最新の体験料金は料金ページ、最新のスケジュールは体験予約ページでご確認ください。体験レッスンは、ヨガ・ピラティスが1,980円(税込/税抜1,800円)、キックボクササイズが4,980円(新規の方限定)です。
朝7時40分。駅へ向かう道の途中で、ジーンズのボタンのあたりが少し苦しいことに気づきます。最後に出たのは、たしか日曜の夜でした。今日は水曜日です。家を出る前に一度トイレに座ってはみたものの、時計が気になって、5分もしないうちに立ち上がりました。中央線は今日も混んでいて、つり革につかまったまま、張ったお腹をかばうように息が浅くなる。来週は生理の予定。そういえば先月のこの時期も、こうでした。
便秘の話を、ホットヨガのスタジオが書きます。
ヨガの世界には「ねじりのポーズで腸が刺激されて、お通じがよくなる」という言い方があります。分かりやすく、言われたほうも「なるほど」と思える。売る側にとって、これほど便利な一言はなかなかありません。
それでも、この記事ではその一言をそのままは使いません。ねじれば出る、とは書きません。体をひねったときにお腹の中で何が起きているのか、それが便通にどこまで関係するのか、確かな答えはまだ出ていないからです。
JR立川駅北口から徒歩1分。オンザショア立川店は、溶岩プレートの床の上でヨガをするスタジオです。汗をかく場所を売っている店が、汗と水とお腹の話をする。だからこそ、効きそうな言葉より先に、確かめられていることと、まだ分からないことを分けて書いておきます。

要点(結論から)
- 便秘は回数だけの話ではない。十分な量を、快適に出せているか。ブリストル便形状スケールで、自分の便の形を一週間ほど記録してみる。
- 女性に便秘が多い理由として、黄体ホルモンと月経周期、腹筋の力、食べる量の少なさ、朝のトイレを我慢する暮らしなどが挙げられる。生理前に出にくくなる人もいる。
- 汗をたくさんかいた日に水が足りないと、便が硬くなる方向に働きうる。汗の分の水は戻す。ただし、水を飲めば飲むほど出る、わけではない。
初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。
「出ない」の中身は、人によって違う
便秘というと、何日出ていないか、という回数の話になりがちです。けれど、医療の現場での考え方は少し違います。
2017年に出た日本の慢性便秘症の診療ガイドラインは、便秘を「本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態」と説明しています。大事なのは「十分量」と「快適に」の二つです。毎日出ていても、硬くて少ししか出ない、強くいきまないと出ない、出たあとも残っている感じがする。そういう状態も便秘に含まれます。反対に、2〜3日に一度でも、するりと出て、お腹も張らず、本人が困っていないなら、それだけで心配しすぎることはないと考えられています。
自分の便を見るときの物差しとしてよく使われるのが、イギリスのブリストル大学で作られた「ブリストル便形状スケール」です。便の形を7段階に分けます。
- 1: コロコロした硬い粒
- 2: 粒が固まった、ごつごつした硬い塊
- 3: 表面にひびのある、ソーセージのような形
- 4: 表面がなめらかで、やわらかいバナナのような形
- 5: 輪郭のはっきりした、やわらかい半固形
- 6: 輪郭のくずれた、泥のような便
- 7: 水のような便
4がいちばん理想に近く、3〜5あたりが普通の範囲とされることが多いようです。1や2が続くなら、便が大腸に長くとどまって、水分が抜けすぎているサインと考えられています。
流す前に、一度だけ見る。それを一週間ほど続けて、スマートフォンのメモに日付と数字を残してみてください。「回数は少ないけれど形はいい」「毎日出ているけれど、いつも2」「生理の前の週だけ1になる」。ぼんやりした「出ない」が、自分の便秘の形として見えてきます。このメモは、あとで書く病院へ行くときにも、そのまま役に立ちます。

女性に便秘が多いと言われる理由
厚生労働省の国民生活基礎調査では、便秘を自覚している人の割合は、20代から50代くらいまでは女性のほうが男性よりはっきり多いという傾向が、くり返し示されています。高齢になると男女ともに増えることも、同じ調査から読み取れます。
なぜ女性に多いのか。理由は一つではなく、いくつかが重なっていると考えられています。よく挙げられるものを、順に見ていきます。
女性ホルモンと月経周期
排卵から次の生理までのおよそ2週間は、黄体ホルモン(プロゲステロン)が多く出る時期です。生理前に出にくいと感じるなら、その時期の便の硬さも記録してみてください。便は腸にとどまる時間が長くなると、水分が吸収されて硬くなります。ただし、生理前の便秘をホルモン一つで説明しきることはできません。その週の食事や水分、トイレを我慢した回数まで並べて、自分の変化を見ます。
生理が始まると、逆にお腹がゆるくなる人もいます。「毎日同じお腹であるはず」と扱わず、月の中で変わるものとして予定を組む。張っている日に深いねじりをがんばる必要はありません。
もちろん、全員がこうなるわけではありません。生理の周期とお腹の調子がまったく連動しない人もいれば、生理前は張って出ない、生理が始まると下る、というのを毎月くり返している人もいます。さっきのメモに生理の日も書き込んでおくと、自分がどちらなのかが分かってきます。「この週は出にくくなる」と分かっていれば、その週だけ朝の時間に余裕を持たせる、食物繊維を意識する、といった先回りがしやすくなります。
腹筋の力
便を押し出すときには、腸そのものの動きに加えて、お腹に力を入れていきむ力(腹圧)も使います。女性は男性に比べて腹筋の力が弱い傾向があり、それが出しにくさにつながっている、と言われます。出産のあとに便通が変わったと感じる人がいるのも、お腹や骨盤まわりの筋肉の変化が関係していると考えられています。
ただし、腹筋を鍛えれば便秘がよくなる、と単純に言えるわけではありません。いきむ力が足りないことより、いきむときに肛門のまわりの筋肉がうまくゆるまないことが原因になっている人もいるからです。これは、あとで書くトイレの姿勢の話につながります。
食べる量が少ない
便は、食べたものの残りかす、腸内細菌、はがれ落ちた腸の細胞、そして水分からできています。入ってくる量が少なければ、出ていく量も少なくなります。量が少ないと、大腸の中を押し進める刺激も弱くなると考えられています。
体重を落とそうとして朝食を抜く、主食をほとんど食べない、一日の量をぐっと減らす。そういう時期に便秘になったという話は、珍しくありません。ごはんやパン、麺といった主食は、じつは食物繊維のとり口の一つでもあります。主食を減らすと、気づかないうちに食物繊維も減っていることがあります。
朝のトイレを我慢する暮らし
食事をとって胃に食べ物が入ると、それが合図になって、大腸がまとめて大きく動くことがあります。胃結腸反射と呼ばれるもので、とくに朝食のあとに起きやすいと言われます。朝食のあとに便意が来やすいのは、このためです。
ところが、朝は一日のうちでいちばん時間のない時間帯です。身支度、子どもの準備、決まった時刻の電車。便意が来ても「今は無理」と後回しにする。駅や職場のトイレは使いにくいし、女性用の個室は朝がとくに混みます。
便意は、我慢するとたいてい引っ込みます。それを何度もくり返していると、直腸に便が届いても便意を感じにくくなっていく、と言われます。朝の満員電車と、出社前の慌ただしさ。中央線で毎朝通っている人の便秘は、腸だけの問題ではなく、暮らしの時刻表の問題でもあるのかもしれません。
汗をたくさんかいた日の、お腹の中の水
ここからは、ホットヨガの日の話です。
大腸の大事な仕事の一つは、水分の回収です。小腸から大腸へ送られてくる中身は、まだかなり水っぽい状態です。それが大腸を進むあいだに水分を吸い取られ、だんだん形のある便になっていきます。
体全体の水分が足りないとき、体は少しでも水を取り戻そうとします。その結果、便から吸い取られる水分が増え、便が硬くなる方向に働くと考えられています。
溶岩ホットヨガの部屋は、室温35〜40℃、湿度60〜70%です。床に敷かれたイタリア産の天然溶岩石「バサルティーナ」のプレートの熱が、マットごしに背中やお尻から伝わってきます。湿った熱気の中では、汗は蒸発しきらずに肌の上を流れ、60分のあいだにTシャツの色が変わるほど汗をかく人もいます。汗は血液の水分からつくられるので、レッスン中に飲む水で汗の分を補いきれていないと、その日の夜から翌朝にかけて、体の水分が少し足りない状態が続くかもしれません。
「ホットヨガの次の日の朝、いつもより硬かった気がする」。そう感じたことがあるなら、汗で出ていった分の水が戻りきっていなかった可能性があります。汗をたくさんかいた日は、レッスンの前から少しずつ飲み、休むたびに一口飲み、終わってからも少しずつ補う。一度に流し込まず、休憩ごとに水のボトルを手に取れるよう、マットのそばに置いておきます。目安の一つは尿の色です。濃い色が続くなら、まだ足りていないサインと考えられます。
汗をかいたあとのビールで水分を取り戻した気になるのは、少し危ない考え方です。アルコールには尿を増やす働きがあるので、その一杯とは別に、水を飲んでおいてください。
一方で、正直に書いておきたいこともあります。水を多く飲めば飲むほど便がやわらかくなる、というわけではありません。体の水分が足りている人がさらにたくさん飲んでも、余った分は主に尿として出ていくと考えられていて、水を増やすだけで便秘がよくなるとは言い切れません。汗をかいた日に「足りなくなった分を戻す」のは理にかなっています。でも「便秘だから毎日2リットル」は、それとは別の話です。心臓や腎臓の病気などで、水分の量を医師から指示されている人は、その指示を優先してください。

「ねじりで腸が動く」を、正直に分解する
いよいよ、冒頭の一言の話です。
ヨガのレッスンでは、座って上半身をひねるポーズや、仰向けで両膝を横に倒してお腹をねじるポーズがよく出てきます。ねじると、お腹がぎゅっと絞られるような感じがある。だから「腸が刺激されて動く」と説明したくなる。気持ちはよく分かります。
けれど、外側からお腹をひねったり押したりしたときに、大腸の中身が実際にどれだけ動くのか。それを確かめたしっかりした研究を、少なくとも私たちは知りません。腸は、自分自身の筋肉の動き(ぜん動)で中身を送り出していて、その動きは自律神経やホルモンなど、体の内側の仕組みで調節されています。数十秒のひねりがそれを直接動かす、とまで言うのは言い過ぎだと考えています。
前屈も同じです。上半身を前に倒すと、お腹が太ももに当たって圧がかかる。腹式呼吸で横隔膜が上下すると、お腹の中の臓器も少し動く。「内臓がマッサージされる」という言い方もよく聞きます。どれも、お腹に何かが起きているような実感はあります。ただ、その実感と、便が出やすくなるかどうかは、別の問題です。
では、何なら言えるのか。三つに分けておきます。
体を動かすことは、腸にとって悪くない
長く寝たきりになると便秘になりやすいことは、よく知られています。体を動かす量が少ない人ほど便秘が多い、という傾向も言われています。便秘の診療でも、生活習慣の見直しの一つとして、適度な運動がすすめられることがあります。
ここで言う運動は、激しいものである必要はありません。散歩程度の運動でもよいと言われます。ホットヨガでなくてもいい。駅まで少し遠回りして歩く、エスカレーターをやめて階段を使う、昼休みに外を一周する。どれも同じ「体を動かす」の仲間です。60分のヨガは、その選択肢の一つにすぎません。
ゆっくり吐く呼吸は、リラックスのきっかけになる
腸の動きは、自律神経の影響を受けると考えられています。体が休んでいるときに働く副交感神経は、腸の動きを促す側にある、と説明されます。旅行先や慣れない場所で出なくなる、緊張する予定が続く週は便秘ぎみになる。そういう人がいるのは、この仕組みと関係していると考えられています。
ヨガで練習する、吸う息より吐く息を長くする呼吸は、気持ちを落ち着けるきっかけになりえます。それが腸の動きにどこまでつながるかは、人によるとしか言えません。それでも、体がほどける時間を一日のどこかに持つことは、便秘のためだけでなく、悪いことではないはずです。
ねじりと前屈は、お腹に意識が向く時間
溶岩の床に仰向けになり、両膝をそろえて右へ倒す。顔は左へ向ける。床の熱が背中の左側からじわじわ上がってきて、汗がこめかみを伝って耳のほうへ流れていく。吐く息に合わせて、お腹の左の脇が少しずつ伸びていく。
ねじりや前屈の時間は、ふだんはほとんど意識しないお腹のあたりに、注意が向く時間です。張っているのか、硬いのか、温かいのか。今日は右と左で、ねじりやすさが違う。そういう小さな発見があります。
私たちが言えるのは、そこまでです。お腹まわりに意識が向くこと、リラックスのきっかけになること。それ以上の効き目を、ポーズの手柄にはしません。
海外では、過敏性腸症候群(お腹の痛みとともに、下痢や便秘をくり返す病気)の人にヨガを試した研究がいくつかあります。ただ、どれも規模が小さく、はっきりしたことを言える段階ではない、というのが私たちの理解です。
レッスンのあとに「トイレに行きたくなった」という人がいたとします。体を60分動かしたからなのか。温まったからなのか。ゆっくり息を吐いたからか、水を飲んだからか、たまたまその時間だったのか。区別はつきません。分からないことを、分かったふりをして書かない。それが、この記事の約束です。
お腹の調子が気になる日の、スタジオでの過ごし方
それでも、お腹が張っている日にスタジオに来ることはあると思います。そんな日のために、いくつか書いておきます。
- レッスンの前にトイレをすませておく。初めての日は、トイレの場所を最初に確かめておくと安心です
- 途中でお腹が動いたら、ためらわず部屋を出ていい。ポーズの途中でも、かまいません
- お腹が張っている日は、膝を胸に抱えるポーズや、うつ伏せでお腹に体重がかかるポーズを浅めにする。手の力をゆるめる、膝を少し胸から離すだけでも、お腹にかかる圧はずいぶん変わります
- ガスが出そうで心配な日も同じです。我慢して息を止めるより、圧をゆるめた形にして呼吸を続けるほうが、ずっと楽です。暑い部屋で、みんな自分の汗で手いっぱいです
- 食べてすぐのねじりや前屈は、苦しくなりやすい。食事は、レッスンまで少し時間をあける
- お腹が強く張って痛い、吐き気がある。そういう日は休んでください。あとで書く「病院へ行きたい線」に当てはまらないか、先に確かめてください
朝の段取りを、一日の最初に置き直す
便秘とのつきあいで、いちばん地味で、いちばん大事かもしれないのが、朝の段取りです。腸の都合に、暮らしの時刻表を少しだけ合わせる、という考え方です。
まずは起きる時刻を15分早め、次の三つの段取りを朝に組み込みます。
- 起きたら、水か白湯を一杯飲む。胃に何かが入ることが、腸を動かす合図の一つになると言われます。効き方は人それぞれですが、手間もお金もかからない一手です
- 朝食をとる。少しでもかまいません。食べることそのものが、大腸が大きく動くきっかけになると考えられています
- 朝食のあと、トイレに座る時間を5分ほど予定に入れる。出なくても、それで失敗ではありません。毎日同じころに座ることを、まず習慣にします
トイレで気をつけたいのは、長く座りすぎないこと、強くいきみ続けないことです。出ないからといって何分も力み続けると、痔の原因になることがあると言われます。5分座って出なければ、いったん切り上げる。便意が来たら、そのときはできるだけ我慢しない。この二つを、セットで覚えておいてください。
朝がどうしても無理な人は、夕食のあとなど、自分なりに落ち着いて座れる時間を決めるのでもかまいません。大事なのは、決まった時間に、急がずに座れる場所をつくることです。一日の予定表に、会議と同じように「トイレ」と書き込む。そのくらいの扱いでちょうどいいのだと思います。
洋式トイレで、和式の姿勢に近づける
トイレの姿勢も、出しやすさに関わると考えられています。
直腸から肛門へ向かう道は、ふだんは、まわりの筋肉に引っぱられて角度がついています。この角度は、便がもれないようにする仕組みの一つです。しゃがむ姿勢、つまり和式トイレの姿勢になると、この角度がまっすぐに近づき、便が出やすくなると考えられています。
洋式トイレでも、姿勢を和式に近づけることはできます。
- 足もとに10〜20cmほどの台を置き、膝を股関節より高くする
- 上半身を少し前に倒し、肘を太ももの上に置く
- 背中を軽く丸める
足台は専用のものも売られていますが、まずは家にある丈夫な箱や、子どもの踏み台などで試してみてもいいと思います。
いきむときは、息を止めて顔を真っ赤にするより、口から長く吐きながらお腹に力を入れていくほうが楽だと言われます。ヨガのレッスンで何度も練習する「吐きながら」が、意外なところで役に立つかもしれません。
食物繊維と水、それから薬のこと
食物繊維は、少しずつ増やす
食物繊維の量を気にする前に、昨日食べたものを書き出してみてください。朝はコーヒーだけ、昼は麺だけ、夜はおかずだけ。野菜や豆、海藻、穀物を食べる場面がどこにあったか、まず食卓の実物を確かめます。数値の目標だけを覚えても、買い物かごの中身が変わらなければ食事は変わりません。
食物繊維には、大きく分けて二つの種類があります。
- 水に溶ける食物繊維: 海藻、大麦、オートミール、熟した果物などに多い。便をやわらかくする方向に働くと言われる
- 水に溶けにくい食物繊維: 穀物、豆、きのこ、野菜などに多い。便のかさを増やす方向に働くと言われる
増やすときは、少しずつがおすすめです。急にたくさんとると、お腹が張ったり、ガスが増えたりすることがあります。とくに水に溶けにくい食物繊維を増やすときは、水分も一緒にとるようにしてください。すでに硬い便で出にくくなっている人が、水分をとらずに繊維だけを増やすと、かえって苦しくなることもあると言われます。
白いごはんに麦を混ぜる、朝食にオートミールや果物を足す、汁物に海藻やきのこを入れる。主食を抜いて減ってしまった食物繊維を、主食で取り戻すのも一つの方法です。
ヨーグルトや納豆などの発酵食品は、合う人もいれば、あまり変わらない人もいます。試すなら、一つを2週間ほど続けて、便の記録で変化を見る。合わなければ、別のものに替える。万人に効く一品を探すより、自分に合うものを地道に探すほうが近道です。
下剤を、自己判断で長く使い続けない
ドラッグストアには、たくさんの便秘薬が並んでいます。一時的に使うのは、悪いことではありません。気をつけたいのは、自己判断で長く使い続けることです。
腸を直接刺激して動かすタイプの便秘薬(刺激性下剤)は、長く使い続けると効きにくくなり、量が増えていくことがあると言われます。いわゆるダイエット茶やお通じのお茶の中にも、こうした下剤と同じ働きをする植物を含むものがあります。毎日飲んでいるお茶があるなら、成分の表示を一度見てみてください。
便をやわらかくするタイプの薬の中にも、腎臓の働きが落ちている人は注意が必要なものがあります。持病がある人、ほかに薬を飲んでいる人は、買う前に薬剤師に相談してください。
市販薬が手放せない状態が続いているなら、飲んだ日と量も便のメモに加えておきます。効かないからといって量を増やす前に、下の「病院へ行きたい線」を確かめてください。
飲んでいる薬が原因のことも
便秘は、飲んでいる薬の副作用として起きることもあります。女性に身近なのは、貧血の治療で飲む鉄剤です。鉄剤を飲み始めてから便秘になった、という人は少なくありません。ほかにも、一部の咳止めや痛み止め、気分の落ち込みに使う薬などで便秘が起きることがあります。
心当たりがあっても、自己判断で薬をやめないでください。薬の名前と飲み始めた日を書き出し、便通が変わった時期と並べておきます。
病院へ行きたい線
便秘の多くは、暮らしの工夫で軽くなったり、市販薬で一時的にしのげたりするものです。けれど、便秘の陰に、ほかの病気が隠れていることもあります。次の症状があるときや薬なしでは出ない状態が続くときは消化器内科へ、薬を飲み始めてから便秘になったときは処方元へ、持病や怪我があって運動を始めたいときはかかりつけへ、医師に相談してください。
- 便に血が混じる、便器の水が赤くなる、紙に血がつく
- 黒くて、ねっとりした便が出る
- それまで問題なかったのに、急に便通が変わった(便秘になった、便秘と下痢をくり返す、便が細くなった)
- ダイエットをしていないのに、体重が減っていく
- お腹の痛みが強い
- 吐き気がある、吐いた
- 熱がある
- 健康診断で貧血を指摘された、立ちくらみや息切れが続く
- 市販薬を使っても出ない、薬なしでは出ない状態が続く
- 40代以降で、便通の変化が続いている
- 家族に大腸がんになった人がいる
お腹がふくれて強く痛み、便もガスも出ず、吐いてしまう。そういうときは、腸がふさがっている可能性もあります。翌日まで待たずに、すぐに医療機関に連絡してください。
血便は、痔からの出血のこともあります。黒い便は、鉄剤を飲んでいると出ることもあります。それでも「たぶん痔だろう」「鉄剤のせいだろう」と自分で決めつけないこと。鉄剤を含め、使っている薬の名前を便の記録と一緒に持っていきます。
厚生労働省は、40歳以上の人に、年に1回の大腸がん検診(便潜血検査)をすすめています。お住まいの市区町村の検診や職場の健康診断で受けられることが多いので、40代になったら一度確かめておいてください。便秘があってもなくても、です。
便秘は、ほかの病気が原因で起きることもあります。甲状腺の働きが落ちる病気や糖尿病なども、その一つとして知られています。「昔から便秘体質だから」と、変化まで見過ごさないでください。最初に書いた便の形と生理の日のメモは、診察のときの何よりの資料になります。
運動の利用条件も、この節でまとめておきます。医師から運動を止められている方はご利用いただけません。妊娠中の方は溶岩ホットヨガには参加できず、利用できるのは常温のマタニティヨガだけです。
まとめ
- 便秘は回数だけの話ではない。十分な量を、快適に出せているか。ブリストル便形状スケールで、自分の便の形を一週間ほど記録してみる。
- 女性に便秘が多い理由として、黄体ホルモンと月経周期、腹筋の力、食べる量の少なさ、朝のトイレを我慢する暮らしなどが挙げられる。生理前に出にくくなる人もいる。
- 汗をたくさんかいた日に水が足りないと、便が硬くなる方向に働きうる。汗の分の水は戻す。ただし、水を飲めば飲むほど出る、わけではない。
- 「ねじりで腸が動く」は確かめられていない。言えるのは、体を動かすことは腸にとって悪くないこと、ゆっくり吐く呼吸がリラックスのきっかけになること、ねじりや前屈がお腹に意識を向ける時間になること、まで。
- 朝は、水を一杯、朝食、トイレに座る5分。洋式トイレでは足台で膝を上げ、少し前かがみに。いきむときは息を止めず、吐きながら。
- 食物繊維は少しずつ、水と一緒に。下剤やお通じのお茶を、自己判断で長く使い続けない。鉄剤などの薬が原因のこともある。
- 症状がある日の対応と、症状がない人の検診は別。「病院へ行きたい線」を先に確かめ、強い腹痛や嘔吐がある日はレッスンを休む。
体験の案内
お腹の具合と予定を見て体験日を選ぶなら、オンザショア立川店は年中無休、毎日8:00〜23:30に開いています。場所は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分です。先ほど書いた溶岩プレートの床の上で行うヨガは、男性もクラスに参加できます。
初めてのヨガ・ピラティスは、期間限定で税抜1,800円(税込1,980円)の体験を用意しています。事前決済で、レッスンは60分。レンタルのヨガマットと、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚も体験料金に含みます。
予約はWebで24時間受け付けています。公式LINEからも、予約と質問ができます。レッスン中は電話に出られないことが多いので、「お腹の調子が気になるけれど参加していいか」「途中で部屋を出ても大丈夫か」「暑くない環境のレッスンはあるか」といった質問は、LINEが確実です。
体験の日は、お腹が強く張って痛む日や、食べてすぐの時間を避けてください。汗をたくさんかく部屋なので、前の晩から水を意識して、当日は着く前から少しずつ飲んでおくと安心です。朝8:00から開いているので、朝食のあとトイレに座る時間をとってから、朝のうちに来るという一日の組み立て方もあります。そして、汗をかいた日の夜と翌朝の便がどうだったか、メモに一行。ねじれば出る、とは言いません。けれど、自分の体をよく見る一日のきっかけには、なると思います。
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初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。





