
同じたんぱく質量でも、酸性度と配合で話が変わる
唾液だけを見ていると、飲料側の違いが抜け落ちる。酸性のホエイ飲料を扱った実験では、pH、原料の種類、原料の製造元、それらの組み合わせが渋さの評価に関わっていた。pHは酸性度を表す指標だ。ホエイという同じ大きな分類でも、原料と液体の条件が変われば口当たりも変わり得る。[15]
この研究ではpH 2.2〜3.9の飲料を調べ、渋さの評価値は1.9〜5.2の範囲にあった。これは研究で使われた評価尺度上の値であり、市販品のラベルから自分の渋さを計算する点数ではない。濃縮ホエイと加水分解ホエイではpHが低いほど渋さが増す関係があった一方、分離ホエイではその関係が見られなかった。[15]
さらに、ホエイの主なたんぱく質の一つであるβラクトグロブリンを使った実験では、濃度と渋さの関係そのものがpHで変わった。pH 3.5では濃度0.25〜4%で渋さが有意に増し、4〜13%では一定だった。ところがpH 2.6では、濃度0.5〜10%の増加に伴い渋さは低下した。「濃いほど必ず渋い」という一本の線では描けない。[20]
同じ実験では、たんぱく質濃度が高くなるほど唾液流量も増加した。飲料は口の環境から一方的に影響を受けるだけでなく、口の生理的な条件にも関わる。唾液が多いか少ないかを飲む前の固定された性質として扱うと、この動きが見えなくなる。[20]
一方、バニラ風味の乳たんぱく質飲料を作った別の実験では、たんぱく質濃度10.5%の飲料は6.3%より渋さと感覚上の粘度が高かった。原料配合の違いでも評価は変わっている。この結果は、先ほどの酸性モデル飲料の実験を打ち消すものではない。配合や加工条件が異なる製品の結果を、同じ濃度の法則へ押し込めないことが要点だ。[19][20]
そのため、普段の一杯と比べる際は、粉の量だけでなく、何に混ぜたか、同じ製品か、作り方を変えたかも残すと整理しやすい。酸性度やたんぱく質の組み合わせが結果に関わった以上、別の飲料を使って「今日は唾液が少なかったから」と結論するのは難しい。自宅で酸や濃度を操作して実験の配合を再現する必要はない。[15][19][20]
加熱も無視できない。健康な若年者22人の予備試験と、18〜30歳および65歳以上の健康な84人の本試験を含む研究では、加熱したホエイ飲料は未加熱の飲料より、口が乾く感覚と濃厚さの知覚が有意に増し、甘さの知覚が減った。飲む温度だけの話に縮めず、飲料が受けた処理の違いとして読む必要がある。若年者と高齢者を含む結果を18〜39歳の女性にそのまま当てはめられるかは、別に確かめる必要がある。[16]
この研究は高齢者で粘膜への付着が増すことも結論している。ただし、年齢群の比較を、そのまま若い女性の運動前の変化へ置き換えない方がよい。対象者の年齢、飲料の処理、測った感覚を一緒に確認することで、口に残る現象の説明と、自分に起きる程度の予測を混同せずに済む。[16]
疑問の続きは、体で確かめるのがいちばん早い。
よくある誤解
「口が乾くなら、唾液を増やせば必ず飲みやすくなる」は言い過ぎである。唾液量を操作した人での実験では乾く感覚に差が出ず、飲用後に残るたんぱく質との関係が支持された。これは唾液の働きを否定する結果ではなく、流量だけで説明を完結させる見方を支持しなかった結果だ。[12]
「甘いものを足せば渋さは消える」という見方にも慎重さが要る。ホエイによる口の乾く感覚を扱ったナラティブレビューでは、粘度、甘さ、脂肪の調整による過去の軽減策には成功しなかったものがあり、潤滑を高める方向を検討している。甘さの不足と摩擦の問題を同じものとして扱えない。[2]
レビューが潤滑に期待を寄せていることは、家庭で何かを足せばよいという処方ではない。検討された50本の論文には、ホエイを原料としてどう改変すれば強化食品の乾く感覚を減らせるかという方法の提案がなかった。研究開発の方向として有望であることと、誰でも使える解決策が完成していることは別である。[2]
「渋さが強いほど、たんぱく質が多く、運動にも効く」という読み方も成り立たない。濃度と渋さの関係は酸性度によって逆向きになった実験があり、口当たりの点数を含有量の代わりにはできない。まして、ここで評価された渋さは筋肉の変化や体脂肪の減少を表す指標ではない。口の感想を栄養の成績表にしないことだ。[15][20]
また、試飲で気に入ったものが、家庭での評価とは分けて考えたい。粉末ホエイ飲料の比較研究では、家庭での使用試験の方が会場試験より総合的な好みの点数が高かった。好みが最も高い製品と低い製品は一致した一方、家庭試験でのみ粘度が好まれる要因、渋さが嫌われる要因として捉えられた。[14]
この結果は「家なら渋さがなくなる」という意味ではない。むしろ、自分で混ぜて日々飲む場面には、会場での評価だけでは拾いにくい口当たりや調製の経験があることを示している。試飲の一口と、運動支度をしながら飲む一杯を比べるなら、場所や作り方まで含めて考えたい。[14]

今日からできること
- まず飲む前の乾きと、飲み込んだ後のきしむ感覚を別々に言葉で残す。40人の実験でも、乾く感覚の評価と飲用後の唾液中たんぱく質を併せて調べていた。感覚だけで唾液量の増減を断定しない。[12]
- 普段の飲料と比べる日は、製品、混ぜる液体、粉と液体の量を記録する。pH 3.5と2.6で濃度と渋さの関係が異なった実験を踏まえ、濃さだけを原因にしないためである。[20]
- 甘さ、ざらつき、残る感じ、全体の好みを別の欄に書く。160人が参加した会場試験を含む研究では、家庭での評価が口当たりについて別の情報をもたらした。好みの一語で違いを消さない。[14]
- 自宅で動く前か、移動後か、運動後かを添える。運動による唾液の成分や口の温度などの変化も論じられているため、「運動する日」というくくりだけにしない。[1]
- 甘さや脂肪を足すことを決まった解決策にしない。50本を扱ったレビューが示す潤滑への着目は、個人向けの配合手順とは異なる。飲みにくさが続く場合は、無理に飲み切る工夫より選び直すための記録として使う。[2]
記録は、渋さを我慢するための宿題ではない。たとえば、飲む前から口が乾いていた日と、飲んだ直後から頬の内側に残る感じがした日を区別できれば、同じ「乾く」という言葉の中身が見える。人での実験が示す付着の可能性と、流量の操作で差が出なかった結果を、どちらも手放さずに考えるための手掛かりになる。[12]
比較するときは、気になった日にだけ詳しく書くより、飲みやすかった日の条件も残すと問いが具体的になる。製品を替えた日だけ渋かったのか、同じ製品でも場所が変わったのかを分けて眺めるためだ。これは原因を証明する試験ではない。家庭と会場で評価の違いが見られた研究を、自分の選び方へつなぐ整理法である。[14]
口当たりを比べている途中で、栄養として必要な量や運動の成果の話に飛ばないことも大切だ。酸性度や配合が渋さに関わるという結果は、感じ方の説明を豊かにするが、渋い一杯を選ぶべき理由にはならない。いつもの飲み物が今日も同じか、という小さな問いを、その大きさのまま扱えばよい。[15][19][20]
オンザショア立川店で、運動の予定を生活に置く
プロテインを飲んだ時点と運動を始める時点を区別するには、レッスンの開始に合わせて支度の流れを考えると整理しやすい。オンザショア立川店の営業時間は8:00〜23:30で、年中無休である。JR立川駅北口から徒歩1分、東京都立川市曙町2-14-10 エトロワビル3Fにある。通う時間を予定に置く際は、この営業時間と場所を手掛かりにできる。
ヨガの体験レッスンは税込1,980円。60分のレッスンに、バスタオル2枚、フェイスタオル1枚、ヨガマットのレンタルが含まれる。内容や通い方を確認する入口は、店舗トップ、料金、体験の予約である。
溶岩プレートを敷いたスタジオでのホットヨガに加え、常温のヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなどもあり、ヨガだけで25種類以上のレッスンがある。妊娠中は溶岩ホットヨガには参加できず、常温のマタニティヨガがある。医師から運動を止められている方は利用できない。運動の予定を続ける仕組みとして、時間、場所、レッスンの選択肢を確認する場所である。

参考文献
[1] Astringency of Whey Protein Drinks: Origin, Exercise-Induced Modulation, and Strategies of Sensory Optimization — Zhu W, McClements DJ, Yang K, Zhu Y, Chen J. / 年: 2025 / 誌名: Comprehensive reviews in food science and food safety / 被引用: 1. DOI: 10.1111/1541-4337.70319
[2] A narrative review investigating the potential effect of lubrication as a mitigation strategy for whey protein-associated mouthdrying — Giles H, Bull SP, Lignou S, Gallagher J, Faka M, Methven L. / 年: 2024 / 誌名: Food chemistry / 被引用: 4. DOI: 10.1016/j.foodchem.2023.137603
[3] Invited review: Astringency in whey protein beverages — Carter BG, Foegeding EA, Drake MA. / 年: 2020 / 誌名: Journal of dairy science / 被引用: 20. DOI: 10.3168/jds.2020-18303
[12] Whey Protein Derived Mouthdrying Found to Relate Directly to Retention Post Consumption but Not to Induced Differences in Salivary Flow Rate — Norton V, Lignou S, Methven L. / 年: 2021 / 誌名: Foods (Basel, Switzerland) / 被引用: 4. DOI: 10.3390/foods10030587
[14] Comparison of a central location test versus a home usage test for consumer perception of ready-to-mix protein beverages — Zhang MT, Jo Y, Lopetcharat K, Drake MA. / 年: 2020 / 誌名: Journal of dairy science / 被引用: 15. DOI: 10.3168/jds.2019-17260
[15] Application of infrared portable sensor technology for predicting perceived astringency of acidic whey protein beverages — Wang T, Tan SY, Mutilangi W, Plans M, Rodriguez-Saona L. / 年: 2016 / 誌名: Journal of dairy science / 被引用: 6. DOI: 10.3168/jds.2016-11411
[16] An Investigation of the Influence of Age and Saliva Flow on the Oral Retention of Whey Protein and Its Potential Effect on the Perception and Acceptance of Whey Protein Beverages — Norton V, Lignou S, Bull SP, Gosney MA, Methven L. / 年: 2020 / 誌名: Nutrients / 被引用: 11. DOI: 10.3390/nu12092506
[19] Ready-to-drink protein beverages: Effects of milk protein concentration and type on flavor — Vogel KG, Carter BG, Cheng N, Barbano DM, Drake MA. / 年: 2021 / 誌名: Journal of dairy science / 被引用: 18. DOI: 10.3168/jds.2021-20522
[20] Role of protein concentration and protein-saliva interactions in the astringency of whey proteins at low pH — Kelly M, Vardhanabhuti B, Luck P, Drake MA, Osborne J, Foegeding EA. / 年: 2010 / 誌名: Journal of dairy science / 被引用: 26. DOI: 10.3168/jds.2009-2853
この記事の情報は2026年10月時点のものです。個別の健康状態については医師にご相談ください。
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