骨は、痛みもなく減っていく|閉経前後に「ため込む時期」から「守る時期」へ移る体と、ヨガだけでは足りないかもしれない話

この記事は2026年10月時点のお知らせです。
最新の体験料金は料金ページ、最新のスケジュールは体験予約ページでご確認ください。体験レッスンは、ヨガ・ピラティスが1,980円(税込/税抜1,800円)、キックボクササイズが4,980円(新規の方限定)です。

たとえば、健康診断の結果の封筒を駅のホームで開いて、去年より身長が1センチ低くなっていたら。血圧、体重、血液の数値には目を通したのに、身長の欄へ戻って、もう一度去年の数字と見比べてしまうかもしれません。

測り方のせいだろう。朝と夕方でも背の高さは変わると、どこかで聞いたことがある。そう思って紙を折りたたみ、バッグの底にしまう。電車が来る。

さらにその晩、実家の母からこんな電話が来たら、どうでしょう。台所の棚のいちばん上に、手が届かなくなったのよ、と笑っている。そういえば、この前会ったとき、母の背中は少し丸くなっていた。いつからだったのか、思い出せません。

骨は、減っても痛くありません。だから、こういう小さな違和感は、たいてい見過ごされます。

この連載で更年期のほてりについて書いたとき、最後に「更年期は骨や筋肉にも変化が出やすい時期ですが、それはまた別の機会に書く」と書きました。今回は、その続きです。閉経をはさんだ時期の、骨の話をします。

先に、売る側として正直に書いておきます。溶岩の床は、骨を作りません。室温35〜40℃の部屋で汗だくになっても、それで骨密度が上がるわけではありません。それどころか、この記事の途中で「ヨガとピラティスだけでは、骨への刺激は足りないかもしれない」とも書きます。ヨガのスタジオがそれを書くのは、商売としては損かもしれません。でも、骨のことでいい顔をすると、困るのは十年後、二十年後のあなたです。

ヨガとからだの記事のイメージ写真 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

要点(結論から)

  • 骨は毎日作り直されている。20歳前後までが「ため込む時期」、閉経前後からは減りやすい「守る時期」と言われる。
  • エストロゲンは、骨を壊す側の働きを抑えていると考えられている。閉経前後に、その守りがゆるむ。
  • 骨粗しょう症は痛みなく進む。背が縮んだ、背中が丸くなった、軽く転んで折れた、がサイン。

初日の汗は、予約した人だけが持ち帰れる。

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骨には「ため込む時期」と「守る時期」がある

骨は、一度できあがったら一生そのまま、というものではありません。

骨の中では、古くなった骨を壊す細胞と、新しい骨を作る細胞が、毎日少しずつ入れ替えの作業を続けています。古い骨を削り、削ったところに新しい骨を埋める。この作り直しを、体は大人になってからも休まず続けています。

壊す量より作る量が多ければ、骨は増えます。同じなら、保たれます。壊す量のほうが多ければ、少しずつ減っていく。とても単純な引き算です。

一般に、骨の量(骨量)は子どものころから10代にかけてぐんぐん増え、20歳前後でいちばん多くなると説明されます。そのあと40代くらいまではおおむね保たれ、女性は閉経をはさんだ時期から減りやすくなる、と言われます。

骨を、銀行の口座にたとえると分かりやすいかもしれません。

  • 10代から20歳前後までは「ため込む時期」。入金がいちばん多い時期
  • 20代から40代ごろまでは、入金と引き出しがおおむね釣り合う時期
  • 閉経前後からは、引き出しが増えて残高が減りやすい「守る時期」

この記事を読んでいる人の多くは、もう「守る時期」の入り口か、その中にいると思います。ため込む時期は過ぎてしまった。そう聞くと、がっかりするかもしれません。

でも、守る時期には、守る時期のやり方があります。ひとつは、引き出しのペースをゆるめること。もうひとつは、骨が折れるいちばんのきっかけである「転ぶこと」を減らすこと。この記事は、この二本の柱に沿って進みます。

ついでに、10代の家族がいる人へ一言だけ。いまの10代は、まさに骨の「ため込む時期」の真ん中にいます。よく食べて、よく動いて、よく日に当たる。無理なダイエットで月経が止まるような状態は、若い人の骨にもよくないと言われます。自分の骨のことを考えるついでに、家族の骨のことも少しだけ思い出してみてください。

yogaのレッスン前の様子生徒の足もとにあるヨガマット 立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

エストロゲンは、骨の「壊す側」を抑えていた

では、なぜ閉経前後に骨が減りやすくなるのか。

卵巣から出る女性ホルモンのエストロゲンには、骨を壊す細胞の働きが行き過ぎないように抑える役割があると考えられています。月経がある時期の女性の骨は、このエストロゲンに守られていた、と言ってもいいかもしれません。

更年期に入ると、エストロゲンは上がったり下がったりと揺れながら減っていきます。そして閉経のあとは、少ないまま落ち着く。骨を壊す側へのブレーキがゆるむので、壊す量が作る量を上回りやすくなります。閉経前後の数年は、とくに骨が減りやすい時期だと言われています。

骨粗しょう症が、男性より女性に多いと言われる大きな理由のひとつがここにあります。

もちろん、骨の減り方には個人差があります。もともとの骨の量、体格、食事や運動の習慣、持病や飲んでいる薬。閉経が早かった人や、手術で卵巣をとった人は、エストロゲンが減る時期も早くなります。ほかにも、次のようなことが骨が減りやすい要因として挙げられます。

  • 体重が軽すぎる
  • タバコを吸う
  • お酒をたくさん飲む
  • ステロイドの薬を長く飲んでいる
  • 親が太ももの付け根を骨折したことがある

「閉経したら全員が骨粗しょう症になる」わけではありません。ただ、「閉経前後から、骨が減りやすい時期に入る」ことは、知っておいて損はありません。知っていれば、守る手を打てます。

骨粗しょう症は、痛みなく進む

骨粗しょう症は、骨の量が減ったり骨の質が落ちたりして、骨がもろくなり、折れやすくなった状態です。

厄介なのは、骨が減っていく途中には、ほとんど痛みがないことです。骨密度が少し下がったからといって、どこかが痛むわけではありません。熱が出るわけでも、だるくなるわけでもない。だから、気づかないまま何年も過ぎていきます。

多くの人が最初に気づくのは、骨が折れたときです。

骨粗しょう症の人が折れやすい場所として、よく挙げられるのは次のようなところです。

  • 背骨
  • 手首(転んで手をついたとき)
  • 太ももの付け根(転んで横に倒れたとき)
  • 腕の付け根、肩の近く

なかでも背骨は、気づかないうちに折れていることがあると言われます。背骨の一つひとつの骨が、上からの重さでつぶれるように変形する。重いものを持ったとき、尻もちをついたとき、ときにはくしゃみや咳をしたときにも起きることがあり、強い痛みが出ないこともある。「いつのまにか骨折」と呼ばれることもあります。

骨折そのものに気づかなくても、体には跡が残ります。たとえば、こんな変化です。

  • 若いころより、背が縮んだ
  • 背中が丸くなってきた、腰が曲がってきた
  • 壁にかかととお尻と背中をつけて立つと、あごを上げないかぎり後頭部が壁につかない
  • 軽く転んだだけで、骨が折れた
  • 背中や腰に、はっきりした理由のない痛みが続いている

壁に頭がつかない、というのは、背中が丸くなっていないかを見る目安のひとつとして言われることがあります。もちろん、これだけで何かが分かるわけではありません。気になる変化は記録して、後半の目安と照らし合わせてください。

冒頭の、健康診断の1センチ。これは本当に測り方のせいかもしれません。朝と夕方でも、背の高さは少し変わります。でも、毎年少しずつ減り続けている、ここ数年で何センチも縮んだ、というときは、一度骨のことを疑ってみる価値があります。

軽く転んで折れる、ということについても書いておきます。立った高さから転んだくらいで骨が折れるのは、骨がもろくなっているサインのことがあると言われます。若いころなら手をついて「痛かった」で済んだ転び方で、手首が折れた。手首だけの出来事として忘れず、骨全体の状態を考える手がかりにしたいところです。一度骨折すると、次の骨折が起きやすくなるとも言われています。

立川駅徒歩1分年中無休の溶岩ホットヨガスタジオ

骨は「重さ」と「衝撃」に応える

骨を守る時期に、運動は何ができるのか。

骨は、かかる力に応じて強さを変えると考えられています。自分の体重を支える。重いものを持ち上げる。着地の衝撃を受け止める。そうした「重さ」と「衝撃」がかかると、骨はそれに耐えられるように作り直されていく、という考え方です。

逆の例を考えると分かりやすいかもしれません。寝たきりの生活が長く続いたり、無重力の宇宙で長く過ごしたりすると、骨は減っていくことが知られています。重さがかからない骨は、体にとって「そんなに丈夫でなくていい骨」になってしまう。

骨への刺激として考えられているのは、大きく分けて次の二つです。

  1. 体重をかける運動。歩く、階段を上る、立ったまま行う運動など、自分の体重を足で支える運動
  2. 筋肉に負荷をかける運動。いわゆる筋トレ。筋肉が縮んで骨を引っぱる力も、骨への刺激になると考えられています

それに加えて、かかとから軽い衝撃が入る動き。つま先立ちになって、かかとをすとんと下ろす「かかと落とし」のような運動が、骨のために紹介されることもあります。

反対に、水泳や自転車は、体重を水や自転車が支えてくれるぶん、骨にかかる重さは小さくなると言われます。心臓や肺、筋肉のためにはとてもいい運動です。ただ、骨のことだけを考えるなら、体重をかける運動もどこかで組み合わせたほうがいい、という考え方があります。

ここで、正直なことをもう一つ。運動で骨密度がどのくらい変わるかは、人によって、やり方によって違い、薬のような大きな変化を期待するのは難しいとも言われます。それでも運動が骨のために大事だと考えられているのは、骨密度を保つ助けになるかもしれないことに加えて、筋力とバランスが良くなり、転びにくくなるからです。

骨を守る時期の運動は、「骨に刺激を入れる」と「転ばない」の二本立てで考える。これがいちばん現実的だと思います。

ひとつ注意があります。強い衝撃や重い負荷は、骨がすでにかなり弱くなっている人や、背骨を骨折したことのある人には、かえって危ないこともあります。骨密度が低いと言われた人は、かかと落としやジャンプ、重いものを扱う運動を自己判断で足さないこと。始める前の相談事項は、後半にまとめます。強い刺激ほどよい、という読み方はしないでください。

ヨガとピラティスだけでは、足りないかもしれない

ここは、ヨガのスタジオとしていちばん書きにくいところです。

ヨガやピラティスが骨密度にどのくらい役立つかについては、まだはっきりした結論が出ていない、と言われます。

ヨガのポーズのなかには、片脚で立つ、腕で体を支える、低い姿勢で踏ん張るなど、体重をかけるものがあります。ピラティスにも、自分の体重を使って筋肉を働かせる動きがあります。だから、骨にまったく刺激が入らないわけではありません。

ただ、骨のために考えられている「重さ」と「衝撃」と比べると、マットの上の動きは、ゆっくりで、着地の衝撃もほとんどありません。重いダンベルを持ち上げるわけでもない。骨への刺激という点では、ヨガとピラティスだけでは足りないかもしれない。骨のことを本気で考えるなら、体重をかける運動や筋トレを、どこかで組み合わせたほうがいい。それが、私たちの正直な考えです。

では、骨を守る時期に、ヨガやピラティスは意味がないのか。そうは思いません。

もう一本の柱、「転ばない体」のほうでは、ヨガやピラティスの出番がたくさんあるからです。片脚で立つ。ぐらついたら立て直す。足の裏で床をつかむ。お尻の横で骨盤を支える。どれも、マットの上で毎回のように練習していることです。

骨に刺激を入れる運動と、転ばない体を作る運動。どちらか一つではなく、両方。ヨガやピラティスは、その片側をしっかり受け持てる、と考えています。

転ばない体が、骨を守る

骨粗しょう症で折れる骨の多くは、転んだときに折れると言われます。とくに太ももの付け根の骨折は、その多くが転倒から起きると言われ、治療のあとも歩く力が落ちてしまうことがある、重い骨折です。

だから、骨そのものに刺激を入れるのと同じくらい、転ばないことが大事になります。骨がもろくなっていても、転ばなければ折れにくい。当たり前のようで、いちばん見落とされやすいところです。

転ばない体のために、とくに意識したい場所が三つあります。

片脚で立つ力(バランス)

歩くことは、片脚立ちの連続です。右脚で立っている間に左脚を前に出し、左脚で立っている間に右脚を前に出す。この片脚の時間が不安定だと、つまずいたときに立て直せません。

日本整形外科学会は、運動器の衰え(ロコモティブシンドローム)を防ぐための運動として、片脚立ちやスクワットなどを紹介しています。ヨガの木のポーズや戦士のポーズのような立ちポーズも、片脚や両脚に体重を乗せて、姿勢を保つ練習になります。

家で片脚立ちをするときは、すぐにつかまれるように、机や壁のそばで行ってください。骨のための運動で転んでしまっては、本末転倒です。

足首と足の裏

つまずいたとき、最初に反応するのは足首と足の指です。足首が固い、足の指がうまく使えない、という状態だと、小さな段差でバランスを崩しやすくなります。

かかとの上げ下ろし。足の指でタオルをたぐり寄せる。足首をゆっくり大きく回す。地味な動きばかりですが、転ばない体の土台になります。テレビを見ながらでも、歯を磨きながらでもできます。

お尻の横

片脚で立ったとき、骨盤が横に落ちないように支えているのは、お尻の横の筋肉です。ここが弱いと、片脚立ちのたびに体が横にぐらつき、歩くときにも左右に揺れやすくなります。

横向きに寝て、上の脚をゆっくり持ち上げて下ろす。壁に手を添えて、横歩きをする。そんな運動で働かせることができます。

家の中の「転びやすさ」

体の外にも、守る工夫があります。床に這わせたままの電気のコード。めくれたラグの端。暗い廊下。かかとの浮くスリッパ。夜中にトイレに起きたとき、足元は見えていますか。足元灯を一つ置くだけで、夜の数歩が変わることもあります。

暑い部屋で、ふらつかないために

溶岩ホットヨガのスタジオとして、これは書いておかなければいけません。

暑い部屋では、汗で体の水分が減り、皮膚の血管も広がるので、急に立ち上がったときに立ちくらみが起きやすくなると言われます。ふらついて転ぶことは、骨が弱くなっている人にとって、いちばん避けたいことです。

  • 仰向けやうつ伏せから起き上がるときは、いったん横向きになり、座ってから、ゆっくり立つ
  • 立ちポーズでぐらついたら、無理に耐えず、すぐに足を下ろす
  • 水はスタジオに着く前から少しずつ飲み、レッスン中も休むたびに一口
  • ふらっとしたら、その場で座る。立ったまま我慢しない
  • 汗で濡れた足のまま、急いで移動しない

ヨガのレッスンの最後には、仰向けで静かに横になる時間があることが多いです。そこから起き上がるときこそ、いちばんゆっくりでいい。周りの人が先に立ち上がっても、気にしないでください。骨を守る時期の人にとっては、最後の起き上がり方まで含めて、一回のレッスンです。

骨が弱いと言われた人が、気をつけたい動き

骨密度が低いと言われた人や、背骨を骨折したことがある人には、向かない場合がある動きがあります。

一つは、背中を丸めて深く前に倒れる動きです。座って脚を伸ばし、背中を丸めて額を膝に近づける前屈。立った姿勢から、背中を丸めて床に手をつける前屈。仰向けから、背中を丸めて起き上がる腹筋運動。どれも背骨の前側に強い力がかかるので、背骨がもろくなっている人には負担になる場合があると言われます。

もう一つは、強いねじりです。とくに、背中を丸めたまま深くねじる動き。

それから、首と背中の上を強く丸める逆さまのポーズ。肩で体を支えて脚を上げるポーズや、脚を頭の向こう側へ下ろすポーズなども、骨が弱い人には向かない場合があります。

ヨガやピラティスのレッスンには、前屈やねじりがたくさん出てきます。骨が弱いと言われている人は、次のような工夫を考えてみてください。

  • 前に倒れるときは、背中を丸めず、脚の付け根から体を折る。深さは浅くてかまわない
  • ねじりは、背中をまっすぐ保ったまま、できる範囲で小さく
  • 「このポーズは自分には向かないかもしれない」と思ったら、楽な姿勢で待つ
  • レッスンの前に、スタッフに「骨密度が低いと言われている」と一言伝えておく

インストラクターは、あなたの骨密度を知りません。言われなければ、分かりようがない。だから、一言伝えておくことが、自分の骨を守る最初の工夫になります。

どの動きを、どこまで避けたほうがいいかは、骨の状態によって違います。できるポーズの数を増やすより、避ける動きを把握しておくほうが先です。

暮らしの中にも、同じ動きは隠れています。床の段ボールを、背中を丸めて持ち上げる。洗濯かごを、腰をひねりながら持ち上げる。重い鍋を、腕だけで高い棚に上げる。荷物は、膝を曲げて腰を落とし、体に近づけてから持ち上げる。骨を守る時期には、こうした体の使い方の癖も、見直す価値があります。

溶岩の部屋でできること、できないこと

ここまで書くと、「じゃあ、溶岩ホットヨガは骨には関係ないのか」と思われるかもしれません。

骨に直接効く、とは書きません。暑さそのものが骨を強くする、という話を、私たちは知りません。

それでも、骨を守る時期の暮らしに、溶岩の部屋を組み込む使い方はいくつか考えられます。

一つめは、転ばない体の練習の場として。

床には、イタリア産の天然溶岩石「バサルティーナ」のプレートが敷かれています。裸足で立つと、足の裏から熱がじわじわ上がってくる。片脚を上げて木のポーズに入ると、額から汗が一粒、鼻先へ落ちていく。軸足の足の指が、床をつかもうと勝手に動く。ぐらつく。足を下ろす。もう一度。熱い床の上では、ふだん忘れている足の裏の存在を、いやでも思い出します。転ばない体の練習は、こういう地味な「ぐらついて、立て直す」のくり返しです。

二つめは、運動を続ける場所として。

骨のための運動は、続けてこそ意味があると考えられています。一度に頑張るより、週に何回かを、何年も。オンザショアは年中無休で8:00〜23:30まで開いていて、JR立川駅北口から徒歩1分です。朝の通勤前にも、仕事帰りにも寄れる。続けるための条件としては、悪くないと思っています。

三つめは、重さをかける運動を組み合わせる場所として。

ヨガとピラティスだけでは、骨への刺激は足りないかもしれない、と書きました。オンザショアには、女性限定のパーソナルトレーニング(1対1)があります。トレーナーと1対1で、筋トレを中心に体を動かすものです。パーソナルトレーニングも、溶岩の部屋(35〜40℃)で行います。

週1回・月4回の形で、料金は次のとおりです(税抜/税込)。

  • 会員 45分:39,920円/43,912円
  • 会員 60分:50,000円/55,000円
  • 非会員 45分:50,000円/55,000円
  • 非会員 60分:59,920円/65,912円

骨密度が低いと言われている人、骨粗しょう症の治療中の人、骨折したことのある人は、運動の許可範囲を記したメモを最初にトレーナーに伝えてください。暑い部屋での筋トレは、水分と休憩をいつも以上に意識することも欠かせません。

ヨガやピラティスを、自分の骨の状態を伝えたうえで1対1で受けたい人には、女性限定のパーソナルのヨガ・ピラティス(60分1回9,082円・税抜/税込9,990円)もあります。

食卓と日なたで、骨の材料をそろえる

運動が骨への「刺激」なら、食事は骨の「材料」です。

  • カルシウム:骨のおもな材料。牛乳・ヨーグルト・チーズ、小魚、豆腐や厚揚げなどの大豆製品、小松菜などの青菜に多い
  • ビタミンD:食べたカルシウムを体に取り込むのを助ける。鮭、さんま、いわしなどの魚や、きのこに多い。そして、日光に当たると皮膚でも作られる
  • たんぱく質:骨の中には、カルシウムだけでなく、たんぱく質でできた鉄筋のような枠組みがあると言われる。筋肉の材料でもある。肉・魚・卵・大豆製品・乳製品を、毎食少しずつ
  • ビタミンK:納豆や、色の濃い緑の野菜に多い。骨にかかわる栄養素のひとつと言われる

カルシウムを毎日の食事でどうとるか。まずは冷蔵庫の中を見てみてください。厚生労働省の国民健康・栄養調査でも、カルシウムをとっている量は、国が示す推奨量に届いていない状態が続いているとされています。朝のヨーグルトを一つ足す。みそ汁に豆腐と青菜を入れる。おやつを小魚やチーズに変えてみる。一度に多くとろうとするより、毎日少しずつのほうが続きます。

日光について。ビタミンDは、紫外線を浴びると皮膚で作られます。食卓だけでなく、一年中ほとんど日に当たらない暮らしも見直したいところです。顔は日焼け止めで守りながら、手の甲や腕に少し日を当てる。冬は日差しが弱いので、夏より長めに。真夏に長時間日に当たる必要はありません。朝のレッスンの帰りに、日なたを選んで少し歩く。それくらいの気持ちで十分です。

反対に、骨のために控えめにしたいものもあります。タバコ。お酒の飲みすぎ。そして、極端なダイエット。骨のために食べる話と、体重を減らす話を混ぜないでほしい。汗をかいて体重計の数字が少し下がっても、それは体の水分が減っただけです。骨を守る時期に、体を軽くすることを目標にしすぎないでください。

サプリメントで補う場合は、とりすぎにも気をつけてください。薬を飲んでいる人は、サプリメントを足す前に薬剤師へ飲み合わせを尋ねてください。

骨密度を、一度測ってみる

骨は痛みなく減っていくので、自分の骨の状態を知るには、測ってみるしかありません。

骨密度は、エックス線や超音波を使った検査で測ります。医療機関では、腰の骨や太ももの付け根の骨をエックス線で測る方法がよく使われます。かかとの骨を超音波で測る簡単な方法もあり、検診などで使われることがあります。結果は、若い成人の平均と比べてどのくらいか、といった形で示されることが多いです。

多くの市区町村で、一定の年齢の女性を対象にした骨粗しょう症検診が行われています。対象になる年齢、費用、受けられる場所は自治体ごとに違うので、住んでいる市区町村のホームページや、届いた検診の案内を一度確かめてみてください。職場の健康診断に骨密度の項目がない人も、自治体の検診なら受けられることがあります。

婦人科で更年期の相談をするときに、骨のことを聞いてみるのもいいと思います。ほてりの治療で知られるホルモン補充療法には、骨が減るのを抑える働きもあると言われています。骨粗しょう症の治療には、骨が壊されるのを抑える薬や、骨を作る働きを助ける薬など、治療の選択肢があります。どれが合うかは、骨の状態や持病によって違います。治療法は一律ではありません。

運動も食事も、治療の代わりにはなりません。治療が必要な骨なら治療を受けながら、運動と食事で支える。その順番を、取り違えないでください。

整形外科・婦人科へ行く目安と、運動前の相談

次のような変化がある方に加え、持病や怪我のある方、骨密度が低い方、骨粗しょう症の治療中の方、骨折歴のある方は、運動を始める前に医師に相談してください。

  • 若いころより背が縮んだ、背中が丸くなってきた、腰が曲がってきた
  • 立った高さから転んだくらいの軽い転倒で、骨が折れた(手首、腕の付け根、背骨、太ももの付け根など)
  • 急に背中や腰が痛くなり、動くと痛む、寝返りがつらい(重いものを持った、尻もちをついた、くしゃみをした、などのあとも含む)
  • 背中や腰の痛みが、はっきりした理由もなく続いている
  • 閉経が早かった、卵巣の手術を受けた、ステロイドの薬を長く飲んでいる、親が太ももの付け根を骨折したことがある、など骨が減りやすいと言われる事情がある
  • 骨粗しょう症の検診で「要精密検査」と言われた

急な背中の痛みは、背骨の骨折のこともあります。「ぎっくり腰だろう」「年のせいだろう」と自分で決めつけず、一度診てもらってください。

運動前の相談では、荷重や衝撃の強さ、前屈やねじりの範囲、暑い部屋で動く可否を聞き、避ける動きをメモにしてください。スタッフやトレーナーには、そのメモを見せれば説明の抜けを減らせます。

まとめ

  • 骨は毎日作り直されている。20歳前後までが「ため込む時期」、閉経前後からは減りやすい「守る時期」と言われる。
  • エストロゲンは、骨を壊す側の働きを抑えていると考えられている。閉経前後に、その守りがゆるむ。
  • 骨粗しょう症は痛みなく進む。背が縮んだ、背中が丸くなった、軽く転んで折れた、がサイン。
  • 骨は「重さ」と「衝撃」に応えて強くなると考えられている。体重をかける運動と筋トレを組み合わせたい。
  • ヨガとピラティスだけでは、骨への刺激は足りないかもしれない。そのかわり、転ばない体(片脚で立つ力・足首・お尻の横)づくりには出番が多い。
  • 暑い部屋では立ちくらみに注意。起き上がるときは、横向き、座る、立つ、の順でゆっくり。
  • 骨が弱いと言われた人には、背中を丸める深い前屈や強いねじりが向かない場合がある。避ける動きを整理し、レッスン前にスタッフに伝える。
  • 食事はカルシウム・ビタミンD・たんぱく質を毎日少しずつ。日にも少し当たる。タバコ、お酒の飲みすぎ、極端なダイエットは骨にもよくない。
  • 自治体の骨粗しょう症検診や婦人科で、骨密度を一度測ってみる。急な背中の痛みや、軽い転倒での骨折は、医療機関へ。

体験の案内

片脚立ちを熱い床の上で試してみたいなら、オンザショア立川店へ。所在地は東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3F、JR立川駅北口から徒歩1分です。年中無休、8:00〜23:30の営業なので、暮らしの中で続ける時間を選んでください。イタリア産の天然溶岩石「バサルティーナ」のプレートの床で、室温35〜40℃・湿度60〜70%の中で動きます。ヨガのクラスには男性も参加できます。

まず60分、立つ・座る・起き上がる感覚を確かめる体験から。ヨガ・ピラティスは期間限定で税抜1,800円(税込1,980円)、事前決済で受け付けています。ヨガマットのレンタルと、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚も料金に含まれます。

骨のために筋トレも組み合わせたい人には、女性限定のパーソナルトレーニング(1対1)の体験もあります。1回4,980円(税抜・税込5,478円)です。パーソナルトレーニングも、溶岩の部屋(35〜40℃)で行います。

予約はWebで24時間受け付けています。公式LINEからも、予約と質問ができます。レッスン中は電話に出られないことが多いので、「骨密度が低いと言われているけれど参加できるか」「前屈やねじりを控えたいことを、どう伝えればいいか」「パーソナルトレーニングで何から始めればいいか」といった質問は、LINEが確実です。

妊娠中の方は、溶岩ホットヨガには参加できません(常温のマタニティヨガがあります)。医師から運動を止められている方はご利用いただけません。持病・怪我や骨の状態に応じた運動前の相談は、上の「整形外科・婦人科へ行く目安」にまとめました。

体験の日は、医師から言われていることがあれば、メモにして持ってきてください。最初の一回は、前屈もねじりも浅めにする日、と決めて来るくらいでちょうどいいと思います。最後に起き上がるときは、ゆっくり。骨は、急には増えません。そのかわり、守り始めるのは今日からでもできます。

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