範囲を調べたときは、逆転前と比べた変化がなかった。ところが中心の30度の範囲を検査すると、19眼中11眼で元に戻る性質の視野異常が認められた。同じ逆転中でも、調べる範囲によって得られた結果が違う。狭い範囲で変化がなかったことを、視野全体が変わらなかったと読み替えることはできない。[8]

先ほどの1984年の研究では、逆転後の視野は変わらなかった。一方、1987年の研究は逆転している最中を調べ、検査範囲を変えて異常を捉えた。対象や検査条件の異なる結果を、片方が正しく片方が誤りという選択にしなくてよい。「姿勢の最中か、そのあとか」「どこまでの範囲を調べたか」を残して読むと、結果の違いがそのまま重要な情報になる。[9][8]

さらに1989年の比較研究では、正常な10人の眼を直立と逆転で比較し、コントラスト感度と視野を調べた。コントラスト感度は、濃淡の差を見分ける機能である。逆転中のコントラスト感度には変化がなかったが、視野検査では10人中5人、20眼中7眼で変化が現れた。対象は正常な10人であり、18〜39歳の女性にそのまま当てはめるには、完全逆転中の検査という条件を考慮する必要がある。[10]

研究者は、一過性の眼圧上昇に伴う視機能の変化を捉える点で、この条件の自動視野検査が通常のコントラスト感度検査より敏感だったと結論した。同じ人の直立時の検査結果を対照にした比較なので、姿勢を変えたときの機能の差を追える。濃淡の見分けやすさと、視野の各場所で捉えられる変化を分けて測った点に、この実験の意味がある。[10]

1987年の実験で認めた視野異常は、元に戻る性質のものだった。検査範囲を広げると捉えられ、姿勢の変化とともに回復する。研究者はこの結果から長時間の逆転を避けるよう勧めている。眼圧という数値の変化に加え、視機能にも一時的な変化が現れたことが、その提案の背景にある。[8]

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症例報告が示す注意と、長期の因果の距離

長期的な問題を考えるうえで、2006年の症例報告もある。毎日、長年ヘッドスタンドを行っていた患者で、緑内障による視神経の障害と視野欠損の進行が報告された。視神経は眼からの情報を伝える神経である。頭を下げた姿勢で眼圧が有意に上がり、左眼には新たな視神経乳頭の出血が見つかった。対象は緑内障が進行した特定の患者であり、18〜39歳の女性全体にそのまま当てはめることはできない。[5]

その患者の視野を2年間追うと、左眼の弓状の視野欠損が進んでいた。著者らは、ヘッドスタンドに伴う一時的な眼圧上昇が、緑内障性の視神経障害や視野の喪失につながる可能性を示した。長く続ける人の経過を考えるための注意信号として読むべき結果である。[5]

ただし、これは特定の患者の症例報告で、ヘッドスタンドをした集団としなかった集団の発症率を比較したものではない。本人の習慣と病気の進行が重なったことから、すべてのヨガ実践者の将来を予測したり、逆立ちだけが進行の原因だったと断定したりすることはできない。症例から生まれる疑問を、短期の眼圧研究や今後の長期研究につなぐ読み方が必要だ。[5][3]

1985年には正常なボランティアの完全逆転を調べ、16人で眼圧が平均14.1から35.6 mmHgへ上がった研究もある。眼の血管などを調べる検査を併用し、網膜の中心動脈の圧力上昇や細動脈の太さの減少も報告された。眼圧というひとつの値だけでなく、眼の循環にも変化が観察されていた。対象は正常なボランティアであり、18〜39歳の女性のヨガにそのまま当てはめるには、完全逆転との姿勢の違いを考慮する必要がある。[12]

研究者は網膜の血管異常、黄斑変性、高眼圧、緑内障などのある人には逆転を控えるよう提案した。正常な人に不可逆的な障害が起こるかは不確かとしつつ、長時間の逆転を避けるのが慎重な選択とも述べている。正常な人の短い実験と、病気のある人への助言を区別した記述である。[12]

「ヨガと眼圧・緑内障|ダウンドッグで31 mmHgを超える、呼吸法では下がる」は既存の眼圧記事である。こちらではヨガの利点全般に話を広げず、逆転中の数値、戻ったあとの数値、視野の経過という時間の違いを軸にした。病名に不安がある人ほど、短期実験の数字をそのまま自分の予後に置き換えない読み方が大切になる。[3][5]

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

よくある誤解

「完全に逆立ちしなければ、目の圧力は変わらない」。この思い込みは、一般的なヨガの姿勢を調べた研究に反する。ダウンドッグや立位前屈でも眼圧は上昇した。三点倒立の練習だけを外して、ほかの頭を下げる動きを確認しないままにすると、研究で測られた姿勢の一部が視界から抜ける。[3]

「眼圧が戻ったから、毎日繰り返しても問題ない」。開始前へ戻った事実は短期の回復についての結果だ。緑内障の進行との関係は研究者も今後の課題としており、長年ヘッドスタンドを行った患者の進行を報告した症例もある。短期測定で戻ることを確認した研究と、長期の安全性を確かめる研究は交換できない。[3][5]

「視野が変わらない研究があるなら、変化した研究は気にしなくてよい」。逆転後に変化がなかった研究と、逆転中に可逆的な異常が出た研究では、観察の時点が異なる。中心の範囲だけでなく、広い範囲を調べた場合にも結果が違った。都合のよい結論を選ぶより、検査した条件を並べて確認するほうが正確だ。[9][8]

今日からできること

  • 次に見るレッスン動画では、三点倒立の有無だけでなく、ダウンドッグや立位前屈など頭を下げる場面を確認する。4つのヨガの姿勢を調べた研究では、すべてで眼圧上昇が起きた。[3]
  • 緑内障や高眼圧を指摘されている場合は、行いたいポーズを具体的に医師へ伝える。完全な逆転の研究では、5分後の上昇を測定し、これらの人に活動を控えるよう勧めている。[9]
  • 「何分なら安全か」を実験の時刻から自己設定しない。ヨガ研究の1分以内の上昇と、座位へ戻って2分以内の回復は、測定された反応の時間である。[3]
  • 普段どおり見えるという感覚を、検査の代わりにしない。正常な10人の比較研究では、コントラスト感度が変わらなくても、視野検査で変化が捉えられた。[10]
  • 長年の逆立ち習慣がある場合も、回数を競う前に眼の状態を医師に確認する際の情報として伝える。毎日のヘッドスタンドと、2年間の視野の進行を扱った症例報告がある。[5]
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オンザショアで、参加条件から通い方を考える

頭を下げる姿勢が気になるなら、行いたいポーズを医師に伝えたうえで、参加するレッスンの選択肢を確認したい。オンザショア立川店では、医師から運動を止められている方は利用できない。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。レッスンを予定に入れる前に確認する条件である。

営業時間は全曜日8:00〜23:30で、年中無休だ。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分。朝か仕事帰りか、日々の移動に合わせて通う時間を考えられる。続ける仕組みには、住所と営業時間のような地味な情報も欠かせない。

ヨガの体験レッスンは税込1,980円で、60分のレッスンにバスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガのほか、常温のヨガやピラティスもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。選択肢と通う時間を確認する窓口は、店舗の案内、料金、体験の予約である。

参考文献

  1. Intraocular Pressure Rise in Subjects with and without Glaucoma during Four Common Yoga Positions — Jasien JV, Jonas JB, de Moraes CG, Ritch R., 2015, PloS one. DOI: 10.1371/journal.pone.0144505
  2. The impact of ocular hemodynamics and intracranial pressure on intraocular pressure during acute gravitational changes — Nelson ES, Mulugeta L, Feola A, Raykin J, Myers JG, Samuels BC, Ethier CR., 2017, Journal of applied physiology (Bethesda, Md. : 1985). DOI: 10.1152/japplphysiol.00102.2017
  3. Progression of glaucoma associated with the Sirsasana (headstand) yoga posture — Gallardo MJ, Aggarwal N, Cavanagh HD, Whitson JT., 2006, Advances in therapy. DOI: 10.1007/bf02850214
  4. Intraocular and episcleral venous pressure increase during inverted posture — Friberg TR, Sanborn G, Weinreb RN., 1987, American journal of ophthalmology. DOI: 10.1016/s0002-9394(14)74275-8
  5. Optic nerve dysfunction during gravity inversion. Visual field abnormalities — Sanborn GE, Friberg TR, Allen R., 1987, Archives of ophthalmology (Chicago, Ill. : 1960). DOI: 10.1001/archopht.1987.01060060060033
  6. Effect of inverted body position on intraocular pressure — Weinreb RN, Cook J, Friberg TR., 1984, American journal of ophthalmology. DOI: 10.1016/0002-9394(84)90698-6
  7. Contrast sensitivity versus static visual field testing during experimental elevation of intraocular pressure — Friberg TR, Sanborn GE, Budd R., 1989, Graefe’s archive for clinical and experimental ophthalmology = Albrecht von Graefes Archiv fur klinische und experimentelle Ophthalmologie. DOI: 10.1007/bf02169410
  8. Intraocular pressure response to inversion — LeMarr JD, Golding LA, Adler JG., 1984, American journal of optometry and physiological optics. DOI: 10.1097/00006324-198411000-00005
  9. Ocular manifestations of gravity inversion — Friberg TR, Weinreb RN., 1985, JAMA. DOI: 10.1001/jama.1985.03350360081023

この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。

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